（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
あなた小さい頃から、甘えの欲求が満たされてなかったっていうことないんですか？

相談者：
末っ子でしたから、

加藤諦三：
うん

相談者：
ワガママ放題、やって来たほうだと思うんですけれども、

加藤諦三：
うん
何人きょうだいの末っ子？

相談者：
２人です。

加藤諦三：
お姉さんですか？

相談者：
そうですね・・はい

加藤諦三：
実は今、自分がやりたい放題、やらしてくれたと言いましたけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
・・満たされない、ところから出て来るワガママだったんじゃないの？

相談者：
そうですね。そういう、たぶん感情は、子どものときもあったと思います。

加藤諦三：
実は、あな、たは、

相談者：
はい

加藤諦三：
劣等感が強かったんじゃない？

相談者：
そうですね、劣等感、ばっかりだと思います。

加藤諦三：
うん、あ、よく、そこ認めてくれましたね。

相談者：
はい、うん

加藤諦三：
大原先生がね？

相談者：
はい

加藤諦三：
感情が問題だ、って、おっしゃっていただきましたけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
その、問題の感情の核の部分にあるのは、

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたの劣等感です。

相談者：
あ、はい

加藤諦三：
それでその劣等感の原因は、

相談者：
はい

加藤諦三：
お姉さんとの関係から出て来てるんです。

相談者：
ああ・・

加藤諦三：
その結果・・

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたをすごい利己主義にしているの。

相談者：
うーん

加藤諦三：
で、あなたのこの利己主義の態度っていうのは、

相談者：
はい

加藤諦三：
完全に満たされていたのは、お父さんとお母さんが出る前の状態なんです。

相談者：
ああ

加藤諦三：
あなた得していて、

相談者：
はい

加藤諦三：
実は、得していることが非常にあなたにとって心地よくて、

相談者：
うん

加藤諦三：
いい場所だったんです。

相談者：
あー、はい

加藤諦三：
だけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
実は本当に周りの人たちが好きだったか？というと、

相談者：
はい

加藤諦三：
小学校から、

相談者：
うん

加藤諦三：
恐らく好きな人っていうのは、

相談者：
はい

加藤諦三：
そんなにいなかったんじゃないのかな？

相談者：
そうですねえ・・まさにその通りです。

加藤諦三：
・・今までね？、実はあなた・・毎日ストレスの・・生活だったんです。

相談者：
そうですねえ・・

加藤諦三：
ところが今・・恐らく、

相談者：
はい

加藤諦三：
このストレスが取れてるはずです。

相談者：
は・・ほんとになんか・・すごく、気持ちは、楽になってます。うん・・

加藤諦三：
これでうまくやってかれるんじゃないですかね？

相談者：
はい（鼻をすする）

加藤諦三：
あなた、４０歳で大きく、成長しました。

相談者：
（鼻をすする）はい、ありがと・・

加藤諦三：
トラブルがないと人間は成長しないんです。

相談者：
はい

加藤諦三：
トラブルは成長の機会です。

相談者：
あはい
ありがとうございました。

加藤諦三：
よろしいですか？

相談者：
はい

加藤諦三：
はい、どうも失礼します。

相談者：
はい、ありがとうございました。

加藤諦三：
自分の感情に注意をして、意識の上に乗せて、それを表現する。ACE性格といいます。