躾が厳しいパパとママ。盗る娘7歳に大原敬子式の言い聞かせ方

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは。

相談者:
よろしくお願いします。

大原敬子:
はい。あのね?

相談者:
はい

大原敬子:
とかく、

相談者:
はい

大原敬子:
「万引き」とかって言いますとね?

相談者:
はい

大原敬子:
「あ、寂しいんですね」とか、「 きっと我慢してたんですね」って。そう、ひとくくりに決めてしまうんです。

相談者:
はい

大原敬子:
でも・・大人と子供の万引きは違うんですねえ。

相談者:
はい

大原敬子:
で、まず、環境なんですけども。きょうだいはいますか?

相談者:
いないですう。

大原敬子:
一人っ子なんですね?

相談者:
はい

大原敬子:
で・・お父さんは優しい方ですかあ?

相談者:
厳しいです、ウフフ(苦笑)

大原敬子:
厳しい?

相談者:
しつけというか、例えば片付けとかあ、靴を揃える、とかあ。
そういうことに対して、厳しいですねえ。

大原敬子:
会話は?、どうですか?

相談者:
結構、気分にムラがあってえ。

大原敬子:
うん

相談者:
遊ぶときは、一生懸命遊ぶしい。

大原敬子:
うん

相談者:
だけれども、ちょっと、仕事で、大変だったのかな、(含み笑い)とかあ・・

大原敬子:
うん・・

相談者:
そういう時は、あんまり、会話も・・

大原敬子:
気分や?

相談者:
ん、まあ、そうですね、はい。ヒヒ(苦笑)

大原敬子:
ああ。
というのはね?、多分、お母様は、

相談者:
はい

大原敬子:
ある程度、一定して、厳しいんだと思うんですね?
で、何か悩みとか、おありかな?

相談者:
・・

大原敬子:
子供は、気になる・・だけど、 関心とか、興味が、時々、切れちゃうんですね。疲れてしまって・・

相談者:
はい

大原敬子:
その子供の、SOSを、 くめる、能力が、もう仕事がいっぱいとかね?

相談者:
あーあ・・はい。

大原敬子:
あったと思うんですね?
で、お父様もそうなんです。で、今、この話の中では、2回、買い物では、お父さんの話ですよね?

相談者:
はい

大原敬子:
お父さん◆#$%って、厳しいんでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
でも・・取ってるんです、ものを。

相談者:
はい

大原敬子:
そこに、その、お嬢さんの気持ちが、すごくわかるんですね?

相談者:
うんん・・はい。

大原敬子:
万引きとかって言いますとね?、寂しいとか云々ではなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
彼女自身が、

相談者:
はい

大原敬子:
私という人間を、(含み笑い)誰も見てくれてないんですね?

相談者:
うんん・・

大原敬子:
手はかけている。かけてるけども、心は、そばにいない。

相談者:
うん・・

大原敬子:
で、

相談者:
はい

大原敬子:
ご主人様は、見たときに・・ そおっと、お店の外に出て、

相談者:
はい

大原敬子:
「今やっただろ?」って・・その場で、注意するんです。

相談者:
あ、その場で、かなり怒ったみたいです。

大原敬子:
いやいやいや、そうじゃない。その場ってのは・・人がいるんでしょ?

相談者:
あ、はあ、ええと・・

大原敬子:
いやあ、ダメ。

相談者:
なるほど。2人の時にっていうことですね?

大原敬子:
あのね?

相談者:
はい

大原敬子:
「あ、やったな」と思いますよねえ。

相談者:
ん・・

大原敬子:
そしたら、「行こうね」って言って、 ほんと、いないところで、

相談者:
はい

大原敬子:
話すんです。その場で。

相談者:
◆#$%はい

大原敬子:
それを引きずって、家まで帰ってきたら、

相談者:
うん

大原敬子:
もうその子は、万引きの恐ろしさ、わかってないんです。

相談者:
ううんん・・

大原敬子:
今、その瞬間が、大事なんです。

相談者:
うん、うん。

大原敬子:
だけど、怒るってんで、人前では、絶対ダメです、これは。

相談者:
はい

大原敬子:
その場の対処の適応ができてないんだと、思っています。

相談者:
なるほどお。

大原敬子:
今後です。どうするか・・
こういう万引き、とか云々ってのは・・関心を持つ。

相談者:
はい

大原敬子:
「今日どうかな?、食事が多いかな?少ないかな?」と◆。
お母さんの、こういで、自分に、どれだけ向いてるか、わかるんです・・子供は。

相談者:
ううんんん・・

大原敬子:
そうすると、もしかしたら私・・この子、しっかり見ていたかしら?ってことですよね。

相談者:
◆#$%

大原敬子:
監視とは違いますよ?

