目を付けられた金づる。尻拭いに頭抱える母親。カモに育てたのは誰ですか?

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
はい

加藤諦三:
今、野島先生のおっしゃる通りでねえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
これ、あなたが今、解決に乗り出してるみたいに電話掛けてみ、いらっしゃ、ってますけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・ちょっとあなたにキツいこと言うようだけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたこの21歳の息子・・

相談者:
はい

加藤諦三:
小さい頃から、あなたにとって都合の良い息子だったんでしょ?

相談者:
・・ん、別にそん、そんなことはないんですけど・・

加藤諦三:
そんなことはなくてこんな・・息子にどうして育つわけ?

相談者:
・・うん

加藤諦三:
みんな、あの、男の、そ、子を育てるのに苦労してるけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたにとっては・・あなたが都合良く育てたんでしょう。

相談者:
・・

加藤諦三:
息子さんは小さい頃から「No」と言えない人だったんじゃないの?

相談者:
・・はい

加藤諦三:
・・きちんと自分の意思を言える子じゃなかったですよね?

相談者:
はい、そ、そうですね。

加藤諦三:
そうだよね。あ、うん

相談者:
はい

加藤諦三:
「そうです」って言ってくれて良かった。

相談者:
(苦笑)

加藤諦三:
自分の意思をはっきり言えなかった子なんだよね。

相談者:
は、はい

加藤諦三:
・・息子からすると・・「No」と言えなかった子じゃなくて・・「No」と言える、雰囲気ではなかったんだよね、家が。

相談者:
はあい

加藤諦三:
小さい頃から。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうでしょ?

相談者:
・・はい(ため息)

加藤諦三:
・・それはあなたがその、そういうふうに育てたの?それともお父さんが・・自分の意思を、子供に言わせなかったの?

相談者:
・・わたしだと思います。

加藤諦三:
あなたが自分の意思を言、言わせなかった?

相談者:
だっ・・たと思います。

加藤諦三:
うーん・・「だったと思います」っての、すごく、いい言葉だと思うんですけれどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
これから2人の関係が変わって、この子が変われば・・300万円は安いですよ。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
・・今日テレフォン人生相談に、電話掛けて来たことを・・契機にして、

相談者:
はい

加藤諦三:
この300万円はさっきの、野島先生がおっしゃったように取り返して・・

相談者:
はい

加藤諦三:
生き方を変えましょう。

相談者:
はい(ため息)

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
はい

野島梨恵:
あ、お母さん最後にね・・

相談者:
はい

野島梨恵:
あの、この300万円については・・

相談者:
はい

野島梨恵:
お母さんが頑張るっていうよりも、

相談者:
はい

野島梨恵:
息子さんが頑張んないとね・・

相談者:
はい

野島梨恵:
返って来ないから。

相談者:
はい

野島梨恵:
お母さんちょっと引いて、息子さんに・・

相談者:
はい

野島梨恵:
頑張らせてあげてくださいね。

相談者:
はい

野島梨恵:
弁護士探すにしても・・

相談者:
はい

野島梨恵:
お母さんが探して引っ張ってくっていうよりは、息子さん、探し方も分かるでしょうからね。

相談者:
はい

野島梨恵:
あの、息子さんが・・頑張れる環境を作ってあげてください。

相談者:
はい

野島梨恵:
はい

加藤諦三:
よろしいですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
ありがとうございました。

野島梨恵:
はい、失礼します。

加藤諦三:
ズルさは、弱さに敏感である。

 


「目を付けられた金づる。尻拭いに頭抱える母親。カモに育てたのは誰ですか?」への3件のフィードバック

  1. この坊やちゃん、この先の人生でどれ程お金をむしりとられるのかしら?心配だ

  2. 書き起こしを読んで犯人が母親の推理小説みたいで(あぁ、人間…)って思った。

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