倒れて痴呆になった生活保護の叔父の本が売れ出した!どうする?印税収入

テレフォン人生相談 2021年8月21日 土曜日

叔父の奥さんの清々しいまでの薄情さ。
ま、こういうのは自業自得ってこともあるので。

 

たとえばサイトのアクセスが急増して何事かと思ってるとパーソナリティや回答者の訃報を知ったりする。

過去本が当たったというのも似たようなもんじゃないのかしら。
amazon様様。

 

印税とは著作者が受け取る使用料の通称で、所得税の対象という以外、税金とはなんの関係もない。
書籍の場合、価格の10%前後というのが相場。

千円の本が百冊売れると1万円の収入。
1千冊で10万円。

ここらへんのレベルじゃないのかしら?
しかも特需。
そのうちまた年700円に戻る。

何が言いたいかっていうと、成年後見人を検討するような状況じゃないってこと。

叔父の生活保護費は施設費に右から左。
印税収入があれば、郵送される出版社の支払い明細を申告すればいい。
収入に応じて生活保護費に反映される。

入退院の手続きを代行してきたんだからATMにもアクセスできるんでしょ。
小口の支出はノートに付けておけばいい。

ここまで成年後見人は必要ない。
出版社が著作者の納税に口出すのもイミフ。

 

塩谷弁護士の説明が嘘っぱちなので誤解を受けそうなので、あえて。

成年後見人等の申し立てに関係してくるのは推定相続人。
叔父の場合、前妻との間と、前前妻との間の子ども2人。

成年後見人等申立書を見れば分かるが、この2人の署名捺印と印鑑証明書の添付がなければ、希望する後見人等欄に相談者の名前を記すことができない。

もっとも、叔父は生活保護だから2人が反対する理由はない。

あとは医師の所見。
これも後見人相当になるのは明らか。

成年後見人の開始決定はスムーズに進むでしょうよ。

なんだけど、財産目録(何もないが)の作成やら、裁判所への報告やら、倍増した手間は叔父が亡くなるまで続く。

入が年700円に戻ってもやめさせてもらえません。
それ、誰得?

 

もし印税収入や、あるいは祖母の遺産に対して邪(よこしま)な企みがあるのならなおさら。

今のままならネコババしてもたぶん誰も気づかない。
気づかれたとしても、言ったってただの親族間の民事トラブル。
(もし福祉課が気づけばちょいと面倒ではある)

ところが、同じ行為が成年後見人なら刑事罰。
ブタ箱行きだ。

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 塩谷崇之(弁護士)

相談者: 男 遠方に住む父 父の弟(叔父)は養護施設入所中 叔父には前妻の娘と離婚した後妻の息子がいる

続きを読む 倒れて痴呆になった生活保護の叔父の本が売れ出した!どうする?印税収入