資格試験を挫折した大卒34歳の息子は引きこもり?、いや単なる怠け者

(回答者に交代)

大原敬子:
あのお、今日の相談は、あなた自身の、

相談者:
はい。

大原敬子:
将来が不安っていう電話じゃないですか?

相談者:
・・

大原敬子:
私ね、

相談者:
はい。

大原敬子:
これは、ほんと冷たいって思われるかもしれないけれど、人間は、まず自分が、色んな所に、火の粉が降りかかってくると思ったときに悩むんではないかと思ってるんですね。

相談者:
はい。

大原敬子:
だから、あなたが永遠に、200歳まで生きられるんならば、今、息子さん、34歳で、こういうことが起きたとしても、まあまあ、と思ってると思いますよ。

相談者:
はい。

大原敬子:
そう思いませんか?

相談者:
思いますね。

大原敬子:
つまり、自分が、70、80になったときに、どうなるんだろう?っというこじゃないですか?

相談者:
そうです。
思います。

大原敬子:
そうですよね。

相談者:
はい。

大原敬子:
あの、昔から、こういう言葉があるんですね。
急いで解決できないものは、

相談者:
はい。

大原敬子:
時間が・・解決の・・道を案内してくれる、ってあるんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
それ、どういうことかと言いますと、あなた自身が、100歳、200歳生きられたら、この34歳の、この生活は、しょうがない、で終わってるんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
同じなんですよ、やってる息子さんの行動は。
・・
自分が切羽詰ってくるときに、悩みの・・問題がすごく、多く感じちゃうんです。
そう思いませんか?

相談者:
思います。

大原敬子:
で、次からです。
ま、これ、私みたいな生き方は、もう、あなたみたいな真面目な方がね、聞いたら、堪えられない、と思うかもしれませんけども、世の中には、こんな生き方もあるっていう一例で聞いて頂けますか。

相談者:
はい。

大原敬子:
こんな一例で。
私が、その息子との関係だった場合には、息子はこのまま置いていきます。
生きてればいいから。

相談者:
・・

大原敬子:
生きていればいいから。

相談者:
はい。

大原敬子:
そして、とにかく自分が、80、90ときに、息子に世話にならない生き方を、まず、私は今、当面、築きます。

相談者:
はい。

大原敬子:
そのためには、家の中は明るくです、だって、息子さえ生きてればいいんですもの。
良かった、生きててくれて、って。

相談者:
はい。

大原敬子:
じゃあ、この先・・息子は、この先どうなったっていいんですよ。
好きにやってるんですから。
でも、私が、70、80、90のときに、この息子の世話になることが出来ないかもしれない。

相談者:
はい。

大原敬子:
じゃなくて、出来ない!って、もう自分の中に思っておくんですね。

相談者:
はい。

大原敬子:
そして、私は、自分の生活を、しっかり守ります。
築き上げるのかな。

相談者:
はい。

大原敬子:
築き上げるって、どういうことかというと、まず息子には、
「お母さんこの歳でしょ、62歳、63になってきた。」、って。
「これは、あなたが、したいんなら、構わない、いいよ。」、って。
「お母さんにとって大事な息子なんだから。」

相談者:
はい。

大原敬子:
「もう、目の中に入れても痛くないの。」

相談者:
はい。

大原敬子:
「世間から見たらね、34歳だけど、お母さんから見たら、いつまでも赤ちゃんなの」、って。
「ただね、お母さん、この先、あなたに面倒看て、って負担は掛けられないから、」

相談者:
うん。

大原敬子:
「お母さんは、自分の生活を築いていくから。」

相談者:
はい。

大原敬子:
「それは聞いてね」、って、真正面から向き合います。

そしてね、
「昼間の食事あるでしょ」、って。
「それから、部屋のお掃除」

相談者:
はい。

大原敬子:
「全部、それ、自分でやってね」、って。
「できるでしょ」、って。

相談者:
はい。

大原敬子:
で、
「出来たら、お母さん、昼、パートしてるからね、昼間。夜くらい作ってくれない?」、って。

相談者:
(笑)
そうですねえ。

大原敬子:
そうでしょ?

相談者:
はい。

大原敬子:
そして、
「あなたは、まだね、ヒヨコちゃんみたいだけども、ただ、元気で、健康で、いてくれたら、お母さんそれでいい」、って。
まず、私はそこで、腹を括ります。

相談者:
元気で、健康でですね。

大原敬子:
元気で、健康で・・もう、こういう人は、元気なんですよね。
でも、あなた、思いませんか?
それを勝手にね、私はお母さんに・・その、引きこもりとか、云々って、なぜ、お母さんから、烙印押しちゃうのかな、って思ったの。

生きてればいいじゃないかってことです。

ま、極論は、

相談者:
はい。

大原敬子:
命を神様が授けたってことは、この子に何かの役目があるんですよ。

相談者:
はい。

大原敬子:
それを私たちは、この年代、年代で、こう生きなくちゃならないっていうね、定義の上で、子どもを育てるじゃないですか。

相談者:
はい。

大原敬子:
34歳ですよ。まだ。
かっわいい、ねえ。
思いません?

