無意識の必要性。良い子だった女が大好きな夫にぶつける負の感情が1歳に飛び火

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あなた・・

相談者:
はい

加藤諦三:
「こういうふうにしてはいけない」・・

相談者:
うん

加藤諦三:
「こんなことをしてはいけない」と、思っても・・どうしてもそうしてしまうことってのあると思うんです。

相談者:
あります。うん

加藤諦三:
そういうの感情的盲目性っていうんですよ。

相談者:
ふーん

加藤諦三:
Emotional blindnessっていう言葉なんですけどね。
感情がもう、理性を無視して・・

相談者:
はあぁ

加藤諦三:
だから最初に「性格を直したい」って言いましたけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
今の性格が・・維持する必要性はあなたの無意識の必要性なんです。今の性格が。

相談者:
うーん

加藤諦三:
甘えだから。

相談者:
うーん

加藤諦三:
だから理性でもって、こういうことしちゃいけないっていうこと・・

相談者:
うん

加藤諦三:
言われても、言われるっていうこと自分で分かっても、

相談者:
ふうん

加藤諦三:
そうしないではいられないんですよ。

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
だから「性格直したい」って言っても・・

相談者:
うーん

加藤諦三:
性格は直らないんです。

相談者:
・・

加藤諦三:
今の性格である必要が・・

相談者:
あるんですね(涙声)(鼻をすする)

加藤諦三:
無意識にあるっていうことです。

相談者:
うん、よく分かりました。

大原敬子:
うん

加藤諦三:
よろしいですか?

相談者:
はい、ありがとうございました。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい、失礼しまあす。

加藤諦三:
理性が悪いと言っても、どうしてもそうしてしまうということがあります。感情的盲目性といいます。

(内容ここまで)

「素晴らしい」
「右に出る人は」
「世界にこの人しか」

加藤先生の大原女史に対する信頼は絶大で、これまでも紹介の際には色んな枕が付けられていたんだが、どこまでいくんだろう。
また新たな呼称が生まれた。

加藤諦三 「幼児教育の天才、大原敬子」

 

さて、

褒められたくて、
良い子を演じて、
良い子に居場所を見つけて、
良い子という評価に抑圧され、
良い子であることがアイデンティティ。

でも、良い子は作られた自分。
そして、

ありのままの自分は価値がない。

合ってます?加藤センセ。

 

加藤諦三 「素晴らしいご主人と結婚したね?
初めてなんじゃないの?ホントの自分を見せられるのが」

これで、抑圧から解放されて何の問題もなくなった・・


とはいかなくて。
長年の抑圧からそう簡単には逃れられない。

女がやらずにはいられないこと。
それは、ありのままの自分が愛されているという確認作業。

夫の愛情はもの足りない。
今のそれは、これまでの良い子に対する態度と変わらない。

もっと、もっと。
際限がない。

大切な人を追い詰める。
分かっているのについ・・

それは、無意識の必要性。
あなたの無意識は、そうしなければ抑圧に耐えられない。

アルコール、ギャンブル、ダイエット、万引、DV、フリーセックス・・
困ったことに、無意識の必要性は内面の防衛本能であって、社会的には破滅に向かう。

今日の女も、行き着く先は、娘が映し鏡となり、夫を失う。

他者から見て、どんなに非合理な行動でも、当人(の無意識)は、それによってバランスを保とうとしている。

だから、行動だけをやめようとしてもダメ。

その行動によって大人しくなるカウンターパートを無意識から引きづり出す必要がある。

認知療法と言うらしい。
15分で入り口までは来たかしら?

ちなみに
感情的盲目性も
無意識の必要性も
言わんとしていることは同じ。

理性は意識で感情は無意識。

合ってます?加藤センセ。

 

これも。
なぜ、男の懇願を無視して産み続けるのか?

多産の女は被害者だった。無意識の必要性

 


無意識の必要性。良い子だった女が大好きな夫にぶつける負の感情が1歳に飛び火」への9件のフィードバック

  1. よくあるタイプです相談者は…良い子を演じながら生きて来たのね
    良い子演じた動機は何かな?甘えの欲求が無意識化にあった…もっと言えば従順
    つまり…親には逆らわないってなるね~
    幼少期の我慢した感情を無意識化に抑圧
    して
    今となって容量オーバーになるから心が
    些細な事でも怒りになる…
    幼児的願望が満たされ無いから
    執拗いやら絡むに行動に繋がるんだね~
    相談者は…
    親から甘えられて大人になると何ら問題なく穏やかな気持ちなるけど…
    大原先生の心配は…今後、子供に当たり散らす事を自覚させたい感じだった…
    最悪は避けたいもんだし
    育てた親から見れば相談者は良い子だった
    動機は親から「愛されたい、甘えたい、褒められたい」この欲求が無意識化あるから
    発達心理的に健全な欲求だよ
    加藤さんの意識化することで相談者も改善
    しだし解決に向かうことを願います

  2. 大好きな人を大切にしなきゃ。
    大好きだからといって何言っても何やっても良いと言うわけじゃない。

  3. 元保育士で、3人の子を持つ母です。
    もしかしたら原因は、よくある産後のホルモンの急激な変化と育児疲れもあるのではと感じました。
    思い当たる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
    特に授乳期は常にだるく、些細な事にイライラします。

