目を付けられた金づる。尻拭いに頭抱える母親。カモに育てたのは誰ですか?

(回答者に交代)

野島梨恵:
はい、弁護士の野島です、こんにちはあ

相談者:
こんにちは

野島梨恵:
えっと、お母さん、ちょっと訊きたいんですけれども、

相談者:
はい

野島梨恵:
あなたが聞く限り、息子さんが一番最初にこの同僚の方にお金を貸したのは今から何年前だろう?

相談者:
1年くらい前です。

野島梨恵:
1年くらい前?

相談者:
はい

野島梨恵:
で、そのお・・これ、ま、息子さんから聞く限りなのでねえ?

相談者:
はい

野島梨恵:
分からないかもしれないけれども、

相談者:
はい

野島梨恵:
そのお友達は最初やっぱり、返すっていう話で借りて行ったの?

相談者:
そうですね。
「すぐ返すから」って言って・・で、「来週にはこんくらいの金額を返せるから」・・「貸してくれ」「貸してくれ」って言われて
「もう無理」「無理」って言っても・・いくら断っても・・しつこく「貸して、くれ」って「お願いする」「お願いする」って言われて・・

野島梨恵:
その・・「返します」「借ります」・・「返します」ってやり取りは、LINEとかメールとかで残ってるのかな?

相談者:
電話あ・・で・・

野島梨恵:
電話だけ?

相談者:
と喋ってるので・・ですね。

野島梨恵:
うん・・で、まあ、さっきね・・

相談者:
はい

野島梨恵:
あなたのほうで通帳を見たら毎日のように5万とか何万とか引き出されてるって言ってたけど、

相談者:
はい

野島梨恵:
それは、ご本人が、息子さんが自分で自分のキャッシュカードか何かで、

相談者:
はい

野島梨恵:
引き出して現金にして、その同僚に渡してるのかな?

相談者:
そうです。

野島梨恵:
そうすると通帳を見ただけではその金は、あなたの息子さんがほんとに使ったのか?・・誰かに渡したのか?分からないわけですよね?

相談者:
はあい

野島梨恵:
ふうん、んー・・
で、今、事ここに至って、同僚さんは、今でも「返す」・・て言ってるのか?
それとも「知らないよ、そんな物もらってねえよ」っていう態度なのか?、どっちなんでしょう?

相談者:
&#・・返すっていう方向で話は、なってます。
でもなかなか返って来なくて、一筆を書いてもらうために・・

野島梨恵:
うん

相談者:
じゃ、この日に会って、

野島梨恵:
うん

相談者:
「月々いくらとか・・ちゃんと返す金額を決めましょう」っていうことで・・

野島梨恵:
うん、うん・・うん

相談者:
「会いましょう」って話はしてるんですけど・・

野島梨恵:
うん

相談者:
その日になると、「この日はもう、ちょっと用事があって、行かれない」とか・・

野島梨恵:
・・なるほど。

相談者:
「また別の日にしてくれ」って言ってこう、伸ばし伸ばしになってるんです。

野島梨恵:
・・で息子さんご自身は一体どういうお考えなの?
ご自分でこれ解決できると思ってらっしゃるのか?、それともね?弁護士とか誰かね?そういうところに行って・・

相談者:
はい

野島梨恵:
専門家の力を借りようっていうお考えなのか?

相談者:
お金は返してもらいたいとは・・思って・・

野島梨恵:
うん、思ってるんでしょうけど・・

相談者:
はい

野島梨恵:
そのためにどうしようって息子さんは思ってるんだろ?

相談者:
んー
(沈黙)

野島梨恵:
・・

相談者:
・・

野島梨恵:
ていうのは・・

相談者:
はい

野島梨恵:
そのやっぱり・・ご当事者は、息子さんなんですよ。

相談者:
はい

野島梨恵:
息子さんはもう21歳で自分で働いていらっしゃって、

相談者:
はい

野島梨恵:
立派な大人でいらっしゃるので、

相談者:
はい

野島梨恵:
ここで今自分は困っている。

相談者:
はい

野島梨恵:
どうしよう?っていうふうな、お考えを・・やっぱり自分で・・お持ちだろうと思うし、

相談者:
はい

野島梨恵:
それがないと、なかなか弁護士としても難しいんですよね。で、一般的に、物凄く一般的なお話でね?

