FBI型夫婦の末路。冷静にそろばん弾く妻が感情の貧困を脱して涙抑えるのに必死

テレフォン人生相談 2023年10月20日 金曜日

今週はスペシャルウィーク
ひとつ屋根の下で起きた浮気、不倫、DV‥愛に迷う人たち

今日はそのトリ。

尻すぼみ感は否めないw

 

あー、泣かしちゃったね。

加藤諦三
一度落としてから励まします。

 

FBI型夫婦・・加藤諦三著「うまくいく夫婦、ダメになる夫婦の心理学」(PHP研究所  2011/4)ー 失敗する夫婦の型 ーの章にある類形の1つ。

プライバシーがないことは、たとえ夫婦の中でも息苦しくなる。お互いの間に空間があることは親しさを妨げるものではない。
「今日は何時に帰ってくるの?」と聞かれることは多くの夫にとって不快なことである。奥さんからすれば単に、晩の食事の用意の都合で聞いている。
しかし夫の方は監視されているような気持ちになる。別に奥さんは詮索しているわけではないが、夫の方は不愉快に感じる。
ただ夫が心理的に成長し、心理的に健康である場合には、たとえ「今日は何時に帰ってくるの?」と聞かれても不愉快になることはない。

次の例はFBI型奥さんの例である。家に夫に合わない靴がある。
彼女は本当は腹が立っているのに・・

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 中川潤(弁護士)

相談者: 女57歳 夫63歳 長女23歳

今日の一言: 不安をごまかすと、感情と想像力の貧困化が起きます。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもしい。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい、よろしくお願いいたしますう。

加藤諦三:
はい、最初に、年齢を教えてください。

相談者:
はい。ええ、57歳です。

加藤諦三:
57歳。結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
63歳です。

加藤諦三:
63歳。お子さんは?

相談者:
23歳の、長女、一人です。

加藤諦三:
はい、わかりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、どんな、相談でしょうか?

相談者:
12ヶ月う、前にですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
主人の、携帯の、メールううう、から、

加藤諦三:
はい

相談者:
風俗に、通っていたっていうこと、を、知りまして。

加藤諦三:
はい

相談者:
カバンからは、あのうう、店のカードや、女の子の、名刺とかがたくさん、見つかったんですけども。

加藤諦三:
はい

相談者:
さらにあのう、9ヶ月う、前、なんですけども。

加藤諦三:
んはい

相談者:
主人の、携帯の、解除っていうかですね?、私がちょっと・・いろいろ考えて。で、番号打ったら、主人の、携帯が、開きまして。

加藤諦三:
うん

相談者:
ダイレクトメールから、

加藤諦三:
はい

相談者:
一人の、風俗嬢との、メールのやり取り、が、見つかりまして。

加藤諦三:
はい

相談者:
温泉ん、1泊旅行とかあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ショッピングや、食事などお、に、行っておりまして。

加藤諦三:
温泉1泊旅行っていうことは、「あのときの旅行だな」って、わかるわけですか?

相談者:
温泉の名前とか、宿泊先の名前とか。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、日にちも、しっかり載ってましたので。

加藤諦三:
あああ、そうですか。

相談者:
それで、店にも通ってましたし。1泊旅行とか、ショッピングとかで、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、大体のおおよそなんですけども、80万円以上、女の子に、使っていると思われます。

加藤諦三:
はいはいはい・・

相談者:
その他にも、スマホの、機能の中で、ファイルっていう機能がありまして。

加藤諦三:
んはい

相談者:
そこを除きましたら、特定の女性の、いかがわしい写真とかもたくさん・・出てきましてえ。

加藤諦三:
うん・・(吸って)

相談者:
しっかり、顔も写ってるん、ですね。

加藤諦三:
その割には、なんか・・声を聞いてると、あなた・・落ち着いた・・

相談者:
いや、落ち着いてはないんですけどもお、

加藤諦三:
んはい

相談者:
結局う、今あの、主人の、状態から言うと、もう風俗には通ってないんですね?

