娘に生きて欲しかった女が妻を苦しませたくなかった婿にぶつけた言葉の後遺症

(再びパーソナリティ)

今井通子:
お分かりいただけましたかあ?

相談者:
はい分かりました(涙声)、すいませんでし(鼻をすする)

今井通子:
いいえ、いや実はね?・・日本は・・安楽死って認められてないんですよ。
なので・・お母さんが、たぶん勘違いされちゃったんだろうと思うんですけれども。
痛み止めとかね?、そういうことで・・薬で、抑えた、のは・・その人が、痛かったり、苦しかったりしないようにした。
それだと思うんですね。

相談者:
ありがとうね、先生(泣)

 


「娘に生きて欲しかった女が妻を苦しませたくなかった婿にぶつけた言葉の後遺症」への11件のフィードバック

  1. これ、すごく難しいことですよね。
    愛情は見えないし、深さなんて分かるわけない。まして正しい愛情なんてだれも知らないし知りようがない。一般論なんて単なる標準。ありそうなことを例にしてるだけで正解じゃない。国でも違うし個人でも違う。親兄弟姉妹でも当たり前に違うし、似ている者同士でもどこか違う。
    今回は命がかかわっていた。相談者は少しでも長くいきてほしかったが、次女夫婦は早く苦しみから解き放ってやりたかった。どちらも同じく愛していたから。そこに上下はない。なかったところに相談者は上下を持ち込んでしまった。それが間違いだった。
    私ならこが苦しむのをみるくらいなら、やはり解き放つ方を選ぶ。ただし私の親も子の相談者とおそらく変わらない反応がありそうだから、伝えるのはすべて終わってからにする。旅立つ子に争う姿を見せたくないから。親は私をなじるはず。しかし後悔はしない。そして私は一人さみしく?死ぬために独居老人の道を選ぶ。それが出来損ないの私が出せる愛情。それを誰かにただ責められたら私だって怒る。
    この相談者は本当に分かったのだろうか。次女夫婦が示した苦しい愛情が・・・。

  2. 尽き行く命で苦しむ娘の姿をそんなに見たいかね。
    それは愛ではない。

  3. 相談者の日本語がどうも不確かで、これで医師や家族と正しく意思の疎通ができていたのかどうか不安になる。長患いした妻、姉を失って悲しみに沈む娘婿と次女が、安楽死を疑って騒いだ相談者を疎ましく思ったのは当然だろう。
    今井さんは珍しく相談者の話を遮らず、「日本で安楽死などあり得ない」とも言わずに相談者に話させ続けたが、それが三石さんの切れ味ある回答を引き出した。回答の通りに手紙でちゃんと謝れば許してもらえるだろうけど、相談者の日本語で大丈夫かな?

    それにしても「ちょっと待てぇ!」は迫力あった。

    1. 私も相談者さんの日本語の理解力の不足が問題を大きくしていると思いました。
      日常生活には困らなくても、こんな時は大変なのですね。

      1. もしかすると家族間では中国語でやり取りしてるのかも。
        子が不自由なく2カ国語を使えるなら、カタコトの親には母語を使うのが自然ですもんね。

  4. 三石先生の回答
    良い内容なのかもしれないけど
    凄く厳しく聞こえた
    ながら聴きだったから内容より口調だけが強調された
    せいだろうけどね

    1. 確かに、厳しい言い方でした。
      聴取者からすると、相談者の頑迷さと日本語の不確かさを打ち破る爽快感もあって、気にならなかったのかもしれません。

  5. 苦しむ人を見守るしかない家族も苦しいんですよね。
    相談者は、長女を見守る家族(次女・長女の夫)が自分ら自身の苦しみを終わらせるために長女の命を終わらせた…と思えて許し難かったのか、と推察します。
    緩和治療のための薬を打たれたせいで長女は亡くなった、とも思っているでしょう。だけど、そもそも緩和のための薬は、よほど異常な使い方をしなければ、息の根をとめるようなことはない。最期の瞬間に薬が使われていなければ、長女さんは断末魔の苦しみのなか、亡くなられたかもしれません。
    …ということを、事前の説明から相談者に伝わっていれば、長女さん亡き後もこんなに揉めることはなかったかもしれません。
    誰ひとり、悪意のひとはいなかった。だけどこうしてヒビが入ってしまう。つらいものですね。

  6. 私は母を23の時に亡くしてしまいましたが、その時にお医者さんから、電気ショックやらなにやら最終手段はありますが、やりますか?って問いに父は少し考えた末に、「いや、もういいです。」って寂しそうに言いました。
    そこには子供たちにはわからない父の母に対する気持ち?やらなんかが色々詰まってての結論だったんだろうと。
    だから子供たちは父の意見に誰1人反論なんかはしなかった。
    亡くなる時の悲しみは皆一緒、ただどうするか。そこに尽きると思うんですよ。
    相談者さんの娘さんは嫁いだ。
    お婿さんの判断と次女さんの判断は一緒だった。
    縁を切るとまで言われたのには、過去に色々なことがあったのではないかと思います。でなければ長女さんのことで、そこまでのことにはなってないと思います。
    延命するも、楽に死なせてあげるにも愛情は一緒のはずですから。
    ただ残された人たちはの関係が修復するの願います。

  7. 言葉の壁だけではないと思います。というのは、日本人同士でもよくあることです。

    確かに「安楽死だ」と思いこんでる可能性大だし、闘病も長かったので、尚更そこは医師などの説明不足過ぎたのだろうと思います。闘病中に、もしもの時にはどうするかという話を、ご本人としていなかったのだろうか、とも思います。
    安楽死じゃないんだと、もしかしたら婿さんは言ったかもしれませんが、やはり聞く耳持たないですよね。どんな状態であろうと生きていることが最優先になる人は多いですから。

    どんなに重い病でも、死にそうでも、「助かるかも」と心の隅にはあるもので、いよいよとなると、娘ですもん、親より先なんて考えたくないと思います。
    周りが、日本人らしく曖昧さや空気感、察しろという対応をとったのかなとも思います。ちゃんと細かく話してきたらよかったのに。この相談者も不幸なことだったと私は思います。

    このお話と少しずれますが、、、
    私も両親ともガンで亡くしましたが、父の時は悪化がものの数日で、モルヒネを「痛み止めを使いますか?」と言われてかえって理解が遅れました。
    母の時のことで、モルヒネを使う意味を知ってましたからすぐさまお願いしました。
    しかし、兄は嫌がりました。
    痛みで生きてるようなもので、使うと(体が)ほっとしてすーっと死にやすいそうです。
    だから、見てる側は、薬を使ったから死んだとか、自分がOKしたからころしたようなものだとか思ってしまう場合もあるので、やはり医療者側がよく説明すること、本人が意志を伝えておくこと、家族で話し合いを普段からしておくこと、出来れば書面で予め病院に渡しておくことなどは、本来ならばお互いに支えあえたら良いはずの遺された者達に、こうした悲劇を残さないために重要だと思います。

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