相談者:
・・

大原敬子:
そしたら、夕飯も作ってもらうの。

相談者:
そうですね。

大原敬子:
で、お父さんには、
「お父さんね、2人だけだと寂しいじゃない」、って。

相談者:
はい。

大原敬子:
「(次男が)居れば、泥棒のね、用心棒にもなるじゃない」、って。

相談者:
うん(笑)。

大原敬子:
そう思いません?
「あの子素直じゃない」、って。

「なまじっか、ね、エリートで、親を全然看なくって、あら、産んじゃったけど、うちの子どこ行っちゃったの?っていうよりは、いいかもね、この方が」、ってことで、

相談者:
・・

大原敬子:
だから、あなたは、

相談者:
はい。

大原敬子:
63歳のご主人様と、34歳の・・幼児を、あなたは抱えていると思った方がいいですよ。

相談者:
はい。

大原敬子:
できるじゃない、あなた、まだ、62歳じゃないですか。

相談者:
(笑)

大原敬子:
そして、もう34歳はいいですよ、放っておいても。
自活してるじゃない、しっかりと。
怠け者です、これ。

相談者:
怠け者ですか。

大原敬子:
怠け者はいつか働く、3年寝タロウみたいにして。
ですから、心さえ病まないようにして、あなたが、もっと、陽気っていうよりもね・・陽気になるって、どういうことかと言いますとね、

相談者:
はい。

大原敬子:
あの人の面倒看た、この人の面倒看た、って言ったら暗くなるんです。

相談者:
はい。

大原敬子:
もういいわ。
私だけ、幸せの船に乗ろう、と思っちゃうの。
分かります?

相談者:
(笑)

大原敬子:
(笑)もう、パートでも、半分は貯金しようとか。

相談者:
ええ。

大原敬子:
そして、お父さんとお母さんがほんとにね、仲睦まじくやったときに、

相談者:
はい。

大原敬子:
息子さんは考えますって。

相談者:
はい。

大原敬子:
その証拠は、昼間、自分で食事を作っていること。

相談者:
はい。

大原敬子:
あなたが番組どう?って言ったときに、向こうは迎合して、うん、お母さん、その番組観たよ、って・・この調子の良さ。

相談者:
はい。

大原敬子:
これは、引きこもりでは、絶対ないです。

相談者:
はい。

大原敬子:
ただ、こんないい暮らしがあったんだあ、って、そのクマちゃんが、

相談者:
はい。

大原敬子:
その、冬眠から、出て来れないってことでしょうね。
でも、お母さんとお父さんが楽しくしてたときに、彼は考えるんじゃないでしょうか。

相談者:
はい。

大原敬子:
ただ、彼の生活行動だけは、

相談者:
はい。

大原敬子:
お母さん、真面目に・・責めるんじゃないのよ。

相談者:
はい。

大原敬子:
して欲しいんですけど。
「あなた(次男)は元気で、生きていてくれればいい」、と。
ただし、ここでは生活やっていけないので、お母さんがあなたのために、仕事をバリバリ頑張るってことです。

相談者:
はい。

大原敬子:
分かります?

相談者:
分かります。

大原敬子:
そのときに何かを感じるはずです。
あのね、女性が明るくて強かったときに、家の中は変わりますよ。

相談者:
ああ、そうですか。

大原敬子:
うん。
空(カラ)元気でもいいですから、頑張ってください。

相談者:
私にい・・たぶん足りないのは、その、空(カラ)元気だと思います。

大原敬子:
だって、あなた、生きたいでしょう?

相談者:
・・生きたいです・・

大原敬子:
生きたいでしょう?

相談者:
元気で生きたいです。

大原敬子:
うん。とことんね。

相談者:
はい。

大原敬子:
生きて、生きて、生き抜きたいでしょう?

相談者:
はい。

大原敬子:
だったら自分がそれを、いつも心の中で思わなくちゃ。

相談者:
はあ。

大原敬子:
息子は居て良かったって。

相談者:
はい。

大原敬子:
私と、お父さんが、心が健康で、

相談者:
はい。

大原敬子:
そして、私とお父さんの生活は、子供には負担を掛けない。

相談者:
はい。

大原敬子:
ていう意識で変えたときに、あなたの生きる意志が変わると思いますよ。

相談者:
はい。

大原敬子:
分かりますか?

相談者:
はい。

大原敬子:
急いで解決の出来ないものは、時間というものが、答えの道を教えてくれますからね。

相談者:
はい。

大原敬子:
加藤先生に代わりますね。
先生、お願いします。

(再びパーソナリティ)


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