何もない関係を疑って不機嫌な妻。男が認めた想い。劣等感を覆い隠すための軽さ
(再びパーソナリティ)
加藤諦三:
あの今ね?
相談者:
はい
加藤諦三:
マドモアゼル愛先生の、言葉の中で・・
相談者:
はい
加藤諦三:
僕、物凄く大切なところはね?
相談者:
はい
加藤諦三:
本気、が、感じられないんだ。
相手が、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなたの言葉の本気度が感じられないって、そこを・・の言葉が・・
相談者:
うん
加藤諦三:
物凄い大切だと思うの。
相談者:
はい
加藤諦三:
要するにあなた、照れ屋なんでしょ?
相談者:
あ、かもしれないです(苦笑)。
加藤諦三:
もしかして、ん、なんか・・本当に好きな事が何かってできなかったとか、なんかこう・・悔しい思いっていうのは、何かないの?
相談者:
人生全部悔しいです。
加藤諦三:
あー、やっぱりねぇ
相談者:
はい
加藤諦三:
・・で、あなた今、「人生悔しかった事ばっかり」って言うんだけれども、
相談者:
は、はい
加藤諦三:
何がありました?
相談者:
エリートでは、には、なれなかったって事が辛い、あの悔しかったですね。
加藤諦三:
うんー
相談者:
はい
加藤諦三:
・・それは、悔しさで、
相談者:
はい
加藤諦三:
だけど、今よくその悔しさを、ハッキリ言ってくれたねえ。
相談者:
・・ええ・・やはり、あの、ちっちゃい頃から、あの、
「勉強勉強」と言われて来て、
加藤諦三:
ええ
相談者:
まあ、大学受験も全部失敗しまして、
加藤諦三:
ええ
相談者:
志望校ではないところに行って、
加藤諦三:
うーん
相談者:
で、ま、それこそ、ん、あの一般的に、新卒から・・えー、一流企業に入ったわけではなくて、中途採用でしたから。
加藤諦三:
うん
相談者:
・・な、うん、それなりの、まあ、この、悔しさっていうのは味わいましたね。
加藤諦三:
うん、ま、とにかく・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
あなたの価値観の中でやっぱり、そういうエリートコースう・・歩むことが価値だったんだよね?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
・・だけどお・今、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなたが自分で言った事、エリートコースを、進むという・・
「だけど俺は、エリートコースを進めなかったんだ、悔しかったんだ」という・・
相談者:
はい
加藤諦三:
ことを、認めた事で、
相談者:
はい
加藤諦三:
それにも関わらず・・
相談者:
はい
加藤諦三:
奥さんと一緒に、な、仲良くやって来て、子どもを二人育てて、
相談者:
はい
加藤諦三:
・・これは並大抵な事じゃないですよ?
相談者:
ま、さすがに・・辛かったですよね。
加藤諦三:
つ、辛いよ、そりゃ。
相談者:
ええ
加藤諦三:
そうすっと、それはもう、ホントに悔しいし、く・・苦しいから、
相談者:
はい
加藤諦三:
そっから目を、背け、るための手段が、軽さなんです。
相談者:
あ・・うん
加藤諦三:
本当に、軽いんじゃないんですよ。
相談者:
・・はい
加藤諦三:
エリートコースを歩めた、なかった事の悔しさから目を背けるための・・
相談者:
うん
加藤諦三:
ことが、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなたの軽さなの。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・で、「わたしたち、俺たち・・本当はこうだったんだよね?」って向き合え・・
相談者:
うん
加藤諦三:
・・る事が・・いいんじゃないかしら。
相談者:
分かりました。
加藤諦三:
はい、どうも失礼します。
相談者:
はい、ありがとうございました。
加藤諦三:
劣等感は、本来の感情を排除してしまいます。
よく聞き取れますね。凄
エリートにはなれれなかったってところ
使いこなせないほど便利で楽しいおスマホ様
と、みせかけ不便で怖いおスマホ相談
ズレてる輩ほど生きにくい
それは案外まともな時代じゃなかろうか?
それでもあなたのスマホ、バキバキに割って解決したろ
本放送で聴いていた。
加藤氏から「エリートになれなかった劣等感」を指摘された後に、項垂れた子供のように素直になった相談者が印象的だった。素直なところはあるので、今後なんとかできるんじゃなかろか。
しかし、この手の相談もお手の物とはいえ加藤氏の切れ味は相変わらず鋭い。