老いた身に逆縁の悲しみを3ヶ月後に打ち明けた妹に掛ける言葉が見つからない

テレフォン人生相談 2024年11月26日 火曜日

パーソナリティ:今井通子
回答者: 玉城ちはる(安田女子大学非常勤講師、シンガーソングライター、家族相談士

相談者: 女79 離れて住む妹73 妹の夫 自殺した妹の息子46 妹の娘43

今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。

相談者:
こんにちはあ。

今井通子:
今日はどういったご相談ですかあ?

相談者:
えっ、私のことじゃなくて、私の妹のことなんですけれども、よろしいでしょうかあ。

今井通子:
はい

相談者:
私は、79歳なんですが、実の妹が、73歳なんですよね。

今井通子:
はい

相談者:
それで、あの、離れて住んでおりまして、

今井通子:
はい

相談者:
電車で、もう、5時間ぐらいかかるところに住んでるんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
それで、その妹にですね、長男と、女の子と男の子と、1人ずつ、2人いるんですが。46歳の、長男がですね、

今井通子:
はい

相談者:
今からあ、3ヶ月ほど前なんですけれど、 自殺う、したんだそうですよ。

今井通子:
はい

相談者:
で、その時は、あの、もう、ショックで、誰にも知らさ、ず、に・・家族だけで、家族葬で、済ませたんですが。先日、「もう、お姉ちゃんにも、 話さないでおこうと思ったんだけど」って泣きながらなんか話すもんですから、何事かと思った、ましたん、ですよね。

今井通子:
・・

相談者:
そうしましたら、そういうことでですね、自殺してしまったっていうことで、妹が、大変もう・・親ですから、ショック受けておりまして、もう泣いてばかりいまして。何度電話しても、もう、泣いてばかりで、もう本当にもう・・言葉のかけようがないんですよね。

今井通子:
・・う、ん・・

相談者:
で、私も飛んでいって慰めたいんですが、慰める、る、にも、◆#$いう、泣いてる状態で。 こういう時は、どういうふうにして、慰めるって言いますか・・少しでも、心が落ち着くように、して、あげれる、ものかなあ、と思いまして。先生方に、ご相談させていただきましたあ。

今井通子:
はい、わかりました。

相談者:
はい、はあい。

今井通子:
(吸って)元々、あれですかねえ。

相談者:
・・え?

今井通子:
お妹さんは、

相談者:
ええ

今井通子:
ご長男と、

相談者:
ええ

今井通子:
あとお・・ご長女、おいくつだったっけ?

相談者:
40、3歳かな?

今井通子:
43歳。

相談者:
で、別な県に住んでおります。

今井通子:
あ、なるほどね。そうすると、

相談者:
ええ

今井通子:
お妹さんと、ご長男は、

相談者:
ええ

今井通子:
ご一緒に住んでら、したの?

相談者:
いえ、違います。違います、全然。
長男の方は、独身で、30歳ぐらいの時から、仕事上で、うつ病になったんですよね。

今井通子:
あああ、うん・・

相談者:
それで、1度も結婚もしておりませんし。

今井通子:
うん

相談者:
で、うつ病が、だんだんひどくなりまして。 仕事も、辞めまして。

今井通子:
うん

相談者:
で、そういう障害の方、ばかりが、集まって、軽い仕事したり。それから、そういうところのグループの、アパートに、皆で、住んでたんですよ。ですから、妹のところには、実家には、住んでいないで、妹のところには、週1回ですね、なんか土日になると、お食事も出ないので、実家に帰ってきては、お食事したりしてたそうです。

今井通子:
うん、なるほど・・(吸って)

相談者:
で、普段といつも変わらない様子で、お食事もちゃんとして。

今井通子:
うん

相談者:
「じゃあまた来るからね」って、帰られて。そしてそれから、3日か4日、後に、自殺したって警察から連絡が入りまして。もう本当にとにかく・・びっくりしまして。もう、妹も、取るものもとりあえず、とにかく・・自分は何もできない状態で、他県にいる、妹、に、連絡して、きてもらって。そして家族葬・・で、葬儀したんですけど。誰も呼ばないで、私も呼んでくれないで、誰にも知らせずに、本、当に、家族だけで・・4人でやったそうです。

今井通子:
なるほど。

相談者:
ええ

今井通子:
今ね?

