敬老の日に贈る。都合よすぎる老いた舅姑が嫌い。農家の嫁という名の召し使い

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
あなた「結婚に失敗した」っていう・・はっきりおっしゃいましたよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすると・・今、物凄く寂しいですか?

相談者:
いや、そんなことは、ん・・ない・・あの、仕事が好きなので。

加藤諦三:
普通の・・常識から考えるとね?

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してえ、1つ屋根の下に、にいて・・完全に夫と心が離れている。

相談者:
はい

加藤諦三:
で、それを寂しいと感じないっていうのは・・理解するのにはちょっと・・大変なんですけどね、僕は。

相談者:
・・うーん

(もう一度回答者)

マドモアゼル愛:
恐らく先生、あ、

加藤諦三:
はい

マドモアゼル愛:
あのお、う、あの・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
僕思うんだけれども、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
お祖父ちゃんお祖母ちゃん、今、不愉快だったけれども、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
一応どっかで認めてもらえてたわけよ、働きは。
だから・・

相談者:
はい、認めてくれてました。

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
だ、人の、なんか・・役に立つとか・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
何か・・特別な、ことをやって自分が・・価値を持たないと・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
自分という存在が・・手応えとして感じられないんじゃないかな、と思うんですよ。

相談者:
・・

マドモアゼル愛:
だから自分の価値喪失っていうか、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そんな・・こと以外考えられないん、だよ。

相談者:
ああ・・それはあるかもしれませんね、はい

マドモアゼル愛:
うん
だから一生懸命・・どんな場合でも努力しちゃうし。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
だから・・自分が、実は・・働き・・蜂としての・・商品価値を持っている人間だというところで、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
生きて来たんだと思うよ。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
僕今ね?

相談者:
はい

加藤諦三:
マドモアゼル愛先生のおっしゃったこと、そこ、すご・・ぴったりのとこだと思うんですけど。それだと・・

相談者:
はい

加藤諦三:
すべてが・・説明、できるんですよね。矛盾なく。

相談者:
ああ

加藤諦三:
自分という存在の、意味を・・仕事をしてるときには感じることができるんです。

相談者:
はい

加藤諦三:
ちょっと難しい言葉あ、使って申し訳ないだけど「役割アイデンティティ」っていってね?

相談者:
はい

加藤諦三:
人に、認められているから、自分が・・自分である。
だからあなた・・

相談者:
はい

加藤諦三:
「ずっと召使いだ」って言いましたけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
妻あ・・よりも召使いである、ことにあなたの・・存在価値があったんです。
だから、あ・・

相談者:
そうですね、はい

加藤諦三:
あ「そうですね」って、だから結婚に失望してんですよ。

相談者:
・・

加藤諦三:
だけど人生に失望していない。

相談者:
はい

加藤諦三:
それはなぜか?っていうと、召使いという役割があったからなんですよ。

相談者:
確かに、昔っから・・親と、妻と・・んー、召使いっていうか、あの・・舅姑に対する関係だと、もう・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
圧倒的に優先すべきは、それでした。

加藤諦三:
・・だから・・結婚そのものがあ・・あなたにとってえ、お姑さんに仕えるという・・ことは、あなたの人生の意味だったんだよ。

相談者:
はい。そうですね、確かにそう思います。

加藤諦三:
あなた、この言葉は、どう感じる?
「幸せな人だけが、不幸になれる」・・それ、元々不幸な人は不幸そのものなんですよ。もう。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・だから自分が不幸とは感じない。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
だから本当に・・心の触れ合った夫がいて、初めて・・寂しさがあんですよ。

相談者:
ああ

加藤諦三:
現実は楽しいと勝手に思い込んでるだけの話でしょ?

相談者:
徳に・・経済的に困ってるわけじゃないし・・そういうことで、自分はまだ、大丈夫、いいんだって思(ため息)、思ってるんですけど・・

加藤諦三:
だから、な(苦笑)・・

相談者:
(苦笑)

加藤諦三:
なんとかして・・「自分は寂しくない」「自分はいいんだ」と思い込もうとして・・いるんですよ(含み笑い)。

相談者:
そうしないとだって・・つまんないじゃないですか(苦笑)

加藤諦三:
そう
今言った言葉。

相談者:
(苦笑)

加藤諦三:
だから僕は正直に言うと・・本当の現実に向き合って、

相談者:
はい

加藤諦三:
離婚して・・本当の、人生を出発するのが、ぼ、いいと僕は思いますけどね?

相談者:
・・はい。分かりました。考えてみます。

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい、ありがとうございました。

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい、失礼いたしますう。

加藤諦三:
幸せな人だけが・・不幸になれる。タタルケヴィッチ

 


「敬老の日に贈る。都合よすぎる老いた舅姑が嫌い。農家の嫁という名の召し使い」への6件のフィードバック

  1. 結婚に失敗したと気が付いても、離婚した方が良いと分かっていても、婚家では経済的に恵まれていても、離婚できない人は少なくないと思います。
    相談者さんは離婚後の生活は大丈夫なのかしら…。

  2. 先ずは「奴隷ではない自分」を思い描いてみたらどうでしょうかね。
    1人アパートで仕事をしつつ暮らしている。
    頼れるものは自分だけ、誰にも頼られる事なく自由と孤独を満喫している。

  3. どうせ姑舅さんなんて、もうすぐなんだから、待ったほうがいいと思うな~。
    旦那さん話しても変わんないよ。
    好きなことを見つけたほうがいいと思うなあ。

  4. 「嫌だと思わないでできるようになるには?」の回答が、「嫌なら離婚」
    相談者は、家族への悪口の共感が欲しかっただけだと思う。男性陣多分二人ともそれは分かっていて、それでも敢えての離婚のすすめか。

    ワーワー言いながらも、離婚するほど情が無いわけでもなさそう。人生相談よりは、今は無き「ドキュメント女ののど自慢」的案件。

  5. 裕福な農家(多分この地方の農家は特産品などでまあまあ儲けている、又は都市近郊なのでマンションなど家賃収入がある)は大抵嫁次第でその家の行き先(末広がりになるか先細るか)が決まる。

    相談者は自分がその主人公に納まりつつあるのを理解していない。
    召使い?まあ最初はそうかもしれない。
    10年20年過ぎてくると、あそこはいい嫁貰ったね、と周囲の評判も上がってくる。
    そのうちあそこの嫁には勝てねえ、となってきて、カカア殿下となる。

    周囲の同じような歳の嫁さんそうなってない?
    なんでいつまでも召使いと思ってるんだよ。
    このパターンの場合、財布握ったやつの天下だよ。
    そして、爺さんや婆さんの金も相続対策と言って少しずつ巻き上げるんだよ。
    貴女に逆らう人はいなくなる。

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