実家から追い出された姑が反撃開始! 後妻を襲う借地権という無形の相続財産

(再びパーソナリティ)

今井通子:
フフ、お分かり、頂けましたか?

相談者:
はい、分かりました。全然、何にも分からなかったので、ちょっと、ね、知恵があったらちょっと、も、わたしもこれからまた、主人に、言えるので、色々なこと。
すいません、ありがとうございます。

今井通子:
それじゃ、失礼しまあす。

相談者:
はい、はい、ありがとうございますう。

(内容ここまで)

前妻には勝利した姑も、この後妻(相談者)には敵わなかった。

話し方に攻撃的オーラをビンビン感じる。

ほとんど相談者の天下なんだけど、いつ再婚したのかぐらいは聞いて欲しかった。

実家の権利に関しては、相談者は法的に当事者ですらないんだけど、将来的に夫の相続を通じて実家が転がり込んで来る。

申立人(姑と夫の弟妹)たちは、侵略者(相談者)の手に落ちるのを黙って見過ごすワケにはいかなかった。
カネ五分、気持ち五分。

恨み八分。

こんな感じ?

 

リスナーは分数についていけたかしら?
法定相続分と家の持ち分が入り乱れるから。

図示すると以下の通り。

 

 

相談者(の夫)が取るべき調停戦略

さて、
今日の塩谷弁護士の回答は、ぜひ申立人に聞かせてあげたい。

何がって借地権が発生していて、それが相続財産に加わるという部分。

調停通知書を読み上げてたけど、申立人はたぶん代理人弁護士を立てていない。
築30年超えの家の1/4じゃ弁護士費用がペイしないからなんだけど、だとしたら借地権なんて気づきはしまい。

申立人から主張がなければ、調停員の方から、借地権を持ち出すことはない。
それは申立人を利することになるからだ。

中立の立場を忘れて知識をひけらかす調停員もいるにはいるけど、そもそもそこまでの知見を持つ調停員なんていないし。

だから、相談者(の夫)が取るべき調停戦略は、申立人たちが借地権が発生していることを気づかないうちに、家屋の7/32の買い取りに大人しく応じて速やかに調停を成立させることだ。

 

借地権の有無に揉めるタネ

だけど、これマジ?
いや、借地権が取引可能な無形資産というのは知ってるよ。
知ってるけど、引っ掛かるのは、地主が長男(相談者の夫)だってこと。

つまり、単に地主が自分の土地に住んでいるだけじゃん。

長男以外の持ち分である1/4に借地権を適用しようたって、その持ち主たちは長男以外の誰一人としてそこに住んでいないし、長男含めて誰一人として貸した借りたの認識はない。

だから当たり前なんだけど、実際に地代も発生していなければ賃借料のやり取りも一切ない。

それでも借地権と言うなら、無形資産転じて、実体無き、概念的な権利と言うしかない。

これって本当に、「そんなの認めん」って言う相談者側の反論に耐え得るの?
塩谷弁護士お得意の「主張することはできます」類じゃなく?

弁護士さんに異を唱えるなんておこがましいんだけど、結構この人いい加減だから。

今日の説明だけでも、かなり???な部分があって、どうしても一事が万事って思ってしまうわけさ。

 

調停員に期待させ過ぎな塩谷弁護士

例えば調停員に関する説明。
いくらなんでも持ち上げ過ぎ。

不動産鑑定士だあ?
言ってることが裁判所の公式アナウンスまんまで実情を全く反映していない。

調停に対して相談者に期待を持たせてしまっているけど、たぶん落胆する羽目になる。

いや、アタシも最初は期待してたわけ。
だって調停員の任命基準なんか読むと、弁護士などの有資格者を始めとする云々、なんてあるから。

でもその期待は、調停が始まってすぐに萎(しぼ)んだ。

一体何の専門家か知らんけど、民法、保険、不動産、介護など、相続処理には付きもののこうした領域について、テレ人のヘビーリスナーほどの知識すらない。

ホントだよ。
自惚れなんかじゃないから。
てか、そういうレベルの話じゃないし。
何度頭を抱えたことか。

アタシは、調停員に分数計算を理解させるのにホワイトボードを使って説明した。

でも考えてみればこれは当然で、スズメの涙ほどの報酬の調停委員を本業で稼げる有資格者がやるか?
やるわけがない。

結局、そうした専門家は極少で、いてもロートル。
ほとんどの調停委員はアタシたちと同じ一般人を卒業したひま人名誉職上等の人たちと思って間違いない。

タチの悪い調停委員もいてね。
運が悪かったのか、アタシが出会った調停委員は人間的にも?な、先入観激しい勘違い爺さん・婆さんばっか。

交替を含めて総勢4人。
たまたまとは言わさん。

これ、話し出すと止まんないから、別の機会にするわ。

いずれにしても塩谷弁護士の言うことは間違っていないけど正しくない。
以上。

 


実家から追い出された姑が反撃開始! 後妻を襲う借地権という無形の相続財産」への1件のフィードバック

  1. 相談者 かなりの強者って感じでしたね
    結局築30オーバーの家屋四分の一がどれくらいの評価額になるのかはわからないけど それすらも渡したくないって強欲
    姑の世話も逃れられたのだから
    それくらい「しょうがない」って思えないものかね

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