カサンドラ症候群 に関連する悩み相談
カサンドラ症候群とは、アスペルガー症候群をパートナーに持つ人や近親者に生ずる症状のこと。
カサンドラ症候群の発症要因としては、大きく、パートナーから受ける直接的な影響と、パートナーの特異さや自分の辛さが周囲から理解されないことの影響がある。
特異なコミュニケーションや情緒の理解に乏しいパートナーとの生活を続けることによって、自信喪失、自責、そこから来るウツや身体的疾患を発症する。
しかも、アスペルガー症候群に該当する人は、家庭で、より強くその症状を出す傾向があるために、他人からは、どこにでもある夫婦間のいざこざ程度のものとしか認識されず、苦痛が理解されないのがカサンドラ症候群の特徴。
誰にも信じて貰えない。王女カサンドラが名称の由来
カサンドラとはギリシャ神話に登場する王女の名。
この物語を知ると、なぜこれが症状の名称に使用されたのか?、まさにカサンドラ症候群の本質が分かり易いので簡単に説明すると、
王女カサンドラを愛する王様はカサンドラに予知能力を授けるんだけど、これが仇。
カサンドラは自分が王様に捨てられることを予知できたせいで二人の仲がギクシャク。
機嫌を悪くした王様は、今度は、カサンドラの言うことは誰も信じないという魔法をかける。
カサンドラは誰よりも先に真実を知りながら、誰にも信じてもらえないのであった。
アスペルガー症候群が、2000年以降に知られるようになった新しい用語にも関わらずアスペなどと略語まで定着しつつあるの比べて、カサンドラ症候群はあまり認知されていない。
番組に寄せられる夫婦間の相談のうち、アスペルガーのアの字も出ないものの、それを疑わせるエピソードが語られるケースは結構ある。
すなわち、苛まれている奥さんはカサンドラ症候群では無いか?と思う次第で、管理者の独断で選んでみました。