孤独と敵意。亡き夫の30年前の不倫に苛む女78歳。夫が写真を捨てなかったワケ

(回答者に交代)

大迫恵美子:
もしもし?

相談者:
はい

大迫恵美子:
はい

相談者:
すいません、お世話様になります。

大迫恵美子:
はい、こんにちは

相談者:
はい、こんにちは

大迫恵美子:
ま、あの、法律の話であればね、

相談者:
えーえ

大迫恵美子:
ま、法律の話で、も、ということかもしれませんけど、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
あのお・・やっぱりこう古い話っていうのはね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
あなたの方で、えー、それを、持ち出してね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
文句を言ったり、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
或いはその、謝ってもらおうと思ったりとかね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
そういうことを、お考えになっても、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
まあ、法律の世界では、それは・・ま、あなたの、手助けをしてくれる・・仕組みにはなってないんですよ。

相談者:
ええ

大迫恵美子:
ま、あの、時効という言葉を聞いたことがあると思うんですけど、

相談者:
ありますね。

大迫恵美子:
うん・・要するにそのお・・今物凄くね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
亡くなられて4年も経っている・・うー、のに、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
あのお、当時の、もう随分昔の話ですよね?、仮にこれ、本当に浮気があったとしても。

相談者:
ええ

大迫恵美子:
もう30年も前。まあ、

相談者:
でも・・

大迫恵美子:
み、民法だとね、

相談者:
はい、ええ

大迫恵美子:
もう、あのとっくに時効に掛かってるぐらいの昔の話なんですけど、こういうことを今思い出してね、もう、ホントに忘れることもできないぐらい・・「気持ちが煮えくり返ってます」っておっしゃっているので、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
そういうその、お気持ちは、どこから湧いて来てるのかなあ?っていうのがね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
あのお・・わたしにはちょっとよく分からなくて。

相談者:
あ、それは、

大迫恵美子:
はい

相談者:
それはですね、

大迫恵美子:
はい

相談者:
あの当時は・・とにかく、うちの、主人は、気持ちの硬い人なんですよね。
ですから・・子どもも子どもで、やりたいこともやれないで・・から、結局、わたしも怒られるし、子ども達も怒られる・・それでずっと来たもんですから・・わたしは皆さんと違って、皆さんの家庭と違って、物凄くそれが、あるわけですよ、今・・今は、消えないわけですよ。
あんなことがあったの・・こんなことがあったのに、それなのにその時、こういうことしてたんだと思うと、わたしホントに、悔しいんですよね。

大迫恵美子:
うーん、ま、あのお、色々ね・・

相談者:
それで・・ええ

大迫恵美子:
亡くなった人の、あの、事を後から知って、ま、驚いたりね、あのお、ま、騙されてたのかと思ってガッカリしたりとか、色々、その、思いはあると思うんですけど、ま、そうは言ってもね、亡くなってしまってるので、えー・・

相談者:
そうなんですよ。

大迫恵美子:
あのお・・亡くなってしまった人は、もう何もできないわけですから、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
だからそんな、ね?、あのお、おー、ま・・自分に隠れてえ・・陰でコソコソと悪いことしてたのかもしれないですけど、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
まあ、罰が当たって先死んじゃったじゃないかと。

相談者:
ええ

大迫恵美子:
いうことじゃないんですか?

相談者:
そうですねえ、そういう風に思うしかないですよね。

大迫恵美子:
うん、そう思ったら、でもね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
生きてる方がずっと・・いいでしょう、亡くなってるより。
あのね、そんなね、写真のことお・・なんか、もね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
えー、ま、死んでく人にとってはもう、どうでもいいことだと思いますよ。

相談者:
もう忘れてるとは思います。

大迫恵美子:
もう忘れていようと、忘れていなかろうとね、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
覚えてたって・・だからあ、もうどうだって言うんですか?
もう何にもできないんですからね、そんな・・とっくの、何十年も昔に別れた女の人と。

相談者:
うーん

大迫恵美子:
思い出す・・ってその、そういうことがあったなあということはあったとしてもね、

相談者:
うーん

大迫恵美子:
もう気持ちがないじゃないですかあ。

相談者:
・・うーん

大迫恵美子:
そんなねえ、そりゃもう、何年も(苦笑)生きてるんですから、色んなことやりますよ、人間ですからね。

相談者:
うーん・・忘れ・・

大迫恵美子:
もうあなたがね、それをね、今更、ひ、写真なんかひっくり返してね、

相談者:
うーん

大迫恵美子:
「こんなものがあって許せない」なんて、思うだけ損じゃないですか?

相談者:
・・うん・・いや、それですけどね・・

大迫恵美子:
だって、あなたが残って生きてるんだから。

相談者:
うん・・

大迫恵美子:
生きて毎日ね、

相談者:
うん、はい

大迫恵美子:
ご飯食べてえ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
寝て起きて、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そういう生活は、もうできなくなっちゃってんですよ?

相談者:
うん

大迫恵美子:
ね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
それだけだってもう許してやるだけの、意味があるじゃないですか。

相談者:
・・そうですね(鼻をすする)・・分かりました。
・・で、そういう、風に、考えます・・はい

(再びパーソナリティ)


「孤独と敵意。亡き夫の30年前の不倫に苛む女78歳。夫が写真を捨てなかったワケ」への2件のフィードバック

  1. 私も相談者さんと同類なのね。
    気持ちは共感できた。
    遺産、お墓、仏壇全部捨ててスッキリ!すれば

  2. ここまでくるとさ、思考とお脳に癖がついて忘れられないよね。
    死ぬまで気持ちの整理なんかつかないよ
    とことん怒れよ

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