相談者:
ええ

今井通子:
家族葬は、普通の場合でも流行ってますからね。

相談者:
ええ、はい。

今井通子:
特に、あの・・

相談者:
ええ

今井通子:
コロナ禍以降は、あんまりお葬式は、

相談者:
ええ

今井通子:
派手なお葬式

相談者:
ええ

今井通子:
しないみたいですけど。(吸って)

相談者:
はあい、はあい。

今井通子:
その・・亡くなったあ、その、

相談者:
ええ、長男、

今井通子:
ご長男は、

相談者:
ええ

今井通子:
小さい時から、何かあったのかな?

相談者:
いや・・小さい時は、全然、高校卒業するまでは全然、普通だったんですよ。

今井通子:
うん

相談者:
そして、なんか、働き出してからちょっとおかしくなった、らしいんですよね。仕事上で色々とあ、って。

今井通子:
ああ、なるほど。

相談者:
・・はい

今井通子:
で、それでえ、うつ病になった?

相談者:
えっ、ええ、そうですね。

今井通子:
うん・・その、うつ病になった頃は、

相談者:
ええ

今井通子:
じゃあ、ご一緒に住んでらしたのかなあ。

相談者:
その頃は住んでました、一緒に、ずっと、家にいました。実家に。

今井通子:
で、その、いつ・・妹さんの、お家から出て行ったんですか?

相談者:
施設に移ったのはああ・・6、7年前か、そのくらいかしらねえ。

今井通子:
うん・・

相談者:
結構、40ぐらいまでは家にいたと思います、実家の方に。

今井通子:
その、40歳ぐらいまで

相談者:
ええ

今井通子:
家に、いらした時、

相談者:
ええ、はい。

今井通子:
その時の、妹さんと、

相談者:
ええ、ええ。

今井通子:
その、ご長男との関係なんだけど。

相談者:
ええ、ええ。

今井通子:
・・その辺は・・どう、

相談者:
ええ

今井通子:
だったんでしょう。

相談者:
母親、とは、すごく仲良く、ったら、変ですけど。すごく、もう、なんでも喋って・・もう、親しくして、慕ってたんですが、父親がちょっとですね、取り、離すような感じで、冷たかったんですよね。

今井通子:
うん・・あああ。

相談者:
だからあ、妹にしては、「父親のくせに、なんでこんな優しくしてやれないんだろう」、「かまってやれないんだろう」っていう不満はやっぱり、あったようですね。

今井通子:
そうするとね?

相談者:
うん

今井通子:
お家から出ていったあ、

相談者:
ええ、ええ。

今井通子:
その原因っていうのがあ、

相談者:
ええ

今井通子:
その、お父さんにあり?

相談者:
あと、それから、なんか、うち(家)に、こう、ずっといましてもね?、父親、母親が先に死んでしまいますからね。そうしましたら、この子、は、1人でどうなるんだろうっていうことで、なんか、市の、福祉の方に相談に行きまして。 そして、こういう手段取って、

今井通子:
あっ・・

相談者:
生活保護もらって。市の方で、斡旋してくれたっていうか・・それで、生活保護ももらうようになったから、「お金もお小遣いもあげなくても良くなった」って聞いてました。

今井通子:
・・

相談者:
で、「死んだとしても、生活保護をいただけるから、1人で暮らしていけるんじゃないか」って言ってました。

今井通子:
その、

相談者:
ええ

今井通子:
妹さんがね?

相談者:
ええ

今井通子:
もう、泣いてばかりいる、

相談者:
ええ

今井通子:
という、内容?、の、部分でえ、

相談者:
ええ

今井通子:
結局う、その、元々・・自殺をしたがる?

相談者:
ええ、◆#

今井通子:
傾向のある、

相談者:
ええ

今井通子:
人間に対して、

相談者:
はい

今井通子:
自分が、 注意が行き届かなかった

相談者:
あーあ、はい。

今井通子:
ことに対する、

相談者:
はい、ええ。

今井通子:
悔いなのかあ?

相談者:
え、そうですね。

今井通子:
うん

相談者:
私が思うには、妹は、本当に、自分、を、ね?

