取り壊しアパートの敷金返さず退去の遅れにつけ込んで脅すチンピラ不動産

(回答者に交代)

坂井眞:
よろしくお願いします。

相談者:
あ、よろしくお願いしますう。

坂井眞:
えーと、敷金はおいくら、入れてたんだろ?

相談者:
えーと、16万円ぐらいですね。

坂井眞:
16万入れてたと。

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
おー、それで、ちょっとさっき分からなかったんですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
「アパート取り壊すから敷金は返りますよ」って話で・・

相談者:
はい

坂井眞:
退去をされたら、

相談者:
はい

坂井眞:
返って来ないと。

相談者:
はい

坂井眞:
その理由は「キッチンが汚い」っていうのは1つ言っておられましたよね?

相談者:
はい、ええ、ええ

坂井眞:
それから・・リース会社からの請求があるって、18万っておっしゃったっけ?

相談者:
はい、ええ、そうです。

坂井眞:
その2つ?・・ですか?

相談者:
・・ええ、えーと、ええ、それえ、と、あの・・

坂井眞:
それと足場の話ってのも出てましたよね?

相談者:
そ・・そうですね、ええ、ええ

坂井眞:
これはだけど、「足場」あ、「で遅れるからもっとお金を請求するよ」って言われたとかって・・

相談者:
あのお、要はこれ、あの、あの、何回も、こう、「敷金を返してください」っていう、あの・・ことを言ってたんですよ。

坂井眞:
はい

相談者:
あの&#・・

坂井眞:
はい

相談者:
出てから。
ええ、そしたら、最終的には「もうこれ以上、請求されるんであれば」あの、「弁護士さんを通じて、工事が遅れた、のと」あの「含めて」あのお「大きな金額を請求しますよ」という・・ええ、なので、あの、敷金の請求を、あの、もうしないよう・・

坂井眞:
うん、それでね、分かりました。

相談者:
ええ、はい

坂井眞:
で、そこがよく分からなかったんですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
「足場」あ、「を、立てる工事が遅れちゃって損害が出たから」・・

相談者:
ええ

坂井眞:
「敷金の請求をこれ以上続けるならこっちから請求するぞ」って、こういうこと言われたっていうことですよね?

相談者:
ええ、そうですね、ええ、ええ

坂井眞:
でなんで足場の工事が遅れるのと、

相談者:
ええ

坂井眞:
あなたの・・こ、退去が関係すんですか?

相談者:
あ、あー、あ、僕、要は、僕、わたしが、わたしが最後の、ひと、組だったんですよ。

坂井眞:
うん

相談者:
わたしが、あの、出たらすぐに、足場の工事に取り掛かるっていうな、で、だけどまだ入居者がいるから足場の工事が、行えないから、その、要は、遅れた費用を、あなたに請求しますよっていうことだったんですよ。

坂井眞:
・・退去が遅れたんですか?約束よりも。

相談者:
ええ、ええ、1週間ほどちょっと遅れたんですよ。

坂井眞:
・・それはなんで?

相談者:
えーと、わたしの、家庭の事情だったんですけど。ちょっと、妻が体調を崩しましてえ。
でえ、引っ越しが思うように進まなくてえ、

坂井眞:
うん

相談者:
で、ちょっと、あの、1週間ほど、あの、遅れてしまったっていうのが、まあ、原因なんですけど。

坂井眞:
・・

相談者:
え、ま、ホントに、ま、こっちの理由ですね、あの・・ただただ遅れてしまったということで。

坂井眞:
じゃそれは、

相談者:
はい

坂井眞:
遅れたことについては約束よりも1週間遅れたって事実はあるのね?

相談者:
あ、はい、そうです。ええ

坂井眞:
あなたの側の、おー、理由で。

相談者:
ええ、はい、そうです。

坂井眞:
ま、つまり責任があるよね?っていうことを聞いてるんですが(含み笑い)。

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
で・・

相談者:
はいはい

坂井眞:
じゃあ、その、アパートを、取り壊すのが1週間遅れたから・・

相談者:
はい

坂井眞:
・・で、足場を立てるのがい、1週間遅れたっていうのはつまり工事、着手が1週間遅れたっていうだけの話なんだけど。

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
それによって、どれだけの損害が、生ずるのか?ってのは、また、あ、その別の話なんでね?

相談者:
あ、はい

坂井眞:
「莫大なのが行くよ」ってどう莫大になるのかもよく分からないですよね?

