アカハラを跳ね返そうとウツになるまで頑張った歴女の深層心理。行き詰まる就活

(回答者に交代)

田中ウルヴェ京:
よろしくお願いします。

相談者:
よろしくお願いします。

田中ウルヴェ京:
今日ちょっと・・

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
少しこう、お伝えできたらいいなと・・

相談者:
あはい

田中ウルヴェ京:
こ、考えていたことが大きく2つありまして。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
1つは、あなたの、過去の、経験の捉え方について。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
で・・もう1つは・・未来のあなたの作り方。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
で、まず、過去の捉え方なのですが、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
例えば・・わたしは、プロの選手の、メンタルトレーニングをやっている、立場なんですけれど、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
わたし自身も、選手をやっていたことがあって、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
そのときに、わたしは・・頑張るっていう意味が・・限界まで(含み笑い)、頑張るっていうことだと、勘違いしていて、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
わたしも・・15歳のときに、練習のやり過ぎで、尺骨(しゃっこつ)、あの、肘と、手首の間の骨なんですけど、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
右手も両手も、尺骨の疲労骨折をしたんですね。

相談者:
あ、はい

田中ウルヴェ京:
骨を折って初めて・・練習し過ぎたんだと思ったわけです(含み笑い)。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
こういうケースって、よく、選手にもあって。
どこまで頑張るのは・・わたし達の健康を害することなのか?っていうことは・・やってみないと分からないじゃないですか?(笑いながら)

相談者:
あ、はい

田中ウルヴェ京:
その意味では・・あなたは・・どこまでやると自分が、健康を害してしまうか?っていう限界を知れたんですよね?

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
これは成功経験です(含み笑い)。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
つまり、頑張り方を間違えたという、大事な経験を持っているあなた、ていうふうに思うことができます。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
頑張ったのが半分。
頑張りきれなかったのが半分、ではなくて。
あなたの修士課程の中での素晴らしい経験は・・頑張りすぎることができたという100%の経験です。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
と・・捉えることも可能です。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
わたし達って、いろんな経験ん、の事実がありますよね。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
例えば、あなただったら、何ヶ月間かは休学をしてしまった。なんていう経験があります。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
そのこと、の、事実は事実ですけれど、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
その事実をどう捉えるか?、は、あなたが選択できるんですよね。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
あなたは頑張り屋さんなので、ちょっとでも、しっかり、思い通りにやれなかったときに、
あー、これはやっぱりダメな経験だっていう、捉え方ができる方でもあるんですけど・・つまり反省をちゃんとできる方でもあるんですけど。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
同時に・・いやいや・・頑張り過ぎて壊れるまで頑張った自分っていうのは、これはずごおく大きな経験です。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
その意味では、ぜひ、過去の、いろんな、ご経験がありました。
指導教官とのこと。
そして、なんか、い、いじめ、と感じるような、ご経験があったこと。
このことから、何をわたしは学んだっけ?っていうことは、ちょっと、振り返っていただきたいです。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
あなたならではの、貴重な経験をしてるはずなんです。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
そして・・鬱という状況になったときに、いろいろご自身で、人生を振り返ることもできたと思うんです。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
なので、何を学んだか?っていう視点でまず過去を見ていただきたいのと、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
あと、もう1つ・・未来のあなたの作り方なのですが、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
すでにやってるかもしれませんが。
・・3つの視点で、箇条書きしてみてください。今から申し上げる3つの視点で。

相談者:
はい・・はい

田中ウルヴェ京:
1つは、ほんとにあなたのやりたいことは何なのか?っていう視点で・・

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
仕事のことを考える。ほんとにやりたい事ですよね?

相談者:
はい・・はい

田中ウルヴェ京:
2番目は・・

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
あなたが、今の段階で、できること。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
で3番目が・・これからの社会に必要とされてること、です。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
この3点を、いろいろ考えながらお仕事を探してみることが大事で、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
この3つが重なりあった部分と考えれば、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
あなたの、せっかくの今まで培って来た歴史という学問を通していろいろ学んできた、何か?・・

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
が、どんな、今後の社会のニーズに嵌(はま)るかっていうような視点で考え、てみる、ことで、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
今はちょっと見えないような就職先に・・リーチできる可能性があります。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
こればっかりは、あなたがこの、3点の視点で考えて、
ご自身をプロデュース、するぐらいな気持ちにならないと・・

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
せっかく院まで行って、ご専門を作り始めてるあなただからこその、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
仕事先っていうのは、自分が作って行くことが必要ですね。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
うん。なので、ちょっと、過去、の、学んだこと、そして、未来は・・自分が・・できること、やりたいことを、今後の社会、に必要とされてることっていう3点でちょっと、考えてみるなんていうこと、きっかけにしてみてもらえますか?

