説得し終えて自問自答する言い出しっぺ一人娘。両親老人ホームで得するのは誰?
(回答者に交代)
田中ウルヴェ京:
えー、今日ちょっと、あの、ご紹介をしたいことが、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
あの、まず1つ、えー、後悔を、している自分ということに関してですが、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
あのお、これも変な言い方ですけれど、
わたし達たぶん、これからもずっといろいろ後悔をしていくと思います。
恐らくわたし達、ま、自分も50代ですが、あの、今までの人生の中で、曇りひとつなく、後悔、のない人生だったって・・言い切れることって・・恐らく、かなりいろいろ忘れ・・てる・・人だと思います(苦笑)。
相談者:
あ、アハハハハ(苦笑)はい
田中ウルヴェ京:
(苦笑)はい
まず1つ、こう・・え、ポジティブに捉えていただきたいのは、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
ホームに、行、行かせてしまったら、自分が後悔するかも、という、この後悔という気持ちは、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
あなたの、親御さんに対する愛情の表れだと思いますので、まず、そりゃ後悔するよね、っていうことは大事です。
ただ・・もしかして・・
相談者:
ええ
田中ウルヴェ京:
自分のどこかに・・なんかちょっとスッとしたとか、ホッとしたとか・・
相談者:
あー、はい
田中ウルヴェ京:
ちょっと楽になったと(含み笑い)感じてしまう自分に・・
相談者:
ええ、ええ・・はい
田中ウルヴェ京:
もし罪悪感があるのであれば、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
これはこれで・・当たり前のことだと思います。
もしかしたらそのことが、あなたにとっては、いけないことと思われてるかもしれませんが、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
そうなのであれば・・楽にな・・るかも、て思っちゃう自分、得するかもって思っちゃう自分という、この、裏にも・・
相談者:
ええ
田中ウルヴェ京:
それだけあなたが頑張って来たっていう表れでもあります。
相談者:
(苦笑)
田中ウルヴェ京:
そのようにはあまり感じないですか?
相談者:
◆#っと、頑張ってないと思いますね。(苦笑)すいません。
田中ウルヴェ京:
何を、何を頑張らなかったのでしょうか?
相談者:
もう少しい、うん、可愛らしい娘、でいたかったけれどもお、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
そうはなれない・・自分・・
それと、あと、昔の親あ、は、ま、こうじゃなかった・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
今こんなで、全然違う。
ま、ま、悪い、悪いふうになってしまったっていう意味なんですけれど、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
例えば頑固にな、ったとかあ・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
ま、嘘をつくとか、
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
そんな人じゃなか、ったでしょ、っていうような思いがあって、イライラしたりとか・・
田中ウルヴェ京:
はい・・うん
相談者:
もうちょっとわたしが大人になって、今度はその、子どもに返ったん、だっていうふうに思って・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
接すれば・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
摩擦も起きないだろうに・・っていうよなことも、いろいろあって・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
で、ま、全体的にも・・ん、よくやってないなっていう感じがしてしまいますね(苦笑)。
田中ウルヴェ京:
あ・・今の、おっしゃってくださった言葉はすべて、あー、頑張られたんだなあってわたしは表現すると思います。
相談者:
・・そうなんですか。
田中ウルヴェ京:
はい。え、なぜならば、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
「可愛らしい娘に、もうちょっとなれば良かった」つまり・・頑張ろうとしたのに可愛らしくなれなかった、なぜならば、昔の親じゃ、なくなっちゃったから。
頑固だし、嘘を、つくし。
そのことに対してイライラする自分がいた。ということに、あなたがあなた自身にイラついたり、残念だと思ってるってことですよね?
