借金しては副業に失敗する息子が 怪しげなセミナーに100万をつぎ込む

テレフォン人生相談
2015年7月29日 水曜日

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女68歳 夫72歳 長男44歳(兄) 長女(妹)
長男家族は嫁 と子ども4人(中2 小5 4歳? 2歳)

ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
息子の借金グセっていうんですかね、家族に何の相談も無しに借金して、何か始めようとしちゃうんですよね。

ドリアン助川:
息子さん、おいくつですか?

相談者:
息子44です。

ドリアン助川:
44歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
で、借金で、何か始めようというのは、これ仕事・・でしょうか?

相談者:
今、会社勤めてるんですけど、それ以外に、インターネットかなんかでね、ネット販売とかあ、始めて・・

ドリアン助川:
副業としてそれを始めようとしているという・・

相談者:
そうなんです。
それで、今回は、もう、会社辞めて、それをやりたいって言い出してね、困ってるんですけど。

ドリアン助川:
それで、この、おー、会社員ということはお給料もらってるはずなんですけどもお、

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
それ以外に、借金を、繰り返してるということですか?

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
それは、その、インターネット環境のために?

相談者:
一番最初はね、前の会社なんですけどお、集金をしていまして、それで、そのお、顧客の代金を回収できなかったもんですから、その肩代わりをしてね、

ドリアン助川:
はい

相談者:
借金をして、

ドリアン助川:
はあ、はあ

相談者:
それが始めなんです。
それでえ、後にいってね、今度はパチンコにのめり込んじゃってねえ、

ドリアン助川:
その後は。

相談者:
ええ、その後は。

ドリアン助川:
その後はあ、他人(ひと)様のためじゃなくて、自分のために

相談者:
ええ、そうなんです。

ドリアン助川:
パチンコ・・はい

相談者:
それに、その後、もう一遍、今度はインターネット販売を始めるって言って、それでえ、また、借りまして、

ドリアン助川:
えーと・・

相談者:
それこそ、自転車操業やっててえ・・

ドリアン助川:
額としては、どれくらい借りてるんでしょうか?

相談者:
最終的にねえ、一千万近くなってたんです。

ドリアン助川:
最初にい、

相談者:
はい

ドリアン助川:
肩代わりして、払ってた頃からの借金も入れて、

相談者:
はい、そうだと思います。

ドリアン助川:
ずうっと、続いてきて、今どんどん膨らんできて、

相談者:
ええ、そうです。

ドリアン助川:
で、今一千万近くになっていると。

相談者:
え、今はないんです。
それを、司法書士さんに入ってもらったり、わたしたちが払ったりして、今は片付いたんです、それは。

ドリアン助川:
その1千万近くの借金はなくなったんですね?

相談者:
ええ、無くなったんです。

ドリアン助川:
そして、それ、お母さんが払ったんですか?

相談者:
そうなんです、わたしたちがね、あの、あれしたり、お嫁さんが出したり、とにかく家でみんなで(笑)払っちゃったんですよね。

ドリアン助川:
ごめんなさい、この44歳の息子さんは、ご家庭があるんですか?

相談者:
お嫁さんが、居てえ、

ドリアン助川:
ええ、お子さんは?

相談者:
4人います。

ドリアン助川:
あなた様にとっては、お孫さんが、4人いらっしゃってる。

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
ちょっと整理していいですかあ?

相談者:
はい

ドリアン助川:
あなた様おいくつでしょうか?

相談者:
68歳です。

ドリアン助川:
68歳。

相談者:
はい

ドリアン助川:
ご主人いらっしゃるんですね?

相談者:
はい、72歳です。

ドリアン助川:
72歳。
お子さん全部で何人いらっしゃるんですか?

相談者:
娘と息子の2人です。

ドリアン助川:
で、その息子さんの方ですね?

相談者:
はい、そうです。

ドリアン助川:
弟さんなんですか?

相談者:
えっと、いえ、長男です。

ドリアン助川:
長男。

相談者:
はい

ドリアン助川:
あの、44歳のご長男、お子さん4人いらっしゃるということですけども、おいくつぐらいの4人なんですか?

