小さい頃の予想が的中。カネを貸してる息子に不満ながらも頼りたい女74歳

(回答者に交代)

坂井眞:
はい、よろしくお願いします。

相談者:
はい、よろしくお願いします。

坂井眞:
あのお、え、弁護士から見て、ま、500万、最初は600万か、

相談者:
そうです。

坂井眞:
600万の負債を、ええ、1万円ずつ返すっていうのは、間違いなく借金の返済なんだけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
けれども、その、返す姿勢を見せ続ける事に意味があるっていう返し方なんですよね。

相談者:
あー、それがわたしあまりい、いひひ(笑)

坂井眞:
あのお、もちろん、かえ、返さなきゃいけないんですよ。

相談者:
はい

坂井眞:
だけど、あの、単純に考えたってえ、10年返しても、120万でしょ?

相談者:
はい

坂井眞:
ね?

相談者:
そうですね。

坂井眞:
そうすると、600万って事は、50年って事?

相談者:
はい

坂井眞:
ですよね?

相談者:
はい

坂井眞:
で、50・・

相談者:
今、5000円なんですよ。

坂井眞:
え?

相談者:
今、5000円なんですよ。

坂井眞:
ええ、だから5000円が(笑)元々5000円だったら、100年とかなっちゃう訳じゃないですか?

相談者:
そうです。

坂井眞:
だから、返すのは間違いないんだけれどもお、

相談者:
はい

坂井眞:
本当は、もう、それは、間違いなく返さなきゃいけない借金だから、毎月、毎月、1万円持って来るっていう事の方が、本当は、大きい意味があったんじゃないかな?というふうに、

相談者:
そうですね。

坂井眞:
金額の決め方からすると、感じるし、

相談者:
はい

坂井眞:
お母さんだって、元々そういう部分はあったんじゃないですか?

相談者:
・・・

坂井眞:
貸してあげた、返してもらいたいけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
あの子が、そんなにすぐ何百万を3年で返すとは思えないから、

相談者:
それは思ってましたね。

坂井眞:
それで、1万円って決めたんでしょ?

相談者:
いや、「1万円なら返せる」っていう事でえ、

坂井眞:
うん

相談者:
月1万円にしましたけど、

坂井眞:
うん

相談者:
今度、返せないから5000円っていうふうになったんですよね。

坂井眞:
10年前っていう事は、あなたが64才の時じゃないですか。

相談者:
そうですね。

坂井眞:
で、その時に、決めた事があ、600か月で返すって話だから、

相談者:
はい

坂井眞:
ええ、50年ですか?

相談者:
50年ですね。

坂井眞:
あはは(笑)だからあ、

相談者:
そこまで考えなかったですね。

坂井眞:
うん、で計算するとね、今計算するとお、

相談者:
はい

坂井眞:
生きてる間に全部返してもらおうっていう約束ではないんだよね。

相談者:
そうですね。

坂井眞:
うん、

相談者:
はい

坂井眞:
そこまで考えると、もう少し、なんかそのお、おー、返って来るのは・・
弁護士としてはね、なかなか、今、あの、息子さんの収入聞いてないから、分からないけど、

相談者:
いやあ、あまりもらってないんですね。

坂井眞:
うん、だって「小遣いからしか、返せない」って、言ってて、

相談者:
はい、はい

坂井眞:
って話だからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
なかなか、元々の約束でも、生きてる間に返んない話だったんだから、

相談者:
ああ、そうですね。

坂井眞:
今になって、全額返してくれないからって怒ってみても、

相談者:
はい

坂井眞:
あなたが疲れるだけかな?と思うので、

相談者:
ああ

坂井眞:
ポイントは、5000円でも、1万円でもお、

相談者:
はい

坂井眞:
おお、必ず返してもらう事。
あとは、あとは、息子さんに、あのお、おっしゃっておられたけど、「せめて、年に2回にするんじゃなくて、5000円ずつでもいいから、毎月送って来い」と、

相談者:
そうですね。

坂井眞:
それを強く言うって事じゃないのかな?

相談者:
それえ・・・

坂井眞:
これやっぱりね、毎月送って来るっていう事が、誠意の、あら、こう表れ方なんでね、

相談者:
ああ、そうですね。

坂井眞:
そういうところにポイントを置いて、

相談者:
ええ

坂井眞:
これ、「全部返せ」と言ってみても、なかなか、ちょっと虚しいとこあるじゃないですか。

相談者:
あ、そうです。

坂井眞:
元々、そういう話じゃないと思うから。

相談者:
はい、はい

坂井眞:
今、資産があるんだったら、

相談者:
はい

坂井眞:
「それを売って返せ」って、言えるだろうけど、現実には難しそうでしょ?

相談者:
いやあ、難しいですね。

坂井眞:
うん

相談者:
今度、息子との関係が凄く悪くなりますね。

坂井眞:
ええ

相談者:
今でも、何とかあ、保ってるんですけれどお、

坂井眞:
例えばね、

相談者:
はい

坂井眞:
えーっと、600万を貸した事っていうのは、別に書面とかは作ってないんだよね?覚、証書みたいな。

相談者:
ああ、ちゃんと借用書取ってます。

坂井眞:
取ってる。

相談者:
はい

坂井眞:
で、そうして、月々返してるんだから、時効には掛らないですよ。

相談者:
ああー、

坂井眞:
毎月返していれば、債務がある事を承認してる事になるから、

相談者:
はい

坂井眞:
10年前の借金でも、例えば半年前に3万円ぐらいもらったとかはある訳でしょ?

