口数減った高1息子の白紙答案。プレッシャー疑うも原因から外す自分たち夫婦

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
あ、こんにちは
よろしく、お願いします。

大原敬子:
あのね?

相談者:
ええ

大原敬子:
白紙を出す子の、一つのパターンを言いますね。

相談者:
ええ

大原敬子:
白紙で出してしまうのは、

相談者:
ええ

大原敬子:
まず、パニック状態になっているときです。
それから、

相談者:
ああ。なるほ・・はい

大原敬子:
もう一つは、放棄。
もうどうでもいいよって感じ。

相談者:
ええ

大原敬子:
でね、放棄はまだいいんです。
自分の意志と、怒りと

相談者:
ええ
ええ

大原敬子:
戦いがあるんですね。

相談者:
ええ

大原敬子:
だけれでも、パニックっていうのは、恐れなんですね。

相談者:
ええ

大原敬子:
両親、の恐れ。

相談者:
ええ

大原敬子:
があるんですね。
で、両親は、どういう恐れがあるかっていうと、

相談者:
はい

大原敬子:
学校の先生の評価が怖いんです。

相談者:
・・
はい

大原敬子:
あるいは、えー、周囲の評価。

相談者:
ええ
ま、実際、あのお、まったく分からなあ、くて、えー、テストに向かっ・・たのではなくて、たぶん、いくらかは分かったんじゃないかなあとは思ったんですが・・
ま、まったく白紙で出すっていうところに、今、先生が・・おっしゃったような部分・・は、あったんじゃないかなとは考えたんですが。

大原敬子:
素直ですねえ

相談者:
ええ
なにかに・・対して、反発みたいな、部分もあったのかなとかあ・・◆#$

大原敬子:
わたしはね、

相談者:
ええ

大原敬子:
お父さんが一生懸命な気持ちはわかります。

相談者:
ええ

大原敬子:
分かるけれども、

相談者:
ええ

大原敬子:
ベクトルが違う方へ行ってるんですねえ

相談者:
あ、なるほど

大原敬子:
あるいは、わたしの言い方がきついかもしれませんけども

相談者:
ええ

大原敬子:
ここはキツく言わなければ

相談者:
ええ

大原敬子:
お父さん、お母さん、気づかない。

相談者:
はい

大原敬子:
まずですね、心療内科とか、

相談者:
ええ

大原敬子:
先生から見るとやる気がないとか、

相談者:
ええ

大原敬子:
なぜ子どもの、その烙印を押してるの?

相談者:
・・

大原敬子:
なぜいいとこ褒めないの?

相談者:
・・
ああ

大原敬子:
この一つですよ。

相談者:
ええ

大原敬子:
この子の心が病んでるから

相談者:
ええ

大原敬子:
心療内科行ってるんだと、あなた、責任を逃げてる。
子どもは、「お父さん、助けてくれ」って言ってるんですよ、これ。

相談者:
・・
ああ、はい

大原敬子:
気づきました?

相談者:
・・や・・◆#$

大原敬子:
そこをお父さんが、グーっと、戻ってきて、

相談者:
ええ

大原敬子:
原点は何か?ってことです。

相談者:
ええ

大原敬子:
原点は、この子は真面目です。

相談者:
ええ

大原敬子:
で、非常に両親を恐れています。

相談者:
・・

大原敬子:
だから、

相談者:
ええ

大原敬子:
白紙になるってお子さんはね、

相談者:
ええ

大原敬子:
二通りまたあるんです、パターンが。

相談者:
ええ

大原敬子:
名前は書いてありましたか?

相談者:
・・
た、名前は書いてえ、た・・ええ、書いてたと思います。はい。

大原敬子:
いや、「と思います」、見なくちゃダメよ、それは。

相談者:
ええ

大原敬子:
お子さんがテストが悪いときは、必ず・・もう、やんちゃな子は別ですよ?

相談者:
・・
ええ

大原敬子:
でも、なんか、最近元気がないなって、覇気がないなと思ったときの、悪い点には、

相談者:
ええ

大原敬子:
筆圧と

相談者:
・・

大原敬子:
それから、震えの字になってるんですよ。

相談者:
・・
ええ

大原敬子:
是非字を見て欲しいんですけども。
自分の字すら書けないときがあるんですよ、手が震えちゃって。走っちゃって。
走るんですよ?
ピッピッっと。

相談者:
なるほど、はい

大原敬子:
で、なんで?なんで?って。
で、問題が頭に入ってこないんです。

相談者:
・・

大原敬子:
文字も入ってこないんです。

相談者:
・・はい・・

大原敬子:
なぜそうなったか?って。

相談者:
・・
ええ

大原敬子:
環境です。

相談者:
・・

大原敬子:
学校に行ってるんですよ。

相談者:
ええ

大原敬子:
で、学校に行くっていうことは、家が嫌なんです。

相談者:
・・

大原敬子:
わかりますか?

相談者:
なるほど、はい

大原敬子:
家がキツいし、家の監視が大きいからこそ、強いからこそ、学校でリラックスするんです。

相談者:
・・

大原敬子:
・・

相談者:
なるほど、はい

大原敬子:
それを考えたことありますか?

