小学生から死にたい57歳主婦が機会を伺う。親と兄は酷くても夫への憎悪は筋違い

テレフォン人生相談 2020年6月4日 木曜日

この相談の後、自殺願望の相談で掛けてくるのだけど、親兄弟への恨みは夫へと次第に移っていく。

2021年10月18日
煩悩だらけの慢性的自殺願望。寂しさ埋める惨めさの誇示の源は怒り

2022年1月18日
息子の苛めに立ち向かい息子のDVに苦しみ、報われた後に残るは透明な夫への憎悪

 

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 女57歳 夫58歳 長男25歳 次男18歳

柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、よろしくお願いします。

柴田理恵:
はい、こんにちはあ

相談者:
こんにちは

柴田理恵:
はい、今日はどんなご相談ですか?

相談者:
小学生のときから、

柴田理恵:
はい

相談者:
ずっと死にたくて。

柴田理恵:
はい

相談者:
頑張って幸せを掴んでも、

柴田理恵:
うん

相談者:
どうしても死にたくて。

柴田理恵:
はい

相談者:
子供が大学を卒業して就職したら死のうと思ってるんですけど。

柴田理恵:
・・はい

相談者:
でも、そんなの変だと思うんです。

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、病気や事故で・・生きたくても生きれない方がたくさんいらっしゃるのに・・

柴田理恵:
うん

相談者:
わたし健康で、

柴田理恵:
うん

相談者:
生活にも困ってないのに・・

柴田理恵:
うん

相談者:
死にたいのは変だと思って苦しいから電話しました。

柴田理恵:
はい・・分かりました。
あなた今おいくつですか?

相談者:
57歳です。

柴田理恵:
はい。えとご主人はいらっしゃるんですか?

相談者:
はい、おります。

柴田理恵:
おいくつですか?

相談者:
え、はい、えっと58です。

柴田理恵:
お子さんが・・今、何人いらっしゃるんですか?

相談者:
はい、2人おります。

柴田理恵:
はい

相談者:
1人は25歳です。

柴田理恵:
はい

相談者:
はい、男です。

柴田理恵:
はい
で、もう1人が?

相談者:
18で・・

柴田理恵:
18

相談者:
男です。
主人はとても優しくて、

柴田理恵:
うん

相談者:
家庭的で子煩悩で、

柴田理恵:
うん

相談者:
どう考えてもわたしは幸せだと思うんですけど。

柴田理恵:
はい

相談者:
でもわたし小学生のときからずっと死にたくて。

柴田理恵:

相談者:
今もずっと死にたくて。

柴田理恵:
ご主人とはいつ、お会い、出会われたんですか?

相談者:
28歳のときです。
子供の頃から・・

柴田理恵:
うん

相談者:
両親が、

柴田理恵:
うん

相談者:
不仲で。
その、父が母に暴力を振るっていて。

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、口論が絶えない家庭で。

柴田理恵:
うん

相談者:
父の怒りが、その日の気分なので。

柴田理恵:
うん

相談者:
基準がないので。

柴田理恵:
うん

相談者:
息を潜めて育ったんですね。

柴田理恵:
はい

相談者:
それであの、母は、よ、あの、わたしに八つ当たりをするんです。
で、あと、父も母も2人でわたしを、頭のてっぺんから・・爪先まで罵倒して、それであの、兄からは性的虐待を受けていました。

柴田理恵:
(息を吸って)あらまあ

相談者:
性格も、あの、友達は作りづらい性格で。

柴田理恵:
はい

相談者:
学校も家も居場所がなくて。

柴田理恵:
うん

相談者:
すごく苦しくて。

柴田理恵:
うん

相談者:
子供の頃マッチ売りの少女絵本を買い与えられて。

柴田理恵:
うん

相談者:
毎日読んでたんですけど。

柴田理恵:
うん

相談者:
死んだらおばあさんが迎えに来て天国に行って幸せになったから、

柴田理恵:
うん

相談者:
あたしも死んだら幸せになれるって(震え声)・・

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
あの、救いが死しかなかったので。
どうにもならなくなって、そのとき初めてちょっと、ODみたいなことしたんですけど。

柴田理恵:
おー・・

相談者:
あ・・

柴田理恵:

相談者:
ODですね。

柴田理恵:
あ、オーバードース、薬をたくさん飲む?

