やる気を失った嘱託の夫。外人妻の反省。孤独な2人の再出発

テレフォン人生相談 2017年5月16日 火曜日

定年まであと2年の夫が「会社を辞めたい」と言い出した。夫をどう説得すれば?

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女62歳主婦 夫63歳会社員 長女21歳 長男18歳高校3年生 4人暮らし

今日の一言: なし

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いいたしますう。

加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えてください。

相談者:
はい・・えーわたし、62歳

加藤諦三:
ろく・・

相談者:
あの、主婦です。

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
ええ・・えー63・・

加藤諦三:
63歳

相談者:
歳です、あんの、うん

加藤諦三:
んで・・

相談者:
会社社員なんですが。

加藤諦三:
あ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
今、あの・・定年になったりなんかして、働いてるわけですね?

相談者:
そうですね、はい

加藤諦三:
はい、お子さんは?

相談者:
・・えっと二人・・上女の子と、下男の子・・

加藤諦三:
ん・・

相談者:
なんですが。

加藤諦三:
はい。何歳ですかあ?

相談者:
えーっと上21い、

加藤諦三:
はい

相談者:
です。下は、18い

加藤諦三:
はい

相談者:
高校3年生、です。はい

加藤諦三:
ということは、4人で暮らしてんですか?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
分かりました、それでどんな相談ですか?

相談者:
はい・・えーとお・・主人が・・長年勤めた会社・・今63なって、あと2年退職なんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの・・「会社を辞めたい」という、話、出まして。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい。なんか・・辛いみたいで。

加藤諦三:
うん

相談者:
うん

加藤諦三:
あの・・あと2年残す、して、退職だけれども、もう、今辞めたいということですか?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
ん・・でえ今、そこまで辞めたいっていうのは、会社で・・なんか余程、辛いことっていうのか、要するに人間関係なんかで・・とても、

相談者:
んはあ、はい

加藤諦三:
酷い目に遭ってるとか、なんかそういうこと?

相談者:
そういう・・会社に全然、あの、よくて、なんかあ・・本人から聞いてんのは、評判も良くて・・特に本人真面目で、

加藤諦三:
はい

相談者:
あのお、人目気にするう・・タイプなんで。

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、仕事は凄く真面目、熱心なんで。

加藤諦三:
はい

相談者:
その代わりなんか、いろいろプレッシャーとか、いろいろ、抱えてえ、来て、

加藤諦三:
はい

相談者:
若い時はなんとか耐えられたんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
今、今の年なるとお、なんかちょっと・・自分がプレッシャーに、潰されそうな(苦笑)

加藤諦三:
うーん、うーん

相談者:
うーん

加藤諦三:
まあ、な、若い時には、気力体力があるからね。

相談者:
そう、そう、そうです。はい

加藤諦三:
最初はいろんなこと言われたり・・

相談者:
はい

加藤諦三:
その仕事の締め切りで追われたりしてもまあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
・・気力体力つ、ま、は・・

相談者:
はい

加藤諦三:
力があるから・・

相談者:
はい

加藤諦三:
やり抜けるけれどもお、

相談者:
はい

加藤諦三:
段々それが辛くなったということね?

相談者:
そうですねえ

加藤諦三:
ん、で、それはな、あの、会社が別にこう・・辞めさせようと思って、

相談者:
あ・・

加藤諦三:
ことに、ひ、酷い真似をしてるってんじゃないのね?

相談者:
ああ、そんなこと全然ないー、です。

加藤諦三:
そんなこと全然なくてえ、

相談者:
うーん

加藤諦三:
もう、今までと同じ生活なんだけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
ちょっと・・今までの真面目さで・・適応できなくなったということね?

相談者:
みたいですねえ。

加藤諦三:
ん、ちょっと失礼な言い方か、だけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
バカ真面目なところがあるわけでしょう?

相談者:
そーうですねえ、あと自分のプライドが高ーいですねえ。

加藤諦三:
うん、プライドは高いよね。

相談者:
人、からなんか言われるとお、

加藤諦三:
と、凄い傷つくよね。

相談者:
もう・・だか、あん、言われないようにい、一生懸命・・

加藤諦三:
うん

相談者:
うんー

加藤諦三:
だからプライドお、を守るために、

相談者:
うんー

加藤諦三:
あの頑張るから、それで疲れるんだよねえ。

相談者:
そうなんです、人がいいより、あの疲れるんですよ。

加藤諦三:
うーん

相談者:
うーん

加藤諦三:
だから仕事そのもので疲れるよりもお、その仕事に関わる、そのお・・まあちょっと難しい、く、言葉使わせえ、てもらえば自我価値の崩壊っていうのかな、

相談者:
うん

加藤諦三:
自分ん、の、プライドが、

相談者:
うん

加藤諦三:
傷付くことを避けようとして、

相談者:
うん

加藤諦三:
気を張ってんですよねえ。

相談者:
そうです。

加藤諦三:
・・大変失礼な言い方だけど、

相談者:
はい

加藤諦三:
やりたいことってあんまりないんじゃないの?