相談者:
えっとね、上があ中学二年、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、小学校5年

ドリアン助川:
はい

相談者:
幼稚園、年中さん。(4歳?)

ドリアン助川:
ああ

相談者:
ええ、それから、まだ下が、2歳の子がいます。

ドリアン助川:
ああ・・ま、お金も掛かるでしょうしねえ。

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
だから稼がなきゃっていう気持ちもあるんでしょうけども、

相談者:
そうなんです、あのね、

ドリアン助川:
なぜか、そのために借金をしてしまう。

相談者:
ええ、それがね、あの、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
あの、お金がない(笑)ちゅって、言われると、なんとか、儲けなくちゃって言って、言ってたこともあるんですよね。
それでえ、何か一発、儲けなくちゃって、そういう思いはあるのかな?って思うんですけど、でも、借金するから、ねえ・・

ドリアン助川:
今は、そのお、会社を辞めて新しいことしようとしてるっていうふうに仰ってましたよね?

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
で、会社はまだ、あの、辞めてはいないんですね?

相談者:
え、辞めてません。

ドリアン助川:
辞めてはいない、

相談者:
はい

ドリアン助川:
ただ、そういう計画が、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
目前にあると。

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
で、これは、どういう、計画かということは、

相談者:
え、

ドリアン助川:
具体的に聞いてないんですか?

相談者:
よくわたしは分からないんですけどね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
なにか、人を教育する・・なんて言うんだろ、ちょと分からないんですよね。

ドリアン助川:
ああ

相談者:
マネジメント的・・な、あれで、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
で、その講習代金・・を払っちゃったんですよ。

ドリアン助川:
払ったということは、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
そういう、人たちを育てるという名目の下にい、

相談者:
ええ、ええ

ドリアン助川:
別の方がもう、そういう仕事、を、作っていて、お客さんになっちゃったっていうことですね?

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
どれくらい払ったんでしょう?

相談者:
100万って言ってました。

ドリアン助川:
100万。

相談者:
ええ

ドリアン助川:
ああ・・・
で、この100万は、借金したわけではないんですよね?

相談者:
え、それはね、自分の、定期・・なんか、解約しちゃったみたいです。

ドリアン助川:
ということは、まあ、その、今は借金はしていないけどもお、

相談者:
はい

ドリアン助川:
これまでの例でいくとお、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
会社は・・辞めてしまうは、

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
でえー、また何か新しいことをやると言いながら

相談者:
ええ

ドリアン助川:
えー、結局は、お客さんになって、100万払ってると。

相談者:
そうなんです。

ドリアン助川:
これはちょっと、未来がないぞ、という、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
そういう・・お悩み・・ですかね?

相談者:
そうです、はい

ドリアン助川:
ああ

相談者:
そいで、もうね、お嫁さんも、一生懸命やっていた・・くれるんだけど、もう、今度あったら、もう、ほんとにもう、ダメだ、って言ってねえ・・
離婚・・ていう言葉も出だしたし、ほんとにどうしていいか、分からないんですけど。

ドリアン助川:
で、これは、あのお、ま、お母さん、お父さん、と、あるいは、その、お嫁さんも入れて、えー、会議というか、

相談者:
ええ

ドリアン助川:
息子さんに、ま、問いただしたようなことはあったんですか?

相談者:
あの、もう、もう何回も、もう、ほんとに何回も、ありました。

ドリアン助川:
で、お母さまとしてはどういうふうになって欲しいですか?息子さんに。

相談者:
ただ普通に、子どもたちを守って、ただ普通に、会社勤めしてくれればいいと思ってるんですよね。

ドリアン助川:
えー、なんとか普通のお父さんになって欲しいという。

相談者:
そうです、ただ、それだけです、はい

ドリアン助川:
そういう、お悩みですね?

相談者:
ええ

ドリアン助川:
分りました。
えー、それでは今日の先生ご紹介します。

相談者:
はい

ドリアン助川:
心についてのエッセイストとしてお馴染み、マドモアゼル愛先生です。
よろしくお願いします。

(回答者に交代)


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