加藤諦三:
うんんん・・

相談者:
はい。また、その・・はい

加藤諦三:
で、そのことを、

相談者:
はい

加藤諦三:
ご主人と、話をしました?

相談者:
いえ、全然、話しておりません。

加藤諦三:
そうすっと、この話を、ご主人に直接話したらね?

相談者:
はい

加藤諦三:
ご主人は、驚くと思います?

相談者:
そうですね、驚くうう、上に、さらに、私を責め立てる、と思います。

加藤諦三:
ご主人の方が悪いことしてるのに、何で、あなたのことを責め立てる?

相談者:
その・・あ、あ、そうですね。
例えば、私は全然・・悪くなくても、

加藤諦三:
ええ

相談者:
キレられたりい、も、酷い事お、を、言われたり、ということでえ。話し合いにも何にもならなかったんですね?

加藤諦三:
あああ・・

相談者:
今までも・・

加藤諦三:
うん・・

相談者:
まあ、あのう、実はその、風俗に行ったっていうのは、

加藤諦三:
ええ

相談者:
娘が、精神的な病で、大変だった時期だったんですね?

加藤諦三:
うん

相談者:
それで、私、が今、ちょっと考えるには、娘の、ことが、一番、影響してると思います。今まで◆#$%□・・

加藤諦三:
あああ・・

相談者:
もちろん、本、当に・・怒ってましてえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
ご飯が食べれなかったり、眠れなかったり・・ということがあ、起きてえ。精神的にもちょっともう、追い込まれたっていう、

加藤諦三:
うん

相談者:
時期もありましたんですけどもお。

加藤諦三:
うん

相談者:
もう、言ってしまったらおしまいっていうのがわかってるのでえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
あえて、普通を装って、主人に、すごく接しておりました。

加藤諦三:
そうするとあれかなあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
ご夫婦の関係でね?

相談者:
はい

加藤諦三:
FDI型夫婦っていう、

相談者:
あああ、はい。

加藤諦三:
アメリカで言うんですけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
どういうことかっていうと、常に、「こういうことを言ったら、そこでおしまいだ」という。重大なことを、

相談者:
はい

加藤諦三:
隠しながら、

相談者:
はい

加藤諦三:
関係が保ってるっていうことです。

相談者:
あ、そうですね。はい、そうです。

加藤諦三:
ということは、本、当、の信頼関係っていうのは、なかったんですかね?、あなたたちの夫婦の間に。

相談者:
そう、ですねえ・・

加藤諦三:
うん・・で、23歳のお嬢さんがあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
心理的に問題を抱えたっていうのは、その、お嬢さんの側からすれば、父親と、母親との信頼関係がないっていうことが、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の、心の成長に、

相談者:
んはい

加藤諦三:
障害、になっていたってことはないんですか?

相談者:
いいえ。多少は、あるかもしれませんけどもお、

加藤諦三:
はい

相談者:
娘は、幼稚園の頃からあ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
全然、甘えるっていうことが、なかったですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
で・・私も、あの、小さいときからそうですね。親に、甘えるっていうことは、あまりなかったですね。

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、母あああ、事態があ、やっぱり、ちょっと、変わって、るというか。もちろん、虐待とかもあったんですけども、

加藤諦三:
(吸って)うん

相談者:
暴言吐かれて、物が飛んできたりい。(苦笑)包丁で追いかけられたり、という・・ことも、ちょっと、小さいときもあったんですけど。20歳過ぎてからも、そういう、体験をしておりましてえ。

加藤諦三:
んん?、20歳過ぎてから・・てのは、大変な問題ですよね。

相談者:
はい。でえ、私はもう、家を、すごく、も、出たかったんですけども。

加藤諦三:
はい

相談者:
結婚したときっていうのが、

加藤諦三:
うん

相談者:
母が、脳溢血で倒れてしまってえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
父も、仕事を辞めてしまって、あの・・母の、看病をしてましてえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
周りも友達、が、結婚したり、してたもんですからあ。