相談者:
ええ、ええ、ええ

坂井眞:
だから、その話と・・

相談者:
ええ

坂井眞:
それからあ、最初の16万円入れていた敷金が戻って来ない話ってのは、まったく別の話なわけですよ。

相談者:
あー、はい

坂井眞:
分かりますよね?それは。

相談者:
ええ、ええ、ええ、ええ・・&#△%

坂井眞:
・・で敷金をこれ以上請求させないために・・

相談者:
ええ

坂井眞:
え、「せっかく」、あの「これまでは、」その「遅れた分のことについて」・・向こうが「とやかく言うのは、控えようと思ってたんだけど」・・

相談者:
ええ

坂井眞:
「まだ『敷金返してくれ』って言うんだったら」・・

相談者:
ええ

坂井眞:
「請求するよ」、っていう、だけの話じゃないですか?

相談者:
あ、はいそうです、そうですね、ええ

坂井眞:
だけど莫大つったって、どうして莫大な損害が出るのか?っていうのは聞いてみないと分からない話だから。

相談者:
そうですね、はい、ええ、ええ、ええ

坂井眞:
うん、それとこれとは分けたほうがいいと思うのね。

相談者:
あ、はい

坂井眞:
それと例えばあの、向こうに・・アパートを壊して新しい物を建てて、

相談者:
ええ

坂井眞:
そこで、新しい事業かなんか、ま、新しいアパートで事業するのかもしれないけど、

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
えー、それの開始が遅れたから損害が生じた、っていう話・・それも・・

相談者:
あ、はい

坂井眞:
あり得なくはないんだけど、

相談者:
あはい

坂井眞:
その1週間の遅れでホントにどれだけの損害が生ずるか?ってのは、そう簡単に算定できないと思うのでね?

相談者:
あ、はい、ええ、ええ、ええ

坂井眞:
うん・・で、「一体どういう内容ですか?」ってことは聞いてみる必要があると思います。

相談者:
あ、はい、ええ、ええ

坂井眞:
で、ただ・・場合によったら、別に損害なんか生じないのに、敷金返したくないから言ってるだけ、かもしれないじゃないですか?

相談者:
あ、はい、ええ、ええ、え、そうですね。はい

坂井眞:
で、だからそこのところは、

相談者:
ええ

坂井眞:
単なる、脅かしかもしれないし、

相談者:
はい

坂井眞:
その1週間の遅れで、例えば、工事のね?

相談者:
ええ

坂井眞:
会社と、

相談者:
ええ

坂井眞:
おー、契約をしてたんだけど、

相談者:
ええ

坂井眞:
で今、あの、全般的に建築工事の、こう人手不足だから、

相談者:
はい

坂井眞:
着工が遅れて、余分に・・経費掛かっちゃったってこともあるかもしれないですよね?

相談者:
あー、はい、ええ、ええ、ええ、ええ

坂井眞:
で、その遅れて経費掛かった分っていうのは1週間、あの、遅れて、手配が遅れたから・・乃至は手配がダブルになっちゃったから?・・

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
ていうことが出て来るとすると、16万の・・おー、敷金の、お話・・では・・

相談者:
はい

坂井眞:
手当てできないかもしれないから。

相談者:
あ、はい、はい、そうです、そうですね、ええ

坂井眞:
そこはよく聞いてみる必要があると思います。

相談者:
あー、はい

坂井眞:
だけど、最初言われなかったんでしょ?、あなたが「1週間退去が遅れます」と言ったときに、

相談者:
はい

坂井眞:
「そりゃ困る」と。

相談者:
ええ

坂井眞:
「そんなことしたら、莫大な損害が生じる」とは言われなかったんでしょ?

相談者:
あ、ええ、言われてないですね。はい

坂井眞:
そこがポイントで、

相談者:
ええ

坂井眞:
「しょうがないね、分かりました、じゃ1週間待つよ」って言われたんだったら・・

相談者:
はい

坂井眞:
今になって・・

相談者:
はい

坂井眞:
「損害が出て来る」って言われる理由もなさそうじゃないですか。

相談者:
あ、はい、あー、そういうことですね。はい、分かります、ええ、ええ

坂井眞:
了解をもらえたんだったら・・

相談者:
ええ

坂井眞:
ま、あなたの約束違反ではあるけれども、

相談者:
ええ

坂井眞:
おー、長い付き合いの大家さんが、

相談者:
ええ

坂井眞:
「ま、1週間ならいいよ」と、「どうせ壊すんだから」と言ったんだったら、今になって・・

相談者:
ええ

坂井眞:
「莫大な損害」って言われる理由もなさそうだよね。

相談者:
はい、あ、そうですね。ええ、ええ

坂井眞:
だ、その辺をちゃんと冷静に考えて、

相談者:

