アルツハイマーの診断を受けた母親の財産に群がる50代3兄妹

(回答者に交代)

大迫恵美子:
もしもし?

相談者:
あ、はい、よろしくお願いします。

大迫恵美子:
はい。
えーとですねえ、あのお・・本来的にはこうする方がいいみたいな・・話は一応おりますけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
んー、それも結構ね、厄介なことなんですよ?

相談者:
あー

大迫恵美子:
あの、まず一つはね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの、本来的な、考え方で行くと、

相談者:
はい

大迫恵美子:
元々はまあ、お母さんの、物だったわけですからね。

相談者:
そうですね。

大迫恵美子:
お母さんのところに戻すべきなんですけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
ただ・・あのお、お母さんはも管理できないですからね。

相談者:
そうです。

大迫恵美子:
お母さんの名義にしてしまうと、

相談者:
はい

大迫恵美子:
今度は、本来的には誰も下ろせなくなっちゃうので、

相談者:
そうです。

大迫恵美子:
あの・・成年、後見人をが付くっていうことになるんですよ。

相談者:
はいはいはいはい

大迫恵美子:
だからそれを誰がやるかっていう問題ですね?

相談者:
あーあーあーあー

大迫恵美子:
で、あなたがやるっていうことでね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あなた自身それでいいのかどうか?

相談者:
ああ・・

大迫恵美子:
これはもちろん厄介事を抱え込むことになることは間違いないですよ?

相談者:
そうですね。

大迫恵美子:
財産を管理して、

相談者:
はい

大迫恵美子:
それから、家庭裁判所に年に1回ずつ報告して、

相談者:
うーん

大迫恵美子:
で、家庭裁判所、が、チェックするという仕組みになってますのでね。

相談者:
ふーん

大迫恵美子:
で、何かあった時には・・成年後見人が、

相談者:
はい

大迫恵美子:
一番責任を負うわけですから、

相談者:
あ、そうなんですね。

大迫恵美子:
うん、お母さんが、病院に入院するとかなんとかっていうと、全部ね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
え、手配したり、承諾だとかなんだとか病院にね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
出す物とかもみんな・・成年後見人がやることになりますし、

相談者:
うーん

大迫恵美子:
だから一手にお母さんを引き受けるという形にするためにね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
成年後見人になると。

相談者:
はい

大迫恵美子:
いうことは・・あり得ますよ。
ですからこれを、例えばわたしが、その法律家の目で見てね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
非常にその・・ドライに物を考えて・・道筋を建てるとすると、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あなたは、成年後見の申し立てをまず家庭裁判所にする。
当然お兄さん反対すると思いますけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そこで争って成年後見人になる。

相談者:
はい

大迫恵美子:
そして、え、お兄さんに対して、お金を返せという訴訟をする。

相談者:
うーん

大迫恵美子:
で、おと、「お母さんの名義に戻せ」と言う。

相談者:
うん

大迫恵美子:
そしてお母さんの名義に戻させて、それを成年後見人のあなたが管理する。

相談者:
うーん

大迫恵美子:
でも、今後、そのお母さんが亡くなるまでの間、あなたはずっと・・一番責任を持ってね、

相談者:
あー

大迫恵美子:
全部やると。これがま・・本来的な筋だろうと思いますね。

相談者:
あ、そうなんですね。

大迫恵美子:
うん、ただね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの(苦笑)あ、もう、それ聞いてるだけで・・少し腰が引けて来るでしょう?

相談者:
はい、はい(苦笑)引けて来ます。

大迫恵美子:
(苦笑)そうでしょう?

相談者:
はい

大迫恵美子:
で・・じゃあ、その「成年後見人をお兄さんがなりなさいよ」と。

相談者:
はい

大迫恵美子:
ね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
お兄さんを成年・・が、ま、納得するかどうか分かりませんけど、

相談者:
はいはいはい

大迫恵美子:
お兄さんに成年後見人をさせるとしますよね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
そうすると、やっぱり、親族の方からするとね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
成年後見人になったお兄さんが・・ちゃんとやってるかどうか本当は怪しいもんだなっていう気持ちを持ってしまう。

相談者:
はい

大迫恵美子:
それは、あるかもしれないです。

相談者:
あー

大迫恵美子:
だからそういうものとしてね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
お兄さんに、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あのお、やらせるのか?