相談者:
・・

大原敬子:
あなた自身が、

相談者:
ええ

大原敬子:
前は家では元気だったとか、

相談者:
ええ

大原敬子:
学校から帰ってきて、横になって寝てしまうとかって。

相談者:
・・

大原敬子:
だって、お父さん、これしか情報ないんですよ?

相談者:
・・

大原敬子:
・・

相談者:
そお・・お・・

大原敬子:
これほんっとにきつく言ってますけども

相談者:
ええ

大原敬子:
しっかりしなくちゃダメよ、お父さん、これ。

相談者:
・・

大原敬子:
我が子を守るのはあなたですよ?

相談者:
・・

大原敬子:
そうでしょう?

相談者:
や、そ、そ、そ、そうですね、はい、はい

大原敬子:
そうですよお

相談者:
ええ

大原敬子:
「いや、親はですね、どこに行けとは言ってないんですよ」
非言語的な圧迫なんですよ。
脅迫なんです。

相談者:
・・

大原敬子:
「なんにも言ってないよ」「勉強もしろとは言ってないんだよ、お父さんたちは」「好きなとこに行きなさいよ」って言いながら、「あそこに行け」っていうことを、非・言語的に、子どもに伝えてるんです。

相談者:
・・

大原敬子:
これが、いっちばん、子どもの心を苦しめるんです。

相談者:
あー

大原敬子:
「お父さん、ここ行って欲しいんだけどな」、って、「もしダメだったらB校でもいいよ」って言えばいいんですけども、

相談者:
ええ

大原敬子:
「僕たちはなんにも言わない」って。
「僕たちはなんの責任もない」
「いいお父さん、お母さんだ」って言いながら・・
とんでもない。
お子さんからするとそれが恐怖。

相談者:
・・

大原敬子:
決められないじゃないですか。

相談者:
なるほど、はい

大原敬子:
こういう親が多いんですよ、今。
あまりにも、子どもに・・自分が責任を負いたくない。

相談者:
・・
ええ

大原敬子:
「ここに行け」と言って、もし子どもがおかしくなったときに、僕に来ますものね?責任が。

相談者:
ええ

大原敬子:
だから暗黙のうちに、A校、A大学なんか決めてるんです。
話しの中で。
あるいは、「親戚の何々君は、どこどこ行ったよね」って、会話の中であるはずなんです。これ。
白紙で出すならばね?

相談者:
ええ

大原敬子:
だ、それを聞いて、「ああ、お父さん、お母さんって、ああいうとこ望んでるんだなあ」って。
「僕は・・」って考えますよね?

相談者:
・・

大原敬子:
担任の先生とお話するのは、お父さんのほう?

相談者:
いや、自分じゃないですね。
嫁さんです。
妻です。

大原敬子:
あの、先生から見ると、やる気がないって伝言は誰に聞いたの?

相談者:
あ、えー、妻から・・
学校の担任の先生が、こういうふうに、言ってたよっていうことで、話しを聞きました。

大原敬子:
やる気がないってどういうことなのか?聞いてみ、みたことありますか?
「やる気がないんだって。お父さん」って来ることおかしいと思いませんか?

相談者:
・・

大原敬子:
家ではそんなに感じてなかったんじゃないの?最初は。

相談者:
そお、ですね・・
ええ

大原敬子:
家ではなんの・・あまりにも親たちは感じてないことを・・
担任から言われて、目覚める。
白紙で目覚める。

相談者:
ええ

大原敬子:
そんな感じじゃないですか?

相談者:
・・
ま、そ、そ、そうですね。はい

大原敬子:
今日の相談は、

相談者:
ええ

大原敬子:
このお子さんは普通です。

相談者:
・・
はい

大原敬子:
と、わたしは言えます。

相談者:
ええ

大原敬子:
でもね?

相談者:
ええ

大原敬子:
お父さんの情報がほんっとにないですから。

相談者:
ええ

大原敬子:
心療内科に通ってることは大事かもしれませんがあ

相談者:
ええ

大原敬子:
わたしは、相談の最初にですね、

相談者:
ええ

大原敬子:
心療内科に通ってるって言ったときに、
え?、なんでこんな防衛を張るのかな?って思ったんです。

相談者:
あー、あ、そうですか、はい、ええ

大原敬子:
まずお子さんがおかしくなるのは両親です。

相談者:
はい

大原敬子:
両親がしっかりと・・もしですよ?

相談者:
ええ

大原敬子:
学校でやる気がないって先生、どういう感じですか?って。
うちでは、こんな行動して、こんな生活習慣なんですけどもって、なぜ言い返せなかったか?ってことです。

相談者:
あー、な・・

大原敬子:
人の言ったことは信じるけれども、自分が見てないからね?

