女「ちょくちょく居なくなる人やったから」去る者は追わず。失踪40年の今さら

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちは、中川です。

相談者:
よろしくお願い致します。

中川潤:
はーい。あのお・・お母さんね?

相談者:
はい

中川潤:
要は、あれなんだな、これえ・・あのお、40年前に、

相談者:
はい

中川潤:
旦那があ・・あー、要するに女癖が悪い・・くてえ・・まあ、飛び出しちまって、

相談者:
はい

中川潤:
で、あなたの方でえ・・もう愛想尽かして、

相談者:
はい

中川潤:
別に探す事もしないで、

相談者:
はい

中川潤:
ほいで、あなたが仕事でえ・・大変だった、必死だったし、夢中だったし・・ね?

相談者:
はい

中川潤:
あんな亭主、もういいやと・・ね?

相談者:
・・ハ(苦笑)

中川潤:
いう事で頑張って来たと。

相談者:
はい

中川潤:
という事だわな。
ほんで40年経ってえ・・まあ、今、もう、ね?、いつまでも・・

相談者:
そうですよね。

中川潤:
宙ぶらりんな状態じゃ困るから、

相談者:
はい

中川潤:
あの、愛想尽かしを・・きちんと、そのお・・離婚なら離婚で、

相談者:
はい

中川潤:
けり付けときたいと。

相談者:
そうなんです。

中川潤:
そういう事なんだね?

相談者:
ええ

中川潤:
うーん

相談者:
もうね・・

中川潤:
うん

相談者:
77歳ですから、

中川潤:
うん

相談者:
やっぱり子ども達・・長男に・・あのお、迷惑掛かんないようにね・・

中川潤:
うん

相談者:
うん

中川潤:
まあ、まあ、でも、ま、それはさておき、

相談者:
はい

中川潤:
・・何も今まで・・特にお調べになってないんだろうから、

相談者:
はい

中川潤:
どこに・・生きてんだか死んでんだか・・あ、どこに住、生きてりゃどこに住んでんだから、どういう、どういう状態まで、し、あなた知りたいとも思わないだろうから、

相談者:
はい

中川潤:
どこにいるんだかっていうのは・・

相談者:
はい

中川潤:
これねえ・・

相談者:
はい

中川潤:
あのお、あなたのお・・一旦、ご主、今、「離婚」っておっしゃってんだから戸籍の中では・・ご亭主・・

相談者:
はい

中川潤:
ご、あ、そうだ戸籍はご亭主が筆頭者になってるわけだな?

相談者:
はい

中川潤:
ああ
ほいでそのまんまになってるわけだよね?

相談者:
そうです。

中川潤:
ふうん・・で、妻、あなたで、

相談者:
はい

中川潤:
という事になってんでしょ?

相談者:
はい

中川潤:
・・そいでね?、そしたらあなた自身で取れるから、

相談者:
はい

中川潤:
その戸籍のねえ、

相談者:
はい

中川潤:
附票っていうのがあるんですよ。

相談者:
はい

中川潤:
附票っていうのは何かっていうと。その戸籍に載ってる人の・・住所。

相談者:
はい

中川潤:
住民票の届け出だ、なんですけれども、

相談者:
はい

中川潤:
が、どういう風に、あのお・・移動して行ったかと・・

相談者:
・・そうですね。

中川潤:
いうのが出て来るのね。
戸籍、本籍地い、のあるところね。

相談者:
はい

中川潤:
・・で、本籍地のあるところっていうか、その戸籍い・・に・・附票っていうぐらいだから、くっ付いてるわけですよ。

相談者:
はい

中川潤:
そこに・・その戸籍に載ってる人の・・

相談者:
はい

中川潤:
住所の移動・・住民票の移動・・

相談者:
はい

中川潤:
が、ぜーんぶ出て来るわけ。

相談者:
あー

中川潤:
だから、その、ご亭主の・・

相談者:
はい

中川潤:
附票を取ってみれば、

相談者:
はい

中川潤:
ちゃん・・あの、もし・・それなりの生活の仕方をしてて、もう40年も経ってるから、

相談者:
はい

中川潤:
女遊びもお・・ん、ま、続いてんだか、止めてんだか知りまへん。

相談者:
はい

中川潤:
で、知らないけんど、今・・それなりに、どっかで生活してるんであって、

相談者:
はい

中川潤:
で、逃げ回って・・雲隠れしてるわけでもなければ、借金取りに追われてね?

相談者:
はい

中川潤:
・・たら、住民票、それなりにちゃんと、お、どっかで移して・・今の、居るところの住民票のあるところは出て来るんですよ。

相談者:
あ、分かりました。

中川潤:
はあ・・それでね?

相談者:
はい

中川潤:
何等かの形であなたがそこへ連絡を、取ってみて、

相談者:
はい

中川潤:
もし近場であれば・・

相談者:
はい

中川潤:
もう、あのお、
「さっさと籍抜いてくれや」と。

相談者:
はい

中川潤:
ま・・あのお、連絡を取ってみて、連絡が上手く通じなければ・・

相談者:
はい

中川潤:
あ・・でえ、死んでるわけじゃなけりゃ、死にや、死亡届は出るんだから。

相談者:
ハハ(苦笑)

中川潤:
ね?

