無意識の必要性。良い子だった女が大好きな夫にぶつける負の感情が1歳に飛び火

テレフォン人生相談 2020年5月25日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女33歳 夫39歳 娘1歳

今日の一言: 理性が「悪い」と言っても、どうしてもそうしてしまうということがあります。感情的盲目性といいます。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いしまあす。

加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。

相談者:
33歳です。

加藤諦三:
33歳。結婚してます?

相談者:
結婚してます。

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
39歳です。

加藤諦三:
39歳、お子さんは?

相談者:
娘が1人います。

加藤諦三:
ん、何歳ですか?

相談者:
1歳です。

加藤諦三:
1歳、はい分かりました。
で、どんな相談ですか?

相談者:
自分の、

加藤諦三:
はい

相談者:
こう・・怒りの感情というか、

加藤諦三:
はい

相談者:
なんかこう、ワアッとキレてしまうときが(苦笑)・・

加藤諦三:
はい

相談者:
度々あって・・
それを、どうにか直したいなと思ってるんですけど。

加藤諦三:
ああ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の中でなんでこんなに・・自分が怒りが、あるんだという・・理由は分かってるの?それとも分かってないの?

相談者:
怒ってしまう相手っていうのが・・

加藤諦三:
うん

相談者:
主に主人と・・最近はちょっと、娘にもたまにそれ、が、でるように、なってしまって・・

加藤諦三:
あー

相談者:
で、その主人を、怒ってるっていうのは結構理由がはっきりしてて(苦笑)

加藤諦三:
ええ

相談者:
お金のことで、ちょっとこう、喧嘩する・・ていうか、その、いろいろあって、怒ってるんですけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、それが時々こう、吹き出すように、ワーっと、こう、なってしまって、

加藤諦三:
はい

相談者:
んで、娘、に対しては怒ってることはないん、ですけど&#△%・・

加藤諦三:
だけど、娘、もう、ほん、まだ、小さいですよね?

相談者:
あ、そうなんです、そうなんです。まだ、何も分からない子に怒っても仕方ないってすごい頭では思うんですけど・・

加藤諦三:
うん、はい、はい

相談者:
なんか、こ、許せる日と許せない日があるというか(ため息混じりで苦笑)

加藤諦三:
うん

相談者:
なんかこう、食べるときに、こ、汚したりとかするのが、

加藤諦三:
ええ、え

相談者:
無性に、こ、腹が立つときとかがあって、

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
手を拭いたりするときに、

加藤諦三:
うん

相談者:
ちょっと強く拭いてしまったりとか(涙声)、

加藤諦三:
あーあ

相談者:
なんかそのあと、ちょっと・・笑顔で接せれなかったりとか・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
してしまうので(震えた声)・・

加藤諦三:
単純に言うと、怒りの置き換えをしてるわけでしょう?

相談者:
うーん

加藤諦三:
なんかご主人に、対する怒りとか、娘に対する怒り、じゃなくて・・あなたが33年間・・自分を抑えることで人間関係維持して来たんじゃないの?

相談者:
そう、かもしれないですね。

加藤諦三:
そうすっとあなたその、きょうだい、とか・・

相談者:
はい

加藤諦三:
お父さんお母さん、との関係は、この結婚前どうだったの?

相談者:
仲はいいと思うんですけど、

加藤諦三:
仲はいい?、はい

相談者:
わたしは、「いい子」って(ため息混じり)、言われてて、ずっと(含み笑い)。

加藤諦三:
うん

相談者:
なんか、こ、いい子でいる・・ようにしてたというか、「いい子」って言われるのが嬉しかったところがあって・・

加藤諦三:
要するに、無理していい子・・で・・いい子でないと、親に愛してもらえなかったんじゃないの?

相談者:
あー、うーん

加藤諦三:
だからあ、ずうっと、いい子でいたん、だと思うんですよ、自分を抑えて。

相談者:
うーん

加藤諦三:
で、それで・・立派な・・結婚をして。
外から見ると、ホントに幸せな人生ですよね?

相談者:
うーん

加藤諦三:
結婚して・・子供ができて、幸せな人生じゃないですか?

