4人姉妹の長女バツ一子持ちが男に貢いで闇金に借りて親への無心が続く

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
よ・・よろしいですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
今は、坂井先生のね、

相談者:
はい

加藤諦三:
ホントに明快な、あの、ご説明いただいて。
この2ヵ月はとにかくう・・

相談者:
はい

加藤諦三:
は・・貸してないということなんですけれども。

相談者:
はい、そうですね。うん

加藤諦三:
これ続けて下さいね。

相談者:
はい、ええ

加藤諦三:
あのね・・そう言いながら続け・・られない人っていうのは・・なんで最後に出しちゃうかっていうとお、

相談者:
はい

加藤諦三:
縁が切れるのが怖いんですよ。

相談者:
あーええ

加藤諦三:
・・これ、貸さないと・・この子との縁が切れちゃうんじゃないか?っていうようなことがあると、つい貸しちゃうんですよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だから・・そういうことになってもお、もう腹をくくって・・縁が切れても出さないという・・その覚悟をしないとお・・ずるずるずるずる行きますよ。

相談者:
はい、分かりました。

加藤諦三:
むしろ・・その覚悟をした方がお嬢さん立ち直る・・ことになると思いますしね。

相談者:
はい

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
ええ、ありがとうございました。

加藤諦三:
はい、どうも、失礼します。

相談者:
はい、どうもありがとうございました。

加藤諦三:
これが最後、これが最後と言いながら、自分が破滅するまで、お金を出す人がいます。

(内容ここまで)

4人姉妹ねえ。

20年前に3人の子連れと結婚した相談者。
こんな感じ?

ま、いいけど。

 

「自己破産のデメリット」

これが相談の趣旨だったんだけど、結局答えずじまい。
ま、自己破産を勧めるあたり、言うまでもないということかな。

つまり、デメリットなんてないってこと。

もちろん、金融市場での信用は一旦ゼロになる。
結果、クレジットカードが作れないとか、ローンが組めないとか。
でもそれってメリットでもあるし。
現金払いの身の丈生活を送ればいいだけの話。

 

ただねえ・・
これはあくまでインロー限定のお話。

インローの世界では自己破産で免責になって、借金はチャラ。
インローの貸し金業者は貸し手責任を負わされる羽目になるわけだ。

しかし娘さんの場合、そう簡単な話ではない。
だって、相手はアウトローだからだ。

 

闇金は、金利もさることながら、存在そのものが違法なわけよ。

この人たちに、法的に返す必要がないって言って何になる?
そんなの始めっから分かってることだよ。

だから、今日のアドバイスは、

「警察へ行け」
これが正しい。

もっとも、上手く摘発まで運んだとしても捕まるのは雑魚。
懲役もそこそこにすぐに出てくる。

恨みを買った相手に、個人情報丸ごと身バレしているっていう自覚は持ち続けないといけない。

実はこれが、今日の相談者の質問に対する裏の答えになる。

アウトローの住人に恨みを買う。
大事なことだから2回言いました。

 

そもそも、闇金がはびこるのは、上限金利なんていう法律のせいだ。

金利は信用力とのセット。
上限があれば、信用力のない人間は借り先を失う。

需要がありながら、法律で禁じられている。
覚せい剤や賭博、売春と同様、ヤクザに独占される闇金市場が誕生する。

信用力のない人間にカネを貸すわけだから、法外な金利は当然。
しかも、別に騙しているわけではなく、借りる方も納得して借りるわけだ。

つまり、上限金利は民法で謳う「契約自由」の原則に背く悪法なの。

 

闇金相手に、自己破産なんて何の意味も持たない。
むしろ、インローの返済が免除された分、オレたちに回せるハズだという理屈が成り立つ。

誤解されている向きもあるが、実は、彼らの一番の武器は暴力ではない。

「借りたものは返さないといけない」
この小学生にでも分かる道徳的理屈だ。

アウトローの住人こそが道徳的であり、自分はそれより下という事実。
これが借り手を追い詰めていく。

何を言われてもし方がない。
何をされてもし方がない。

真面目だからこそ、昼夜働いて返そうとする。
真面目だからこそ、実家からカネを盗む。←今ココ
真面目だからこそ、ソープに沈む。

 


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