今井通子:
うん

相談者:
◆#$%なんて言うんだろう。何にも助けてやれなかったって・・そんなに苦しんでね?

今井通子:
うん

相談者:
あの、「自殺するほど苦しんでいるって、見抜けなかった」って。「それが、すごい、かわいそうだった」って。すごく、妹は、それを悔いているんですよね。

今井通子:
なるほど。

相談者:
とにかく、そんな、苦しんで・・◆#$%だなんて、全、然、おくびにも出さないしね?

今井通子:
うん

相談者:
そんな話も、分かってやれないで、「本、当に・・気の毒なことした」って。「私も、お母さんも、一緒に連れて行ってくれればよかったのに」とかさ・・「お母さん1人で残されて」ね、「ほんとは、後を追いたい」とか。とにかく、その、妹は・・ そういう感じなんですよね。

今井通子:
うん、◆#

相談者:
それで、もう、泣いてばっかりいるんですよね。「何にもしてやれなかった」、って・・

今井通子:
ただあ、そのお・・妹さんは、うつ病というのがどういうものだかは・・ご存じなのかな。

相談者:
病院にも、あの、一緒に通院しておりましたから、知ってるんじゃないかなと思いますけどもお。

今井通子:
ああ、ああ、なるほど。

相談者:
ええ

今井通子:
で、そのお・・施設っていうか、その、

相談者:
はい、はいはい。

今井通子:
自分たちのいる場所に、

相談者:
はいはい、はい。

今井通子:
行っちゃってからもお、息子さんはあ、

相談者:
ええ

今井通子:
薬は飲んでたのかな?

相談者:
え、飲んでたみたいですね。病院行ってね。

今井通子:
医者にも通ってたの?

相談者:
はい、はい、そうですう。

今井通子:
ああ、ああ、なるほど。(吸って)そこで、

相談者:
ええ

今井通子:
あなたとしては、

相談者:
ええ。なーんて・・

今井通子:
慰めに行って、

相談者:
ええ

今井通子:
あげたいのかな?

相談者:
行こうと思ってるんですが、なんて慰めていいものやら・・本、当・・

今井通子:
うん、そうですよね。

今井通子:
私も、もう、未熟で。言葉が、分からないんですよね。

今井通子:
なるほど。
妹さんのことなんだけど、

相談者:
はい

今井通子:
妹さんにも、どっちかっていうと暗いところあった?

相談者:
いや、暗いとこはありません、妹は。

今井通子:
あ、じゃあ、妹さんが

相談者:
ええ

今井通子:
うつ的な状態

相談者:
ええ

今井通子:
だったっていう、わけではないね?

相談者:
ええ、違います違います。ええ、全然。

今井通子:
あ、そういうことはないのね?

相談者:
はい、ないです。はい。

今井通子:
うん、うん。
で、そのお・・

相談者:
うん

今井通子:
妹さんたちが、

相談者:
はい

今井通子:
率先してえ・・

相談者:
えっ

今井通子:
自分たちが亡くなっちゃった時のことを考えて、そっちの方の、市の、

相談者:
えっ

今井通子:
みんなと一緒に住んでるところへ、

相談者:
ええ、ええ。

今井通子:
自分で行ったの?

相談者:
いや、妹と・・父親と母親が一緒について行って、頼んだんです。

今井通子:
ああ、ああ、ああ。
そうすると、そこら辺のところが・・

相談者:
ええ

今井通子:
妹さんにとっては、自責の念の・・根本になっちゃうのかな?

相談者:
どうなんでしょうねえええ。

今井通子:
うんんん。

相談者:
ですけど、そのまんま、親のところにずっとおりましてもねえ、もう、40、何歳ですしねえ。いずれ、親だってもう、80とかなったら・・(吸って) ちょっと、こういう状態じゃ、

今井通子:
うん

相談者:
経済的にも、大変だろうと思うんですよねえ。

今井通子:
うん

相談者:
やっぱり・・◆#

今井通子:
(含み笑い)そうすると、慰め方も、色々あるん、で、す、があ。

相談者:
あえ

今井通子:
今日はですねえ、安田女子大学非常勤講師で、家族相談士の、玉城ちはるさんがいらしてますので、

相談者:
はい、はい。

今井通子:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)

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