（回答者に交代）

中川潤：
こんにちは、中川でえす。

相談者：
あ、こんにちは、よろしくお願いいたします。

中川潤：
あのね？

相談者：
はい

中川潤：
あの、先ほど来お話が出てる、向こうさんが言ってる結婚詐欺云々っていう・・うー、言葉なんですけども、

相談者：
はい

中川潤：
あの、典型的な結婚詐欺っていうのはあ・・結婚餌にして・・相手からあ・・

相談者：
はい

中川潤：
あのお、「よこせよこせ」、つって・・「どうせ一緒になるんやから」とか、

相談者：
はい

中川潤：
言ってえ・・もらって来るパターン・・これは結婚詐欺、の、典型・・なんですがね？

相談者：
はい

中川潤：
だから・・ま、言葉の問題として結婚詐欺っちゅう話は、論外・・なんですよ。

相談者：
はい

中川潤：
まずは。

相談者：
はい

中川潤：
ただね？

相談者：
はい

中川潤：
ちょっと、あなたのお話て・・いまいち、よく、分からない、いー、のはですね？

相談者：
はい

中川潤：
え、そのお、渡してて・・生活う・・は苦しいということに・・同情されてお金渡してるだけでも・・どうも・・ないようにわたしは、お話聞いてて・・ね？
その「援助交際・・なの？」って訊かれて・・「そうだ」というお話を・・されましたよね？

