独身40男の失踪。家族を避ける理由が分からず途方にくれる姉に番組も為す術なし

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
いやあ、これはちょっと確かに・・
「どうします?」って言われてもお・・答え、ま、ホントに大迫先生が、ご説明・・いただいた事が全てだと思うんですけれども・・
なんか・・

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたが、す、す・・電話掛けて来てくださった事の中には、まだ何かやることってあるんじゃないのかな?ってことですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
なんかこのまま放っておくのがちょっと・・

相談者:
なんか取り返しがつかないこと、が、なければいいなと・・

加藤諦三:
うーん「取り返しがつかないこと」・・だけど・・これからどう・・これ以上・・なんか、や、やることっていうのは、ど・・だ、誰からもアドバイス・・できないですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
なんか・・ごめんなさいね。

相談者:
すいません。

加藤諦三:
いや、これはこうした方がいいっていうようなことを・・あのお・・アドバイス・・できなくて。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど、あなたがそれで、何もやってないということに罪悪感を持つことはないと思いますよ。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
・・なんか罪悪感があるの?

相談者:
いえ、ただあ、力不足なのかなと。

加藤諦三:
うん、だから何となく罪悪感が・・このまま放っておくことには罪悪感があるっていうことですよね?

相談者:
・・姉なので何かやってあげれるかな?・・と思ったんです。

加藤諦三:
あー、何かやってあげられるかなと思ったということですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、分かりました・・

相談者:
#$%◆

加藤諦三:
あの十分な答えができなくて申し訳ないですけれども。

相談者:
いえ・・ありがとうござい・・

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
失礼します。

加藤諦三:
自分ができることを全てやったら、あとは神様のすること。

(内容ここまで)

加藤諦三:
それでは、マイクに向かって弟さんに呼びかけてください。

 

茶化してスマン m(__)m

お姉ちゃん、相当参ってる様子。

 

女 「昨日ずっと銀行の前で待っていて鉢合わせした」

これ、ワラをもなんとか?

通帳に記帳されているATM番号で店舗まで特定したのなら意味はあるけど。

女  「この人違うかな?と思って追いかけたんですけど、合っているかどうかは分からないです」

なんや、それ鉢合わせとは言わんよ。
てか、それこそ即行で記帳して確認せんと。

 

張り込み、友達への聞き込み・・

中年の姉弟がそこまでやるかって感じなんだけど、弟のことを知ってる姉ならではの嫌な予感っていうのかね。

途方に暮れる女が相談に期待してたのは、ATM操作の本人確認や、携帯電話から位置確認をする方法はないのか?ということ。

もちろん、やろうと思えばどちらも簡単。

ATMは監視カメラで撮影されてるし、携帯に電源が入れば繋がった基地局が電柱単位で分かる。

だけど、いずれも事業会社の機密情報だ。

犯人逮捕なんかには威力を発揮するけど、言い換えれば提供されるのはそういったケースだけ。
直接頼んだって門前払い。

ちまたでは「捜索願い」の呼び方の方が通りがいいようだけど、受理された失踪届は、ただの行方不明者と特異行方不明者で区別され、警察の対応は全く異なる。

大迫さんが言っていたのは、ただの行方不明者に対する対応の方で、データベースに登録する以外、特に何も行われない。

交通違反や職質を始めとする警察とのなんらかの接点が生じ、照会でヒットするのを期待するしかない。

女が警察に言われたとかいう、
「事件性があれば」

これが特異行方不明者で、誘拐、拉致、事故などの被害者、あるいは逆に他者に危害を加える可能性有りとなって捜索が行われる。

事件性には、自殺の可能性も含むらしいんだけど、さて。

 

警察庁によれば、失踪届のうち、一ヶ月以内に所在確認が出来たのが全体のおよそ80%。

2ヶ月連絡が取れない弟さんは、この統計から言えば確かに心配されるレベルかもしれない。

女  「なんか取り返しがつかないことが・・」

同棲相手と面識はあるのかしら?
一度会っておいたら?

いや、今の状況って、その女が弟のカードと携帯を持ってるだけで作リ出せるから。

弟?
そこまではいくらアタシでも言えん。

大迫さんはサラッと二文字を口にしよったけど。

とにかく、いくら無断欠勤したことがなくても、失踪する理由が見当たらなくても、後始末さえ抜かりなくやれば、中年男をこの世から消し去ることが出来ることだけは分かった。

 

以下は、平成27年行方不明者の状況 <警察庁生活安全局>

年間に警察で受理された失踪届は8万2,035件。

もっとも、所在確認できた件数が年間8万232件なので失踪が長期化するのは3%程度。

ただし、所在確認の件数には死亡が4,092件含まれる。
5%を占める。

 


独身40男の失踪。家族を避ける理由が分からず途方にくれる姉に番組も為す術なし」への1件のフィードバック

  1. 私が不思議に思ったのは、通帳は実家に置いてあって、姉が記帳できたという点。
    45歳の男性が、実家からは独立して住んでいて、通帳、実家に置いておく?
     それとも、同棲していた家に置いたまま失踪したということなのか?
    同棲していた部屋は引き払ったということだから後者か。
     携帯電話も、繋がるけど切れるって、弟は着信拒否はしてないんだな。(色々な番号からかけてるのかもしれないが)

     こういった場合、やはり自分で探すのには限界があるだろう。   
     本当に探し出すつもりだったら、
    お金がかかっても探偵に頼むしかないんじゃないか。

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