相談者:
はい

大迫恵美子:
或いはさっき言ったように、自分が、引き取って、自分がやるという事にするのか?

相談者:
あ、そ、ま、その、それしかないっていうことですか?、要するに・・

大迫恵美子:
うん、まあ筋としてはね。

相談者:
うん

大迫恵美子:
あのお、法律の筋としてはその二つになるんですよ。

相談者:
あ、ほ・・あ、は、はいはい、うーん

大迫恵美子:
で、ま、ちょっともう、それ、どっちも、おー、現実的でないなっていうことになるとすると、

相談者:
はい

大迫恵美子:
お金はお兄さんのところに行っているということを前提にね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あなたが、

相談者:
はい

大迫恵美子:
今までわたしがやって来たことを」・・ん、があるんだから、

相談者:
はい

大迫恵美子:
「少しはわたしに回しなさいよ」っていうね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そういう話をするかどうかですよ。

相談者:
はあ、それは・・理に適ってますか?

大迫恵美子:
いや、適ってないですよ。

相談者:
あっ

大迫恵美子:
ホントはね。

相談者:
適ってないんだ。

大迫恵美子:
だって、それはお母さんのお金なんですからね?

相談者:
ああ

大迫恵美子:
まだ生きているお母さんのお金を、

相談者:
はい

大迫恵美子:
相続財産のようにみんなで山分けし合ってるってことですから、

相談者:
あーああー

大迫恵美子:
それは良くないですよ、ホントはね?

相談者:
ですよね?

大迫恵美子:
うん

相談者:
はい

大迫恵美子:
本来的な筋から言うと、変な話ですよ。

相談者:
はいはいはいはい

大迫恵美子:
ただ、

相談者:
はい

大迫恵美子:
現実にはね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの、まあ、お母さんが、亡くなるまでの間は、ちゃんとお兄ちゃん出してくれるんだろうか?と。

相談者:
はい

大迫恵美子:
疑って、見ている・・で、まあ、それは、それぐらいは出してくれるのかもしれない。

相談者:
はい

大迫恵美子:
で、亡くなったら・・どっか行っちゃったと。
ね?

相談者:
あ、はい、はい

大迫恵美子:
そうなることは、もう、目に見えてますよね。

相談者:
で、ましてや、じゃもし、兄が先に死んだらどうなるんですか?

大迫恵美子:
んま、名義がお兄さんのものならば、

相談者:
はい

大迫恵美子:
それは、あのお・・お兄さんの家族の相続財産ですよね。

相談者:
も、じゃ、わたしはもう、んま、母に関わる関わらないは、わたしの自由かもしれないですけど。関わっていかないっていう選択をしてても・・いいことでしょうか?

大迫恵美子:
あのね、そこ、その辺りはねえ、あなたの考えが凄く錯綜しているのはよく分かるんですけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
結局ね、あのお、お母さんとあなたとの関係っていうのは、

相談者:
はい

大迫恵美子:
ま、あなたは産んでもらってね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
小さい時から世話になり、それは自然の情として・・あの、行って、みるとか、行って、話しかけるとか、行って触るとかね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
それは、ま、自然の情として、あなたがやりたいことなんじゃないかと思いますよ。

相談者:
そうですね、はい

大迫恵美子:
でしょ?

相談者:
はい

大迫恵美子:
だってそれはそうすることは、あなたの、まあ権利でもありますよね?

相談者:
うーん、うん、うん、うん・・

大迫恵美子:
自分の親なんだから。

相談者:
うんうんうんうん・・

大迫恵美子:
だからあ、そのお・・なんか、わたしが一生懸命やるとね?、お兄ちゃんが楽して、その分悔しいみたいなね?

