特別支援学級だった二十歳の息子はバイトすら不採用。職業訓練校「就職は難しい」

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
ええ・・で、あなたあ・・先ほど・・
「元々コミュニケーション能力がない」って言、言いましたよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
僕は・・「無くなってしまったのか?無かったのか?」って言ったら「元々無い」って言、ってしまったんですよ、あなた。

相談者:
はい

加藤諦三:
だけど今の話聞くとお・・

相談者:
うん

加藤諦三:
なんかそうではないんじゃない?

相談者:
うーーん・・うん

加藤諦三:
ただ、今の話をお・・聞いてね?

相談者:
はい

加藤諦三:
この子を、なんとか上手く・・

相談者:
はい

加藤諦三:
成長させ・・て、行かれるなあ、っていう感覚は、ん、持ちました?、それとも・・やっぱり・・最初に僕に話したように、

相談者:
はい

加藤諦三:
元々この子にはコミュニケーション能力っていうものは無い、人間として生まれて来たという・・

相談者:
・・

加藤諦三:
最初の話はそんな話だったんですよね?

相談者:
そうですね、はい、ええ

加藤諦三:
・・この子をコントロールす、してえ・・

相談者:
はい

加藤諦三:
いい意味でね?

相談者:
はい

加藤諦三:
・・そういうコントロール感覚を持ちます?

相談者:
あ、持ちます、はい

大原敬子:
ああ

加藤諦三:
うん・・だから・・周りの人がね?

相談者:
はい

加藤諦三:
もう・・「難しいよ、就職う」・・

相談者:
うんはい

加藤諦三:
「この子は」とかね?

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
からあ、まあ、アルバイトで面接に行って、
「あ、ま、まあ、あん、ま、こりゃ」
「こいつはダメだな」っていう・・

相談者:
はい

加藤諦三:
そういう人と違、って、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた自身がね?

相談者:
はい

加藤諦三:
この子に対するコントロール感覚があれば・・

相談者:
はい

大原敬子:
うん

加藤諦三:
これは上手く行きますよ。

相談者:
あ、はい、分かりました。

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい、ありがとうございます。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、失礼いたします、ありがとうございます、失礼しまあす、はい

加藤諦三:
この子を自分が上手く、成長させようというコントロール感覚がある場合には・・難局は、切り抜けられます。

 


「特別支援学級だった二十歳の息子はバイトすら不採用。職業訓練校「就職は難しい」」への17件のフィードバック

  1. 促されても一切具体例をあげず、息子を「彼」と呼ぶ。たしかに、相談者に少し疑問は感じるんだけど、大原さん(先生から格下げ)、「怒りがでた」などと恫喝で回答を始めるのはやめて欲しい。

    食卓テーブルの件(食卓かテーブルか、どっちかでいいよね?)では、息子さんを「自室で食事する引きこもり」と勘違いしてない?

    1. 多分怒らないと気付かないと思ったからそうしたんですよ。
      大局から具体的によくアドバイス出来てると思いますよ。

      1. ご意見ありがとうございます。
        私も、大原さんの回答を大局的に批評できるぐらいになりたいです。

      1. ご意見ありがとうございます。
        私には繊細さが欠けているのかも。
        自身に、嗅覚や味覚の刺激を心がけてみます。

  2. 高校は普通のところ行ったのかしら?
    もし高等支援学校なら、福祉的就労はどうですか?とアドバイスされるはずだけど…。
    就職はせず、職業訓練校に通ったということかな。

    アルバイトとは言え、一般の企業では厳しいだろうな~とわかって今頃オロオロしているのはなぜだろうね?

    同じ発達障害児の親として、聞いていてすごく消化不良だった。
    (相談も回答も!)

  3. この相談を読んで…

    まず、特別支援学級に任せっぱなしの親御さんがよくいますが、そこに配置される教員が、普通学級を任せられないレベルの教員が行き場がなくてなるケースも、残念ながら、少なからずあります。
    だから、母親の関わり方がなおさら大事になります。時には、教員の役割を取って代わるくらいの覚悟が要ります。

    第二に、今は、こどもが知的障害や発達障害でも、経済的に困ってなくても、学童に預けて働く母親が、多いのですが、現場では人手が足りなくて、支援がたくさん必要なそういうこども達に、あまりかまってあげられないという現状もあります。

