災難!相続した田舎の3百坪。売ろうにも百年前の抵当権に紐づく相続人25人

(回答者に交代)

野島梨恵:
はい、よろしくお願いします。

相談者:
お願いします。

野島梨恵:
・・うん・・大変ですね。

相談者:
あ(苦笑)、困ってます。

野島梨恵:
こういう事案、実は結構あるんですよ。

相談者:
あ、そうですか?!

野島梨恵:
うん・・で・・

相談者:
はい

野島梨恵:
大変なんですよね。

相談者:
そうなんです。ほんとに。

野島梨恵:
で・・

相談者:
はい

野島梨恵:
まず1つは今頼んでらっしゃるの司法書士の先生でしょう?

相談者:
はい

野島梨恵:
だけど司法書士の先生ってなかなか裁判とかをやるのが難しいことがあるんで、

相談者:
ええ

野島梨恵:
まず頼むは弁護士の先生のほうがいいと思います。

相談者:
はい、分かりました。

野島梨恵:
じゃないと司法書士の先生ってあの、所謂交渉の代理とかはなかなかできないこともあるので、
ま、どうせ裁判になって弁護士が出て行く可能性があるのであれば、

相談者:
はい

野島梨恵:
最初っから弁護士の先生に頼んだほうが・・

相談者:

野島梨恵:
いいのかなという気はします。

相談者:
はい

野島梨恵:
ただ、ま、弁護士のほうが高くなるか、安くなるかは分かりません。

相談者:
はい

野島梨恵:
でえ、25人もいるんであれば、まあ70万はするだろうと思います。

相談者:
はい

野島梨恵:
あのお、要するに1人3万とちょっとぐらいな感じですよね?ま・・

相談者:
あ、はい

野島梨恵:
2万、2万とちょっとか、3万とか・・

相談者:
はい

野島梨恵:
それぐらいでしょう?

相談者:
はい、はい

野島梨恵:
あの、1人1人に・・ご連絡してえ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
「いいよ」って言って判子押してくれる人もいれば・・

相談者:
はい

野島梨恵:
たぶん、開けもしないで「なんだこれ」っていう人もいるでしょうし。

相談者:
はい

野島梨恵:
その住所に住んでいない方もいるかもしれないし、

相談者:
はい

野島梨恵:
住民票はそこにあってもそこに住んでいなくて・・じゃ、どこに住んでるのか分からないみたいな人って・・結構現住所を探すのが大変だったりもし、

相談者:
はい

野島梨恵:
なのでえ、70万で済むならすごい安いほうだなと思ったほういい。

相談者:
はい

野島梨恵:
うーん・・ま、たぶん・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
おっしゃってる通り、もう・・

相談者:
はい

野島梨恵:
債権、あ、抵当権の原因となっている借金だかなんだかあ?

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
自体はもう、

相談者:
うん

野島梨恵:
返しちゃってるのか、消滅時効(*)なのかとにかく消えてはいるでしょうね。

(*)消滅時効: 貸し金、商品代金、賠償金など、正当な債権であっても、支払いもなく、請求もしなければ、その債権・債務が消滅してしまう民法の規定。
債権の種類によって5年から10年。

相談者:
え・・はい

野島梨恵:
んだからあ、

相談者:
ええ

野島梨恵:
やればあ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
外せるんでしょうけども、

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
物凄い・・弁護士も大変だし(苦笑)。

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
今ご相談いただいてるあなたも大変だと思うし。

相談者:
ええ・・ええ、ええ

野島梨恵:
お金も掛かるけれども、

相談者:
はい

野島梨恵:
来ちゃってる以上しょうがなくてですね、

相談者:
はい

野島梨恵:
ま、放っぽいても、いいんですけれども、

相談者:
ええ

野島梨恵:
そうするとこれ・・息子さんがたぶんもっと困るう?

相談者:
そう思うんです。

野島梨恵:
よ、うん

相談者:
わたしが今困ってるのが、息子に行くだけだと思って・・

野島梨恵:
そうそ、で、息子さんはたぶん、もっと困るっての・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
息子さんに行くときには・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
この25人が50人になってるかもしんないし、100人になってるかもしれませんよね。

相談者:
はい

野島梨恵:
え、そうなっちゃうと、もう手は付けらんなくなるんでえ(苦笑)

相談者:
はい

野島梨恵:
できればあ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
ま、お母さんとか、あなたのところでやっちゃったほうがいいと思うけれども、

相談者:
はい

野島梨恵:
もしかしたら200万ではとてもきかなくて足がでるかもしれない。

相談者:
そうですよね。

野島梨恵:
うーん
25人のうちい、5人見つかりませんでした。で、じゃあ、5人を相手に、訴訟しなきゃいけないですってね?

