
マド愛も30代と錯覚した80歳の第一声。直したい自称強情な性格が貴女を助けた
テレフォン人生相談 2025年10月6日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女81 夫は20年前に離婚 同居の長女と長男と長男の嫁と孫の5人暮らし
今日の一言: 自分を正直に認めることが最善の生き方です。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい、お願いしま、す。
加藤諦三:
はい、最初に、年齢を教えてください。
相談者:
81歳です。
加藤諦三:
81?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい。
今お一人ですか?、ご主人と一緒?
相談者:
・・別れました。
加藤諦三:
別れたのは、どのくらい前ですか?
相談者:
それはね、20年ぐらい、なるですかねえッ(ため息混じり)・・
加藤諦三:
20年前?
相談者:
はいッ(ため息混じり)・・
加藤諦三:
で・・今は、
相談者:
うん
加藤諦三:
そうすっと、一人で暮らしているの?それとも・・
相談者:
いや、長女と、長男と、
加藤諦三:
あい・・
相談者:
長男の嫁さんと、
加藤諦三:
はい
相談者:
孫一人です。みんなで、合計、5人です。
加藤諦三:
5人?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい分かりました。それで、相談は、どんなことですか?
相談者:
あのう、別れた時の、
加藤諦三:
うん
相談者:
言われた言葉が、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、私が、強情っていうの?ッホ(ため息混じり)・・確かにそうなんですわッア(ため息混じり)・・
加藤諦三:
・・私が強情?
相談者:
うん。
自分自身が、
加藤諦三:
うん
相談者:
強情で、それを・・言われたんですわ、何回でも・・
加藤諦三:
・・うん
相談者:
で、確かに、私も、強情で、いじっぱりだなあっていうことは、そういう性格なんだね。(吸って)うん・・◆#$%□&
加藤諦三:
ああ・・
相談者:
それが・・ッハア(ため息混じり)・・気に入らん・・理由もあったかもしれないけどお。ピンポーン(インターフォン?)
加藤諦三:
うん
相談者:
・・夫の、ワンワンッ(犬が吠える)職場の女の人と仲良しになってえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
遊ぶようになりましてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
ふんで・・う・・(ため息)
加藤諦三:
(鼻吸って)
相談者:
うちに、帰らなくなりましたッハ・・ワンワンワンッ(激しく吠える)
加藤諦三:
・・で・・今日の相談というのは、どういうことですか?
相談者:
だから、そのねえ・・私のこの強情がねえ、治したいんですわッハ(ため息)・・
加藤諦三:
「私は強情です」っていう人は、
相談者:
うん
加藤諦三:
あんまり、治らないです。
相談者:
治ら◆#・・(苦笑)(絶句)・・
加藤諦三:
だって・・あなたが、「私は強情です」って言ったらね?
相談者:
うん
加藤諦三:
・・「ああ、そうですか」って言うより、ないでしょ?、相手は。
相談者:
・・
加藤諦三:
「私は直すつもりはありませんっていうことだから。
相談者:
あ、ハア・・そうですか・・(吸って)どうすれば・・(涙声)私いいんですかね、そうすれ(ため息混じり)・・
加藤諦三:
素直になりゃあいいんです。
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
・・
相談者:
それが、素直に、なれない・・
加藤諦三:
素直になれないのは、
相談者:
う、うん・・
加藤諦三:
過去になんか、原因があるんですよ。
相談者:
・・原因が?
加藤諦三:
うん、小さい頃。
相談者:
・・小さい頃は貧乏でした、うちはッハ・・(ため息)
加藤諦三:
ああ・・小さい頃、お金がなかった?
相談者:
はい。父親が病気でえ、働けなくなったからあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
私、3人きょうだいの一番上ですけど。
母親が、日雇いに出たんですわね?
