喋りすぎる男に訪れた人生の岐路。視力を失った夫を疎むボランティア妻

(回答者に交代)

マドモアゼル愛:
はい、どうもこんにちは

相談者:
あ、こんにちは、先生よろしくおねがいいたしますう

マドモアゼル愛:
はい、はい、こちらこそよろしくおねがいいたします。
まず一つ、ちょっと確認したいこととして、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
これは治る可能性っていうのは全く無いんでしょうか?

相談者:
けっきょくう、これはもう視神経がもういかれちゃっているから・・「日本中どの医者を探しても無駄だろう」って言われちゃって、可能性が無くなってから、家族の態度がガラッと変わってしまったんです。

マドモアゼル愛:
あー

相談者:
ですから、半年前くらいから、「もうあなたの顔なんか見たくない」とか、

マドモアゼル愛:
なるほど

相談者:
「あなたと喋りたくないから部屋に一人でいなさい」、とかって言われて。

マドモアゼル愛:
ああ、はあ

相談者:
◆#$%□&▽*+
「死ぬしか、どうしようもないのかな」っと思ってですね。

マドモアゼル愛:
実際にこう、トラブル・・ったり、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
喧嘩したりとかっていう状況は、そういうのは無いわけ?

相談者:
いや、自分は喧嘩するつもりは無いんですけれども、

マドモアゼル愛:
ええ

相談者:
要はあ、先ほどもちょっとお話したんですけども、自分が目が見えて、家族のことで、出来ることが全く出来なくなってしまったもんで、全部それが、家族に負担がかかってしまってですね。

マドモアゼル愛:
え、◆#$%
あの、見えているときに、されていた・・

相談者:
ええ、見えているとき、食事以外は、ほぼ私、やっていましたものですから。

マドモアゼル愛:
え?
で、それ、それが、な、なんで、目が見えてるときは、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あのお、家の家事をそこまで、されていたんですか?
やられたんですか?

相談者:
あのお、私、料理がダメなもんですから、

マドモアゼル愛:
はい

相談者:
例えば、あのお、掃除、洗濯だとか、ですね、子どもの送り迎えとか、駅まで乗って、車に乗ってっとか、そういうのは出来たんですけども、

マドモアゼル愛:
はあ

相談者:
うん
りょ、料理はね、私、あの、上手じゃないもんですから、料理は、や、やんなかったんです。

マドモアゼル愛:
んで、

相談者:
それ以外のことは、・・

マドモアゼル愛:
ちょっと待って下さい。
ちょっと聞いてくれます?

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
はい
じゃ、目が見えてるときは、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
相当なことをやってた、わけじゃないですか。

相談者:
ええ、あの、できる、できるう、のことは、私はやってったハズです。

マドモアゼル愛:
う、なんで、そう、やってたんですか?
だ、奥さんが忙しかったから?

相談者:
いや、そうじゃなくてですね、

マドモアゼル愛:
ええ

相談者:
結局、自分中心で、自分が酒を飲むために、家族サービス、子どものサービスが、まったくやってなかった、だから、未だに言われて、「親父とキャッチボールしたことも無いよ」、「ドッチボールしたこともないよ」、「サッカーしたこともないよ」、って言われるう、ようにですね、「親父はもう酒ばっかり飲んでたから、どうしようもない親父だっただよ」って、

マドモアゼル愛:
あ、ああ

相談者:
未だに言われるものですから、それがあったもんですから、できるだけ、わたしが、できることは、やろうということで、やってきたんですけどね。

マドモアゼル愛:
うん、うん
じゃ、そうすると、もう、仕事をされているときから、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
家族とあなたの心はもう離れていたわけね?
基本的に。

相談者:
ええ、家族から言われりゃ、そうですね。

マドモアゼル愛:
そいで、ちょ、気になんのはね、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
だから、何かをやって罪滅ぼしとか、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
その考え方がとても気になるんですよ、僕、実は。

相談者:
うん、あ、あのお、その、反省するのがあって、できるだけ家族にい、は、んん、子どもにやらせるものだったら、「じゃ、いいよ、オレが今まで、迷惑かけたから、俺がやれることはやるよ」、ということで、やってきてましてけども、

マドモアゼル愛:
あのお・・

相談者:
いうことで、ま、ガー、と爆発・・

マドモアゼル愛:
ちょっと待って下さい。

相談者:
ですから、今、始まったことではないと思います。

マドモアゼル愛:
話していいですか?