相談者:
はい、はい

大迫恵美子:
それが、ま・・あ、その、もちろんもう一つの、気持ちがあるのは、分かりますけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そこは・・上手に整理しないと、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あのお、お兄ちゃんに仕返ししてやると思ったら、

相談者:
はい

大迫恵美子:
自分の権利を手放しちゃってるってこともありますよね?

相談者:
あーなるほど。はい

大迫恵美子:
ま、全然お母さんの顔見ないうちに、

相談者:
はい

大迫恵美子:
お母さんにもしものことがあっちゃったなんてことになってね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
で、後悔するのは自分だけですからね?

相談者:
そうですね。

大迫恵美子:
うん・・だからそこはね、よくよく考えて、

相談者:
はい

大迫恵美子:
それで・・その権利として、お母さんに関わるっていうことは・・それは大事になさった方がいいんですよ。

相談者:
あ、はい

大迫恵美子:
だってもう、この先そんなに、ずっと、行使できる権利かどうかも分かんないでしょ?

相談者:
うーんうんうんうん・・・

大迫恵美子:
あなたとしては、お母さんなんだから。

相談者:
はい

大迫恵美子:
お母さんのためって、いうことでもいいんですけど、

相談者:
はいはい

大迫恵美子:
自分のために、

相談者:
はい

大迫恵美子:
やっぱりお母さんとの関係を、絶たないようにしなきゃいけないってことはありますよね。

相談者:
あ・・ありがとうございます。

大迫恵美子:
はい

相談者:
はい

大迫恵美子:
で、ま、それで、そのことによってお兄ちゃんが、ね、あの楽するのは悔しいっていうのは、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あのお、分かりますけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そのところを、

相談者:
はい

大迫恵美子:
上手く・・整理してかないとね。

相談者:
あ、はい

大迫恵美子:
例えばその、じゃ・・「何々してあげるから、日当、いくらって払ってよ」って。それ言ったっていいんですよ、もう、だって、

相談者:
ああ(苦笑)

大迫恵美子:
さっき言ったように(苦笑)

相談者:
はは(苦笑)

大迫恵美子:
もう本筋じゃない話になっちゃってるんだから。

相談者:
あーそういうことですね、はい

大迫恵美子:
うん

相談者:
分かりました。

大迫恵美子:
で、今、今の状態だと、

相談者:
はい

大迫恵美子:
恐らくね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
妹さん、下の妹さんには家をやっただろうと。
ね?

相談者:
うん、それ思います。はい

大迫恵美子:
あなたには、何もやらないと。

相談者:
そうそうそうそう・・

大迫恵美子:
うん、それで終わりになると思いますよ。

相談者:
そうですね。

大迫恵美子:
うん

相談者:
うんうんうん・・

大迫恵美子:
もう現段階で、お兄ちゃんが、お母さんの全財産を、みんな、取っちゃってるんですから。

相談者:
はい、はい

大迫恵美子:
お兄ちゃんから、どれだけね、

相談者:
はい

大迫恵美子:
くれって言っても、くれないでしょうから。

相談者:
うん、そうですね。

大迫恵美子:
うん

相談者:
はい

大迫恵美子:
だから、どれだけ、少しでも、取ろうかな?ぐらいな感じでね(含み笑い)

相談者:
はあ(苦笑)

大迫恵美子:
も、全然法律的には不正常な状態なんですけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
それでバランス取るしかないんじゃないですか?

相談者:
うーん、分かりました。ありがとうございます。

(再びパーソナリティ)


アルツハイマーの診断を受けた母親の財産に群がる50代3兄妹」への3件のフィードバック

  1. 管理人さんのこの回答
    相談者さんに聞かせたい
    そっか税務署にチクれば自分は一銭も使わず
    クズ兄に一泡ふかせられるんですね
    借地権にしても こんな裏ワザ教えてくれるのは
    管理人さんだからですね

    もっと早くここにたどりついてたらよかったなあ

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