相談者:
はい

大原敬子:
で、褒める時ってのは、今褒めるんじゃないんですね。
昨日も今日も見てたけど、

相談者:
ああ・・

大原敬子:
あなたずうっと・・3日ぐらい。「あれ?、私の行動を知ってるんだ、お母さん」てのは、それは、愛です。でも・・「うん、いい子ね」ってのは、愛じゃないです。

相談者:
・・

大原敬子:
自分が楽になりたいから。

相談者:
はい

大原敬子:
褒めるってのは、昨日今日、「ずうっとやってるのね?」って。「すごいわね」って。「お母さん、3日もこんな◆#こと、続かなかった」ってことで、本人は、「ああ、私をずうっと見ているんだあ」って、愛を感じるんです。

相談者:
ふうん・・

大原敬子:
褒め方は、その場で、「頑張った」は辛いです、これは。

相談者:
あ、頑張ったは辛い?

大原敬子:
そうですよ?
このお嬢さん特に。

相談者:
あー、頑張ったって(含み笑い)言ってます、ウフフ(苦笑)

大原敬子:
運、鈍、根です、この子は。そうでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
大体ねえ、テスト、100点取るでしょ?

相談者:
はあい

大原敬子:
すと・・お母さん、「すごい」って言うでしょ、きっと。

相談者:
「頑張ったね」って言っちゃいます。

大原敬子:
何を頑張ったの?

相談者:
・・

大原敬子:
そこなんです。具体的に。

相談者:
う、ん、ん・・

大原敬子:
「お母さん、ずっと仕事してたけども、1人ですごいのね」って。

相談者:
・・

大原敬子:
「お母さんなら、こんな力出なかった」ってったら、わかるんです。でも・・「頑張ったね」は、

相談者:
うんん・・

大原敬子:
誰もが使える言葉なんです。

相談者:
・・

大原敬子:
この子は、特にそれを見ています。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
要するに、褒めるってことは、自分の気づかない姿勢を、第三者たちが見せてくれるんですね?

相談者:
・・はい

大原敬子:
だから嬉しいんです。
だから買い物行った時に、「今日は、しなかったね!、すごいね!」「もう変なことしないね」って、また褒めてあげたら、また次の日しないです。
それを、褒めてほしくて、

相談者:
ふうんん・・

大原敬子:
(含み笑い)物を取りたくても、できないんです、やっぱり 。

相談者:
ううんん・・

大原敬子:
人間は、見ていて、褒められたら絶対できないです。

相談者:
んん・・

大原敬子:
それがしつけです。叱ることではないんです。

相談者:
あの、す、輪ゴムを・・持って帰ってきちゃってるのを・・

大原敬子:
いや・・

相談者:
私、見つけてしまってるんですけどお。

大原敬子:
うん、いいじゃない?
見つけたらあ、

相談者:
はい・・あ、

大原敬子:
それ、あなた、覚えておいて。それをやめさせるのは、注意ではなくって。

相談者:
はい

大原敬子:
「ねえ、最近ね?、幼稚園のカバンの中に、輪ゴムないけれども、もう終わったんだ。ありがとう」って言うんですよ。

相談者:
・・ふうん・・

大原敬子:
そうすると、またそのこね?

相談者:
うん・・

大原敬子:
(含み笑い)◆#$「これもあるよ」って見せますから。その時はまた怒ら◆#・・「あ、今度は、前は黙ってたけども、今度は、自分で喋るのね?、ありがとう」って言うんですよ。

相談者:
うううん・・

大原敬子:
やった行為を・・犯人扱いしないこと。

相談者:
(含み笑い)んあああ・・そうですねえ。

大原敬子:
ね?
言うと怒る。怒るから、「ふん」ってなっちゃうんです。

相談者:
で、隠しますよね?

大原敬子:
そう、隠します。隠すってことはあ、最初の段階で、あなたが、彼女を見てなかったってことです。

相談者:
・・

大原敬子:
見るっていうことは、変化を見るってことです。

相談者:
うん・・

大原敬子:
わかります?

