息子夫婦と疎遠に。大切に思うがあまりの敵意。森田好々爺に返事もしなくなる

2014年10月24日 金曜日

相談者: 女64歳、 夫70歳、 別居の一人息子38歳、 その嫁41歳、 孫3人

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 森田浩一郎(医学博士)

今日の一言:
人は依存する対象に対して、敵意を持ちます。
依存的敵意といいます。

相談者:
息子夫婦と、なんかうまくいかなくなって・・なんとかしたいなあ、と思って・・もう・・あの・・電話しました。

加藤諦三:
うまくいかなくなったというのは、具体的にどういうことですか?

相談者:
んとね、元々・・まあ、あまり・・私の・・うちの方には、孫を連れて来ないなあ、と思ってたんですう、お嫁さんがね。

で、そんなにベタベタすることもない、と思っていたんですけども・・なんとなあく・・おやつっていうかね・・それには、すごく、お嫁さんが気にしてるなあ、って思ってて。
家に来たときも・・基本的には・・例えば、チョコ菓子なんかは出さないとか、おやつは気をつけて・・あげてたんですけど。

昨年の夏の終わり頃に、珍しく、子供連れで来たんです。

そんときに、アイスクリームを食べさせたんです。
んで、アイスクリームは、基本的に・・一つのカップを・・私と、その上の孫2人っていうかね、それに与えるっていう感じで・・だから、ほんの少しですよね。
それを、やって・・その後、お腹の調子が悪い、って言って・・で、その夜遅くに、メールが来たんです。
すごい長文のメールが。

で、そこに、なんか私の家で出すおやつが、もう、プチストレスだった。
でも、まあ、お爺さん、お婆さんなんだから、まあ、たまにやからと、ずっと我慢してました、っていうので、あの、これからの関係に悩んでます、とか書かれてあって。

ほんで、真ん中の子は、「要らない」、って言ったのに・・まあ、無理やり、食べさせられたとか・・ゆったという風なことも書いてあったもので・・それは全く違うんですけども・・そんで、そのときに、夜遅かったけれど、夫が電話をしたんです、珍しく。
このメールはあんまり酷いんじゃないかって。(鼻すする)

ほんで、電話の後に・・きっと、息子が・・仕事遅かったんやけど、帰ってきて、泣いてるとこ見たんやと思うんですけど。
それから、調子がおかしくなりました。

加藤諦三:
具体的には、接触が無くなったということですね。

相談者:
まったく・・そやから、一切、会ってません。

加藤諦三:
はい。

相談者:
で、私・・ちょっと苦労して育ったもので・・私自身ね。
そやもんで・・私は・・やっと・・なんていうか・・世間並みの暖かい家庭が・・出来たから、これからは、まあ、和(なご)んできたら、仲良くしていきたいなあ、って思っていたのに・・思わぬことで、こんなことになったので、すごく、がっかりして、どうしたらいいかと思って・・思ってます。

加藤諦三:
分かりました。
そうすると、今、それで、息子さん夫婦との関係が、今言われたようなことになっていて、で、これから、どうしたらいいでしょう、ってことでしょうかね?

相談者:
そうです。

(回答者に交代)


「息子夫婦と疎遠に。大切に思うがあまりの敵意。森田好々爺に返事もしなくなる」への8件のフィードバック

  1. 何回聞いても腹が立って。
    元々支配して安心したかった
    んでしょう。だから、
    蓄積していた中、お嫁さん
    プツっといったんですよ。
    一触即発のなか
    我が道を行く義母さんに。
    そこだけみたら、沸点の低い
    お嫁さんとなるでしょう。
    自分の思ってることと違う回答に
    黙り込んで、違うんだよなぁって。
    笑笑。あまりの執着に怖すぎ。
    意固地か何か頑固さ見ても
    自分の正しさを貫いて、もっと
    悪い方向行くんじゃないですか。
    こんなに大事だって言われても
    困りますって。
    こういう人は変われない。

  2. 誰も指摘しないけど、ばあさんと孫が同じカップのアイスクリームって、そりゃ嫌だろ(笑)

  3. 森田先生の回答に「違うんだよなぁ」「ふぅ」って所で、この相談者の支配的な面が現れましたね。
    自分が思ってる通りにならないと、機嫌が悪くなる。
    相手が他人の回答者であってもこんな風なら、お嫁さんに対して、どんなんだったか、想像できます。

    まだ音声聞いてませんが、加藤先生のフォローがあってまとまったけど、放送事故寸前じゃ無かったでしょうか。

    1. 同感です。
      友達と話しているわけではないのに口調がおかしいし…
      読みならが相談者の発言にイライラしました。

  4. 森田先生懐かしいですね。森田先生のような「やんわり宥める」タイプの回答者が今は居ないですから。
    相談者自身に関して言えば、憎んでいたはずの父親のコピーに成り下がっていたのが真実。加藤先生の指摘を最初否定したのも、核心を突かれたから、思わず否定したのでしょう。相談者が嫁に対する言動も広義の家庭内DVであり、DVを受けた者は自身もまた加害者になり易い。憎んでいたはずの父親の毒が自分自身の中でも回っていて、父親と同じになったなんて相談者も認めなかったけど、加藤森田コンビによって暴かれましたね。
    相談から6年。息子夫婦と和解してるのかな?この相談者にとって最後の子孝行は息子夫婦と疎遠にすることしかなさそうだけどね。

  5. どうしようもない感情の始末を加藤先生が、粘り強く
    話してあげて、自分で気付くまでに‥さすがだな
    と思いました。私は2021年途中からテレ人読みだしたので
    森田先生聞いたことが無い。
    聞いてみたいなと思いました。

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