相談者:
・・・

坂井眞:
無いの?

相談者:
半年じゃ・・あ、半年に一回ですね。

坂井眞:
うん、だから、今から一番近いところは、いくらもらいました?

相談者:
ええ・・3万円ですか。

坂井眞:
3万円。

相談者:
はい

坂井眞:
ま、5000円だと半年3万円ですよね?

相談者:
はい

坂井眞:
で、そうするとお、借金がある事が分かっていて、返しに来ているって言う事なんで、

相談者:
はい

坂井眞:
ま、理論上はね、返したものも、その、帳簿とか付けてないと、証拠の問題あるけど、

相談者:
証拠はちゃんと、あのお、帳面に書いてあります。

坂井眞:
あ、そうですか。

相談者:
はい

坂井眞:
で、そうすると、時効には掛ってないからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
もしい、息子さんに、「給料は少ないけど、なんか資産があるんだったら、それ、弁護士・・さんに頼んで、訴状やってくれ」って言ってえ、
「ダメなら強制執行するぞ」とかいう事も、理屈の上ではあるけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
元々、息子さんに対して、そんな事するつもり、無いんですよね?

相談者:
あ、そこまでやっちゃうと、ホントにあの、今何とか上手くやろうっていう、間柄、なので、

坂井眞:
ですよね?

相談者:
ちょっとできないですね。

坂井眞:
うん、そうやって、お聞きをしてしまうと、

相談者:
はい

坂井眞:
あのお、

相談者:
出来ないですか、何も。

坂井眞:
うん、だから、出来なくはないけど、やるとしたら、そういう事だ、っていう話なんですよ。

相談者:
ああ・・

坂井眞:
で、そういう事はできる、材料は揃ってそうな気はするんですけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
息子さんとの関係を気い使っておられるからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
「えー、あの、母さんそこまでやるのか」って思われて、関係壊れるのは、

相談者:
だと思います。

坂井眞:
嫌だったら、

相談者:
はい

坂井眞:
なかなかそこまではやれないだろうなあと思って、

相談者:
ああ、やれないですね。

坂井眞:
で、そうするとお、元々、だけど、600万助けてあげようと思って払ってる時にい、

相談者:
はい

坂井眞:
えー、この子が全額、すぐ返してくれるだろう、とは思ってなかったように、

相談者:
あ、思ってはいないです。

坂井眞:
お見受けするので(笑)

相談者:
はいはい

坂井眞:
「月1万で」っていう話もね、

相談者:
はい

坂井眞:
50年掛けて返してもらおうみたいな話だからあ、

相談者:
はい

坂井眞:
元々は、そういう話じゃないんだったら、

相談者:
はい

坂井眞:
今は、「わたしに助けてもらった事、ありがたいと思うんだったら、せめて、金額は5000円でもいいから」
まあ、1万円の方が良いけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
「月々でも、ちゃんと、送って来なさいよ」っていう、話ぐらいにしといた方が良いのかなと、

相談者:
あ、それはですね、

坂井眞:
うーん

相談者:
わたくしは、あのお、色々わたしい、年行って来ましたので、

坂井眞:
はい

相談者:
やっぱり、むす、息子が長男ですから、

坂井眞:
はい

相談者:
あの、もしやって、わたしがあった時に、

坂井眞:
はい

相談者:
色々やってもらいたい事があるのでえ、

坂井眞:
うん、

相談者:
「あのお、ちょっとお話あるからあ、来てくれないかな」って言いましたら、

坂井眞:
はい

相談者:
それが、なかなか1年経っても来ないんですよ。

坂井眞:
うーん・・今、住んでらっしゃるところって、離婚した娘さんと同居だって言ってましたよね?

相談者:
ええ、い、あの、息子、娘は、あの、ちょっと難病で、

坂井眞:
ああ、そうですか、

相談者:
やっと仕事行って、離婚してわたしと何とか暮らしてます。

坂井眞:
その、暮らしてらっしゃるご自宅は、あなたの物ですか?

相談者:
わたしの物です。

坂井眞:
うん、そうするとお、1つは、息子さんから返してもらう話も、もちろん心配だけれども、

相談者:
はい

坂井眞:
あと、50年、60年頑張れる年でもないと思うから(笑)

相談者:
ないです。

坂井眞:
失礼ながら(笑)

相談者:
今、今あ、もう、何とか生きてます。

坂井眞:
うん、

相談者:
はい

坂井眞:
で、だとすると、その難病を持ってらっしゃるう、お嬢さん?

相談者:
はい

坂井眞:
42才の、

相談者:
はい

坂井眞:
う、だって、もし、あなたが亡くなった時の事を考えたら、

相談者:
はい

坂井眞:
その、ご自宅を誰がどう使うのかっていう問題も出て来る訳でしょ?

相談者:
それも話したいんです。

坂井眞:
だから、そういう事もきっちりしておかれた方が良いので、

相談者:
はい、はい

坂井眞:
そっちの方が心配かな?話聞くと。

相談者:
ああ、そうですね、それを、

坂井眞:
そういう事、中心に考えて、

相談者:
はい

坂井眞:
後、「ありがたいと思うんだったら、もうちょっとちゃんと示してよ」っていうのを、一緒にするのは良いんじゃないかな。

相談者:
ああ、そうですねえ。

坂井眞:
ちょっと、ご相談のお、趣旨には、ストレートに答えてない、話になっちゃったけど、

相談者:
いえいえいえ、

坂井眞:
うん

相談者:
参考、この参考にさせて、て頂きます、はい。

(再びパーソナリティ)


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