相談者:
はい

大原敬子:
ぜひねえ、この年代は、まだ・・怒る段階ではないんです。

相談者:
・・

大原敬子:
ただし、先程言いました、マーケットと買い物。

相談者:
はい

大原敬子:
それは、入口から出て、人がいないところで怒るんです。

相談者:
うんうん。

大原敬子:
トイレはダメですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
精神的に、恐怖になってしまうんです。

相談者:
ああ・・◆#

大原敬子:
だから、入口?

相談者:
はい

大原敬子:
視界が広がるでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
そこで、出口入口の◆#$%で・・話すんです。

相談者:
・・

大原敬子:
端っこに行って。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
「じゃ、わかった。じゃ帰ろ」って帰ってくんです。

相談者:
うん・・

大原敬子:
すると、起きたことは、その・・マーケットの中で終わったことですよね?、もう。

相談者:
はい

大原敬子:
次はどうするかと、覚えてるから。「今日はしなかったねえ。
やっぱり、お父さん、チューしたら、効くんだ。ありがとう。君はすごい」と褒めれば、もう、

相談者:
うーん・・

大原敬子:
今日から、ものはいただきません。盗みません。

相談者:
うーん・・

大原敬子:
そうゆうことです。

相談者:
うんうんうんうん・・

大原敬子:
よろしいでしょうか?

相談者:
・・はい

大原敬子:
頑張ってね。

相談者:
ありがとうございます。

大原敬子:
はい、先生に替わりますね?

(再びパーソナリティ)

「躾が厳しいパパとママ。盗る娘7歳に大原敬子式の言い聞かせ方」への16件のフィードバック

  1. 子育ては難しいですね。
    優等生だの親から責められるだの、子供の不安だの、憎しみだの、と
    親への憎しみを増殖させながら育った諦三さんの言葉はいりません。
    早く敬子さんに渡して下さい。

    母親、父親、で話しながら役割分担を決めて、そこそこ子育てが出来ていると感じます。

    敬子さんのアドバイスなかなか具体的で参考になりますね。
    回答を参考に、また夫婦お二人で考えながら、娘さんに向かいましょうね。

    諦三さんは最後の言葉だけはよかった。
    親は子供と一緒に成長していくもの。

    ・・・ですよ。ホント。

    1. 加藤さんの放送回は好き嫌いがハッキリしていますが、大原さんの言うことを聞いて対処でしょうか。
      必要に応じてになりますが、役所の福祉関係や精神科に通って対処するのもいいのかなあと思います。

  2. 私は小さい頃から、父親、母親って本当に私のことが大好きで仕方ないんだからーって思いながら生きてきました。

    両親はなにがあっても自分の味方でいてくれるっていう安心感がありました。

    母親は、食事のマナーや躾に感しては厳しかったですが、とても優しかったし、
    父親は、とにかく娘の私が大好きで、信頼してくれていました。

    そんな両親に育てられたことは幸せなですね。

    親が子供に関心があるかどうかは、子供は自然と感じ取りますよね。

    本当の意味で子供を愛してあげてほしいなと強く感じました。

    1. 羨ましいです。やはりそういうご両親だと何でも話せて頼れて今も親子仲良しなんでしょうか?

  3. 難しいところではありますが、加藤さんや大原さんの言うことをしっかり実行するしかないでしょう。

  4. 大原先生のおっしゃることも一理ありますが、クレプトマニアも疑った方がいいかと思います。
    一般の7歳児は盗みはいけないことだと理解していますよ。罪悪感もあるはず。もし、このお嬢さんがそうでないなら、きちんとわからせてしばらく様子を見る。
    それでも収まらないなら、理解力がないか、衝動が押さえられないか、何かしら素人が対処できる範疇を越えている原因があるのでプロに相談したほうがいいと思います。

  5. 加藤・大原両先生の定番の相談でしたね、幼児教育研究の面目躍如

    冒頭、7歳の一人娘を「彼女」って呼ぶところからもう違和感
    悪い意味で子ども扱いしていないというか、妙によそよそしいし、物言いも母親としての感情みたいなものがあまり伝わってこない

    大体、優等生で我慢しがちって客観的に(というか他人事みたいに)言ってるけど、わかってるならなぜ発散させてやらないんだよ
    そもそも子どもにどれだけ好きなことをさせてやってるのか、実際は両親が相当圧力をかけてるんじゃないのか
    大方、小学校受験をさせていいところに受かったけど、こんな問題行動をしてるようじゃ先が思いやられる、みたいな心配で電話をかけてきたんじゃないのか

