跡継ぎの定義ができない相談者が 農家の跡継ぎの心配する
テレフォン人生相談
2015年7月15日 水曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 大迫恵美子(弁護士)
相談者: 女58歳 夫61歳 長男33歳 次男30歳 三男25歳(障害者) 5人暮らし
父85歳 母81歳 妹55歳の3人暮らし
妹の長女31歳(既婚) 同長男28歳(既婚)
ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
家の跡取りの件なんですけどお。
ドリアン助川:
家の跡取り?
相談者:
はい、わたし、女2人兄弟で、
ドリアン助川:
はい
相談者:
家を継がないかん・・て、わたしが、あのお、養子を貰ってえ、結婚して、でえ、妹・・が、結婚して、離婚しまして、子ども・・連れて帰って(笑)、
ドリアン助川:
ちょっと待ってくださいね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
姉妹、で、あなたがお姉さん?
相談者:
はい
ドリアン助川:
でえ・・失礼ですけど、今、おいくつですか?
相談者:
58です。
ドリアン助川:
58歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
妹さんはお幾つですか?
相談者:
55歳です。
ドリアン助川:
55歳
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、跡取りということは、何か、お仕事、を、お家でなさって・・
相談者:
あの、農家・・農家やったんですね。
ドリアン助川:
農家なんですね?、はい
相談者:
その、田んぼ・・をせないかん、ということでえ、
ドリアン助川:
農家を継ぐということで。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
名字も、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、継がないかんいうことで。
ドリアン助川:
はい、それで、お姉さんであるあなたは、養子を貰うっていう・・
相談者:
はい、養子をもらって結婚したんです。
長男いう形で入って、
ドリアン助川:
はい、はい、はい、はい。
あなた・・の、旦那さんが養子という形になっているわけですね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、分りました、はい。
そして?
相談者:
で、妹も、結婚したんですけど、あのお、離婚、して、
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、子ども・・2人連れて帰ったんです、小さい・・からいうことで、両親とずっと、もう、今まで住んできたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
でえ・・妹の子どもは結婚して、
ドリアン助川:
はい
相談者:
外に出たんですけどお、あのお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
跡取りのことが、ずっとウヤムヤになってるんでえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
はっきりさせたい・・わたしたち、あの、夫婦は思ってるんです。
ドリアン助川:
はい、今、あのお、お父さん、お母さん、てのはご健在なんですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
おいくつと、おいくつの・・
相談者:
父が85で、母が81です。
ドリアン助川:
85歳、81歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、農家ということなんですけども、そのお、田畑、結構な広さなんでしょうか?
相談者:
ちょとお・・広さ言われたら分らんのやけど・・
ドリアン助川:
専業農家でやっていけるくらいの広さ・・
相談者:
はい、いや、いや、いや、いや、兼業です。
ドリアン助川:
兼業ですか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
兼業で、一周すると、歩いて5分とか、大きな土地をお持ちなんですね?
相談者:
はい、何箇所かに。
ドリアン助川:
何箇所かに。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そして、お父さんとお母さんは、これまでえ、農業やってこられたわけですか?
休んでる時期はなく・・
相談者:
そうです、そうです。
2、3年前まで2人でやってたんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、わたしの主人がちょっと体弱くって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
結婚当初は、なんとか、手伝いぐらいしてたんですけどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
腰の方痛めたりして、あのお、出来ない状態で、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
それで、もう、だから、今、ま、2人考えてるのは、出来ないしい・・あのお、わたしたちの子どもも、もう、あのお、1年近くこっちに来てるんでえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
両親が、あのお、◆△%&■◎帰らないいうことなんでえ、もう・・
ドリアン助川:
あなたたちのお子さんが、何人いらっしゃるんですか?
相談者:
あ、3人
ドリアン助川:
3人。
相談者:
男の子いてえ、
ドリアン助川:
男の子3人。
おいくつの・・
相談者:
あ、33と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
30と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
一番下、25は、あのお、障害があって、あの、施設の方へ預けてます。
ドリアン助川:
あ、そうなんですか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
旦那さんは、おいくつでしょうか?
相談者:
あ、61です。
ドリアン助川:
61歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
58歳のあなたと、61歳の旦那さん。
相談者:
はい、はい、はい、はい
ドリアン助川:
で、33歳、30歳のご子息は、もう、違う所に居るんですね?、今。
相談者:
いや、一緒に住んでます。
ドリアン助川:
一緒に住んでるんですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
一緒に住んでるんですけども、ま、農業ではないことをやってらっしゃる?
相談者:
はい
ドリアン助川:
ということは、これまで、そのお、お父さん、お母さん、手伝ってこられた方というのは、どなたになるんでしょうか?
相談者:
誰も手伝ってないです。
ドリアン助川:
誰も手伝ってない。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そして、えー、ま、いよいよ、そのお、農家を継ぐということで、
相談者:
はい・・
ドリアン助川:
継ぎたいんだ、て言う方は、いらっしゃるんですか?
相談者:
こういう話になると、もう、みんな、なんか、ウヤムヤにしておきたいいうふうな・・わたしたちは、あのお、今回、あのお、はっきりさしたいんやけどお、妹は小さいときから甘やかされて育ててえ、
ドリアン助川:
あ、は、は、
相談者:
両親は妹の、機嫌伺って、あの、本心あまり言わないんです。
ドリアン助川:
ということは、お父さん、お母さん、妹さん・・
相談者:
え、妹の、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
子ども2人いるんです。
ドリアン助川:
はい
相談者:
でえ、、男の子が元気なんでね、
ドリアン助川:
はい
相談者:
その子に、いう希望は持ってる(笑)みたいなんだけすけどお、
ドリアン助川:
それは持ってるみたいなんですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい。
このお、妹さんのお子さんは、おいくつでしょうか?
