ネットワークビジネスで失敗した娘の今の仕事を知ってショックを受ける女58歳

(再びパーソナリティ)

ドリアン助川:
もしもし?

相談者:
はい

ドリアン助川:
お嬢さん少なくとも、健康なんですね?

相談者:
・・はい。ちょっとただ、暗い感じにはなってますけども。

ドリアン助川:
ええ、えー、ま喧嘩する事もあるけども・・会って話(はなし)する事は出来るんですよね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
だとすれば、今あ・・高橋先生がおっしゃったように・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
お母さんの方が・・もっと大きな気分で迎えてあげた方がいいかもしれませんね。

相談者:
・・はい

ドリアン助川:
はい

相談者:
・・ありがとうございます。

ドリアン助川:
よろしいですか?

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい・・では、失礼いたします。

相談者:
ありがとうございました。

高橋龍太郎:
はい、失礼しまーす。

相談者:
失礼いたします

(内容ここまで)

偏見的用語解説

石鹸ランド

売春防止法があるのに石鹸ランドが営業できるのはなぜか?

これは、公営以外のギャンブルが禁止されているのにパチンコ屋が存在するのと同じ構図だ。

提供するサービスは全く異なるのに、規制法はどちらも同じ風営法。
管理売春も賭博も、そこにそんな事実はないことになっている。

パチンコは、客がパチンコ屋でゲットした景品を、脇で営業する古物商に買い取ってもらい、古物商はそれをパチンコ屋に卸すことで、それぞれ独立した三者による商行為という扱いで合法化している。

よくまあ、法の趣旨を無視したこんな屁理屈が通るもんだわ。

ちなみに、パチンコ業界がノンキャリ警察官の一大再就職先というのはタブーですらない。

石鹸ランドの方は、あくまで保健所が管轄する特殊浴場であって、店の個室で行われる嬢と客との行為や金のやり取りは、店は預かり知らぬことになっている。

立ち入り衛生検査のときに嬢の所有物とされるローションやマットなんかがウッカリ置きっぱになってたりすると注意処分が下るらしい。

何?その茶番。

 

ネットワークビジネス

インターネット上で展開するネットビジネスのことではない。

ネットワークとは人とのつながり。
それを活用した会員制の無店舗直販による小売業のこと。

批判的な呼称は、連鎖販売、あるいはマルチ商法。

こう呼ばれる所以はその仕組みにある。
入会を勧誘した人と勧誘された人が上下関係となって、ピラミッドを形成していく。
そして配下の人の売上の何%かが入ってくる。

自分の下に巨大なピラミッドを築くことが出来れば、もはや自分で売る必要はなく、遊んでいても高額収入が得られる。

これを夢見る会員は商品を販売することよりも、人を勧誘する活動に主眼が置かれることになる。

 

いっとき社会を賑わしてたけど、最近はどうなんでしょう?

昔、アタシにも熱心に勧める知り合いがいてね。
断ってたら、なんと母にアプローチ。

ひとたまりもなかったみたい(笑)
母から引っ越し祝いとして贈られたのが、無水料理をうたう二層・三層構造のステンレス鍋のセット。

ということで、フルセットを持っているアタシ(笑)

重いし、取っ手も外せなくて、蓋も重ねられないし、収納のこととかこれっぽっちも考えられてない、いかにもブランド名そのまま、”アメリカ流”。

と言いつつ、今も使ってる。(苦笑)
モノ自体は悪くない。

もっとも値段を考えるとお得感はない。
他に競合する商品はいくらでもあるし。

 

相談者  「頑張ったんですけど、全然ダメで」

お母さん、
それ普通だから。

洗剤と鍋を売ってセレブ生活なんて、どんだけハードル高いんだって話なの。

だけど、現状肯定が出来ない人が、上昇志向を刺激されて洗脳されちゃうわけよ。

相談者 「派遣する会社だとかも色々やって」

ネットワークビジネスも派遣会社も、他人の上がりを搾取することで成り立つ商売だ。

これに懲りた娘が、所詮、おのれの体を張って稼ぐしかないと悟って行き着いた先。

娘の成長を喜べ。

 

以下は今日と逆で、体を張って家族を養う母親を持つ娘からの相談。

「体を張る母に頼る娘がネガティブ思考をやめて自立したい」

 


ネットワークビジネスで失敗した娘の今の仕事を知ってショックを受ける女58歳」への3件のフィードバック

  1. 次女と三女は大丈夫?
    いっそのこと皆で離島に引っ越したら?

  2. 解説読んでお勉強させていただきました
    ありがとうございました

    石鹸ランドに行くならかなりの借金があるんでしょうね

    石鹸ランドから出るの難しいらしいですよね
    何もスキルないからそこに行ったわけで
    やめようにもやめられなくなるっていうよね

    体も気持ちも元気でいてほしいわ

  3. ビジネスを甘く見ていた長女がビジネスに復讐されただけ。マルチ商法はマウント欲がドロドロに蔓延っている世界。そこから、人間の原始的な欲求を満たす商売に身を投じたのもある意味因果応報か。相談者の自責もよくよく見れば長女を軽くディスってるし。上の方のおっしゃるように、次女と三女連れて離島に引っ越すのがお互いのためだと思う。
    この長女の対極に存在したのが岩田聡氏かと。彼の発明で不登校の子に友人ができたという話も聞く。こういうのが、本当のビジネスじゃないかと。単に余暇の穴埋め、欲求を満たすだけでなく、他人の意見を取りまとめ、仲間の権利を守るために正当な力を行使し、更なる波状効果を生み出していく。

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