マルチにハマって強制執行待ちの息子。梨恵の忠告をためらう母に引導渡す理恵

テレフォン人生相談 2025年8月21日 木曜日

同じ過ちでも、自分でケツ拭く娘さんは立派だった。

ネットワークビジネスで失敗した娘の今の仕事を知ってショックを受ける女58歳

 

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 野島梨恵(弁護士)

相談者: 女63 夫とは離婚 一人暮らし 別に住む独身の長男36 結婚して他県に住む長女34

柴田理恵:
もしもしい?、テレフォン人生相談です。こんにちはあ。

相談者:
こんにちはあ。

柴田理恵:
はい(吸って)

相談者:
よろしくお願いします。

柴田理恵:
はあい、よろしくお願いします。
今日はどんなご相談ですか?

相談者:
息子の件でえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
ちょっと困ったことがありまして。

柴田理恵:
はい。
あなた今おいくつですか?

相談者:
63歳です。

柴田理恵:
はい。
ご主人は、いらっしゃいますか?、お・・

相談者:
離婚して、いないです。

柴田理恵:
あ、離婚なさったんですね?
えっと、お子さんは・・息子さん・・と、あと、何人か、いらっしゃいますか?

相談者:
あと、娘がいます。

柴田理恵:
はい。
息子さん、おいくつですか?

相談者:
36歳です。

柴田理恵:
で、娘さんは?

相談者:
34歳です。

柴田理恵:
あはい。
お二人とも、独立なさっているんですかね?

相談者:
娘は結婚して、他県に行っておりまして。

柴田理恵:
あ、はい。

相談者:
息子は、別のところに暮らしておりましてえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
仕事をしております。

柴田理恵:
はい。
じゃあ今は、あなたは、お一人で暮らしていらっしゃるんですかね?

相談者:
そうです。

柴田理恵:
わかりました。
息子さんのことで、どんなご相談なんでしょうか?

相談者:
10年ぐらい前からあ、マルチ商法に傾倒してしまって。

柴田理恵:
マ、ル、チ、商法?はい。

相談者:
そこの商品を、すごく買い漁るようになってしまってえ、

柴田理恵:
はい

相談者:
今、私は、一人で暮らしてますけど、3年前までは同居してたんです。

柴田理恵:
はい

相談者:
息子と二人で。

柴田理恵:
はい

相談者:
でえ、その、私と一緒に住んでる、その実家にい・・

柴田理恵:
うん

相談者:
その、マルチ商法の、商品が・・いっぱい、送られてくるようになってえ。
とにかく、私が、すごく生活しづらい環境だったんです。

柴田理恵:
(吸って)買い漁るっていうのは、たくさん買っちゃうわけですか?

相談者:
毎月、定期的に送られてくるものがあってえ。

柴田理恵:
はい、はい。

相談者:
それを、1ヶ月のうちに使い切らないものですから、どんどん・・次から次へ来る形でえ。

柴田理恵:
はいはいはい。

相談者:
で、また、新しい商品が出ると、買ったりしてえ、

柴田理恵:
ああ、ああ。金額的には、いくらぐらい?・・

相談者:
5万円ぐらいですね。

柴田理恵:
毎月、5万・・円、分、

相談者:
ええ・・

柴田理恵:
(含み笑い)どんなものが、ッハ(苦笑)・・送られてくるの?

相談者:
あ、のう、だいたい・・サプリメントとかあ・・が、

柴田理恵:
さ、さ、

相談者:
ほとんどでえ。

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
・・

柴田理恵:
で、それが、おうち(家)にどんどん、

相談者:
はい

柴田理恵:
溜まってくるわけですか?

相談者:
溜まってきて、もう、空き箱とかもいっぱいあって。

柴田理恵:
はい

相談者:
それが、すごく、息子にとっては大事なもので。

柴田理恵:
うん・・

相談者:
もう、洗脳されてるみたいな感じで。(吸って)

柴田理恵:
ううううん・・

相談者:
とても大事なものなので、ちょっとでも・・触って、位置を変えたりとかあ、

柴田理恵:
あーあー

相談者:
「これ、空だわ」と思って、捨てたりとか、

柴田理恵:
はい

相談者:
それだけで、ものすごく怒って・・

柴田理恵:
(吸って)

相談者:
暴言とか・・吐くんですね?

柴田理恵:
でもその、空なんでしょ?