相談者:
はい、はい

野島梨恵:
なったとかってなった場合にはあ・・

相談者:
はい

野島梨恵:
その、ん、居所のいない人を相手に訴訟をするってのもまたなかなか、手続きとしては厄介なんで。

相談者:
はい

野島梨恵:
そういうこともしなきゃいけないしい、

相談者:
はい

野島梨恵:
ま、すごい、時間は掛かるでしょうね。うん

相談者:
はい、はい

野島梨恵:
今から着手したとしても・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
(深呼吸)ま、1年では終わんないんじゃないのかな?って気はしますよね。

相談者:
はい

野島梨恵:
うーん。ただあ・・もう、やると決めたら覚悟を決めて(苦笑)。

相談者:
はい

野島梨恵:
もう何がなんでももう、死ぬまでにこれだけは、もう、い、最後の宿題として終わらせるんだぐらいの勢いで・・

相談者:
はい

野島梨恵:
もうお金も掛かっても200万以上掛かってもしょうがないって・・決めて・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
やらないと、

相談者:
ええ

野島梨恵:
途中でね?

相談者:
ええ

野島梨恵:
これ一番・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
あの、有りがちで、かつ・・

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
弁護士も困り、あなたも損がするパターンが、

相談者:
はい

野島梨恵:
途中で疲れ果てて諦めちゃう(苦笑)?

相談者:
はい

野島梨恵:
その25人相手にして、ああでもないこうでもない・・て、もう弁護士から「ああしますか、こうしますか」って言われて、

相談者:
・・はい

野島梨恵:
せっかくお金ある程度払ったのに(含み笑い)、もう疲れちゃったから「いいです」っていう人って・・

相談者:
うん・・ええ、ええ、ええ、ええ

野島梨恵:
結構いるんで。そうすると・・

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
お金ももったいないし。

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
弁護士の先生も「あら、ここまで頑張ったのに」(含み笑い)みたいなことにもなるし。

相談者:
はい

野島梨恵:
息子さんは「なんでお母さんやってくんなかったんだろう」ってことにもなるし(含み笑い)。

相談者:
はい

野島梨恵:
な、でも・・やるんだったら、

相談者:
ええ

野島梨恵:
200万以上掛かっちゃうかも、しれない。

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
ま、1年じゃたぶんきかないだろう。

相談者:
ええ、ええ、ええ

野島梨恵:
すごく大変だけども・・

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
これはもう先祖から、御先祖代々のね?

相談者:
ええ

野島梨恵:
マイナスをもう自分で打ち切りにするんだ!っていう、すごい強い意思を持って。

相談者:
ええ

野島梨恵:
も、断固としてやると。ホホ(苦笑)

相談者:
ええ

野島梨恵:
それぐらいの強い意思で臨んでいただければ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
あの、必ず終わります。必ず。

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
いつかは。

相談者:
ええ、ええ

野島梨恵:
うん・・いつかは絶対終わりますけれどもお、

相談者:
はい

野島梨恵:
そのいつかがいつか分かんないし、

相談者:
ええ

野島梨恵:
まあ、そんな、5年も6年も掛かるとは思いませんけれども、

相談者:
はい

野島梨恵:
1年以上は掛かるだろうなと思う?、うん

相談者:
あーあ

野島梨恵:
だ、そういう意味ではすごく長くお付き合いできるようなあ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
信頼できる先生をよくよく探されて、

相談者:
ええ

野島梨恵:
よくよく、腹を割って話をされた上でえ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
やったほうがいいかなと思いますね。うーん

相談者:
あ、そうですかあ(ため息)・・

野島梨恵:
うん

相談者:
あ、これは、もう最初っから、司法書士の先生え・・

野島梨恵:
うん、弁護士に頼るほうがいいと思う。うん

相談者:
に、お願いしないで弁護士さんに頼んだほうが、あの・・

野島梨恵:
誰か弁護士さん頼んだほうがいいと思う。うん

相談者:
あ、そうですか。これは、やっぱりその、田舎のお、えん、この地元の弁護士さん頼んだほうがいいですか?
それとも、わたし、都会に住んでるんですけど、こちらのほうで頼んだ、ほうがいいんでしょうか?