相談者：
あの、はい、あの、実はですね。

中川潤：
うーん

相談者：
あの、両親も１０年以上前に、

中川潤：
うん

相談者：
他界してしまいまして、

中川潤：
うん

相談者：
わたしきょうだいもいないんです。

中川潤：
うーん

相談者：
それで、ま、もう６０を過ぎまして、

中川潤：
うーん

相談者：
１人で生活してると寂しいんですね。

中川潤：
うーん

相談者：
話し相手的な物が・・いればなあっていう気持ちも・・あるんですね。

中川潤：
うーん

相談者：
それで、まあ、その気持ちの半分、は、彼女に対しての同情もありますし、

中川潤：
うーん

相談者：
それで、お金を・・え、まあ、延々と渡してしまったということです。

中川潤：
あの、巷間言われる援助交際っていう言葉のお、関係で、大変失礼な質問になるんだけれども、

相談者：
はい

中川潤：
そのお・・男女の関係は・・ま、率直に訊きますよ。男女の・・

相談者：
ありません（苦笑）、まったくありません、今は。

中川潤：
え？・・いや今・・

相談者：
ないんですよ。

中川潤：
今は？

相談者：
はい

中川潤：
いつまでありました？

相談者：
それこそ１年ぐらいしかないです。

中川潤：
ええ！？
最初のその１年？

相談者：
はい

中川潤：
・・裁判官風に言えば、にわかに措信（そしん≒信用）しがたいっていう、旧弊な言葉が・・を・・

相談者：
あはい

中川潤：
言うんですけども・・
あのね？

相談者：
はい

中川潤：
あなたのおっしゃってる通りであれば・・

相談者：
はい

中川潤：
向こうのね？

相談者：
はい

中川潤：
言ってる裁判だ、なんだっていうね？

相談者：
はい

中川潤：
形で問題にしようとすれば・・

相談者：
はい

中川潤：
２０年来お金え、を渡して生活の援助をしていて、

相談者：
はい

中川潤：
という状況の中で、

相談者：
ええ

中川潤：
内縁関係・・ん、なんじゃな・・

相談者：
確かに

中川潤：
ね？、彼女とあなたが。

相談者：
はい

中川潤：
内縁関係だという、ふうな、立て方をして。
ね？

相談者：
はい

中川潤：
要するに結婚してて婚姻関係をですね？、一方的に破棄すれば・・

相談者：
はい

中川潤：
まあ、それに伴う・・ま、破棄の原因も・・いろいろお、問題になるんだけども、

相談者：
はい

中川潤：
慰謝料だなんだって問題が、損害賠償の問題・・が出てきかねない、ですが、

相談者：
はい

中川潤：
内縁・・ていう関係もある程度・・積み重なった期間・・

相談者：
はい

中川潤：
があると・・婚姻に準ずる関係を、不当に破棄したと・・

相談者：
はい

中川潤：
いうことで内縁関係の不当破棄ということでの・・問題の組み立て方は、あり得るんですよ。

相談者：
はい（含み笑い）

中川潤：
だから

相談者：
はい

中川潤：
あなたの場合ね・・

相談者：
はい

中川潤：
厄介なのは・・

相談者：
あ、厄介？はい

中川潤：
厄介なのは・・

相談者：
はい

中川潤：
何も関係もなくて、

相談者：
はい

中川潤：
男女関係もなくて、

相談者：
ええ

中川潤：
お金を渡して、

相談者：
はい

中川潤：
そんなことってある？って・・

相談者：
あー

中川潤：
いうふうに、見られちゃいかねない。

相談者：
見られてますよ、すでにもう。

中川潤：
（苦笑）いや、そ、そう、やっぱりね、誰しもね、その話聞いたらね？

相談者：
はい

中川潤：
んー、んな、眉に唾をつけるじゃないけれども、

相談者：
ええ

中川潤：
ほんまかいな？と。

相談者：
はい

中川潤：
あのね？・・だから、結論から言うと、あなたね？

相談者：
はい

中川潤：
いー、あなたのおっしゃることをそのままあ、に、あの、受け止めて、

相談者：
はい

中川潤：
お答えをすれば・・

相談者：
はい

中川潤：
何もそんな脅迫めいたことに、

相談者：
はい

中川潤：
怯んで、

相談者：
はい

中川潤：
あのお、家一軒・・渡す必要はまったく、う、ないの・・
だとわたしは思うのですよ。

相談者：
はい

中川潤：
思うのですが、

相談者：
はい

中川潤：
向こうが・・例えば弁護士にでも相談しましてですよ？

相談者：
はい

中川潤：
で・・その弁護士が・・話すときには、向こうさんのお話は・・あなたが言ってるのと全然違う様相で話が行くんですよ。

相談者：
はい

中川潤：
必ず。

相談者：
はい

中川潤：
で、そちらにはもう２０年来の付き合いで、

相談者：
はい

中川潤：
ね？
もう「ほとんど結婚と同じような状態なんですう」、ね？

相談者：
はい

中川潤：
あ、それは内縁やなと・・向こう側の・・から相談乗った弁護士はそう理解するわけですよ。

相談者：
はい（苦笑）そうですね。

中川潤：
ね？
で、そうすると内縁関係の不当破棄だと・・

相談者：
はい

中川潤：
いう形で・・

相談者：
はい

中川潤：
の、訴え・・ていう形で起きて来る可能性は十分にあります。

相談者：
はい

中川潤：
だから、それを、ともかくきちんと排除したいと思うのであれば。
今の段階で、

相談者：
はい

中川潤：
そういう二択を迫られてる、状況なわけだから、

相談者：
はい

中川潤：
あなたサイドの弁護士・・

相談者：
はい

中川潤：
ね？、どなたか信頼のお・・できる弁護士を、紹介してもらって。

相談者：
はい

中川潤：
ね？
その方に・・もっと十分に事を分けて経緯（いきさつ）を詳しくお話されて、

相談者：
はい

中川潤：
「ほんまにアホな話やろうけども・・実はわたしお人好しで」というところを十分に、その、代、弁護士に理解してもらって。

相談者：
はい

中川潤：
で、その上できちんとした・・その代理人からも反撃してもらうと。

相談者：
はい

中川潤：
そういう撃退の仕方を考えないと。

相談者：
はい

中川潤：
厄介ですよお？

相談者：
そうですね。

中川潤：
うーん・・そのうち・・

相談者：
・・ただし・・

中川潤：
はい

相談者：
せ、先生、ただしですね？

中川潤：
うん

相談者：
「わたし（あなた）が亡くなったあと、管理はどうするの？」ということで言って来るんですよ。向こうは。

中川潤：
それって、ちょっと話の筋が全然違うっしょ？

相談者：
・・そうですね。

中川潤：
言いも言ったりって話ですわな？

相談者：
はい

中川潤：
ね？
向こうが弁護士なり相談して、内縁だあ、なんだって言って来られたときにね？
それはそうではないんだっていうことを、きちんと説明できるような状況を・・

相談者：
はい

中川潤：
先に、ち、きちんと、あなたを支えてくれる・・弁護士を、す、確保しておくことが先決だと思いますよ？

相談者：
あ、分かりました。

中川潤：
ねえ？

相談者：
はい

中川潤：
急ぎ、やってください。

相談者：
分かりました。
ありがとうございました。

中川潤：
はい

相談者：
はい

中川潤：
よろしいですか？

相談者：
はい

中川潤：
はい
じゃあ、あのお、柴田先生に代わりますねえ？

相談者：
あ、はい

中川潤：
はい

（再びパーソナリティ）