老いた親に関心を示さない息子たち。不安な人は決めこんで自閉の世界へと進む

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちは中川です。

相談者:
あ、こんにちはあ、よろしくお願いします。

中川潤:
ん、ご主人その、経済的にはあ・・何とかなってるんですか?

相談者:
うんー、まあ・・あ、今んところは大丈夫なんですけども。

中川潤:
うーん・・

相談者:
うん、自分まあ・・なんつったらいいのかね?まあ、金額は言えませんけども、

中川潤:
うーん

相談者:
10年20年は無理ですけども、

中川潤:
うーん

相談者:
ま、5年ぐらいー、は、大丈夫だと思うんですけどね。

中川潤:
うーん・・

相談者:
ただあ、もし自分があ・・まあ、倒れて入院でもした時のね?

中川潤:
うーん

相談者:
同じ支払い関係でも、

中川潤:
うん

相談者:
そのお、自分の口座からのあれを・・あ、とか、引き出しとかそういうのが・・自分じゃできなくなるから、

中川潤:
はい

相談者:
そういうのを、た、あのお、話(はなし)した方がいいのかも、悩んでんですよね(苦笑)。

中川潤:
あの、そこのところなんだけども、

相談者:
はい

中川潤:
お父さんとしては・・あの、信用おけんと思ってんの?

相談者:
・・そうね・・んー、どっちかつったら・・え、次男より、長男かな?一緒に、今、次男暮らしてて、

中川潤:
うん

相談者:
要するに自分の給、働いた給料で、

中川潤:
うん

相談者:
あの生活できないで、

中川潤:
うん

相談者:
ま、二十日ごろになると、

中川潤:
うん

相談者:
あ「ちょっと貸してくれ」とか・・い、ん・・そういう事が・・

中川潤:
あ、いまだに「親父、金貸してくれ」って言って来るわけ?

相談者:
ええ・・それあるんですよね。

中川潤:
ああ

相談者:
そういうのに・・えー・・通帳は・・

中川潤:
預けるわけにはいかんわな。

相談者:
え、通帳は預けてると・・

中川潤:
ああ、そりゃそうだわな(苦笑)。

相談者:
うん(苦笑)、それが悩みの種なんですよね。

中川潤:
うーん・・
あのねえ・・一度・・ん、長男の方とねえ?

相談者:
はい

中川潤:
あのお・・ゆっくりちょっと話してみるって事は、やっぱりなすった方がいいんじゃないのお?

相談者:
あー

中川潤:
そのさっきのね?

相談者:
ええ

中川潤:
あのお・・おっしゃったように、あらかじめその、預金の何を、ど、教えとくとか、何にするとか、どうするとか、そういう事ではなくて、

相談者:
はい

中川潤:
自分自身がね?

相談者:
はい

中川潤:
やっぱり、「もうこの年だしい」・・「しんどいんだわあ」と。

相談者:
うん

中川潤:
ね?、ほいで・・あのお、「次男坊もあんなだし」・・

相談者:
うん

中川潤:
ていう話を・・そのご長男とはできません?

相談者:
うんー・・
聞いてくれんのかなあ?っていうのが、ことがね?

中川潤:
うん

相談者:
頭に浮かんじゃうんですよ。

中川潤:
・・「聞いてくれんのかな?」っていうのは、
「そんなの親父さんの問題だろ?、わしゃ知らんよ」って、そ・・そういう事を言いそうなの?

相談者:
・・うーん、昔はそうも思わなかったけど・・んー、なんか、最近になって、そういうふうに感じるんですよね(苦笑)。
全然んー、俺と違う、わたしと違う・・ところがあるなあ、と思って・・ま、相談もできないっていう風に思ってんですよねえ。

中川潤:
うん、あのね、相談をするというよりも、

相談者:
はい

中川潤:
まずやっぱり・・あの、今の状況ってね?

相談者:
はい

中川潤:
ただ、そうやって、お話をする、うー、機会をですね?

相談者:
ええ

中川潤:
持たないで、

相談者:
はい

中川潤:
時が経って行けば行くほど、どんどん、どんどん、知らないうちに、

相談者:
うん

中川潤:
ね?
あの、溝ができて来るというのかな?

相談者:
はい

中川潤:
という事に・・なりゃせんですか?

相談者:
・・そうですね・・

中川潤:
そうでしょ?

相談者:
分かりました。

中川潤:
そうでしょ?
だから、

相談者:
あのお、え

中川潤:
あのね?、親だ・・親だからとかね?

相談者:
うん

中川潤:
「親だから面倒看よう」とか、そういう事を言う必要はないんですよ。

相談者:
はいはい

中川潤:
そういう事じゃなくて。

相談者:
それは思ってませんけど。

中川潤:
ね?
ぶっちゃけね?

相談者:
ええ

中川潤:
ね?、「いやどうしてる?」・・
ね?

相談者:
ええ

中川潤:
「いや俺は今んとこ元気だけんど」・・ぐらいのね?

相談者:
はい

中川潤:
やっぱり、もう少しね・・接点を、持つ事を・・は、やっぱりなさるべきだと思う、んですよ。

相談者:
はい。じゃあ、あのお・・

中川潤:
うーん

相談者:
「ある先生からアドバイス受けて」・・

中川潤:
うーん

相談者:
「話をしたい」ちゅう事で・・あの、メールでも打ってみます。

中川潤:
いやいやいや(苦笑)・・そういう事、そういう事言ってるんじゃないのよ。
わたしが今、さっき申し上げた意味は・・

相談者:
はい

中川潤:
お父さんが、ある意味、あの、遠慮・・というのか、

相談者:
ええ

中川潤:
ある、或いは何かの負い目というのか、

相談者:
ああ

中川潤:
奥さんも含めて。
ね?、あの、ご長男の方との間で、

相談者:
はい

中川潤:
あの、結果としてですよ?

相談者:
はい

中川潤:
距離ができちゃってるわけじゃないですか?
で、それをね?、やっぱお父さん自身が素直な気持ちでね?、難しいんだけども、

相談者:
ええ

中川潤:
お父さん自身の自発的な、

相談者:
はい

中川潤:
いーい?

相談者:
はい

中川潤:
あの「お前と久しぶりにちょっと、話(はなし)したいんだわ」と。

相談者:
うーん

中川潤:
いうような形でのね?、あのお、アプローチじゃなかったら、

相談者:
ええ

中川潤:
例えば・・「アドバイスをもらったから」、ね?

相談者:
うん

中川潤:
「お前と話をしたい」って言ったって・・これはちょっとね・・

相談者:
あ・・

中川潤:
息子さんだってね・・あ、何かね、腰が引けちゃうんですよ。

相談者:
ええ・・

中川潤:
それはお父さんが、の、気持ちとして会いたいんだっていうメッセージとして伝わらないと意味ないですよ?

相談者:
あーあ、難しいですねえ・・

中川潤:
いや、難しいっていうか・・
でもね?、どこかでやらなきゃいけない事なんですよ。
体調悪くなって・・

相談者:
はい

中川潤:
自分の身動きに、非常に差し障りが出て来て、

相談者:
はい

中川潤:
あの・・ホントに・・

相談者:
それからじゃ遅いって事ですね?

中川潤:
そっからじゃ遅いんだよ。

相談者:
そうですね、はい

中川潤:
遅いんだよ。

相談者:
はい

中川潤:
今、今やっぱり、始めないと。

相談者:
ええ・・
分かりました。

中川潤:
と思うんだけど、ちょっとどうですか?加藤先生。

(再びパーソナリティ)


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