相談者:
そうですね。うん

加藤諦三:
だけどあなたホントに素晴らしい・・ご主人、と結婚したね?

相談者:
・・

加藤諦三:
初めてなんじゃないの?・・ホントの自分を見せられるのが。

相談者:
あー、そうかもしれないですね(涙声)・・

加藤諦三:
だからすぐにキレるんですよ。

相談者:
ふん、そうだと思います(涙声)。

加藤諦三:
だから最初に言った、怒りの置き換えでしょ?

相談者:
はい

加藤諦三:
今まで溜め込んだ怒りを・・お金のトラブルに・・カッコつけて・・怒ってるだけじゃないの?

相談者:
そうで・・そうかもしれないですね(涙声)。

加藤諦三:
お嬢さんのほうはたまんないけどね♪

相談者:
あーそうですね(苦笑)。

加藤諦三:
うん、だけども、お嬢さんのほうはたまんないけれども、怒りを溜め込んでそのまま立派な・・お母さんをしてるよりずっといいよね?

相談者:
そうなんですかね?、でも(涙声)、なんとなく感、じとってるような雰囲気はもうすでにあるので・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
子供ってすごいなと思うんですけど。

加藤諦三:
子供ってすごいな、そうですよね。
今日はですね、幼児教育の僕は天才だと思ってるんですけども、

相談者:
はい(鼻をすする)

加藤諦三:
幼児教育研究の大原敬子先生が・・スタジオにいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

無意識の必要性。良い子だった女が大好きな夫にぶつける負の感情が1歳に飛び火」への9件のフィードバック

  1. よくあるタイプです相談者は…良い子を演じながら生きて来たのね
    良い子演じた動機は何かな?甘えの欲求が無意識化にあった…もっと言えば従順
    つまり…親には逆らわないってなるね~
    幼少期の我慢した感情を無意識化に抑圧
    して
    今となって容量オーバーになるから心が
    些細な事でも怒りになる…
    幼児的願望が満たされ無いから
    執拗いやら絡むに行動に繋がるんだね~
    相談者は…
    親から甘えられて大人になると何ら問題なく穏やかな気持ちなるけど…
    大原先生の心配は…今後、子供に当たり散らす事を自覚させたい感じだった…
    最悪は避けたいもんだし
    育てた親から見れば相談者は良い子だった
    動機は親から「愛されたい、甘えたい、褒められたい」この欲求が無意識化あるから
    発達心理的に健全な欲求だよ
    加藤さんの意識化することで相談者も改善
    しだし解決に向かうことを願います

  2. 大好きな人を大切にしなきゃ。
    大好きだからといって何言っても何やっても良いと言うわけじゃない。

  3. 元保育士で、3人の子を持つ母です。
    もしかしたら原因は、よくある産後のホルモンの急激な変化と育児疲れもあるのではと感じました。
    思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
    特に授乳期は常にだるく、些細な事にイライラします。

    乳幼児の子育てはとにかくハードで、そこにホルモンのめまぐるしい変化が起き、私もまるで自分が自分じゃないようで正直コントロールが難しい時もありました。怒った後は周囲に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、自己嫌悪に陥り、どんどんストレスが溜まっていくのがわかりました。
    それでも母親だものと頑張って頑張って、だけどうまくいかなくて、でも弱音を吐くのは甘えかな怠けかなと自分を責めた負のループ。
    もっと優しくしたいのに…理想のお母さんなんて程遠い現実。

    でも、自分を責めるのは逆効果なんです。
    必要なのはもっと頑張る事より、ちょっと肩の力抜いて、リラックスして、たまには自分の事も大切にする事です。
    乳幼児期の子育ては、想像以上に心身共にエネルギーを使います。相談者さんもどのお母さんも必死に頑張ってると思います。

    そして、できればお母さんもほめてもらう事です。
    「頑張れ」よりも、「お疲れさま」「いつもありがとう」が効く気がします。
    ご主人、言ってくれてるかな。