相談者:
はい、そ、はい、はい

柴田理恵:
はい

相談者:
でもあの知識が足りなかったし覚悟も足りなくて、

柴田理恵:
うん

相談者:
死ねなかったんですよね。それで、死にきれないなら生きてくしかならない、から・・

柴田理恵:
うん

相談者:
いろいろ思って、じゃ、幸せって呼ばれる物を手に入れてみようと思って。

柴田理恵:
うん

相談者:
結婚とか出産とかして、

柴田理恵:
うん

相談者:
みたんですけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
子供産んだら、す・・すごく苦しくて。
子供って・・

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、人に合わせないでしょ?、小さい子供って。

柴田理恵:
うん、うん、うん

相談者:
だから、あの・・叩いたり蹴ったりしてたんです、あたし。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
で、なんでこんなことすんだろう?と思って。

柴田理恵:
うーん

相談者:
あたしそんなことしたくなくて、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、自分が親に・・つ、辛い育て方、&#△されたから。

柴田理恵:
うーん

相談者:
子供はとても大事にしたいはずなのに、

柴田理恵:
うん

相談者:
叩いたり蹴ったり、なんか言葉の暴言とかひどいんですよね。

柴田理恵:
うーん

相談者:
それで、わたし何やってるんだろ?と思って、親への恨みを子供にぶつけてたんですよね。

柴田理恵:
うーん、うん

相談者:
それで、これはダメだと思って、カウンセリングとか続けたんですけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
でもあの、あまりにもトラウマが多すぎて、

柴田理恵:
ふーん

相談者:
フラッシュバック、毎日毎日・・あの・・心の中で、両親があたしを罵倒してるんですよ。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
の、毎日罵られて。

柴田理恵:
うん

相談者:
嘲笑われ、て、せせら笑われて。

柴田理恵:
ふうん

相談者:
何から何までトラウマだら、けで。

柴田理恵:
うん

相談者:
でも・・治療してればいつかは治ると思ってたんですけど。

柴田理恵:
うん

相談者:
どうにもならないってことが分かったんですね。

柴田理恵:
うん

相談者:
でも、子供はなんとか、育ったし、

柴田理恵:
うん

相談者:
就職したら親としての責任が終わるから。

柴田理恵:
うん

相談者:
そのときに死んで・・あの、この苦しみから開放されたいと思って(震え声)。

柴田理恵:
うーん
お子さんとか、旦那さんとは・・いろんなお話なさったりするんですか?

相談者:
上の子は・・

柴田理恵:
うん

相談者:
わたしのことをとても嫌っていて。

柴田理恵:
ご主人さんは?

相談者:
主人は話は聞いてくれますね。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
であの、主人は、わたしにとって母親代わりの人なんですけど、

柴田理恵:
うーん

相談者:
優しんですけど。

柴田理恵:
うん

相談者:
でもあの・・若いわたしが、初めて夫の一族に会って緊張してるときに、

柴田理恵:
うーん

相談者:
子供を連れて来なかったことで、な・・10何時間も責められ続けて。

柴田理恵:
うーん

相談者:
で、一斉に親戚、が、あたしを笑い者にしたときに、笑った夫っていうので、なんかもう、ダメなんですよね。

柴田理恵:
どうして子供連れて来ないことでそんなに、嘲笑わら、われな、ければいけないんですか?

相談者:
あ、あのまだ結婚して1年だったから、妊娠してなかったんですよ。

柴田理恵:
あ、あ、は、は、はあ

相談者:
それで、

柴田理恵:
うん

相談者:
妊娠してないってことで・・責めるんです。
話好きの、一族の長老みたいな人があたしを、離、さなくて、

柴田理恵:
うん、うん

相談者:
ずうっと、「なんで子供連れて来なかった?」って・・あの、エンドレステープのように繰り返すんです。

柴田理恵:
や・・だって妊娠してないんだもん、子供なんか連れて来るわけないじゃないですかね?

相談者:
あだからその妊娠してないのがダメだっていうんです。結婚して1年経ったのに。
最後に、この、「今度ここ来るときに、子供連れて来なかったら」・・

柴田理恵:
うん

相談者:
「この家(うち)の敷居はまたがせないし」・・「この町にも一歩も入れないから覚えておけ」って、せ・・

柴田理恵:
あー

相談者:
啖呵切られてたんですよね。そのときに、周りの人たちが一斉に笑ったんです。

柴田理恵:
うーん

相談者:
そのときに、夫も一緒に笑ったあ、んですよね。夫は・・

柴田理恵:
旦那さんは・・冗談だと思って笑ったんじゃないんですか?