相談者:
でも、空のも・・置いとくんです。

柴田理恵:
っほおー!
それが、10年前からどんどん・・増えてって。

相談者:
もう、3年前が、一番ひどくてえ。

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
暴言と暴力。
ちょっと蹴っ飛ばしたり、突き飛ばした・・されたり、したのでえ。

柴田理恵:
あーあー・・

相談者:
それで、ちょっと、メンタル的に、だいぶマイってしまってえ。

柴田理恵:
はい

相談者:
離婚はしましたけれども、元夫とは、何かあったら連絡するような?

柴田理恵:
うんうんうん・・

相談者:
そんな、関係ではいたので。

柴田理恵:
はい

相談者:
そういうことを、相談したんです。

柴田理恵:
うんうん

相談者:
そしたら、もう、息子を、家から出して、

柴田理恵:
うん

相談者:
私は一人で、

柴田理恵:
うん

相談者:
平穏な生活を、

柴田理恵:
うん

相談者:
したいからっていうことで、

柴田理恵:
うん

相談者:
息子を、一人暮らしするように、話してもらえないか?という風に、

柴田理恵:
うん

相談者:
元、夫に・・お願いをして、

柴田理恵:
はいはいはい。

相談者:
で、元夫から、働きかけてもらって、

柴田理恵:
うん、はい。

相談者:
息子は、3年前に、一人暮らしを、始めたんですよね。

柴田理恵:
あーあ、はいはいはい。

相談者:
・・

柴田理恵:
一人に・・なられてからも、サプリを飲み続けてらっしゃるわけですか?

相談者:
一人暮らしをしても、やっぱり、マルチ商法の方に・・傾倒しているし。

柴田理恵:
うん・・

相談者:
1年半前には、主催する海外旅行とかにも行ってしまってえ。
結局キャッシングもしてしまい、

柴田理恵:
うん

相談者:
借金を作ったので、経済が回らないということで、

柴田理恵:
ほおー

相談者:
父親に、相談して、父親があ、助けたんです・・お金を。

柴田理恵:
(吸って)いくらぐらいですか?

相談者:
100・・20万ぐらい。

柴田理恵:
へええー・・

相談者:
で、父親は、そのマルチ商法をやめることを条件として、

柴田理恵:
うん

相談者:
貸すっていう風に、言ったらあ、

柴田理恵:
うん

相談者:
「やめるから貸してほしい」っていう風に、言ったからあ、

柴田理恵:
うんうん

相談者:
貸したって言ったんですよ。

柴田理恵:
うんうん

相談者:
で、それで、その借金は・・きれいに返すことができたんです。

柴田理恵:
ああ、はあ、はあ。

相談者:
でもやはり・・また、5ヶ月ぐらい前に、

柴田理恵:
うん・・

相談者:
今度は私のところに、「家賃が払えない」って言ってきたんですよ。

柴田理恵:
あーーー・・

相談者:
うん・・で、結局、

柴田理恵:
うん・・

相談者:
多、分、もう・・その時に、父親と約束した、その、「もう、マルチ商法を辞めるから、お金を貸してくれ」っていう、その約束を、

柴田理恵:
うん

相談者:
マルチ商法を辞めないで・・いたんだろうなっていうのが、想像できるんですね?

柴田理恵:
うんうん。
お仕事は、ちゃんとなさってるんですか?

相談者:
仕事はあ、続けているんですけれども。

柴田理恵:
うんうん

相談者:
でもそういうふうに・・海外旅行があるとか、講演会があるとか、

柴田理恵:
うん・・

相談者:
関連の行事があると、

柴田理恵:
うん

相談者:
休んだりして、行っちゃってるみたいなんです。

柴田理恵:
ああ・・なるほどねえええ?・・

相談者:
ええ◆#$・・で、とにかく、それに振り回されて、

柴田理恵:
うん

相談者:
息子が、全、然、経済的に、自立ができないのと・・

柴田理恵:
うん

相談者:
2週間くらい前に、メールで、「家賃を滞納して、強制退去になったから」、

柴田理恵:
あ、ああ・・

相談者:
「そっちに戻るので」って、メールが来たんですよお。

柴田理恵:
あらっ・・

相談者:
で、私も、それを見てから・・もう、また、ものすごい落ち込んでしまってえ。

柴田理恵:
うんうん・・

相談者:
父親に言ったら、「もう、あいつはいないものと思って、普通に生活してればいい」って言うんです。

柴田理恵:
うううーん・・

相談者:
言うんですけど。
でも・・この先、あの子、もし、私が何も、助けなくてえ、

柴田理恵:
うーーん・・

相談者:
ん、でも、助けるのは良くないっていうふうに、分かっているんですけれどもお。

柴田理恵:
あ・・

相談者:
突き離した後?