    働くことが悪いとは思いませんが、こどもの成長段階で、特にそういうこども達は、母親のこまやかでかつ継続的な手助けが必要です。しかもその手助けは、その後の成長を左右するほど、重要です。それに対する母親自身の自覚が、最近は、少ない人が増えているそうです。

    努力なさっているお母さんももちろんいらっしゃいますが、そしてそういうお母さんは、非常に苦悩しながらの子育てですが、時代の傾向として、他人任せで悩みもしない母親も増えてきていますね。

    加藤先生、大原先生の回答も、そういう傾向をふまえてのものだと思います。

    相談者さんは、息子さんが元々コミュニケーション能力が低いと決めつけている時点で、もしかしたら自分の関わり方が悪かったのかもしれないとは思いもしなかった、ということであり、そこに母親なら当然あるべき苦悩も読み取れず、両先生から、関わり方の薄い親だったと推察されたのでしょう。

    悩まれているお母さんは、間違いなく、なんとかしようとがんばってらっしゃるお母さんです。
    私自身、軽度の発達障害者と、知的障害者を家族に持つ者です。
    苦悩は努力の証、かもしれません。

    1. “この相談を読んで”を読ませていただき、大原先生の回答の意図がやっと判りました。

      初めは、着替えや食卓の作法云々の意味をを理解出来ませんでしたが、もともとお母さんが息子さんに興味が無く、他者に任せっきりだった事を大原先生は怒ったのですね。

      すっきりしました。ありがとうございます。

  4. 幼児教育の先生が、相談者の息子が成人でも坊やちゃん呼ばわりする時は、『相談者の貴女の教育が間違っています』の意味なのかしら?。聞いていてあまり良い気分じゃないです。

    1. 違います。
      大原先生の、若年者に対する愛情からくる言葉です。
      相談者にとって大切な愛しい我が子の話しをしているんですから、私はこの表現、好きです。

  5. わたしも、回答の意図がわからなかったのですが、ここを読んで、それが合っているのならば、理解できました。

  6. 母親の関わりが希薄、障害に対する理解が足りない、というのは本当にそうかな?と疑問です。
    具体例を聞かれても出せませんでしたが、緊張してとっさに浮かばなかったりはよくあることではないでしょうか。(用意しておくべきだったとは思いますが。)
    今井先生のように幼少の様子を丁寧に聞き出したりすることなく、「元々コミュ力がないのか、成長の過程でなくなったのか」なんて、ある方向に誘導するような質問をするだけでは、母親も話したいことも話せないでしょう。
    今日は加藤先生、大原先生の回答に腹が立った相談でした。

    1. 相談者は、体裁を気にしてるのが言葉使いで感じられました。
      会話してるのに、熟語を多用して、賢い話し方に見せようとしてる。
      外ばかり気にしてる感じ。

  7. 大原先生の話は凄いと思う事が多く、いつも勉強になっています。ただ最近の時々空回りする強いコメントが少し気になっていました。それでもその事に途中で気がついてサラッと訂正されるのは流石でした。
    しかし今回はマズかったですね。自閉症の歴史を遡ってしまう様なお話で、質問したお母様もガッカリされたと思われます。外見からの行動療法だけではあまりにも薄っぺらい対応に終わってしまいます。
    自閉症のお子さんの目に何が見えているかを知るには、その知識や経験と同時に謙虚な気持ちが先ず大切だと思います。
    このお子さんがスペクトラムのどの位置にいるのかは分かりませんが、発達障害として自閉症と診断されたのであれば、もう少し丁寧な回答をするべきだったと思います。
    お母様はこの年に育てるまで沢山の傷つく経験をされたと思います。そして今回もまた一つ積み重なってしまったのではないでしょうか?
    自閉症のお子さんのコミュニケーションに具体的なものが無いと話されるのは、目の見えない人によく見ていないからと言う事と似ています。
    それでもローナウィングさん以降、自閉症の理解は大きく前進しました。東田直樹さん等の本を読むと少しずつ想像出来る環境は整って来ています。
    生意気な事を書いて申し訳ありませんでしたが、人生相談は大好きで、特に大原先生のお話はいつも楽しみにしています。
    これからもどうぞよろしくお願い致します。

    1. 病気ならば病院に行くべきで、でもそこでは親の接し方だとか、実社会でどうすればいいのかという具体的な行動のアドバイスはもらえないからテレ人に掛けてきてるんだと思います。
      自閉症なんて、言い方がもう古くて、病院には行ってないんでしょね。

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