相談者:
あ・・はい、ありがとうございます。

田中ウルヴェ京:
はい・・はい

(再びパーソナリティ)


「アカハラを跳ね返そうとウツになるまで頑張った歴女の深層心理。行き詰まる就活」への12件のフィードバック

  1. ウルベ先生はわかり易い所を攻め、加藤先生はより深い所をえぐる。(結構いい組み合わせと思う。)
    最後の方の加藤先生の声は地の底から聞こえるようだった。
    悩みに悩んで苦しんできた相談者さんには届いてる。
    だからこその無言。
    本質をついているから何も言葉が出ない。

    相談者さんは、何年かかっても今日の加藤先生の言葉を芯から理解出来る日が来る。
    きっと明るい日々が待ってるよ!

  2. 「人生いろいろ、ハラスメントもいろいろ。」というところでしょうが、個人的には加藤さんではなくて、柴田さんだったらという感じはします。
    加藤さんは昨日の相談に出てもらって、坂井さんではなく、愛さんか大原さんで解決してもらいたかったところですが、途中で電話切ったかなあ?

  3. 博士号はゴールではない。研究者になりたいのか、自分はなれる可能性はあるのか、逃げずに考えてほしいなぁ。うつ病だと論文書けないから、まずは治すことでしょうか。研究ってクリエイティブな作業だから。

  4. この相談者、どんな人生設計を描いてるんだろう
    奨励金って、地方の名士の財団とかがやってる、返済なしの助成金ですよね
    育英会の奨学金だったら、いつぞやの「大学院生の自分探し」案件だ

    理系や法律・経済系の実学でなく、最もつぶしがきかない人文系
    博士課程まで進めば「ポスドク」問題もあることを知らないはずはない
    生半可な思いで就活したところで、採用側には「6年以上モラトリアムを満喫してました」としか受け取られない
    その点でウルヴェさんのアドバイスは現実的でとてもよかった

  5. 昨日柴田さんの方がよかったと書いた者ですが、追加で言うならば、希望の仕事に就ける人が一握りだということを全国民が知りたいところです。
    その上でアカデミックハラスメント、いわゆるアカハラやパワーハラスメント、いわゆるパワハラは良くないことですが、なくならないのが現実。
    よそ者と言われたことがあるようですが、地方に行けばそれは当たり前、よそ者は若者や馬鹿者同様、排除されるのはバブル崩壊以降強いんです。
    うつ病はしっかり治療をして欲しいですが一方で、歴女希望も現実を見て畑違いでも就職して欲しいんです、就職浪人は長期化して大変ですから。

  6. この相談者さんが収録されたのが2年前とツイートされてました(現在ツイ消しされています)。収録自体1時間以上でかつスタッフさんからいろいろ発言を訂正された?とか。博士課程に戻りたいと放送ではおっしゃっていましたが、本当は仕事して元気になったら今までの論文をまとめるために働きながら博士課程に通うために「もう一度戻りたい」と。現在は無事就職され研究者続けながら楽しくお仕事されているそうです。

    1. 相談者さんの復職をネットの向こうながらお祝い申し上げます。電話収録から放送までに時間は空くとは知っていたけど、2年も空いていたのですね。相談者さんのレジリエンスは凄いなと思います。一方で、この相談から「博士」に対する日本の冷遇っぷりも浮き出ていますね。ここのコメント欄も辛口気味ですし。先日ノーベル賞受賞した真鍋氏が「日系アメリカ人」であるのも無理もない。

  7. こんなに優秀な頭脳を持った人が、その才能を発揮できる場が無いなんて本当に勿体ない!残念です

  8. 2年も前の収録を今頃放送してるのですか!知りませんでした。今は就職されて楽しくやっているのなら良かったと思いましたが、加藤さんの最後の方のアドバイスは、うつ病の方にとっては、傷付きそうな言い方だったなぁと私は思った。

  9. 出た、ウツ。

    優秀でも、こんな言い訳持ち出すのは褒められたモノじゃないわ〜。

    1. 出た、匿名 希望。
      いくらストレス溜まってても、こんな偏見持ち出すのは褒められたモノじゃないわ〜。

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