柴田理恵:
うん

相談者:
私は、平穏な生活ができるかもしれないけど。

柴田理恵:
うん・・

相談者:
「あの子はどうなるんだろう」と思うと・・

柴田理恵:
あーあー・・

相談者:
また、それもそれはそれで・・心配で、不安でえ、

柴田理恵:
うん・・

相談者:
気持ちが落ち着かなくてえ、

柴田理恵:
うん、うん・・

相談者:
毎日、毎日、とにかく・・落ち込みが、すごく激しくてえ。

柴田理恵:
うんうん、うん・・わかりました。
じゃあ、今日のご相談は、マルチ商法にはまった、息子さん・・に対して、どのように対処したらいいか?
その、突き放した・・

相談者:
うん・・

柴田理恵:
は、突き放しても、その後こう、「その子は、どうしたらいいだろう?」っていう、

相談者:
うん・・

柴田理恵:
そのご心配ですね?

相談者:
はい

柴田理恵:
わかりました。
じゃあ、先生に効いてみましょう。
今日の回答者の先生は、弁護士の、野島梨恵先生です。

相談者:
はい

柴田理恵:
先生、よろしくお願いします。

(回答者に交代)

「マルチにハマって強制執行待ちの息子。梨恵の忠告をためらう母に引導渡す理恵」への14件のフィードバック

  1. 63才相談者の夫との離婚時期は?
    36才独身息子は大学生の時からマルチ商法にはまり、3年前まで、同居していて、家の中が買ったもので溢れていた。
    その息子に言われるまま、お金を渡していた。
    元夫と野島先生のアドバイスにも悩んでいる様子が伝わってきたが、相談者がダメ息子に育てたんですよ。
    しっかり、目を覚まして、息子を突き放さないと、共倒れになりますよ。

  2. この相談者は気が弱そうだから息子を拒絶できなさそう。
    元夫が実家へ戻る事を阻止すれば良いのに。
    でも一番いいのは引っ越して息子と離れる事だと思う。
    難しいだろうけど、暴力で命を失うかもしれないし。

  3. バシッと歯切れ良い回答の野島先生。
    甘い対応で済ませていると、骨までしゃぶられる羽目にはる相談者。
    破れかぶれになって、そのうちに残忍で凄惨な犯行を犯す可能性が
    非常に高い36歳。
    救いようの無い結末が待っていそうな気配。

  4. BSやCS、配信で流れる怪しいサプリの宣伝を真に受けて定期購入しちゃってるのかな?
    回答者が野島先生でよかった。息子さんに何が待ち受けているか、具体的な説明が分かりやすかった。ま、本人が目を覚まさなければ、とことん行くところまでほっとくしかないわな。

    学会員柴田がパーソナリティーなだけに、マド愛なんかが回答者だったら二人して逆効果なアドバイスしてたかも?

  5. 息子さんはマルチの販売員の方だろうか
    それとも消費者の方だろうか。
    相談者さんは回答を渋々聞いていたように感じたが
    今はやりのAIさんに聞いてみたらやはり同じ回答だったりしそう。
    しらんけど。

  6. マルチ商法にハマった息子、、、
    毎月5万円分か。金額よりそのマルチに洗脳され
    家族に暴力を振るうこと自体が大問題。
    親が息子を突き放して家賃が払えず
    生活費がなく、マルチ商法にハマり過ぎて仕事も手につかない現状を息子に味合わせないと、、、
    それにより自己破産でも仕方ないしそれくらい
    しないとダメでしょ、逆にそれしかない。

    相談者は息子の住むところの心配をしていたが
    心配するところはそこでない、マルチに洗脳
    された今後だ。
    相談者はまだ迷いがあるような感じが気掛かり。

  7. もちろん柴田さんや野島さんが仰る通りだが、息子がマルチにはまった経緯というか理由が知りたい。

    1. 私もそう思いました。
      なぜマルチにハマってしまったのか?
      を知る事が大切だと思います。
      まぁそれが分かったからといってもう子供じゃないから野島先生のアドバイスのように親は動くしかないと思いますが。。

  8. 暴力が怖いからと、息子の借金の肩代わりするより、
    自己破産させた方がいいかも。それも遅いかなぁ~。
    本人が気づいたときは、破滅へのカウントダウンかも。