相談者:
はい、はい

中川潤:
・・で、戸籍はそのまんまなんだから・・あの、普通の状態であれば、

相談者:
はい

中川潤:
あなたが一番最初におっしゃった「失踪」って言葉があるじゃないですか?

相談者:
はい

中川潤:
「失踪」って、言葉で本当の意味はね?

相談者:
はい

中川潤:
生死不明の状態で、

相談者:
はい

中川潤:
よく捜索願いってあるじゃない?

相談者:
はい

中川潤:
あーいうあんばいの状態になってしまって、

相談者:
はい

中川潤:
ホントに・・どこ探しても警察へ届け出ても何探してもね?

相談者:
はい

中川潤:
分かんねえっていう状態になる事はあるわけです。

相談者:
はい

中川潤:
どっかで身投げしてたりとか。

相談者:
はい、はい

中川潤:
で、そういう場合は、例えば生死不明で、どんなに手え尽くして探しても・・分かんないっていう時には・・

相談者:
はい

中川潤:
生死不明で、7年間で、

相談者:
はい

中川潤:
ね?
死亡に変わる失踪宣告っていう制度はあるんですけども、

相談者:
はい

中川潤:
ちょっと、お話の向きはどうもそうじゃないみたいで、ね?

相談者:
そうですよね。

中川潤:
うん。女作って飛び出してって、あなたが愛想尽かしてさ・・

相談者:
はい

中川潤:
ほっぽっといたっていうのが、事の実状みたいだから。

相談者:
はいはい

中川潤:
で今・・もう、こんだけの期間、経ったんだから・・ケリ付けたいっていう話だけなんだから。

相談者:
はい

中川潤:
今のお・・その旦那の戸籍上の旦那の・・

相談者:
はい

中川潤:
所在をまず・・あの突き止める・・事を、

相談者:
あー

中川潤:
をして、

相談者:
はい

中川潤:
それは、ま、とりあえず住民票をあたるっていう事なんですよ。
で、住民票をあたるには戸籍の附票から・・

相談者:
はい

中川潤:
簡単にあたれるんですよ。

相談者:
あ、そうですか。

中川潤:
うーん

相談者:
はー

中川潤:
それで、その、その手伝いぐらいは、あのご長男にちょっとお願いしてもいいじゃない?

相談者:
はい

中川潤:
ね?

相談者:
はい、ええ

中川潤:
ほいで、実際向こうと接触するう、の、仕方、手紙書くなりなんなりは、ま、奥さんが自分でやるとしても。

相談者:
はい、はい

中川潤:
そういう形でやってみて。

相談者:
あ、そうですか。

中川潤:
で、それでもちょっと埒(らち)が明かなければ・・

相談者:
はい

中川潤:
埒が明かなければ・・

相談者:
はい

中川潤:
これちょっと、地元の弁護士会かなんかにでも行かれて、

相談者:
はい

中川潤:
あのお、弁護士会でやってる法律相談。

相談者:
はい

中川潤:
そこを通して、弁護士会での法律相談は、事情によって、

相談者:
はい

中川潤:
相談した弁護士が直接・・ね?、後の手続きをご本人で難しければ、

相談者:
はい

中川潤:
お手伝いをすると。

相談者:
あ、そうですか。

中川潤:
ま、コストは、多少かかるけどもね。

相談者:
はい

中川潤:
そういう事も、お・・

相談者:
そういうのは、もう、やっぱり向こうの市役所行って来た方がいいですかね?

中川潤:
まず戸籍でね?

相談者:
はい

中川潤:
あなたの、戸籍、があるんだから。

相談者:
はい

中川潤:
そこへ行って、

相談者:
はい

中川潤:
その附票取って、

相談者:
はい

中川潤:
旦那の今の住所地がどうなってるか?

相談者:
はい

中川潤:
それをまずお調べになって、そっから、それを取っ掛かりにちょっと始めてご覧なさいな。

相談者:
あ、そうですか。

中川潤:
ほで、ただね?

相談者:
はい

中川潤:
あのお、事と次第によってはそのお・・んー、自堕落なあ・・その・・生活が40年経っても続いておってですね、

相談者:
ええ

中川潤:
さっき申し上げたように、いまだ借金に追われててえ、あのお、借金取りから逃れるために住民票も、おー、職権消除(しょっけんしょうじょ)つって、消えちまって、

相談者:
はい

中川潤:
その後、どこ行ったか分かんねえ、なんて事もあるわけです。

相談者:
そうですね。

中川潤:
場合によっては。

相談者:
はい

中川潤:
で、そういう状態だったらちょっと、あの、今おっしゃった離婚で、あのお・・きちんとした形を、に処理するっていうのは、

相談者:
はい

中川潤:
あの、ご自身じゃちょっと無理だから、裁判所の手、借りる必要があるから。

相談者:
あ、そうですか。

中川潤:
ええ

相談者:
はい、はい分かりました。

中川潤:
その場合はやっぱり弁護士に相談して。

相談者:
はいー

中川潤:
はい、いいですか?

相談者:
はい・・はい分かりました。

中川潤:
はい

相談者:
色々ありがとうございました。

中川潤:
はい

(再びパーソナリティ)


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