借金、万引き、女の後をついて行く父84。息子「わたし達から見ても認知はありません」

(回答者に交代)

塩谷崇之:
はい、こんにちは。

相談者:
あ、よろしくお願いします。

塩谷崇之:
はい。
えー大変ですねえ。

相談者:
いえいえ

塩谷崇之:
うーん、あのお、ん、ま、お父さんのね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
認知症が問題になってるっていうことですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、お父さん自身はあ、全くそういう・・認知症じゃないかという、ま、自覚というんでしょうかね?そういうのは、全くなさそうですか?

相談者:
本人はないですね。

塩谷崇之:
全くない?

相談者:
わたし達から見てもないです。

塩谷崇之:
あーなるほど。

相談者:
はい

塩谷崇之:
うん、そうすると、まあ、認知とまでは、いえないけれどもお、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
まあある意味、前から持っていたあ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
性格う、が、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
あー、それがまあちょっとこう歯止めが効かなくなっているような・・

相談者:
そんなイメージですね。

塩谷崇之:
そういう感じなんでしょうかね?

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
うーん、ま、一つはね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
今後のこともあるのでえ、

相談者:
はい

塩谷崇之:
やっぱりそのお、専門のお医者さんにね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
診てもらった方がいいとは思うんですね。

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
ただ、あのお・・そういう、う、自覚のない、い、人にね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、「診察を受けなさい」って言っても、なかなか、スムーズにはいかないでしょうからあ、

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
ま、認知症おー予防のためにね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
「将来認知症になったら困るから」

相談者:
は、はあ

塩谷崇之:
「早めに、いー、あの、診察を受けて」

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、「おいた方がいいよ」と。

相談者:
はい

塩谷崇之:
「そうすれば、あのお、認知症になるのを防ぐことができるから」と。

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
いう理由で、ま連れてくのが一つのね、あの、説得の仕方なのかなと、

相談者:
はーなるほど。はい

塩谷崇之:
思いますねえ。

相談者:
はい

塩谷崇之:
それからもう一つ借金の問題なんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えーと、1週間前の家族会議でえ、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
えー・・は、その、「そういうのは止めてくれ」と、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
言って、カードを預かったと、

相談者:
はい

塩谷崇之:
いうことなんですが、この借金・・の、返済っていうのは、もう・・してしまったんですか?

相談者:
いや、してないです。

塩谷崇之:
してない?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えっと「3人で」えー・・「綺麗にする」と、

相談者:
はい

塩谷崇之:
いうことでしたけれども、

相談者:
そうです、はい

塩谷崇之:
はい。具体的にはどういうことを、される、予定なんですか?

相談者:
えーとお・・とりあえず、カードを、2か所あるもんですから、

塩谷崇之:
はい

相談者:
で、その合計え、額をお、も、単純に3で割って、

塩谷崇之:
うん

相談者:
で、えっと、恐らくわたしい、になると思うんですけどお、まとめて返済すると。

塩谷崇之:
うん

相談者:
いう・・ことかなっていう感じですね。

塩谷崇之:
あ、なるほど。

相談者:
はい

塩谷崇之:
そうすると、ま、あのお、返済をして、終わりにするということですか?

相談者:
はい、はい、はい

塩谷崇之:
うーん。まそれはね、あのお、お、一つの方法ではあるんですけれどもお、

相談者:
ええ、ええ

塩谷崇之:
えー、ま、それでカードを預かったとしてもね?

相談者:
ええ

塩谷崇之:
今カードって、割と簡単に作れちゃうんですよね。

相談者:
そうなんですよねえ、はい

塩谷崇之:
うーん、だからそういうことを考えるとお、その返済をして、ま、何事もなかったような形にするのがいいのか、

相談者:
はい

塩谷崇之:
それとも、おー、も返済をいったんストップしてですね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
えー、例えばまあ、あの、弁護士を間に入れて債務整理のような形でえ、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
ストップをして、

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
うん、そうすると、あのお・・ま、えーお父さんのね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
信用情報にい、

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、傷がつくことになるんですよ。

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
そうすると、今度お父さんが別のところでカードを作ろうとしても、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
えー、カード会社の、おー、或いは信販会社の方で、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
えー、「お客様の、カードはお作りできません」と、

相談者:
はい

塩谷崇之:
いうふうに、え、カード会社の方で断ってくれる可能性はありますよね。

相談者:
なるほど。はいはいはい

塩谷崇之:
ま、ただ、これはお父さんの・・名誉という意味ではね?、傷がつくことには、なってしまいますけれども、

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
あえて、もう、あ、「本人にお金がないので、返せません」と。

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、へ、返済方法について、え、協議を、おー、したい、と。

相談者:
はい

塩谷崇之:
いうことで、いったん、その事故扱いにしてもらうっていうのも、一つの方法なのかもしれない。

相談者:
あー、なるほどねえ。

塩谷崇之:
はい

相談者:
でもし、仮に、そのお・・医者に診せて、認知っていう話になった時に、

塩谷崇之:
はい

相談者:
その気あがあるとかですね?

塩谷崇之:
はい

相談者:
どうも、わたしい、がい、あと納得できないのは、その万引きい、の件、なんですね。

塩谷崇之:
うーん

相談者:
ちょっと普通じゃ考えられない・・ので、

塩谷崇之:
はい

相談者:
ええ

塩谷崇之:
ま、その自分の・・欲望を、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
抑えることができなくなるというのもお、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
恐らく「これも認知の症状だ」と言われることが、あるようなので、

相談者:
はい

塩谷崇之:
そういうことも含めて、そういう、うー、ま、周りの、ご家族の方がね?

