「自分を好きになって自信を持ってほしい」不登校の娘に投影する男自身の奥底
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あなたには「自分が分かってほしい」っていうことを言われたんですよ。
相談者:
はい
加藤諦三:
そこが、ポイントです。
16歳の、お嬢さん・・を、理解するんじゃなくて、あなた自身を理解する。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
というのはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなたお嬢さんに対してえ、
相談者:
はい
加藤諦三:
「自分を好きになってほしい」・・お嬢さんは「自信がない」・・
相談者:
はい
加藤諦三:
「自信を持ってほしい」と言ったんです。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、このお嬢さんの説明は・・あなた自身の説明。
相談者:
はい
加藤諦三:
ん、「はい」って・・すごく素直に言ったね。
相談者:
・・
加藤諦三:
あなたは、自分ん、が、じゅん、嫌いなんですよ。
相談者:
・・それはありますね。
加藤諦三:
いや、は・・
田中ウルヴェ京:
フフ(笑)
加藤諦三:
なんか拍子抜けるほど素直に・・あなた自分を認めたねえ。
も、全部解決です、これ。
田中ウルヴェ京:
うん
加藤諦三:
お嬢さんについて、あなたがした説明は・・あなた自身の説明なんです。
相談者:
・・ああ
加藤諦三:
お嬢さんが自信がないって言ったけど、違う。
あなたが自信がないの。
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんに自信持ってほしいって言ったけど、これ違うの。
あなた自身が自信を持ってほしいの。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
あ
加藤諦三:
これが分かればあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんとの・・心の・・通路ができるわけですよ。
田中ウルヴェ京:
うん
相談者:
ああ
加藤諦三:
あなたはお嬢さんに関心がないんですよ。
相談者:
・・
加藤諦三:
お嬢さんが好きじゃないんですよ。
相談者:
・・ああ
加藤諦三:
お嬢さんがほしいのは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
わたしに対する・・積極的な関心。
相談者:
あーあ
加藤諦三:
で、どうしようか?ったって、どうしようもない。
相談者:
はい
加藤諦三:
お嬢さんに対する関心を、持たなければ。
相談者:
・・はあ
加藤諦三:
お嬢さんがあ・・「テニスこうやれ」って言ったら「こうやった」つって突っ張るのもね?
相談者:
はい
加藤諦三:
・・わたしに関心を持たない、父親に対する、抵抗なんです。
相談者:
そう、そういうことですね。
加藤諦三:
決定的なのはね?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
あなた自身の劣等感。
相談者:
はい
加藤諦三:
これが、問題の核です。
相談者:
はい
加藤諦三:
これが・・あなたが、理解できてるから・・も、解決つきます。
相談者:
分かりました。
加藤諦三:
よろしいですね?
相談者:
はい&#△%
加藤諦三:
頑張ってね。とにかく・・
相談者:
はい
加藤諦三:
3人で・・上手くやりましょう。
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
はいどうも失礼します。
相談者:
はい、失礼しまあす。
加藤諦三:
自分の心の底の底にあることを、相手にあるとみなすこと。投影といいます。
発言の端々から、子供を煩わしく思ってるのがひしひしと伝わる
明るく前向きになってほしいんじゃなくて、自分がほったらかしても問題ない人間になって
俺を煩わせてくれるなというのが本音でしょ
いいお父さんである必要もないしこの相談者さんは、それどころじゃないんだろうけど、理想を言えば
娘が「先生のやり方は違うもん」と言ったときに
「そうかそうか、先生の言いつけは守らんとなー」と、ニコニコしてくれるような度量のあるお父さんであってくれればね、と思う
うんうん、想像しただけで素敵なお父さんです。そういうお父さんなら、こうなってないだろうなぁと、私も思いました。
うるべ、最近の回答はなかなか的を射ていい感じ。やっと回答者らしくなってきたな。
ただ話し方がなー、
なんでアドバイスしながら声がクスクス笑うみたいに揺れるんだろう?すごく不快。馬鹿にしてる感じがする。「あなた、私の言葉理解できますぅ~?」って上からな感じ。
そのくせ「要は」を多用するわりには、全く要約されてないし。
メンタルトレーナーと言うからには
相手からどう見えるか、どう思われるかなんてことは
細部まで神経使ってほしいな
ウルヴェ先生、今回は素敵でした。
言葉を選びながらも、本質を突いていた気がします。
辞めなくて良かった(辞めるとは言っていないけど)と思いました。
私にも娘がおります。長女は社会人です。この相談者家庭のように娘が不登校になったことはないし、彼女とは距離感はありつつも良い親子関係でいると思っているけど、一度だけ怒ったことがあって。それがこのパパさんのシチュエーションにちょっと似ていたんです。遅い反抗期だったのか、長女が19才ぐらいのときにカミさんのことを2、3週間ぐらい無視していたんです。黙って見守っていたんですけど、カミさんの悲しそうな表情を見たら許せなくなってしまって。激高しました。すぐにカミさんに泣いて謝ってくれ、カミさんも泣いて彼女を抱きしめていましたが、苦い思い出です。女の子の父親のほとんどがそうだと思うんですが、年頃の娘と何を話していいのかわからないんですよ。なのでこの相談者さんにものすごくシンパシーを感じました。いつか良好な関係が築けることをお祈りします。