    まだ1歳なのに怒るなんて、ではなく、1歳だからこそのイライラもある。
    子育て中なんて、みんな多かれ少なかれイライラしてるのでは?
    相談者さん、おかしい事じゃないですよ。皆さんそうやって、日々葛藤したり反省したり奮闘しながら親になっていくのではないでしょうか。

    こちらが必死に子育てしているこんな大変な時期にご主人はお金のトラブルだなんて、イライラして当然だと思います。イライラの原因は相談者さんの心の闇のせい、という流れは非常に残念に感じました。加藤先生好きですが。
    旦那さんの理解と協力が不可欠です。お母さん達の生の声、世間一般にもっともっと知られてほしいと思います。

    1. 私も子育て中です。
      相談者さんと同じ気持ちになる時があり、自分の事を代わりに相談してもらってるように感じました。

      ですので、気持ちに寄り添う回答ではなく、イライラの原因を相談者さんの心にしてしまったのは残念でした。
      自分のせいだと感じ、余計に辛くなったのではないか…と心配しています。

    2. 私も相談者と同じ状況です。娘は4歳になり、以前に比べれば落ち着いてますが、酷かったです…少し前の写真を見ては泣いたりするときもあります。
      自分でもわかってるんですよね、一番近い人に絡んでるだけだって。
      でも、なんとか怒らずにと思う時ほどパニックになってます。出来ずにアタフタするだけなら良かったのですが、とにかく大変ということをただ夫に知って欲しくて、いつも激怒しては、夫の反応も薄く、ぐだぐだでした。
      みな耐えられないから仕事に出るんです。ちゃんと子育てに向き合えてると自信を持って!

      1. 管理人さんのおっしゃる事わかります。
        加藤先生好きですし、著書も多数読みました。怒りの抑圧、甘え等の話もよくわかります。
        その上で、なんです。
        誰でも掘り下げていけば多かれ少なかれ抑圧はあるし、今回の相談者さんの場合は幼少期に不満はなく誘導にもあまりピンと来ていないようだったので、もしかしたらこれ、一周回って単純によくある育児疲れが主な原因なのでは?と考えました。
        他人事とは思えなくて。

        頼れる旦那さんと共に子育て、というよりは、うまく頼れずに抱え込んでいる気もしました。

        原因が自分の心の問題という結論によって、相談者さんがご自分を責めたりますます追い込まれたりしない事を願っています。ただでさえ悩みに悩んで電話して来られたのですから。

        「小さなお子さん育てるのは皆大変です、あなた頑張ってますよ、おかしな事じゃないですよ、もっとご主人に頼ってお二人で子育て楽しんで」みたいに言ってほしかったなぁなんて。それでほっとして肩の荷が下りて、お子さんにまた笑顔を向けられる。意外にシンプルに捉えた方がうまくいく話のような気がしたのでした。

        誰かの考えを否定する必要はないし、色々な見方があっていいんだと思います。なるほどと新しい発見をしながらこちらを読ませていただいています。

  4. 子育のイライラは現状であって、問題の本質はそこではないですよね。
    せっかく管理人さんが解説してくれてるのに。

  5. 大原先生が最後に、1歳の娘への接し方に関するアドバイスをしていたが、是非参考にして欲しい。いかなる場合でも、娘への八つ当たりは許されるものではない。

  6. こんにちは!
    私も親から十分には愛されてなかったと思いますが、「反応」で戦ってました。反応するだけだから「自我がない」となるみたい?ですが、「いい子拒否」タイプ?がよくわかんないんですよね…「電話中くそばばあ!」って言った子と似てるかな、わかりませんが。
    「怒りがいっぱい」というのはよくわかります。

    他の方のコメントも読ませていただき確かに加藤先生のお話には「ママへの助け」はないなぁ、と思いました。分析してくださっているし、いつもお優しいですが。大原先生は「じゃあなにすればいいの?」を教えて下さっているからでしょうか。

    愛はあっても「伝え方を間違えてる」こともよくあると思います。
    親から「よい伝え方」を教わってないし、大原先生のような方がもっと身近にいらっしゃったりしたらいいのに!(世界で唯一の方で無理か!でも広まればいいのにな~)

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