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
なんか、お話を聞いてると、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
どこも行けなかったから、今度はやるよ、とか、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
家族が求めていたものは、なんかそういう、こととはちょっと違ったんじゃないかしら?

相談者:
ああ、先生言われる、と、とおり、◆#$%しれないです。
「あなた、ちっとも」あのお、「私たちの気持ちが分かってない」って

マドモアゼル愛:
そう

相談者:
言ってますから。

マドモアゼル愛:
ええ

相談者:
ええ、ええ

マドモアゼル愛:
だから、ただ単に

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
普通の心の交流が無かったことが、寂しかったんじゃないの?

相談者:
それは、今だに、なにをやっぱり、根は持っています。

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
だから、あの、お父さん自身の心の中に、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
外を閉ざして、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
お酒という自分の世界だけに逃げてしまう、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
孤独な気持ちが、ずーと昔からあったんじゃないですか?

相談者:
そうです。
それが気に入らないんです、って言ってます。

マドモアゼル愛:
ていうか、お父さん自身も

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それでは苦しかったはずよね?だって。

相談者:
ええ、だから、自分のことしか考えてなかったんですね。

マドモアゼル愛:
んん、自分のことも考えていなかったと思うの。

相談者:
ああ、苦しいから、じゃあ、それに溺れる、溺れると。

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
で、家族がどうなっても構わ、知らないよと、いう自分のことだけしか考えてなかったんじゃないかと思っています。

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ま、だから、あの、目が、今、見えない状況、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ですけれども、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
前から、そういう・・見ていなかったのような、気がすんのよね。

相談者:
あー、心を見ていない、ということですね。

マドモアゼル愛:
うんうん、周りをね?

相談者:
はい、周りをね、はい

マドモアゼル愛:
うん、うん
そうすっと、今の、その苦しさっていうものは、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ある意味、あの、これは偶然なんですけどもね、
なにか、

相談者:
だから、「ちっとも、私たちのことを分かってくれてない」っていうのは、そのことだと思います。

マドモアゼル愛:
うん、うん
だから、変な話だけども、今、目が見えないっていうときに、音が聞こえますよね?

相談者:
はい、聞こえます、はい。

マドモアゼル愛:
それから、人の気配が感じられる。

相談者:
うん分かりますね。

マドモアゼル愛:
分かりますよね?

相談者:
ぼんやりと分ります。はい

マドモアゼル愛:
はい
そこでもコミュニケーションっていうのは実は出来るわけだし・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
人がなんで動いているのか?、逆に、見えてくる部分も、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あるような気がするんですよね。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そこらへんの、感覚を研ぎ澄まされて、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
目に頼らないコミュニケーションの

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
新しい形

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ていうものを、まず一個作っていく必要があるような気がすんですよ。

相談者:
はい
あー、そうですか、はい

マドモアゼル愛:
はい
足りなかったのは、なんか、やる、やらないとか、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
やってあげるとか、やってあげない、っていうことではなくて、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ちゃんと、自分のことを見てくれて、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
反応してあげて、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
交流が・・そこに、心の触れあいと交流あるかどうか・・っていうことが、本当は大事だったような気がするん・・

相談者:
そうですね。
先生言われるとおりだと思います。

マドモアゼル愛:
はい

相談者:
あの、女房が、人お・・「わたしの心を全然見ていなかった」、っていうのは、そのことだと思います。

マドモアゼル愛:
はい

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それは、却って、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
目が見えなく、なっている今の方が、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
掴み易いんじゃないかな?と気もするんです。相手の心を見るには。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
逆にね。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そういう面もあるかもしれないなと。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
いう気はしますよね

相談者:
あー、そうですか。

マドモアゼル愛:
ただ、お父さん自体が何も変わらなければ、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
残された家族にとっては、ただ負担になってしまうと。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
それで、奥様はボランティアに行かれてるっていうことですが、家の方に、それこそボランティア精神を今、本来は向けなくちゃいけないときのハズなんですよね。

相談者:
はあーぃ。

マドモアゼル愛:
ほんとはそうですよね?