  9. マルチに傾倒していて
    仕事はしているが、転々としている
    職場で社員にマルチの商品を勧めて、嫌われることを続けているのだろうね

    家賃を援助していたのですね
    強制退去ということなら、既に裁判が終わっていると推察します
    数日したら少しの衣服だけ持って相談者の家へ押しかけてくることでしょう
    住まわせるのは致し方ないのかと思います

    食事の準備、洗濯とかの息子分の家事は一切しないこと
    今後も借金返済、家賃の立て替えはやらない
    と心に決めて下さい

    ホントなら一度生活保護を申請して、公営住宅へ入ってもらうのがいいのですが
    一応、今は仕事してそうですから生活保護はムリですね
    早めに家を探させて追い出すこと

    お母さんは、もう自分が生活するお金しか無いこと!
    本来なら老後の親の経済的援助をするのは子供なんだ
    とキツく言ってやってください
    暴力振るわれようとも毅然と

  10. 傷心の人に対して教師ぶって偉そうに指図するおじいさんは敬遠したいライダー♪ より:

    若くても百戦錬磨を思わせる野島先生の助言が功を奏しますように祈ります。

    1. 野島先生の方がまだ寄り添いしてるなと思った。

      普段は「女は男のモノ」「妊娠中だろうがなんだろうが女は男を満足すべし」と、とにかく家族の枠組みをガチガチに説いてる人なので、「暴力振るわれる」のを前提にして「息子追い出せ」と説くのは通常運転だなと感心すると同時に、やっぱ「男の暴力は大正義」な人だと思った。
      だから相談者は息子を止められないって話なのに。