相談者:
あ、長女が31と、
ドリアン助川:
はい
相談者:
長男28です。
ドリアン助川:
長男28歳。
相談者:
はい
ドリアン助川:
この長男の方に継いでもらいたいと思ってるようなんですか?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、この長男の方の、はどうなんでしょう?、継ぎそうなんでしょうか?
相談者:
かあ、も、小さいときから、あのお、育ててもらってるんで、あのお、老後の面倒は看るう、みたいなことは、言ってるらしいんですけどお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
そういう後継ぐとか、どっか・・という話になると、もう、みな、ウヤムヤ(笑)に・・
相談者:
ちょっと待ってくださいね。
相談者:
はい
相談者:
この農家を継ぐ土地を、継ぐということが、
相談者:
はい
相談者:
皆さんにとって、好ましいことなのか?
あるいは、ちょっと面倒なことになると、思われているのか?、どっちなんでしょうか?
相談者:
面倒とか、もう、あのお、たぶん、田んぼはしないと思うんですう。
相談者:
継いだとしても。
相談者:
はい
相談者:
何をなさるんですか?
田んぼをしない、ていう場合は。
相談者:
父が亡くなったら、皆で分けてえ、
相談者:
はい
相談者:
どういう・・土地活用なるかっていうと、今のところはあれなんだけどお、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
田んぼはしないと思うんですう。
ドリアン助川:
ということは、その土地を継いでも、もう農業には戻らないということですね?
相談者:
ええ
ドリアン助川:
具体的には、じゃ、今、悩まれてるということは、どういう部分なんでしょう?
相談者:
だから、跡取りい、ですかね、あの、まあ、墓守のことなんですけど・・
ドリアン助川:
それを、誰・・にすればいいか・・、
相談者:
ええ、誰が、はい、誰が、はっきり・・
ドリアン助川:
どういう方法で、誰に、継いでもらえば一番問題が起きないか、というような、こと、なんでしょう・・かね?
本心としては、どういう部分でしょう?
相談者:
わたしたちのお、気持ちは、
ドリアン助川:
はい
相談者:
決まってるんです、両親なり、妹が、ウヤムヤにして、話の場を持っても、結論・・に至らないんでえ、そこんところをどのように、
ドリアン助川:
あのお、
相談者:
したらいいんかな、と思って・・
ドリアン助川:
本音としてはね、
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたたち夫婦が継ぐという、土地を得るという方向に持って行きたいんじゃないですか?
相談者:
子どもが3人いたらあ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
三分の一づつ、は、なる、
ドリアン助川:
はい
相談者:
それは、思ってるけどお・・
ドリアン助川:
はい、別に独り占めしようとしてるわけではない?
相談者:
ええ、ええ
ドリアン助川:
等分で分けていただいたら、いいというふうに思ってますか・・
相談者:
ええ・・
ドリアン助川:
そういうのをはっきりしたいということなんですね。
相談者:
◆△%&■◎は、跡取り誰がなるか?、あの、妹がしてもらったら、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
一番いいんだけどお・・
ドリアン助川:
え?、妹がするのが一番いいんですか?
相談者:
ええ、ええ、跡取るのは、なんか、今もずっと、妹住んでるし、両親と。
ドリアン助川:
今、あなたは、一緒に住んでないんですか?
相談者:
ええ、あの、車で、2時間◆△%ぐらいの所に。
ドリアン助川:
も、じゃ、全然違う所に住んでらっしゃるんですね?、今、あなたは。
相談者:
あ、はい
ドリアン助川:
そおいうことですか。
相談者:
はい、も、家も建ててます。
ドリアン助川:
そおなんですか。
それで、実質、
相談者:
ちょっと、あの、3男に障害があってね、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
学校・・の、関係なんかで、こっち来たんでえ、
ドリアン助川:
はい
相談者:
こうなってしまったんですけど・・
相談者:
えー、ま、そういう事情があるにしろ、おー、お父さん、お母さんとは一緒に暮らしていない。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、一緒に暮らされてるのは、妹さんのご夫婦なんですね?
相談者:
妹は一人です、あの、離婚したから。
ドリアン助川:
離婚したから。
で、もう、
相談者:
はい、で、子どもも、2人とも結婚してます、妹の子どもは。
ドリアン助川:
じゃ、お父さん、お母さん、と住んでらっしゃるのは、妹さんお一人?
相談者:
ええ、ほいで、あのお、妹のお、長男が、あの、
ドリアン助川:
はい
相談者:
近くに住んでいるんで、もう、子どもも、一人いて、あの、
ドリアン助川:
ああ
相談者:
実質(笑)、そちらが、あのお、跡取りのような、形にはなってるんです。
ドリアン助川:
なるほど、なるほど。
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、ということは、このまま行くと、その、妹さんのところに、土地が全部行ってしまうんじゃないか?という思いもあるわけですね?
相談者:
はあい、でも、もう、それよりも、もう、あのお、
ドリアン助川:
はい
相談者:
跡取りのことをはっきりさせたい、いうのが、強いです。
ドリアン助川:
はい、分りました。
(回答者に交代)