相談者:
・・あ、一応、本人ん、としては「ある」って言うすが・・うっふふふ(笑)

加藤諦三:
本人としては「ある」と言うよねえ。

相談者:
うん、うん・・ただし今なんか、つ、疲れてえ、もう、土日ほとんど・・お昼まで寝てえ、

加藤諦三:
ええ

相談者:
それえ、はあ、うーん、仕事お、疲れたから・・やる気も出せない、もうとにかく休みの日身体休まして、

加藤諦三:
ええ

相談者:
それでえ、また、月曜日から、

加藤諦三:
ええ

相談者:
集中、して、一週間なんか、凄く長くて辛くて、ん(苦笑)なんか、感じい・・ですね。

加藤諦三:
うーん

相談者:
だか、やりたいことはできないみたいで、今。

加藤諦三:
やってると。
・・あのお・・辞めることにはあ、ここまで来たら、もし経済的なことが許せばねえ・・あの辞めるっていう・・選択肢もあると思うんだけれども。

相談者:
はいはい

加藤諦三:
2年前に辞めると、退職金が、凄く減るとかなんかそういうことってのはあるわけ?

相談者:
あ・・ごめんなさい。一応60歳退職して今、契約社員ん、ていうか・・

加藤諦三:
あーそうですか。

相談者:
はいはい

加藤諦三:
そうす・・

相談者:
退職金は・・関係ないけどただ、年金とか、多分うーん・・少なく・・

加藤諦三:
に影響が出る。

相談者:
そうですねえ

加藤諦三:
そしてその経済的なことについては、どういう風に考えてんの?

相談者:
・・一応、本人も悩んでえ、るんで、

加藤諦三:
うん

相談者:
うーん

加藤諦三:
あの・・ご主人とにかく真面目で、

相談者:
うーん

加藤諦三:
熱心で、そ、それ・・

相談者:
うん

加藤諦三:
もうほんっとに真面目で、

相談者:
うん

加藤諦三:
あのお、別に趣味が、

相談者:
うん

加藤諦三:
あるわけではないと思うんですよ。

相談者:
うん、うんうんうん

加藤諦三:
ほいで真面目ということで、自分を持って来たしい、

相談者:
うん

加藤諦三:
それでプライドも強いしい、

相談者:
そうそ・・辞めさせるは・・られるわけじゃないですから。

加藤諦三:
ええ

相談者:
ただ・・本人が・・うーん・・それでわたしとしては・・

加藤諦三:
だからなーんかね

相談者:
ご、あごめんな、あ、はい、どうぞ、はい

加藤諦三:
何か・・

相談者:
うん

加藤諦三:
言えないことっていうのは、抱えてるっていう可能性はないんですか?

相談者:
いやあ、多分ん、ないかな。・・た、うん、わたし、わたしのお、せいもか、あるかもしれないけど。

加藤諦三:

相談者:
ん、あるかもしれな、ある・・あ・・あると思うんですが。

加藤諦三:
だから・・

相談者:
だからあ、うんはい

加藤諦三:
仕事が辛いというよりも、今、

相談者:
うん

加藤諦三:
・・初めて自分の立場に気が付いてるっていうことじゃないの?

相談者:
はい

加藤諦三:
一緒に生きられることが、そのお、じ、自分・・

相談者:
うん

加藤諦三:
たちの幸せだって、そういう、

相談者:
はい

加藤諦三:
感覚が・・ないままに、

相談者:
はい

加藤諦三:
この年齢になった、

相談者:
はいはい

加藤諦三:
その、不安ってのが大きいんじゃないのかなあ。

相談者:
あーそうですか。・・それって、わたしとしたら、これから、ん、何がやればいい・・(苦笑)わたしも、なんか・・お、あーん、反省してます、あの、主人に、もち、もうちょっとね・・優しくして#$%◆たいし・・

加藤諦三:
んで今その、「反省してる」「優しくすれば良かった」ってのは

相談者:
はい

加藤諦三:
何か、思い当たることってのはあるんですか?

相談者:
特別は、そな、ないな、ですね・・ま、一緒にい・・子どもこともある、し・・一緒に居て・・空けられることも、休みの日も、ほとんどないー、ですね。寂しいかなあ・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
か、主人としては。

加藤諦三:
なんか今あ、60う、を超えて、

相談者:
うーん、うんうん

加藤諦三:
・・なんか人と、

相談者:
そうい、うん、うん

加藤諦三:
家族という、

相談者:
うん

加藤諦三:
名前の、

相談者:
うんうんー

加藤諦三:
形式はあるけれどもお

相談者:
うんうんうん

加藤諦三:
・・なんか凄い孤独なんじゃないのかな。

相談者:
そう、そう、あ、「今まで・・何のために生きてる」本人も言ってねえ・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
うん

加藤諦三:
どうしていいか分からないっていうことなんじゃないかなあ

相談者:
うんううんうんうんうんー・・#$%◆

加藤諦三:
なんかむしろあ・・

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
ご主人が・・ん、辞めたがってい・・

相談者:
うん

加藤諦三:
いるのを、どうしたらいいか・・

相談者:
うん・・

加藤諦三:
っていう、こともあるけれども。

相談者:
うんうんうんうん

加藤諦三:
「わたし今どうしていいか分かんない」っていうことじゃないの?

相談者:
そうですねえ、へへ(苦笑)うん。
どしたらあ・・主人を・・支えてえ・・乗り越え・・られるたらいいなと思ってるんです。

加藤諦三:
うーん

相談者:
うーん

加藤諦三:
わ、分かりました。

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はですねえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
スタジオに、

相談者:
はい

加藤諦三:
心についての深い洞察の、

相談者:
はい

加藤諦三:
エッセイをたくさん書いていらっしゃる、

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
マドモアゼル愛先生がいらしてんのでえ、

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
なかなか大変、まあ年齢の、

相談者:
はい

加藤諦三:
こともあって非常に難しい、

相談者:
そうですね、はい

加藤諦三:
うう、相談だと思いますけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)

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