坂井眞:
「莫大な損害があるから請求するぞ」って言われて・・

相談者:
ええ

坂井眞:
本来、返還請求ができる敷金、の、お、返還を諦めるという話でもない。

相談者:
あ、はい、はい、ええ

坂井眞:
で、そこはちょっと、事実関係は分からないので、

相談者:
ええ

坂井眞:
え、あるかないかまではちょっとここではね?電話ではお話、できないけど、

相談者:
ええ、あーそうですね、ええ、ええ

坂井眞:
整理をすると、そういう話ですよ。

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
で・・敷金っていうのは、

相談者:
はい

坂井眞:
あのお、ま、これ昔から、い・・敷金は、その・・おー・・補修等にね?使った、費用を除いて返すっていうこと、になっているわけだけれども、

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
例えば壁に穴を開けただとか、

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
床に傷をつけただとか、

相談者:
はい

坂井眞:
で、そういうのは、あのお・・補修費用を、差し引かれてもしょうがないわけですけれども、

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
担保に入れてるわけだから。そういう物のため・・

相談者:
ええ

坂井眞:
でも、それがどの範囲まで、えー、差し引かれるのか?っていうことは昔から争いがあって、

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
でも、現時点では、ある程度、その・・条例だとか・・あ、例えば東京だったら東京都のルールとかいうものがあって、

相談者:
はい

坂井眞:
えー、どういう物を差し引くことができるか?っていうふうに大体もう、おー、決まってるんですよ。

相談者:
はあ、は、は、は

坂井眞:
あー、東京都に限らず、どこの、都道府県、自治体でもね?

相談者:
ええ

坂井眞:
そういう方針は、はっきりしているので、

相談者:
はい

坂井眞:
どういう物は、あのお、差し引けて、どういう物は差し引けないかというと、

相談者:
ええ

坂井眞:
えーアパートを借りたときに、日常的に住んでいたら、

相談者:
はい

坂井眞:
あ、当然そのお・・消耗する部分はあるじゃないですか?

相談者:
あはい、ああ、ええ

坂井眞:
それを借りて使うために・・賃料払ってるわけだから。

相談者:
はい

坂井眞:
そういう・・そういうの、日常、おー、の損耗とか言うんですけど。

相談者:
ええ

坂井眞:
日常生活で、えー、消耗する部分ですよね?

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
えー、そういうのまでは、敷金から引いてはいけませんっていうのは一般的なルールなんです。

相談者:
はい

坂井眞:
だけれども、例えば、ん、そうだな・・あ、洗面所の、流しね?・・陶磁器でできてるとこに、硬い物落として割っちゃっただとか、

相談者:
はい、ええ

坂井眞:
あー、壁に子どもがいたずらして穴開けちゃっただとか(含み笑い)。

相談者:
ええ、うん

坂井眞:
え、そういうのは、日常的に生ずる物ではないから、

相談者:
はい

坂井眞:
それは、敷金で、補修に充ててくださいって、そういう話になるんです。

相談者:
あ、はい、ええ、ええ

坂井眞:
で、その辺のルールは、かつて、も、いろいろな問題はあったんだけれども、

相談者:
ええ

坂井眞:
今は、そのお、条例だとか、あ、行政のルールで、かなり・・定着しているので。

相談者:
はい

坂井眞:
考え方が。

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
例えばキッチンが汚いってんだけど、

相談者:
ええ

坂井眞:
掃除して綺麗になる程度だったら、

相談者:
はい

坂井眞:
そんな物は・・その、要するに日常的な・・ま、損耗といいますか、消耗ですよね?

相談者:
はい、はい、はい、ええ、ええ、ええ

坂井眞:
ま、範囲だから「キッチンが汚いから差し引くよ」とか、「返せないよ」とは言えないし。

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
リース会社からの請求ってよく分かんないんですよね。

相談者:
ええ、よく分か・・

坂井眞:
それ、だって・・

相談者:
はじめて・・

坂井眞:
借主であるあなたには関係ないじゃないすか。

相談者:
はい、そうですね(含み笑い)ええ、ええ

坂井眞:
それは、大家さんがリース契約をしている話であって、

相談者:
ええ

坂井眞:
リース会社から請求があったってそれはなんなんですか?と。

相談者:
あ、はい、ええ

坂井眞:
で、それが例えば、エアコンの設備が・・

相談者:
ええ

坂井眞:
借りていた部屋に設置してあって、

相談者:
ええ

坂井眞:
それが・・何か、借主側の責任で壊れちゃったと。

相談者:
はあ、はあ、は、はい

坂井眞:
それがリース物件かなんかで請求が来たっていうんだと・・

相談者:
ええ

坂井眞:
さっき言ったその壁に穴開けた、だとか・・

相談者:
ええ

坂井眞:
あー、流しを割っちゃっただとか。そういうのとおんなじになるじゃないですか。

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
でも単純に「リース会社から請求が来ました。18万円」。

相談者:
はい

坂井眞:
「だから差し引くよ」と言われても、なんで、借主の責任になるのか分からないですよね?