加藤諦三:
うん
相談者:
んで、それで、稼いでた?ッハ・・(ため息)
加藤諦三:
うん
相談者:
それで、私たちは・・いつも、学校行って。本なんかも、ただで・・もらうっていう?、昔の、保護があった?。(吸って)そういう中で育ってきてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
私は体は丈夫でしたねえ。
妹は・・体が、悪かったもんで。病気になって、死んじゃったんですけどお。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
んで、あと、の、弟と二人なんですけど。弟もいじっぱりなとこが・・ハ、あの、変屈?・・嫁さんが言う、ように、変屈って言われとるね。
加藤諦三:
(吸って)
相談者:
でも、本当に変屈だと思いますけど。私、はあ、夫からあ、言われた言葉があ、
加藤諦三:
◆#あ・・
相談者:
それだけですわッハ(ため息混じ)・・
加藤諦三:
じゃあ、あなたは、
相談者:
うん
加藤諦三:
小さい頃、
相談者:
うん
加藤諦三:
自分のことを分かってくれる人は、いなかった。
相談者:
・・うーん・・そういうことですわね。
みんなそれぞれが・・悲しい運命だったから(含み笑い)。
・・自分のことを、聞い取る暇がなかったん・・◆#$%ね、親は。
加藤諦三:
うん。
だから、親が、自分のことを分かってくれればね?
相談者:
うん
加藤諦三:
お金がないなんていうことが問題にはならないですよ。
相談者:
あ、そうですか・・ん、お金のことが◆#$%
加藤諦三:
だから、今、あなたは、自分が、
相談者:
うん・・
加藤諦三:
素直じゃないっていうことを、自分で分かってるわけね?
相談者:
そうです。
加藤諦三:
それすごいじゃない。
これ、あなたの財産だよ?
相談者:
一番悪いとこです・・私の。
加藤諦三:
悪いとこじゃないよ。
相談者:
(吸って)
加藤諦三:
だって、よく考えてくださいよ。「私は強情です」
相談者:
はい
加藤諦三:
「私は素直じゃない」なんていうことを、言える人は・・
相談者:
でもねえ、それ言える人はねえ・・私が知らない人だから言えるだけでねえ、(涙声)・・知っとる人には、言えない・・そういうこともね?◆#$%
加藤諦三:
ん、あ・・ほんで、今日のあなたの相談というのは、どういうそ・・
相談者:
うん・・だから、その、私は強情をやめて、素直になりたいんです。
加藤諦三:
あ、素直になりたいっていうことね?
相談者:
はい 。
加藤諦三:
なれますよ。
相談者:
(吸って)そうですかあ。私でも変われますかね・・(半泣き)
加藤諦三:
だって今だってあなた、素直だよ。
相談者:
(吸って)
加藤諦三:
だって、「強、情、だ」っていうことを、自分で言ってんでも。
本当に強情な人なんていうことは・・ 自分が、「素直だ」って言いますよ。
相談者:
うーん・・
加藤諦三:
わかりました。
今日の相談には、大変、適した先生がいらしています。
相談者:
はい
加藤諦三:
心についてのエッセイストとして、おなじみの、マドモアゼル愛先生がいらしているので、
相談者:
はい
加藤諦三:
よーく、聞いてください。
相談者:
はい、わかりました。
加藤諦三:
はいどうも。
(回答者に交代)
相談者が褒められたのは、本当にレアケース。残された人生は短期ですが、悔いのないように生きて。
こんなしちめんどくさい婆様は嫌だ!
離婚理由は、亭主の浮気からでしょう?
残酷にも妻子を無碍に捨て去り、その時は、何でも言いなりの振りした浮気相手が奪い取った、とんでもない裏切り者ですよ。今頃は、バチ当たっているんじゃないの。
どんな理由であれ、別れ際に、妻に対して捨てゼリフとは、本当に酷い亭主だ。
でもね、本当に体が丈夫なのは、何よりの財産なんだよね。
しかも足の手術して、成功したのは、
運が良い証拠。
失敗して苦しんでいる人も多いのだよ。
この相談で、元気を取り戻して欲しい。
私もどちらかと言うと強情。
しかも3人きょうだいの長子だし、男運も悪いので、相談者さんに共感してしまった。
歳を取ると人生の総決済という感じでやたらと昔の事を思い出すけど、この方はたぶん元夫を自分と逆のタイプの女性に取られた事にずっと傷付いていて、そのせいで元夫の「強情」という言葉に未だに縛られているのでは?と思った。
だけど今日の愛先生の言葉でだいぶ救われたと思う。
強情だから今までやってこられたという言葉で人生を肯定してもらえて、私まで嬉しくなった。