相談者:
ええ

大原敬子:
見てないからです。
今日の答えはですね、

相談者:
ええ

大原敬子:
まとめて言っていいですか?(苦笑)

相談者:
あ、いいです、はい

大原敬子:
◆#$%□&
まず親が見てない。

相談者:
ええ

大原敬子:
見てるのは、点数だけ。

相談者:
・・
ああ、なるほど

大原敬子:
と、わたしは思ってます。
なぜ、この担任の先生が、「やる気がない」ってたときに・・「なぜですか?」ってことが、言えなかったか?ってことです。
そこにすべての、答えだなと思ってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
「お父さんねえ」って。「うちであんなに覇気があるのに、やる気がないんですって」って。
「で、聞いてみたらね」ってことで、わかりますよ?

相談者:
はい

大原敬子:
でも、やる気がないのを、そのまま、冒頭にあなたにお話するってことは、

相談者:
ええ

大原敬子:
「えらいことになってしまった」
「白紙にもなってる」
「先生がそう見てる」
「評価は悪い」
で、どんどんどんどん、違う方に行ってるんです。

相談者:
ええ

大原敬子:
お子さんを守るってことは、生活習慣をしっかり今日見なさい?

相談者:
ええ

大原敬子:
そして、白紙は・・2つあって、

相談者:
ええ

大原敬子:
プレッシャーか?・・放棄なんですね。

相談者:
ええ

大原敬子:
で、放棄と思えないんです。

相談者:
ええ

大原敬子:
でもあなたはテストを見てない。

相談者:
・・

大原敬子:
名前も見てない。

相談者:
ええ

大原敬子:
白紙は悪いって取ってるんですね。

相談者:
ええ

大原敬子:
白紙の中に心があるんです。

相談者:
・・

大原敬子:
「お父さん助けて」ってあるんです。

相談者:
ええ、はい

大原敬子:
「お父さん」、「はっきりと、明確に」、「『ここに受けてくれ』」ってなぜ言ってくれないか」と思ってるんです。

相談者:
・・

大原敬子:
そういうことです。

相談者:
・・
なるほど、はい

大原敬子:
いいお子さんですよ?
でも両親にすごく恐れています。

相談者:
・・
なるほど、はい

大原敬子:
それが今日、わたくしが、思ったことです。

相談者:
はい

大原敬子:
で、あなたがなさるのは何か?というと、

相談者:
ええ

大原敬子:
じゃ、そこまで言ってるならば、

相談者:
ええ

大原敬子:
自分で見てみようと。
一週間。

相談者:
ええ

大原敬子:
子どもの毎日の生活を見てみようと。

相談者:
ええ

大原敬子:
それで答えが出るはずです。
そして今度、担任の先生とお話するときに、

相談者:
ええ

大原敬子:
家はこんな状況ですと。

相談者:
ええ

大原敬子:
学校で先生、どこを見てらっしゃるとかって聞いてくることは大事ですよ?

相談者:
ええ

大原敬子:
先生の評価を、すべてと思って、

相談者:
ええ

大原敬子:
子どもを痛めつけたらダメですよ?これは。
まずは、お父さん、お母さんが、しっかりと、毎日の生活から、見て欲しいなと思いますけどね。

相談者:
はい

大原敬子:
うん

相談者:
見てるつもりではいたものの、ま、ほんとは、実際はよく・・見ることができてなかった。
み、見てるつもりだった・・

大原敬子:
ありがと。それだけ分かれば、

相談者:
はい

大原敬子:
今日から、

相談者:
ええ

大原敬子:
そのお父さんの誠実な、雰囲気の中で、

相談者:
ええ

大原敬子:
坊やちゃんを見てあげれば、

相談者:
ええ

大原敬子:
道は絶対開けると思いますよ

相談者:
あ、そうですか

大原敬子:
ほっとしました。はい

相談者:
ありがとうございます

大原敬子:
ちょっとまってくださいね。

相談者:
はい

大原敬子:
先生に代わりますね。

(再びパーソナリティ)


「口数減った高1息子の白紙答案。プレッシャー疑うも原因から外す自分たち夫婦」への7件のフィードバック

  1. 元農水省事務次官一家と同じ匂いがする。友達ガー先生ガーと他人の評価頼み。せめて、娘の縁談には邪魔にならないように手綱引いておけよ。

  2. 大原先生の言葉が早口でよくわかりませんでしたが、書き起こしていただいてよくわかりました。鋭い指摘だと思います。
    勉強も生活態度も心配なかった子どもが中学生くらいから変わってしまって悩む相談、時々ありますね。何か共通点があると思いましたが、大原先生の分析に納得しました。

    良い子だった子どもほど両親に問題があるというのは頷けます。(もちろん例外はありますが)。大原先生の言葉を噛みしめて、レッテルを張らずにお子さんに接してほしいと思いました。

  3. お父さんが冷静に話そうとしたからかもだけど、話し方がなんだかとても他人事のように聞こえて仕方なかった。

  4. お父さんはそれまで、
    息子さんの事そんな関心がなかったんじゃないですか?
    大原先生おしゃるとおり、子供を信じましょう。

  5. 息子さんは高校になじめないのだから、フリースクールを探して勧めてみたらどうだろう?あるいは中卒で働くか。本人の意志をよく確かめて、やりたいようにさせてあげよう

    1. ちゃんと読んじゃいねーだろ。
      高校に馴染めないんじゃないよ。

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