スマホ通話にはまる中2の娘にどうすればいいか分からない母

(再びパーソナリティ)

勝野洋:
わたしも、少しよろしいでしょうか?

相談者:
はい。

勝野洋:
あのお、やっぱ、電話で心配してるのは、そういう、よく、問題になっている出会い系サイトとかね、

相談者:
そうですね、はい、はい。

勝野洋:
それは、もう、もちろん心配されるのは当然ですけど、

相談者:
はい。

勝野洋:
先生言われたように、

相談者:
はい。

勝野洋:
母親として、

相談者:
はい。

勝野洋:
どーんと構えて、

相談者:
はい。

勝野洋:
ま、信頼してあげるというね、

相談者:
はい。

勝野洋:
何があっても、

相談者:
はい。

勝野洋:
そういう・・心、構えっていうか、

相談者:
はい。

勝野洋:
そういう・・子供にちっちゃい頃から伝わっていくと思うんですね。

相談者:
はい。

勝野洋:
で、あのお、わたしも、子ども3人いまして、

相談者:
はい。

勝野洋:
ちょうど、中学のとき、長女がどうしようもなく、世間的に言う、ワルだと、評価されまして、

相談者:
ええ。

勝野洋:
学校からも、もう、散々言われたんですが、僕は女房に、
「おい、止(と)めろよ」、と言ったんですよ。

相談者:
はい。

勝野洋:
と、
「いいのよ」・・て言うんですよ。

相談者:
あー

勝野洋:
「なんで?」、って言ったら、
「うん?」
あのお、
「間違ってたら、自分が酷い目に遭うんだから、ほっとこうよ」、つって。

相談者:
うーん・・うーん

勝野洋:
信じてるんですね。

相談者:
うーん。

勝野洋:
絶対帰ってくるから、って、夜遊び出たりしてもね。

相談者:
うーん。

勝野洋:
て、僕は12時頃まで、あのお、表で、うろうろ、うろうろ、ま、木刀持って待ってんですけどね。

相談者:
(笑)
はい。

勝野洋:
で、なんにしても、とにかく、外から帰ってきたら味方は、お母さんとお父さんですからね。

相談者:
はい。

勝野洋:
それは、もう、信頼してあげていいと思うんですよ。

相談者:
ああ、はい。

勝野洋:
その電話機一個で信頼してないっていうことでしょ?

相談者:
そうですねえ。

勝野洋:
だから、先生言われたように、まさに、僕は、母親の役割っていうか、

相談者:
うーん・・

勝野洋:
そういう・・ことじゃないですかねえ。

相談者:
はい。

勝野洋:
ね。

相談者:
はい。

勝野洋:
そういうこと、お父さんと、ご主人とお話して、

相談者:
はい。

勝野洋:
また、あのお、ね、娘さんを大事に。

相談者:
はい。

勝野洋:
はい、育ててみてください。

相談者:
はい。

勝野洋:
よろしいでしょうか?

相談者:
ありがとうございました。

勝野洋:
じゃ、失礼いたします、これで。

相談者:
失礼しますう。

勝野洋:
はい、お幸せに。

(内容ここまで)

与えちゃったか。
スマホ。

でも、こういう、なし崩し的な親の姿勢は良くないねえ。
鬼になるときはならないと。
「子どもになめられちゃあダメでしょ」(三石由起子)

もちろん優しさとのセットだ。
「『今日、何作ろうか?、何食べたい?』って聞くの」(大原敬子)

 

スマートフォンの中学生の普及率は55%(*1)。
これならなんとか、親は、与えない、という選択もあり得るかな。
ただ、それも、時間の問題のようだ。

今後使う意向がある、とした生徒を加えると92%(*1)。
実際、女子高校生の普及率は95%(*1)に跳ね上がる。

(*1) 2014年3月 デジタルアーツ調べ

ほんと、親としたら、困ったものが普及したもんだ。
PCなら、まだ、そこに行かないと触れないし、使いこなせるようになることも将来のために無駄ではない。

しかし、スマホは、そのサイズゆえに、抑制が効きにくい。
猿の○○○り。

失礼。

さて、

この娘だってそう。
心配なのは、出会い系なんかより、中毒の方じゃない?

依存症。

ギャンブルなんかと同じで、もう、自分ではやめられない。
病気なんでね。

先のアンケートでも、
「やめたいのにやめられずに辛い思いをしたことがある」
にYESと答えた生徒は5人に一人。

「スマホのことになると人が変わるんです」
娘さんは、それの一歩手前って感じがする。

無遅刻、無欠席ねえ。

以前、
「学校が好き」
と言う子供が問題行動を起こしていて、実は、
「学校にしか居場所を持たない」
と指摘された相談を思い出した。

スマホ依存
無遅刻・無欠席
自傷行為

うん、矛盾はない。

これら表象間の理論的な関連付けは専門家に任せるとして、
相談者は、愛さん言うように、根っこの部分の、家庭の問題に目を向けないといけないわけね。

ただ、アプリの承認・非認なんかと違って、即効性はないし、相談者に我慢強さが求められる。

そういう意味では、相談者にとって一番参考になったのは、キャシーさんの腹のすわり具合だったかもしれん。

結果も出してるしね。

早世されましたが、お写真を見る限り、
「どうしようもないワル」だったなんで誰が想像できよう。

 


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