野島梨恵:
それはそのお、ま、今ね?あ、その・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
お住まいどの程度都会なのか?とか、またその土地があるところが・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
どの程度田舎なのか?よく分からないですけれども。

相談者:
はい、はい

野島梨恵:
田舎であっても、

相談者:
はい

野島梨恵:
都会であっても、

相談者:
ええ

野島梨恵:
ま、1つやっぱり・・ご本人であるあなたとのお、

相談者:
え、ええ

野島梨恵:
交渉が、し、と、連絡や、

相談者:
ええ

野島梨恵:
面会とかね?

相談者:
ええ

野島梨恵:
会ってご相談するっていうのがやり易いほうがそれは・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
いいでしょうね。うん

相談者:
そうですか。はい

野島梨恵:
ただ、都会の弁護士のほうが、

相談者:
ええ

野島梨恵:
もしかしたら値段が高いかもしれないですけどね。

相談者:
あ、なるほど。はい

野島梨恵:
ただ・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
ま、逆に田舎のほうが高いっていうケースも多々ありますし、

相談者:
はい

野島梨恵:
うん、だから、若干の差であればやっぱり・・

相談者:
ええ

野島梨恵:
一応よくよく信頼できる方あ?・・長いお付き合いになるので、

相談者:
はい

野島梨恵:
きちんとお見積書みたいなの、ちゃんとくれて、

相談者:
ええ

野島梨恵:
契約書とかをちゃんと結んでくれて、

相談者:
はい

野島梨恵:
ちゃんと、そのお・・質問に答えてくれるう・・

相談者:
はい

野島梨恵:
人。まずね?見積書とか契約書をくれない弁護士はダメですよ。うん

相談者:
はい、はい

野島梨恵:
でえ・・相談の途中で怒鳴り出したりするような人もやめたほうがいい。

相談者:
はい

野島梨恵:
ね?ホントによく話を聞いてくれて、ちゃんとやってくれそうだなと思うような人がいいでしょうね。

相談者:
はい

野島梨恵:
うん

相談者:
はい

野島梨恵:
・・はい、と思うので、

相談者:
ええ

野島梨恵:
ま(苦笑)、も覚悟を決めるしかないのかなっていう気はわたしは、しました。はい

相談者:
あー・・はい、分かりました。

野島梨恵:
あの、わたしも似たような案件やったことあるけども。

相談者:
はい

野島梨恵:
思い出すだけでめまいがするぐらい大変ですから。うん

相談者:
あ、そうですか。

野島梨恵:
頑張ってください(苦笑)。

相談者:
は(ため息)・・ありがとうございます。

野島梨恵:
はあい、よろしくお願いします。

相談者:
はい、はい、ありがとうございました。

(再びパーソナリティ。相続放棄を質問を訊く今井さん)


災難!相続した田舎の3百坪。売ろうにも百年前の抵当権に紐づく相続人25人」への11件のフィードバック

  1. 以前、どなたかも言ってたけど
    野島さん、ウルべさんだと聞く気が失せる

  2. この相談は弁護士も嫌がる案件である と回答者の弁護士本人が言う。
    相談者の心配をさらに深めることになる。

  3. 書類だけ作ってもらってハンコ集めは自分でやれば良いんじゃないかな、まだ人生長いし

  4. 管理人さん、タイトルの「抵当権」が、「低当権」になっていますゼ‼
    あっ、もしかしてこんなボロ土地なんか”低”当権で充分やろ、って わざと?(笑)

  5. こういう相談は、完全に管理人さん案件ですね!相談者には、このサイトに気がついてほしい。

    1. 息子さんに生前贈与できるもの全て贈与して、遺産相続のとき放棄してもらう、ってのはどうだろう。

  6. こんな厄介な不動産は、市とか県とか国に寄付出来ないもんでしょうかね?

  7. 書いてなかったが、支払ってる税金はいくらなんだろう?
    300坪総額200万円だと、年数千円~3万円あたりではないかな。
    じゃあ、税金払っとけば。
    そのうちこの問題が世間にはびこって、法律変わるでしょ。

    因みに、上記の人が「寄付できないか」ということですが、相当な価値ある土地なら別ですが、価値のない土地は寄付できません(しかもひも付き)。
    税金少しでも貰えるから。
    寄付できるのならみんなやってます。

    1. 固定資産税なら公示地価等の7割*税額(.4%位か)程度。でも管理費用も掛かるしねぇ
      公共事業の用地買収でもない限り、不動産は負動産に。
      法律も変わらないでしょう、国会議員が動くとかしないと

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