  11. 僕は今49歳で現在の本職に就いて23年目になります。前職はある給油所にてアルバイトをしていました。当時26歳だった僕は出会い系サイトを通じて一人の当時22歳の女性と対面出来ました。僕には二人の姉がいて2000年3月に上の姉が2002年3月に下の姉がそれぞれ嫁入りしたこともあり、これで僕もようやく薔薇色の日々を過ごせるかと思ってました。ところがその女性から自分の本職に関することを聞かされ「人生を楽しくする方法があり、そのアドバイザーに逢ってみよう」と案内されました。行ってみたらなんとそれは健康食品に関するマルチ商法の勧誘でした。最初は断りましたが、その女性とまたデートしたいという思いもあり、加入してしまいました。しかも最初は30万円分の健康食品を買わされることになり、申し込み方法も酷く、年収当時100万足らずしかないのに200万と書かされ、アルバイターなのに職員と書かされました。正に健康食品を買わせることがヤツの目的だったに違いありません。そこからは正に地獄の始まりでもあり洗脳かつ人生の転落の始まりでもありました。
    友人知人を少なくても50人以上をリストに書いて勧誘しやすい人から電話をして欲しいというところから始まりました。主に学校時代の同級生やかつて勤務していた職場の友人でした。うち一人はなんとか交渉成立しました。だが彼の本職は土建業ですが日々が過ぎていくうちにに段々本職が多忙となりました。僕は一旦仲間集めを休止させることを考えました。ところが紹介した女性がこのことに猛批判しました。ここから女性との亀裂が生じ、感性が羊から狼に変わった瞬間でもありました。仲間が仲間集めを休止させる言葉を発すると女性は「頑張ってやろう」と言うのが毎回の決め台詞でした。結局その元職場仲間は仲間集めをやめ退会しました。その後も仲間集めをしましたがマルチ商法の紹介まではいったものの成立した人はいませんでした。さらに女性との対立は段々と激しくなり、対面しても口論、電話しても口論という日がほぼ毎日続きました。おまけにその女性からの勧誘のやり方で僕から疑問を生じても「いいから私の指示に従いなさい!」と言う一点張りでした。例えば実際は集会室にいるのに電話の相手には「レストランにいる」と言わせられたり何度メールを送信しても無返答な相手に「このメッセージで送れ」と送信させられたりなど正に相手からみればちょっとおかしいなあと感付く行為ばかりでした。口論が重なるにつれ悩みの風船も膨れ上がりました。それと同時に僕の裏稼業をしていることが旧友達の合間に口コミなどで広まり、とうとう旧友の1人が僕の職場に御客様として入所し、その所長に密告したのでした。更に借金も膨れ上がりクレサラの限度額もとうとう底を着いたのでした。この密告が決め手となり、その瞬間から僕は職場を捨てゴマ扱いされたのでした。他の従業員が所長に挨拶しても笑顔で返すのに僕のみ無視され、所長が従業員に伝令する時も僕のみスルーされました。署長に「僕を捨てゴマにしないで下さい」と申したのですがゴロツキでもある署長は「巨大ゴミはいつ捨てるんだ!? 不安があるなら辞めれ!」と返されたのでした。しかし首はまだ繋がっていたので本職に集中しました。だが借金返済や食費などを払うことなどで本職のみでは食ってゆけず、副職として深夜の宅配会社にも就きました。この復職は正に職場仲間へのマルチ商法の勧誘目的も一つの狙いでした。もちろん本職の従業員達にはこのことを内緒にしてました。そして捨てゴマ扱いされてから1ヶ月後に予感は的中し、僕はその年限りで本職である給油所を解雇となりました。
    それでも女性との対立は続き、借金は200万に膨れ上がりついに悩みの風船は破裂してしまい、僕は両親に全てを自供しました。当然家庭の大事件となり、二人の姉と旦那を呼んでの家族会議にもなりました。その会議のなかで親からマルチ商法の中身をピンからキリまで全てを吐かされました。一時は裁判所にて自己破産することも考えましたが破産には至らず 自分の定期預金を解約して返済し、残りの全額を父親が貯金から卸して立て替え払いしました。しかも7社借りていたクレサラからの借金をATMやコンビニにて返済する時に母親に監視され、財布から金が渡されたら僕がATMを操作して金を入れると言う方法でした。全額が完済した時はホントやれやれでした。それだけでなく携帯電話は没収となり、自分の部屋を強制清掃させながらの不審物チェックまでされたのでした。当然頭のなかはパニック状態となり、逮捕される覚悟で夜中に見ず知らずの人から引っ手繰りまでしようとも考えてました。だが実行には至りませんでした。他にクレサラに全額返済した翌日には(恐らく)クレサラ会社の男性から非難の電話が家に入り、再び電話が来たら喧嘩でも買ってやろうとまでも考えてました。
    完済して数日後には父親と一緒に女性とマルチ商法の勧誘をした男性のところに対面してきました。マルチから降りること、及び勧誘した二人にマルチ商法をやめて欲しいと叱責するのが目的でした。するとその女性は実際はある組織の紹介者から金で雇われていたことが対面したなかで明らかとなりました。マルチ商法勧誘後に他の男性達との会話が多いのに僕との会話が少々しかなく、デートも実現出来なかったため、どうも不可解な点が多かったことを改めて感じました。マルチ商法のトップに当たる販社の部屋にも誰もが見ていない好きに覗いたことがありましたが、そこには確か少年ジャンプがテーブルに置いてありました。呆れました。マルチ業者は正にグルの溜り場であることを感じました。
    僕はマルチ商法を勧誘した人達のなかに高校時代の先輩がいました。セミナーにも案内しましたが結局は交渉不成立となりました。正に不成立で正解でした。何故ならばその先輩の父親は当時とある町の教育委員会の教育長の肩書きを持っていたからです。仮に成立していたらいずれは教育委員会の大問題にもなり、先輩の父親は辞任をせざるを得なかったに違いありません。
    また僕はランニングを趣味としていますが10歳以上離れたランニング仲間の男性まで勧誘したこともありました。だがその男性はすぐに拒絶しました。何度も頼みましたが首を縦に振りませんでした。そして男性からは「そんな寝てても金が入るよりも仕事で汗水流して泥にまみれて金儲けするほうが一番なんだ」と叱責されました。確かにその通りであり、それが社会人らしい生き方です。因みにその男性はバツイチであり、子供は別れた妻が預かってますが仮にマルチ商法をすると家庭崩壊にもなりかねないため、強く叱責したに違いないと感じました。博打もしないのもそのためでした。
    普通であれば勧誘するには友人知人にお願いするのですが、そうなると友情が破壊して人間関係崩れることになる。だからこうやって出会い系を利用して相手を薔薇色に酔わせながら勧誘することを感じました。最近ではSNSを通じて勧誘するといった手口も後を絶ちません。なかには大学卒業間近で就職先が見つかっていない学生をターゲットにするといった例まであります。
    皆さんも金になる樹といった上手い儲け話はまずありませんのでまずおかしい、即決させられる話と感じたら例え友人・知人から薦められてもキッパリと断りましょう。そしてマルチを辞めさせるように説得もしましょう。

  12. (教訓)
     人の人生を汚す行為は自分の人生を狂わせる行為でもあります。マルチ商法も友情破壊の源でもあり人生を破滅させます。マルチが発覚されて本職を解雇された人もゴマンといます。僕もその1人であり、当時は人生のどん底に落とされた瞬間でもありました。
     他人の人生だから関係ない、逃げれば勝ちでは済まされない行為ですよ。

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