ストーカーとは、つきまとい行為をする人のこと。
つきまとい行為は英語ではストーキングと言うが、日本ではなぜかストーカー行為と言われる。

ストーカーは、今では誰もがその意味を知る言葉だが、広まるきっかけとなったのは１９９９年に発生した「JR桶川駅女子大生路上殺人事件」（後に、「桶川女子大生ストーカー殺人事件」）(*)

(*)桶川女子大生ストーカー殺人事件：
事件発生の数ヶ月前から警察には家族からの訴えが届いていた。
当時、つきまとい行為そのものを取り締まる法律がなかったとはいえ、警察のサボタージュが酷く、被害者は警察に殺されたと言っても過言ではない。
事件後、家族からの告訴状の改ざんまで警察が行っていたことが明らかになり、当該署員は起訴され有罪判決。
警察の捜査怠慢については、国家賠償請求訴訟において賠償責任が認められた。

事件発生の翌２０００年にストーカー規制法が制定・施行された。

番組には、ストーカー被害の真っ最中の人、あるいはストーカー本人からの相談も寄せられる。

ストーカー本人からの相談の場合、やっていることを聞くと紛れもなくストーカーなのだけれど、相談者に自分がストーカーという自覚は全くなく、加えてナルシスト的性格といった、いわゆるストーカーの一つのタイプを体現していて興味深い。

あるいは、顔を合わすことなく付き合いを終わらせるためにストーカー規制法を活用して遠ざけられているといったエキセントリックな相談もある。