親代わりのアタシに砂かけて出て行った二十歳の孫娘の気持ち
テレフォン人生相談 2018年3月6日 火曜日
離婚した娘が子育てを放棄したため、自分が孫といっしょに暮らしていたが、孫が大人になって突然家を出て行ってしまい、とても寂しい。この気持をどうすれば?
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 女68歳一人暮らし 夫は40年前に他界 娘40歳バツイチ 養子にして育てた孫娘21歳
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願い致します。
今井通子:
はい。
今日はどういったご相談ですかあ?
相談者:
えっとお・・今、わたし1人なんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
娘と孫が、居たんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
あのお・・娘も、孫も、家を出て行く、形、なんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
ちょっと・・わたし、としてはそのお・・別に仲違いがあったわけではないと、思ってるんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
どちらも、行き先を告げず・・「行きます」という、こともなく、出てしまった形なんです。
今井通子:
はい
相談者:
・・それでえ、んー、まあ、何ヵ月前かにあのお・・孫の、母親の方に、荷物を送ってたみたいなので、
それから住所は、分かったんですけれども、
そのお、出てからは何の、音信もないわけなんです。
今井通子:
・・はい
相談者:
・・この先は、まあ、自分1人で・・過ごして・・行こうとは思ってるんですけれども、
時々こう、なんか落ち込んでしまって・・
今井通子:
・・あーなるほどね。
相談者:
ちょっと悩んでるんですけれども。
今井通子:
はい
まずう、あなたはおいくつですか?
相談者:
68です。
今井通子:
68歳。
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さまはおいくつ?
相談者:
・・40歳。
今井通子:
40歳。お孫さんは?
相談者:
・・21歳。
今井通子:
21歳。で、今「お1人」って言ったから、ご主人はもう亡くなっちゃったの?
相談者:
そうなんです。もう・・
今井通子:
何年前ぐらい?
相談者:
はい40年前です。
今井通子:
あー・・そう、じゃ・・
相談者:
だからわたしの中では・・
今井通子:
あなたはじゃあ、ずーっとお嬢さん、お1人で育てられた?
相談者:
ええ、あのお、有り難い事に両親がおりましたものですから。
今井通子:
あーなるほどね。
相談者:
うん、ええ
今井通子:
あなたのね?
相談者:
ええ
今井通子:
はい
相談者:
そこで、ずっと、来ました。
今井通子:
あー、そうだったんですか。
相談者:
はい
今井通子:
・・でえ、お孫さんがいるっていう事はお嬢さん結婚されたんでしょ?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
で、あのお、結婚されたけどお・・
相談者:
ええ
今井通子:
離婚されちゃった?
相談者:
はい。9年ぐらい、いたんですけれども。
今井通子:
ていう事はあ・・お嬢さんも・・娘さんを・・1人で育てたって事?
相談者:
いえ、あーの、むすーめは最初、相手方の方に・・育ててもらうという形を取ってたんですけれども、
今井通子:
あー
相談者:
ええ、でも、わたしもお、凄くそれは・・あーの、相手方を見てて、ちょっと不安だったもんですから、
今井通子:
はい
相談者:
わたしが、あのお、養子として、孫・・う、ええ、
今井通子:
あ・・
相談者:
迎えたんです。
今井通子:
そういう事なの?
相談者:
はい
今井通子:
ていう事は、お孫さんはあなたの・・あ、お子さんになってるわけね?
相談者:
はい、そうです。
今井通子:
えー、そうするとお、あなたと・・
相談者:
はい
今井通子:
お嬢さんと、
相談者:
はい
今井通子:
ご養子のお嬢さんと、
相談者:
はい
今井通子:
3人で暮らしていたのは、
相談者:
ええ
今井通子:
ずっと?
相談者:
いえ。娘は、
今井通子:
うん
相談者:
あのお、1人で、暮らしてました。
今井通子:
・・
相談者:
別で。ばい、別で。
今井通子:
あー、そうなの?
相談者:
はい
今井通子:
じゃお孫さんが、一緒に居たっていう事?