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
うん
このように・・自分のやった行動を、もっとこうすれば良かった、もうちょっと良い娘になっておけば良かったと・・自責の念に駆られる方は、
相談者:
ええ
田中ウルヴェ京:
頑張り屋さんです。
相談者:
あ
田中ウルヴェ京:
なぜならそのこと自体に、ストレスにすらならない方も、多くいらっしゃいます。
「親が嘘をつくから、イライラするのが当然でしょ、わたしこんなに頑張ってるのに」っていう方のほうが・・
相談者:
はあ
田中ウルヴェ京:
頑張ってないのに「頑張る」とおっしゃり・・
相談者:
・・うーん
田中ウルヴェ京:
という面がある、ことはちょっと考えてみてください。あの、今、言ってくださったことはすべて、思い、なんですよね。あなたの気持ち、気持ちの上で頑張ったか頑張らないか?という指標になっているんですけれど、
気持ちではなくて、実務的なことで、何かあなたが放置をした、えー、無視をしたということがあったかどうか?っていうのも、もちろん、考えてみていただきたいですが。
相談者:
父があ、食べ物をこぼすんですね。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
スリ、ッパで、その自分がこぼしたことを分からずいつの間にか踏んだ・・
田中ウルヴェ京:
ん、はい
相談者:
そのスリッパで(苦笑)
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
どんどん歩いて行きますね。
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
そうすると・・「え?なんでこんなところにこんな・・こびりつきがあんの?これ何?」みたいな・・
田中ウルヴェ京:
はい
相談者:
そういうところから、カーッと、こ、自分がイライラして、自分も割と、キーッと、すぐなるんですねえ。
田中ウルヴェ京:
はい、あの・・わたしは・・幸か不幸か、とても同感をします。
相談者:
(苦笑)あ、そうですか。
田中ウルヴェ京:
(苦笑)わたし達がイラつく理由も・・
相談者:
ええ
田中ウルヴェ京:
わたし達が寂しい気持ちの表れだったり、
相談者:
・・ああー
田中ウルヴェ京:
つまり、こんなはずじゃなかったのにな、ていう、あの、
相談者:
あーあ
田中ウルヴェ京:
親に対しての、
相談者:
え、え
田中ウルヴェ京:
寂しい表れ・・ではありますから。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
あの、イラつい、た自分に対して・・う、残念と思ったり、罪悪感を感じたりすること、このことは・・早く止めてしまったほうがいいです。
相談者:
あー
田中ウルヴェ京:
自分のイラつきに対して残念がっても、何も、ん、生まれないのに。
相談者:
あーあ、そうですね。
田中ウルヴェ京:
なので、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
あのイラついたことに、あー、またやっちゃったな、なんか寂しいんだろうなあ、あーあ、残念な自分がいるわね、はい、って。
最後に1つだけ申し上げたいのですが、
老人ホームに行く、ことは、もし、あの、良さそうなところなのであれば、得するのはあなただけではないとわたしは思います。
あなたがこれから、やってみたらどうかな?と思うことを最後に申し上げたいのですが、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
わたし達、娘、でしかできないことをやってみたいなとは、わたしは思っています。
一番大事なのは・・自分たち娘が先に逝くことのないように健康に気をつけること。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
そしてもう1つは・・娘として・・えー、せっかく、少し、えー、あなたに、時間の余裕ができたのであれば、
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
例えば、過去の、えー、写真を急に持って行ってみたり、
相談者:
はあ
田中ウルヴェ京:
思い出話を急にしだしたり、
思い出話や、感謝の気持ちを伝える、なんていうことを、
相談者:
ええ
田中ウルヴェ京:
相手が、分からなくても、伝える、続けるということで、
相談者:
うーん
田中ウルヴェ京:
え、親ではなく、あなた自身が、後悔のない日々を過ごせるとは思います。
なので、どうぞ、ほんとに大切な見えない・・心の、思いを伝えるという作業はあなたにしかできないので。
相談者:
はい
田中ウルヴェ京:
それを、あの、できる時間が増え、るということはあなたにとっても、親御さんにとっても・・ま、良いことにするという、行動に、フォーカスしていただければ、と思います。
どうぞいろいろ活用をしてみてください。
相談者:
あ・・はい、どうもありがとうございましたあ。
(再びパーソナリティ)
罪悪感が出てくる気持ちはわかりますが、ご本人の体調のこともあるし。
30年後は我が身だと、一人娘に老人ホームに入れられる覚悟をすればいいだけです。
迷う気持ちはよくわかります。いきなり入所でなくてお試しはないのですか?男性は環境を変えたくないから行きたくないんでしょうね。これから介護は大変になるばかりで、認知症がすすむこともありえるので他人の手を借りた方が絶対に良い。罪悪感は必要ないです。姥捨山って表現は好きじゃないです。姨捨山(おばすてやま)の麓に住んでますが。
老人ホームは費用等によってサービスにかなり差があるみたいです。私も事前のリサーチや体験入所が大事だと思います。別のホームに移りたくなった時や病気疾患の際にどう対処してくれるのか契約内容の確認も大事ですね。
親御さんを預けるとなると覚悟と決断が要りますよね。今はコロナ渦で好きな時に会いに行けないかもしれないし。
でも自身の生活や健康面の事を考えるのも大切だと思います。御両親に対する想いがあるからこその葛藤だと思いますが、老人ホームに入って穏やかに暮らしている方もいるようですし、居心地のいい老人ホームも実際あるみたいですよ。
介護資金2000万円足りない問題が話題になったことがありますが、プラス運転免許返納問題という見方でこの話を読みました、例の元官僚大交通事故があったので。
朝日新聞投稿欄「声」でこの趣旨の投稿をされていた高齢男性がいて、本当にショックを受けながら見ましたが、これからこの手の問題は常態化するので、考えないと。
捨て場という言葉は私もイヤだな。人間だけじゃなく、犬猫など動物に対しても使ってほしくない。人間が「便利役に立つと使った物品」に対してだって使わないでほしい、とまで思うのは、代わりはいくらでも居ると人を雑に扱った時代に対する反抗心かな。