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、見ている状況も含めて、

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
お医者さんの方に相談するのが、たぶん一番いいと思うんですね。

相談者:
なるほどお、はい

塩谷崇之:
はい・・で、

相談者:
それとあと、

塩谷崇之:
はい

相談者:
その、今日、「1万貸してくれ」と、

塩谷崇之:
はい

相談者:
また言ってるみたいなんですね。

塩谷崇之:
はい

相談者:
そ、これ、母になんですが。

塩谷崇之:
はい

相談者:
・・これどうしたら・・もんですかね?

塩谷崇之:
うーん、どうでしょうかねえ。あの、ちなみにお父さんの、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、今現在の収入というのは、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
どのぐらいあるんですか?

相談者:
ちょっと、ただね、あの、母から渡されてるのは、

塩谷崇之:
はい

相談者:
えっと年金からあ・・月、「月々6万」つってましたね。

塩谷崇之:
うーん、でまあ、そういうふうに決めたらあ、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
お小遣いとして決めた金額以上のものは渡さないという・・ふうにい、しておかないと、たぶん、

相談者:
なるほど。

塩谷崇之:
さきほどのね、その、

相談者:
はい

塩谷崇之:
欲望を抑えられないという・・ところがまあ、あるんだとすれば、

相談者:
ええ、ええ

塩谷崇之:
ズルズルズルズルと、いわ、本人に、

相談者:
そうですね。

塩谷崇之:
求められる、がままに、お金を貸してしまうと。

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
おー、でそれが、貸して、えーお金を出してあげれないということになると、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
「なんで出してくれないんだ」って言って怒り出すという、ま、悪循環に陥る可能性がありますんで、

相談者:
あはい

塩谷崇之:
うーん、そこはあ、やっぱりちょっと心を鬼にして、断った方がいいんでしょうね、

相談者:
なるほどね。

塩谷崇之:
本人のためには。

相談者:
うん。分かりました。ええ

塩谷崇之:
で、さらにそれが、もっとこう進んでですね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
まったくその、自分の金銭の管理、いー、が、その歯止めが効かなくなっていくる、場面というのが、出てくると思うんですね。

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
で、そういう場合にはあ、お医者さんに相談をしたうえでですね、

相談者:
はいはい

塩谷崇之:
えー、成年後見制度というのがあるんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
成年後見制度っていっても、ま、あのお、その段階に、えー応じたですね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
さ、3、3つの段階がありまして、

相談者:
はい

塩谷崇之:
ま、後見と保佐と補助っていうのがあるんですけれども、

相談者:
はい

塩谷崇之:
この一番軽い補助っていうのの申請をしておくとですね、

相談者:
はい

塩谷崇之:
え本人が、あの一定以上の、高い買い物を、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
え、もし、どっかでして来てしまった時にそれを取り消したりとか、

相談者:
はい

塩谷崇之:
えー、そういうようなことが、できるようになりますんで、

相談者:
あ、なるほど。

塩谷崇之:
そういう申請をすることも、あのお、今後、ま、将来的にはね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
利用することを考えた方が、いいのかもしれません。

相談者:
あー・・なるほどね。

塩谷崇之:
はい。ただ他方でねえ、他方で。ま、一生懸命今まで働いてきたお父さんですのでえ、

相談者:
ええ、ええ

塩谷崇之:
あんまり窮屈にしてしまうのもね?

相談者:
そうですね。はい

塩谷崇之:
可哀想だなあ、と思いますし、

相談者:
はい

塩谷崇之:
やっぱりそれが、特にその買い物があ、生き甲斐だということであれば、

相談者:
ええ、ええ

塩谷崇之:
その生き甲斐い、をね、完全に奪ってしまうのも、どうかなっていうのもありますんで、

相談者:
ええ、ええ

塩谷崇之:
そこは上手くう、その金額を決めてえ、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
でえ、じゃあ例えば、そのこういう物が欲しいんだったら、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
じゃあ、今月はこう、ここから欲しいものは我慢しようねっていうような形でえ、

相談者:
ええ、ええ、ええ、ええ、

塩谷崇之:
うまーくね、その話が、あー、でき、できるとお、いいんでしょうけれども、

相談者:
うんうんうん、なるほど。

塩谷崇之:
はい、はい

相談者:
はい。分かりました。

塩谷崇之:
あ、あとね。

相談者:
はい、はい

塩谷崇之:
その泥酔して、えー夜中に騒ぐとか、

相談者:
そうなんですよね、ええ、ええ

塩谷崇之:
接触事故とかですねえ、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
そのお・・近所の奥さん、奥さんについて行くという、ふうにおっしゃってましたっけ?、先程。

相談者:
そうですね。ええ

塩谷崇之:
はい、ま、その辺りい、は、その、個別の行為をですね、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
どうやって防ぐかっていうのは、なかなか難しいところがあると思うんですね、

相談者:
うんはいはいはいはい

塩谷崇之:
子どもと違って、四六時中、ずっとついて回るわけにはいかないですから。

相談者:
そうですね、はい

塩谷崇之:
はい。ただ、そういうことも、一つ一つ、こ、記録として残しておけばあ、

相談者:
ええ

塩谷崇之:
そのお、今後、お、お医者さんに、相談に行く際にもですね、

相談者:
はい

塩谷崇之:
え、いつこういうことがあったと、いうことで、きちんと報告できると思いますんで、

相談者:
ん、なるほど、なるほど、うん

塩谷崇之:
はい。ですから、記録はきちんと、残しておいた方が、いいんではないかと思います。

相談者:
なるほど、なるほど。

塩谷崇之:
はい

相談者:
はい、分かりました。

塩谷崇之:
はい

相談者:
はい、いろいろありがとうございました。

(再びパーソナリティ)


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