相談者:
あ、そうみたいです。冗談だと思って笑ったし、

柴田理恵:
そうですよね。

相談者:
あれ、「あれは早く子供を作りなさいって言っただけだ」って言うんだけど。

柴田理恵:
うーん

相談者:
あ、た、しは、なんかこう・・自分だけが他人で、

柴田理恵:
うん

相談者:
夫は一族の中に逃げたんだっていうふうに取、ってて。

柴田理恵:
うーん

相談者:
お・・お、っと(夫)のことはどうしてもそこで・・憎悪に近い憎しみがありますね。夫には。

柴田理恵:
・・分かりました。
ちょっと先生に聞いてみましょっか。精神科医の高橋龍太郎先生です。先生お願いします。

相談者:
あ、&#△%

(回答者に交代)


「小学生から死にたい57歳主婦が機会を伺う。親と兄は酷くても夫への憎悪は筋違い」への14件のフィードバック

  1. むかしむかしの思い出したくもない自分があったからこそ、今の自分がある。

  2. 相談者さんは、まず、虐待したこども達に謝罪しましたか?
    虐待を悪いことだと、自分の罪を認めて、今からでも、謝罪してください。
    そこからしか、自分を癒すことはできません。
    自分の罪を認めずして、親兄弟を責められません。

    こども達に謝罪することができたら、今度は、自分の中で、堂々と親兄弟を責めることができ、自分を癒していけます。
    加害者であった自分を認めて許しを請うこと。そうやって初めて、黒を白に変えていけます。

  3. う~ん…加藤先生と龍太郎先生のコンビの方が相談者は少しは楽になれたかな~
    当然だよそんな環境で育ったら人格形成も
    崩壊寸前だけど…
    本当に良く幼少期から今日まで生きたんですね
    もう~自己肯定感も低く、承認欲求も強く
    劣等感も強くなり愛情感も過剰になるし
    自己中心的になるるよね…
    けど解決したいから相談して来たし、カウセリングも受けてる事だし
    その姿勢が大事ですよ大丈夫!
    自分で自分の事を褒める自己肯定感が上がってきます、自分には価値がある
    感覚になると劣等感が低くなるからね
    居場所は沢山作って社会的に出来たら
    自己中心的も消えるはず
    旦那さんの他に質の良い人と出逢うことで…
    重要な作業は今の私を自己受容する
    つまり認めること…
    相談者の両親兄は捨てる整理する…あの人達も弱かったと思う事だよね
    いや~本当57年間…我慢し耐えたんだね
    本気で取り組んで生きて欲しいと願います

  4. 幼少期からのトラウマで怒りのエネルギーが大き過ぎて見失っている事が多いと思う。50年近くを死にたい感情だけだったとは思えません。楽しかった日、幸せを感じた日だって必ずあったはず、昔の家族の写真は✂切って、ご主人と息子さんとの生活が明るく楽しい物になるようエネルギーをシフトして欲しい。昔の家族の誰よりも一番の勝ち組になるってね!

  5. 相談者は過去の自分の不幸のすべてを理解している。
    そして幸せな家庭生活を営んでいる現在も、それを手放す気はない。

    自殺したいと思いながら57年生きてきたのは、何故なんだろう?

    幸せだと実感した時に、過去の不幸な人生が無価値になってしまうのを恐れているのだろうか?

    今までテレ人で相談して来たアダルトチルドレン達が、毒親を乗り越えられないのは、何故なんだろう?

  6. いやいや、この相談者から過去とったら何にもないよ。
    このかわいそうな過去だけが、この人のステータスだからね。
    だから、何をやっても許されると思ってる、過去を言い訳に子ども虐待し、親戚の素朴なおじちゃんを悪者にし、挙げ句に優しい旦那まで憎しみをもつという。
    過去があるから生きれるんだよ、この相談者は。

  7. いや〜、⁇さん仰るとおりですがな。

    おかげでスッキリしましたわ。

  8. わかったようなコメントにイラッと思ってたら、爽快な⁇さんのコメント最高でした❗️

  9. あっ、A Iさんのも最高です。
    すみません、後付けになってしまって🙏

  10. オセロの例えになるほどなぁとますます高橋先生を好きになりました。
    でも、つらい人生を送っていると、5億の精子の中で一番勝ったとは思えず、ババや貧乏クジをひいたという恨みしかないので、生まれが黒ということもありますね。
    ことあるごとに思い出しそうな相談でした。

  11. 鬱はいまや安静にしないで治す時代。勉強してない奴の価値観の固定化の方が有害 より:

    これシリーズの人だと思う。

    よく毒親だ、劣悪な環境だって簡単に口にして同情を欲しがるけど
    ここまでマイナスのエネルギーを内包してなければ、ほぼおままごと。

    精神科の言葉や症状って時代が下がるに連れて軽く浅くなってる。
    拒食症も昔ほどハードじゃないことが多い。
    なんでだろう

    まだトラウマに振り回されて七転八倒している感じ。
    色々理由が見えてきて嘆きの時期だったんだと思う。
    怒りや憎しみに呑まれないで再生できてることを祈る。
    その時に生きててよかったと思えるよ

    世の中には意地悪な人間の方が多い。
    でも彼、彼女らの見識は一向に深まらない。
    それだから焦って排除しようとする。
    つまんない人生だよなー

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