相談者:
あー、そうですね、ええ、ええ

坂井眞:
うん・・でキッチンが汚いってのもどういう内容か分かんないだけれども、

相談者:
ええ、ええ

坂井眞:
掃除すれば綺麗になる程度だったら・・敷金返さない理由にはならない。

相談者:
はい、はい

坂井眞:
で、その辺のルールは・・

相談者:
ええ

坂井眞:
あの、どの県でも、おー、自治体に行けば・・

相談者:
ええ

坂井眞:
あの、相談窓口がありますから。

相談者:
はい

坂井眞:
「敷金、返してもらえないんだけど」って言えば、じゃ、「ここ」へ、「の窓口行ってください」っていうのは・・

相談者:
あ、はい、はい

坂井眞:
あの・・

相談者:
あ、それは市役所とかあ、そういった・・

坂井眞:
市役所でもいいと思います。

相談者:
あ、はい、ええ、で、あのお、ちょっと、聞けば、いいですかね?

坂井眞:
うん、「どういう窓口に行けばいいですか?」って電話して聞いてもいいじゃないですか?

相談者:
あ、ええ・・あ、はい、ええ

坂井眞:
し、市でも県でも。

相談者:
あ、ええ、ええ、ええ、ええ

坂井眞:
ま、あのお、お、県の窓口が側になければ、まず市に行ってみて、

相談者:
はい・・あ、ええ

坂井眞:
で、そしたらまた県のと教えてもらえるかもしれないので、

相談者:
あ・・はい、わ・・

坂井眞:
そこは、あの、各都道府県とか役所で違うと思うんですけれども、かつてからよくある紛争なので、

相談者:
あ、はい

坂井眞:
そこはかなりあの一般的ルールができてます。

相談者:
あ、はい、分かりました。ええ

坂井眞:
うん・・で、そこで、あの、どういう物だったら差し引かれてもしょうがないのか?っていうのを理解をして、

相談者:
あ、はい、ええ

坂井眞:
で、大家さんが今言っている理由は、どうなの?と。

相談者:
ええ・・はあ、はあ

坂井眞:
で、ましてねえ?、あの、話の元に戻りますけど・・

相談者:
ええ

坂井眞:
取り壊すわけだから。

相談者:
ええ(苦笑)

坂井眞:
取り壊す物について、

相談者:
ええ

坂井眞:
「壊れてたから差し引くよ」っていうのはおかしいじゃないですか?

相談者:
ええ、そうですね、ホントにそこお、なんですよね。ええ、ええ

坂井眞:
で、そこがやっぱり根っこのとこでおかしい話だと思うんですよ。

相談者:
ええ、ええ、ええ、ええ

坂井眞:
早い話がキッチンの、の、なんかどっか壊れてたとしたって、

相談者:
ええ

坂井眞:
もう壊すんだったら、直す必要ないじゃない?

相談者:
そういうことですよね、ええ

坂井眞:
で、直す必要はない、直さないんだったら敷金から引くべき、費用は、出ないってことですよね。

相談者:
はい、あー、そういうことですね。はい

坂井眞:
うん、それを直す費用が必要だから敷金から差し引きますよ、使いますよってことなんですよ。

相談者:
ええ、ええ、ええ

坂井眞:
だけど壊しちゃうんだったら、

相談者:
はい、はい、ええ

坂井眞:
ホントは出て来ないはずだと思うから。

相談者:
ええ

坂井眞:
そもそも・・あの、全額返って来てもいいケースのような気もしています。

相談者:
あ、はい、あー、分かりました、で、す・・

坂井眞:
うん、それも含めて・・

相談者:
ええ

坂井眞:
役所の、に行ってちょっとどういうルールか?、ん・・で、動いてるんですか?って、確認をしてみて・・

相談者:
あ・・そういうことですね。

坂井眞:
ください。

相談者:
ええ、分かりました。

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
よろしいですか?

相談者:
はい、ありがとうございます。

加藤諦三:
はい、どうも失礼します。

相談者:
はい、すいませえん。はい

 


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