相談者:
ええ、わたしと、孫と・・母と3人で暮らしてました。そして娘は・・別に、生活してました。
今井通子:
じゃ、お嬢さんはもう全然外へ出ちゃっててえ、
相談者:
ええ
今井通子:
で、お孫さんを育ててないんですか?
相談者:
ないんです。あの、9歳から。
今井通子:
ふうーん
相談者:
ええ・・
ま、わたしい、ま、隠れてではないんでしょうけども、
今井通子:
うん
相談者:
あーのお、ちょっと、孫の・・机を整理してましたら、結構・・手紙のやり取りは、してたみたいです。
今井通子:
うんー
相談者:
それから途中からは・・あのお、年末に帰って来たりとか、
今井通子:
はい
相談者:
主人のお・・法事の時には・・来たり・・とか、そういう事はありました。
今井通子:
うんんふん・・で・・その、お孫さんの方は、
相談者:
はい
今井通子:
もう、21歳だと大人にはなっているけど・・
相談者:
ええ
今井通子:
ま、中学高校卒業して?
相談者:
ええ、あの専門学校行きまして、
今井通子:
専・・ええ
相談者:
そしてえ・・ちょっとあの、資格うー、を・・取るんだったんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
それえ、にちょっと、失敗しまして、
今井通子:
あら
相談者:
それでえ、わたしは・・
「もう1年」・・
今井通子:
はい
相談者:
・・「頑張ってえ、みたら?」という声を掛けたんですけれども、
今井通子:
はい
相談者:
・・向こうは多分それが・・うーん、嫌だったんでしょうか・・本人にしたらもう、その時はもう20・・2になるから・・
「もう独立して」・・「自分の」お・・「道を見つける」という事で・・あーの、いたんですよ。
・・それでえ、んー、募集が来てまして、
それで資格がなくても、そちらで・・ま、あの、採用してくれるという事で、
あーの、そっちの方に・・行ったんですよ。
今井通子:
んなるほどねえ。
相談者:
ええ
今井通子:
・・で・・ただし・・お嬢さんが、今どこに住んでらっしゃるかは分かってるんでしょ?
相談者:
ま、多分、そのお、荷物を送った先が・・今居る先だと思ってます。
今井通子:
うん
相談者:
ええ。ただ電話番、電話は分かりません。
今井通子:
うん
相談者:
ええ
今井通子:
で・・その荷物っていうのはお孫さんの荷物送ったんでしたっけ・・
相談者:
そうなんです。
今井通子:
ていう事は逆に言うと、お孫さんとお嬢さんは繋がってるわけですよね?
相談者:
うん、多分、そうだと思います。
今井通子:
・・それ、だって・・お孫さんはお嬢さんに・・ほとんど育てられてないわけじゃないですか。
相談者:
はい
今井通子:
・・でも、お嬢さんとお孫さんは繋がってる?
相談者:
ええ
今井通子:
うん・・なるほど。
それで?、結局、あなたとしては・・その・・お孫さんが心配なの?
それとも、お嬢さんやお孫さんがいなくなって寂しいんだけど、1人で生きて行かなきゃならないっていう事が大変なの?
相談者:
いや、出て行き方が、もう、何とも納得、できないんですよね。
今井通子:
黙って行っちゃったから?
相談者:
ええ、もう、置き手紙1つで。鍵置いて。
今井通子:
置き手紙はしたのね?でも。
相談者:
ええ・・ただ「ありがとうございました」っていう事で。
今井通子:
うん
相談者:
あーの、あとは、「自分の事は自分でします」っていう形で・・書いて、行ってしまったんですよ。
今井通子:
なるほど。
・・で、それえ、の答えが欲しい?
相談者:
そうですね。
今井通子:
何故か?っていう?
相談者:
ええ
今井通子:
・・なるほど。
今日はですね、精神科医のお、高橋龍太郎先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくお願い致します。
(回答者に交代)
感謝はしてると思いますよ、孫。
でも考えてること、お互いに理解できないでしょう、
祖母と孫では。人生の季節が違うし。
今、好き勝手なことしないでおばあちゃんの思う通りの
ことして、一体なんになるのか?おばあちゃんの体調が
悪くなったら尚のこと、好き勝手はできないんだし。