相談者:
はい。

マドモアゼル愛:
コミュニケーションがないがために、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
バラバラになっていたために、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
夫婦の目が、反対側、全く違った方向に向かって行っていますので、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そこら辺の、そのエネルギーの方向が逆転して、お互いの家庭に向き始めたとしたらね、

相談者:
はい

相談者:
意外と・・あの、ボランティア精神が、なんだ、本来は旦那に向けなくちゃいけないんだってことも、意外と早く分かってくれるかもしれないし・・

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
お父さんとしたら、やり直したい気持ちがまず有るかどうか?なのよ、僕、としては。

相談者:
ええ
私は、もう、毎日それ考えて・・だからもう、心入れ替えて、今までのこと反省して、やるから、頼むから、もう少し、わたし、見てくれと。

マドモアゼル愛:
それにしては喋りすぎるんじゃないかな?と思うんです。

相談者:
あっ、そうです。
あんた、口い、が・・多、「多く喋りすぎるから黙ってろ」って言われます。

マドモアゼル愛:
ええ
要するに、静かでないと、心の交流っていうのは生まれないんですよ。

相談者:
あ、やっぱり、そうなんですか、ちょっとやっぱり喋り過ぎですかね?、私。

マドモアゼル愛:
喋り過ぎっていうのは、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
自分を表明したい、っていうことだけに、意識を、とられているんです。

相談者:
あー、なるほど、そうですか。

マドモアゼル愛:
ええ、あの、

相談者:
やっぱり、そうなんですかね。

マドモアゼル愛:
黙って、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
聞いていれば、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
今、残念だけど、目が、不自由ですので、

相談者:
ええ

マドモアゼル愛:
研ぎ澄まされた耳になっていくんです。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
そのとき、これまで、見えなかったものが見えてくるようなときが、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
きっと来ると思います。

相談者:
あー、そうですか、はい。

マドモアゼル愛:
そこに修復のカギがあると思います。

相談者:
あー、そうですか。
ありがとうございます。
先生の言われるとおり、そのとおりですね。

マドモアゼル愛:
はい

相談者:
まったく、あの、女房があ、望んでたのは、先生の言われること、まったくそのとおりだと思います。

マドモアゼル愛:
ああ
ということは奥様も、ボランティアを通して、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
このための準備をしていたのかもしれない、運命的に。

相談者:
あー、そうですか。
そういう風にとら、捉えればよろしいですかね?

マドモアゼル愛:
そうですね。
それには、でも、新しい

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
形が必要になってきます。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
今、言った、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
ポイントですね。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あと、もう一つ。
これは、ご家族とは違った意味で、同じような状況の、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
人が、世の中に、僕、結構いらっしゃると思います。

相談者:
はい、そうですよね。

マドモアゼル愛:
そして同様に、孤独な気持ちや、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
苦しさを

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
持っていると思います。

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
やっぱりそういう人、と、心の交流を結ぶ、いいきっかけになると思うんです。今は。

相談者:
ああ、そうですね。
わたしもそういう人が、どうして克服してんのかな?っていう話も聞いてみたいなとは思ってるんですけど。

マドモアゼル愛:
はい
やっぱりそこら辺を、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
あのお、ちょっと、探してですね、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
やっぱり、あ、分かり合える者どうしで、

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
まず、心を開く

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
きっかけに

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
されたらどうでしょうか?

相談者:
あ、そうですか。

マドモアゼル愛:
はい

相談者:
先生、ありがとうございます。

マドモアゼル愛:
ええ

相談者:
ほんとにあの、自分で、間違った、こう、解釈をしてましたので、

マドモアゼル愛:
うん

相談者:
先生に言われてやっと気が付きました。

マドモアゼル愛:
ありがとうございます。はい

相談者:
はいどうも、先生、貴重な、ご教示頂きまして、ほんとにありがとうございます。

マドモアゼル愛:
はい
とんでもございません
ちょっと勝野先生にまた、あのお・・

相談者:
はい

マドモアゼル愛:
はい

(再びパーソナリティ)


「喋りすぎる男に訪れた人生の岐路。視力を失った夫を疎むボランティア妻」への1件のフィードバック

  1. 話す、と言うか言葉を口からサラサラ出すのが気持ちいい人なのかな。
    こう言う沈黙なくさらさらと喋る人って、ただ騒がしく飲みたいような時にはちょうどいい人だから外で飲むなら重宝がられるのでは。居心地良くて酒ばっかり飲んでたのかな。

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