期待が込められた遺産分割協議書。裏切られたときに何ができるか?
テレフォン人生相談
2015年8月10日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)
相談者: 女68歳 3人兄弟(姉と弟がいる) 夫68歳 長男43歳 次男35歳
今日の一言:
事実は一つでも、その事実をどう解釈するかは人の数だけ出てきます。
(年齢、家族構成のやり取りは省略)
加藤諦三:
で、今は、そうすと、お2人で暮らしてるんですか?
相談者:
はい、2人で暮らしております。
加藤諦三:
はい、分りました。
で、どんな相談でしょうか?
相談者:
はい、父の財産分与の件で、ご相談したいんですけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
3年前にい、父い、が亡くなりましてえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
父が偶然にも亡くなる前の日にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
俺が死んだらあ、このように、分けて欲しいって、あのお、口頭で言ってったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、あのお、四十九日の法要済ませました後にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
兄弟で、あのお、話し合うっていうか、父が言った言葉にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
だいだい準じまして、兄弟で、判を押して、話い、合いで、財産分与を終わってるんですけどもお、はい。
加藤諦三:
ご兄弟何人ですか?
相談者:
兄弟は、あのお、私と、姉と、弟の3人です。
加藤諦三:
3人ですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんと4人で分けたということですか?
相談者:
いえ、母はあ、父が亡くなるう、3年前に亡くなりまして、
加藤諦三:
あ、そうですか。
そうすと、3人で、
相談者:
はい
加藤諦三:
分けた・・
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
で、しかも、それはもう、お父さんの、言ったのにほぼ準じて、分けて、
相談者:
はい
加藤諦三:
それをみんな承知していたということですね?
相談者:
準じてというか、父が言ってた金額よりも大幅にい、多く残ってたんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
それでえ、弟は、父の言ったとおりだって言って、あのお、妥協しなかったんですけどもお、
(遺産を弟が管理している状況下で、遺産総額が増えることを認めると、2人の姉に、その分、多く渡さないといけなくなる)
加藤諦三:
はい
相談者:
それだったら、父が言ってた金額より、2千万くらい多かったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、姉が、そしたら、あの、ちゃんと弁護士さんを立ててえ、ちょっと話聞いてみましょって、言いましたら、弟が、譲って、少し多く、くれたんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
大部分の財産は弟が、受け継いだんですよ。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
それで、前の日に、父が亡くなるときにい、
加藤諦三:
はい
相談者:
自分が、苦労して建てたお家、結構立派な家だったんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
それを守っていって欲しいって言うので、
加藤諦三:
はい
相談者:
弟に、家の維持費一千万と、
加藤諦三:
はい
相談者:
私たちが、遠慮せずに遊びに来れるようにっていうので、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと一千万?
加藤諦三:
はい
相談者:
2千万余分に渡してるんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
別枠で。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、弟はわたしたちが貰った倍の金額?、の遺産を受取っててえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
結局、わたしたちの4倍くらい?、貰ってるんです。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
でもお、わたしたちは、そのときは、家を守っていってもらえると思って、
加藤諦三:
はい
相談者:
土地とか家の、相続も、
加藤諦三:
はい
相談者:
放棄して、話合ってえ、やったんですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、父が亡くなる前にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
甥っ子にい、
加藤諦三:
はい
相談者:
結婚したら、お家建てなさいって言って、土地を買って逝ったんですよ。
弟の子どもに。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、あのお・・つい最近ですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
弟が2世帯住宅を建てまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
そいで、そのお、うちの実家を、放ったっていうか、
加藤諦三:
はい
相談者:
もおう、住まないっていうことになったんですよ。
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
要するに、守っていって欲しいとお父さんが言って、それで、2千万ですか、
相談者:
はい
加藤諦三:
維持費やなんだって言って、渡してくれたんだけども、
相談者:
はい
加藤諦三:
守っていかないと、この家を。
相談者:
そうです、そうです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
守る意志が無いというか、
加藤諦三:
はい
相談者:
変わったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、わたしと姉がちょっとビックリして、釈然としない?、気持ちでなんか、あのお、2人で、なんだかんだって言ってるんですけどもお、
加藤諦三:
はい
相談者:
結局、諦めないと、いけないものかあ?、何か方法があるものか?、と思いまして、
加藤諦三:
はい、分りました。
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、あなた・・たちの、一番の不満の、今、元は、
相談者:
はい
加藤諦三:
要するに、弟があ、
相談者:
はい
加藤諦三:
家を守っていくと。
相談者:
はい
加藤諦三:
お父さんは、もう、一生懸命苦労して自分のこの家を建てたから、
相談者:
はい
加藤諦三:
きちんと家を守ってくれと、言った。
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、
相談者:
父は何度もそれ言って死んだんですよ。
加藤諦三:
それで、そのために、お姉さんとあなたよりも余計に、分与をしたと。
相談者:
はい、はい、そうです。
それも◆△%&で。
加藤諦三:
にも関わらず、
相談者:
はい
加藤諦三:
今、その言葉は守られないと。
相談者:
そうです、そうです。
加藤諦三:
で、そこで、そのことが、釈然としないけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
もう一度、考え直すっていうか、再分配の方法ってのはないものか?っていうことですね?
相談者:
はい、そうです。
加藤諦三:
はい、分りました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はスタジオに弁護士の中川潤先生がいらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
はい、よろしくお願いいたしますう。
(回答者に交代)