    乳幼児の子育てはとにかくハードで、そこにホルモンのめまぐるしい変化が起き、私もまるで自分が自分じゃないようで正直コントロールが難しい時もありました。怒った後は周囲に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、自己嫌悪に陥り、どんどんストレスが溜まっていくのがわかりました。
    それでも母親だものと頑張って頑張って、だけどうまくいかなくて、でも弱音を吐くのは甘えかな怠けかなと自分を責めた負のループ。
    もっと優しくしたいのに…理想のお母さんなんて程遠い現実。

    でも、自分を責めるのは逆効果なんです。
    必要なのはもっと頑張る事より、ちょっと肩の力抜いて、リラックスして、たまには自分の事も大切にする事です。
    乳幼児期の子育ては、想像以上に心身共にエネルギーを使います。相談者さんもどのお母さんも必死に頑張ってると思います。

    そして、できればお母さんもほめてもらう事です。
    「頑張れ」よりも、「お疲れさま」「いつもありがとう」が効く気がします。
    ご主人、言ってくれてるかな。

    まだ1歳なのに怒るなんて、ではなく、1歳だからこそのイライラもある。
    子育て中なんて、みんな多かれ少なかれイライラしてるのでは?
    相談者さん、おかしい事じゃないですよ。皆さんそうやって、日々葛藤したり反省したり奮闘しながら親になっていくのではないでしょうか。

    こちらが必死に子育てしているこんな大変な時期にご主人はお金のトラブルだなんて、イライラして当然だと思います。イライラの原因は相談者さんの心の闇のせい、という流れは非常に残念に感じました。加藤先生好きですが。
    旦那さんの理解と協力が不可欠です。お母さん達の生の声、世間一般にもっともっと知られてほしいと思います。

    1. 私も子育て中です。
      相談者さんと同じ気持ちになる時があり、自分の事を代わりに相談してもらってるように感じました。

      ですので、気持ちに寄り添う回答ではなく、イライラの原因を相談者さんの心にしてしまったのは残念でした。
      自分のせいだと感じ、余計に辛くなったのではないか…と心配しています。

    2. 私も相談者と同じ状況です。娘は4歳になり、以前に比べれば落ち着いてますが、酷かったです…少し前の写真を見ては泣いたりするときもあります。
      自分でもわかってるんですよね、一番近い人に絡んでるだけだって。
      でも、なんとか怒らずにと思う時ほどパニックになってます。出来ずにアタフタするだけなら良かったのですが、とにかく大変ということをただ夫に知って欲しくて、いつも激怒しては、夫の反応も薄く、ぐだぐだでした。
      みな耐えられないから仕事に出るんです。ちゃんと子育てに向き合えてると自信を持って!

      1. 管理人さんのおっしゃる事わかります。
        加藤先生好きですし、著書も多数読みました。怒りの抑圧、甘え等の話もよくわかります。
        その上で、なんです。
        誰でも掘り下げていけば多かれ少なかれ抑圧はあるし、今回の相談者さんの場合は幼少期に不満はなく誘導にもあまりピンと来ていないようだったので、もしかしたらこれ、一周回って単純によくある育児疲れが主な原因なのでは?と考えました。
        他人事とは思えなくて。

        頼れる旦那さんと共に子育て、というよりは、うまく頼れずに抱え込んでいる気もしました。

        原因が自分の心の問題という結論によって、相談者さんがご自分を責めたりますます追い込まれたりしない事を願っています。ただでさえ悩みに悩んで電話して来られたのですから。

        「小さなお子さん育てるのは皆大変です、あなた頑張ってますよ、おかしな事じゃないですよ、もっとご主人に頼ってお二人で子育て楽しんで」みたいに言ってほしかったなぁなんて。それでほっとして肩の荷が下りて、お子さんにまた笑顔を向けられる。意外にシンプルに捉えた方がうまくいく話のような気がしたのでした。

        誰かの考えを否定する必要はないし、色々な見方があっていいんだと思います。なるほどと新しい発見をしながらこちらを読ませていただいています。

  4. 子育のイライラは現状であって、問題の本質はそこではないですよね。
    せっかく管理人さんが解説してくれてるのに。

  5. 大原先生が最後に、1歳の娘への接し方に関するアドバイスをしていたが、是非参考にして欲しい。いかなる場合でも、娘への八つ当たりは許されるものではない。

  6. こんにちは!
    私も親から十分には愛されてなかったと思いますが、「反応」で戦ってました。反応するだけだから「自我がない」となるみたい?ですが、「いい子拒否」タイプ?がよくわかんないんですよね…「電話中くそばばあ!」って言った子と似てるかな、わかりませんが。
    「怒りがいっぱい」というのはよくわかります。

    他の方のコメントも読ませていただき確かに加藤先生のお話には「ママへの助け」はないなぁ、と思いました。分析してくださっているし、いつもお優しいですが。大原先生は「じゃあなにすればいいの?」を教えて下さっているからでしょうか。

    愛はあっても「伝え方を間違えてる」こともよくあると思います。
    親から「よい伝え方」を教わってないし、大原先生のような方がもっと身近にいらっしゃったりしたらいいのに!(世界で唯一の方で無理か!でも広まればいいのにな~)

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