加藤諦三:
うん

相談者:
何か、こ、心細かったときに、たまたま、その仕事場ああ、が、今の主人と一緒だったのでえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
まっ・・依存して、結婚した。

加藤諦三:
(鼻を吸って)

相談者:
だから、本当に・・好きでえ、結婚したっていうわけではないんです、私は、実は。

加藤諦三:
うん・・今日の相談っていうのは、

相談者:
はい。はい・・

加藤諦三:
こういう状態がわかって、

相談者:
はい

加藤諦三:
どうしたらいいでしょうかっていうこと?

相談者:
そうですね。もう、今までは、まっ、女性はあ、風俗嬢として、

加藤諦三:
うん

相談者:
主人と、付き合ってたん・・かな?、と思ったんですけどもお。

加藤諦三:
うん

相談者:
メールの・・あれを見てましたらあ、

加藤諦三:
うん

相談者:
女の子は、主人のことは、ま・・一人の男性としてえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
心も。
で、主人の方はあ、もう、とにかくその、女の子にも、ほんとに、首ったけというかあ。心まで、持っていかれたんだなあ、と思ったときに、

加藤諦三:
うん

相談者:
離婚んん、を、しようと思、って、もう、決意、したとこなんですね。

加藤諦三:
ああ、そうですか。

相談者:
それと、あの、その、離婚に対しての、準備というか、

加藤諦三:
あい

相談者:
いろいろちょっと、ご相談したくてえ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
今回お電話、しました。はい。

加藤諦三:
わかりました。
今日は、スタジオに、弁護士の中川潤先生がいらしてるので、

相談者:
(咳払い)

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)


「FBI型夫婦の末路。冷静にそろばん弾く妻が感情の貧困を脱して涙抑えるのに必死」への19件のフィードバック

  1. 2日前も離婚相談だったのに真逆の内容

    今回は手本のような離婚相談でした

  2. 離婚するの決めたらまず働けよ。
    働き始めてから離婚考えろよ。
    まずそこからだろうよ。
    50過ぎたらパートも大変だよね。
    まず、なかなか決まらないし安いしね。
    我慢する方が楽だよね。
    相談したって言う事実だけ作りたいのかな。

  3. 間違いなく夫が悪いんだから、直ぐ離婚出来ると思い、あとは一体いくら慰謝料貰えるのか?が、気になるところなんだと思うけど…まず調停から始まり、もし、夫が改心しますなんて言い出したら、調停員は別れないで済むよう持っていこうとするだろうし、不調にするまでも何回かは踏まないといけないし。
    中川先生の言う通り、お金も絡むと2年3年とかかるから…その事が少しでもわかったら、良かったかなと思う。

  4. 頭も良さそうだし、行動力もあるし、弁護士さんとペア組んでちゃんと離婚できるんじゃないかな。
    口ばかりで本当は離婚する気のない相談よりはスッキリしていいですね。 
    あとは離婚後に経済的に自立できるかが問題ですね。

  5. FBI型夫婦と聞いて、すぐピンときたようでしたね。加藤先生の本、読んでいるのかな。

  6. 加藤さんや中川さんが仰ったとおりに対応して欲しいですが、金銭がらみになりそうな感じもするので、いばらの道を歩むことになるでしょうか?

  7. 実家や仕事から逃げるために手ごろな男と結婚した時から
    人生の歯車がかみ合わなくなっていたのかな。
    でも当時の相談者さんを引き受けてくれたのに
    最初から愛がなかったと言ってしまうのは
    旦那さんが少し可哀想に思ってしまった。
    まあ今がこういう状態だから仕方がないけれど。

    専業主婦が離婚を決意したらまずは職探し。
    これが王道ですな。

  8. なんだか可哀想な気もします。愛されずに育ったゆえに、愛することも知らず、おそらく夫を愛そうという努力もしなかったんでしょうね。夫が浮気しても妙に冷静で、考えることはお金お金。そりゃ、お金は大事ですよ。でもね~ なんだか味気ないなあ。掴み合いの喧嘩して後先見ずに「あんたなんか離婚よ~~~‼️」と思わず口走ったほうが、まだ人間味がある。
    まあ、そもそも旦那様に興味もないんだから しょうがありませんね。

  9. 今働いてらっしゃらないということですが離婚するなら何よりまずは経済的自立が先ではないでしょうか?