    ただ、加藤先生がズバリ図星を突かれてたように、相談者自身もその親にそういう育てられ方をして、ずっといい子を強いられてきたから、自分と同じように我慢ができない娘が許容できないんだろうな
    終盤、加藤先生に生返事してたけど、どれほど納得してるやら
    現代の上流階級、いわゆるお受験クラスタの家庭の病理を感じた

  6. 「隠された憎しみはないですか?」
    そりゃあどんな人にもあります
    無い人なんて居ません

    「親の意識ではなく親の無意識」
    はい、確かに確かに、その理論わかります
    でも子育て中の親にはその言葉が親の意識をがんじがらめにして考え込ませてしまいそうな気がします
    敬子先生の具体的なアドバイスがとてもわかりやすくて、心に沁みました

  7. 普通に小児メンタルヘルス案件なのでは…と思った。所謂、クレプトマニアって病気ですものね。依存症みたいなもので、当人曰く、店に入るとノルマとか使命感が頭の中に涌き出て止まらないらしい。
    一方で、相談者の口調も気になった。娘の将来よりは生活環境の外聞を気にしてる印象。元小売店員としては、世間体を気にしてテレ人に電話するよりも早く病院に連れて行ってくれと思う。

  8. 理想と現実は、そううまくいかないよ。
    子供が7歳ということは、親になって7年目ということです。
    まだまだわからないことが沢山出てきますよ。
    親の理想を振りかざすのではなく、
    子供の訴えをちゃんと聞いてあげて、
    3人で話し合う。お互いまだ7年よ。これからだよ。

  9. 盗癖は治りません。私の伯父がそうだったそうです。。子供の頃から手癖が悪く、死ぬ迄治らず、借金もそれを踏み倒すのも平気。罪悪感も無いようだったとか。それで親戚全員から絶縁されると逆ギレしたらしいです。まじめを絵に描いたような一家に、なぜあんな人が生まれたのか不思議だといわれています。何か大事なものが欠落している、病気だとしか説明がつかないと。
    この娘さんがそうでないことを祈ります。が、楽観もしないほうがいいと思います。

  10. 加藤先生の憎しみの話を出されたら
    急に論点がずれてしまいます。
    もっとシンプルにこうしたらいい、とか
    幼児期こうだった、とか具体的な話のほうが
    相談者さんたちには伝わりやすいと思います。

    憎しみがあるでしょ,と言われたら「まあはい」と
    言わざるを得ないようになるので
    聴く側からしても相談内容から外れてしまい
    加藤先生の持論になっているような感じが
    します。
    憎しみ、本当にそうなのでしょうか。

  11. 大原敬子先生のアドバイス。身に染みます。うちの子も物を取りそうな危うさありました。
    子育てのサークルで、このサイトの大原敬子先生の回を教えていただき、目から鱗。理解したくて、このサイトの大原敬子先生の専用ページから、先生の相談を全部聴きました。
    初めて聞くとわからなかつたことも、たくさん聞くと、点が線になり、理解できてきて。ありがとうございました。
    今は、三石先生のをまとめて聞いて、爆笑したりしています。
    そして、毎回このコメントを読んで、なるほどと思ったり、とても参考になります。
    すごく楽しませてもらってます。
    管理人さん、ありがとうございます!

  12. 頑張っては辛い、と言いながら、
    相談者に「頑張ってね」と言ってしまった大原先生。

  13. 「ママが悲しむからやめよう」「今日はやらなかったね。偉い❗」
    本当にそんなんでいいの?甘くないですか? こういうことは、単刀直入に「盗みはいかん❗犯罪だ❗お巡りさんに捕まって牢屋に入れられるくらい悪いことなんだぞ❗」と叱るべきことではないですか? 7歳ですもの、理解できます。逆に7歳ですもの、回りくどい言い回しではわかりません。
    昨今の子どもにおもねるような風潮は行き過ぎです。「愛情」と「甘やかし」は別物。大人が自分に自信がないのかな。

  14. 相談者さんの旦那さんが「お母さんが悲しむから」って万引きの件を娘さんに口止めしたのが変だと思いました。
    お母さんの方がすごく厳しいのでは?

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