相談者:
はい

野島梨恵:
例えばここで息子さんが法律事務所に行きました、

相談者:
はい

野島梨恵:
弁護士に会いました。

相談者:
はい

野島梨恵:
「今こうなってるんです。困りました」ってなったときには・・

相談者:
はい・・はい

野島梨恵:
ああ、じゃあ、内容証明を打って、こうしましょうとか・・

相談者:
はい

野島梨恵:
例えば簡易裁判所に行ってね?、まあ、少額訴訟起こしてお話し合いをしましょうとか。

相談者:
はい

野島梨恵:
それは、いろいろできるんですけども、

相談者:
はい

野島梨恵:
そのやっぱり、当の息子さんが何を考えていらっしゃるのか?

相談者:
うーん

野島梨恵:
その人は怖いから、そんな裁判所になんて行けないと思っているのか?

相談者:
はい

野島梨恵:
も、この人と縁を切るんだったら300万ぐらい・・ま、でも、も、勿体無いけどいいやと思ってらっしゃるのか?(含み笑い)。
それとも専門家の力を借りても・・何がなんでもきちんと取り返したいと思っていらっしゃるのか?
で、さらに大事なのはね、そこを、息子さんがじゃあ、この問題になっちゃった、どうしよう?っていうのを、ご自分できちんと考えられるようにならないと、

相談者:
はい

野島梨恵:
恐らくまた同じことが起こると思うんですよ。

相談者:
はあい(ため息)

野島梨恵:
当の息子さん自身がご自分の稼いだ金?

相談者:
はい

野島梨恵:
それが取られてしまった。

相談者:
はい

野島梨恵:
じゃあ、どうしよう?ってときになって。思考停止に陥ってしまっていて・・たぶんそうなんじゃないかな?今ね?、うん

相談者:
うーん

野島梨恵:
あんまり考えられなくなっちゃってるんじゃないのかな?と思うんですけれども。

相談者:
うーん
最近では・・

野島梨恵:
うーん

相談者:
うん・・もう、メールとか、LINE、とかこう・・

野島梨恵:
うん

相談者:
やり取りするのがもう、嫌になって来て、

野島梨恵:
嫌でしょうね。うん

相談者:
はい
んで・・わたし達も、その、消費者金融に、期限までにこう返さないと・・むす、こがブラ・・ックになってしまうと思って、

野島梨恵:
うん、うん、うん

相談者:
返済をして、あげたり・・

野島梨恵:
あーあ

相談者:
したので、
そのお金は、月々、わたし達に返して来てるんですけども・・

野島梨恵:
うーん

相談者:
そのお金は・・お父さんお母さんから借りたお金は・・ちゃんと返すから、もうそっちからもらうのは・・いいかなって、いう考えになってるような感じです。

野島梨恵:
うーん・・うーん・・それもまたそれで困りますよね。

相談者:
そうです。

野島梨恵:
だからやろうと思えばできますよ。それは・・はい、内容証明打って、それでもダメだったら簡易裁判所に行って・・

相談者:
はい

野島梨恵:
お互いに話し合って、

相談者:
はい

野島梨恵:
そのね、調停調書なり、

相談者:
はい

野島梨恵:
和解調書作ってもらうなり、判決出したりってそれはできます。

相談者:
はい

野島梨恵:
ただ・・それを、ま、お母さん主導でやっちゃうとお、果たしてそれがほんとに息子さんのためにいいことなのかなあ?、ていうふうにはちょっとわたしは疑問には思いますけれどもね。うん

相談者:
はあい

野島梨恵:
で、そうじゃないと・・さっきその・・加藤先生もおっしゃってた通り・・

相談者:
はい

野島梨恵:
ちょっとこう、気の弱い人とかだと、ほんとにね・・

相談者:
はい

野島梨恵:
その人を、ああの、消費者金融のとこに連れてって、借りさして、それをほんとにそのままもらっちゃったりするから。

相談者:
はあい

野島梨恵:
も、こういう・・せっかく、今ですからね?

相談者:
はい

野島梨恵:
こういう問題が二度と起こらないようなあ・・

相談者:
はい

野島梨恵:
形で(苦笑)、お金もうまく取り返して、

相談者:
はい

野島梨恵:
ご本人も、納得されるような、そういう解決を、探していただきたいなと思いますけどね。うん

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


「目を付けられた金づる。尻拭いに頭抱える母親。カモに育てたのは誰ですか?」への3件のフィードバック

  1. この坊やちゃん、この先の人生でどれ程お金をむしりとられるのかしら?心配だ

  2. 書き起こしを読んで犯人が母親の推理小説みたいで(あぁ、人間…)って思った。

コメントはお気軽にどうぞ。

名前欄には、何かハンドルネームを入れてください。🙏
空白だと、すべて「匿名」と表示されてしまいますので。