  10. マリー洗濯ネットさんと同じ感想を持ちました
    愛されなかった女が愛のない結婚に逃げて、夫の愛を冷めさせてプロの女に走らせ、愛を与えられなかった娘さんが心の不調になっている…
    もちろん生育環境は相談者に責任はないし、不貞行為で言えば旦那有責で相談者はサレ妻には違いないけど、なんともすっきりしない
    娘さんから見たら相談者はどんな母親なんだろうな

    還暦過ぎてプロの嬢と深い仲になり、中古とはいえ300万円の車を買えるって、旦那は相当稼ぎがいいし、モテるおっちゃんなんだろう
    取れるモノはありそうだから、これまで妻として完全に下に見られてたことも含めて、しっかり落とし前はつけたらいい

    ただ、2年後の離婚に向けて、収入、住むところ、娘さんの療養環境、考えることはたくさんある
    昔加藤先生が「行動の予定表を作る」と仰ってたけど、結局財産分与も慰謝料も、カネは手段であって、結局これからの人生をどうするかって相談者の意志とやる気次第だ
    逃げまくって目を塞ぎまくって、自分からは何もしてこなかった(これなかった)相談者のこれまでの姿勢を切り替えないと、たぶんまた誰かに頼って傷つけられるっていうデジャブを味わうだけ

  11. 相談者の時代は独身であることより結婚してこどもを持つメリットの方が大きかったんでしょう
    働くと旦那にいい顔をされない だから働くのも難しい ながらくそんな状態の人に働けというのは結婚当初仕事だけやっていればいいと思っていた旦那に妻の不貞で仕事のほかに家事育児介護すべてやれといっているようなものだと思います

  12. 私も他の方々と同意見です
    離婚したいならまずは働くべきだと思います
    慰謝料云々はその後の話です
    全てを旦那からむしり取ろうという考えは流石に甘いと思います
    現実はドラマみたいにうまくいきませんよ

  13. よそにつぎ込むお金があるんだから離婚しても有責ダンナが相談者と娘に今までと同じ生活費を渡し続けるくらい余裕でしょ、というか、それくらいかそれ以上ひどい事してるんだからやらなきゃダメでしょ

    相談者は何も悪くないんだから堂々と自分のタイミングで仕留めたらいい
    娘の無念をはらすためにも頑張って

  14. 「旦那が退職するまで・・・」なんて悠長なこと言ってる場合!?さっさと別れるかせめて自立しましょうよ。準備は着々とね!!

  15. 風俗に関しては旦那が悪いけど娘の病気にしろ夫婦関係の問題にしろそこは両方に問題や責任があってそこは両成敗じゃないかな。全部を相手のせいにするんじゃなくて問題を選り分けた上で行動しないと失敗するし頭の中だけで青写真描いてるんじゃなくて準備は働きながらやったらいいと思う。無職で離婚は年齢的にも自殺行為な気がする。慰謝料の未払いとかもあるからね。

  16. しっかりした女性だし、これからの事は本人が一番考えているのでは。
    働くときは働くだろうし、離婚するときは離婚するだろう。

    まわりがいろいろ言いたくなる気持ちもわかるけど、相談者と娘はかなりつらい立場なんだから静かに見守ろうよ。

  17. >慰謝料の未払いとかもあるからね。
    多分この相談者そんなこと全然知らないんじゃないですかね
    旦那の相続財産も慰謝料の対象だと思ってたくらいですから根こそぎ取れると思ってる

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