不登校のセオリー。夫婦間に問題。加藤諦三も拍子抜けした男が放った一言
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
最初っからやっぱりい・・認めなーいことから出発してんですよね。
相談者:
・・うーん
加藤諦三:
夫婦関係は悪いと認めなかったんですよねえ。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・だけどお・・問題はとにかく、夫婦関係が、ふ、上手く行ってない。ま、大原先生の言葉で言うと、心が触れ合ってない関係なんですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
そこが問題なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
だから・・「不登校」と騒いでいれば・・
相談者:
はい
加藤諦三:
夫婦関係という、真の問題から、目を背けていられるんです。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
本当の問題は夫婦関係なんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどここは認めたくない・・それからもう1つ認めたくないもの、あ、せっかく大原先生が苦労してね、
「いや、いい関係になったね」って言ったのに・・
大原敬子:
(笑)
加藤諦三:
また僕がね・・いろいろ、言ってしまうけど、
あなたやっぱり、なんか、め、劣等感がありますよねえ。
相談者:
はい、劣等感、だらけだと思います。
大原敬子:
うん
加藤諦三:
うーん
相談者:
あのお、自分が嫌いです。
加藤諦三:
ああ、いや、なんか・・
大原敬子:
うん、凄い素直。
加藤諦三:
ガタって来ちゃうな、僕。
大原敬子:
(笑)
加藤諦三:
いや、これ、ここは認めないのかと思ったんだけども、
大原敬子:
素直・・
加藤諦三:
そうなんですよ、そこが問題なんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
すべっての問題はそこなんです。
・・ただこれ認めないだろうなと思ったんですけど、あっさり認めましたので、
相談者:
はい
加藤諦三:
今のあなたで行けばすべて解決します。
大原敬子:
うん
相談者:
はい
加藤諦三:
今、心の問題を正直に認めたことで・・この問題なくなったわけですから。
・・もう今まですべて上手く行かなかったことがすべて上手く、行き始めます。
大原敬子:
うん
加藤諦三:
・・明るい未来です。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・この心の姿勢忘れないで下さい。
相談者:
はい
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
ありがとうございました。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
はい
加藤諦三:
表向きの課題の裏に、真の課題がある。パラタクシス(*)的歪曲といいます。
(*)パラタクシス:parataxis
自己防衛機構の一種で、相手を偏向して捉えること。