嫁VS小姑。認知症94歳の姑を巡るメンツを賭けたバトル

(回答者に交代)

大迫恵美子:
はい、こんにちは。

相談者:
こんにちは。

大迫恵美子:
ん、大変難しいですよねえ?

相談者:
ええー。
もうずっと悩んできたので(笑)、もう、「なんか良い、方法がないかなあ?」と思って、主人と、悩んでるので。

大迫恵美子:
あのね?
その義妹さん達は、要するにその、「お母さんが、『家(うち)へ帰りたい、家へ帰りたい』って言ってるから可哀想だ」
と、

相談者:
はい

大迫恵美子:
その話だけなんですかね?

相談者:
うーん

大迫恵美子:
あのね?
非常に、その、単純にね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
「お母さんが帰りたがってるんだから、」

相談者:
はい

大迫恵美子:
「帰しなさい」と、

相談者:
はい

大迫恵美子:
いうだけの話ならば、

相談者:
はい

大迫恵美子:
まあ、それは義妹さん達を説得して、ま、どうしてできないのかをね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
えー、言うっていうことは、あの、そんなに難しいことではないように思うんですよ?

相談者:
はい

大迫恵美子:
いくら、その、義妹さん達だってね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
え、もう、あなたの方が限界なんだっていう話を、繰り返し言えばね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
そんなに「限界で嫌だ」って言ってる人のところに、いくらその、お母さん「帰りたい」って言ってるからといって、

相談者:
はい

大迫恵美子:
連れて帰ってきても、良い結果にならないかもしれないっていうことは、ま、普通に考えれば分かるはずなのでね?

相談者:
ええ

大迫恵美子:
その、あなたの方が、受け入れる、姿勢とか、受け入れる、体勢にないっていうことが、もう分かっているならば、

相談者:
はい・・

大迫恵美子:
そんな無理なく、あの、話をしないように思うんですけど。

相談者:
あのお、認知症の程度っていうのが、向こうは、分からないから軽く?見てるってことは確かなので。
だから「自分家に連れてくれば良くなる」っていう考えが2人共あるんですよね。
「自分の親だから絶対に良くなる」って。
「もしなんかあっても、最期まで、看る」っていうことは、言ってはくれてるんですけども、今までの経緯から、もう無理なことは多かったので、それは、そのことは私も主人も、信じられ、ないんですよ。

大迫恵美子:
あのお、その辺りもちょっと、曖昧なんですけど、

相談者:
はい

大迫恵美子:
その、例えば、義妹さん達、も、一番その、

相談者:
はい

大迫恵美子:
えー、戻すことに対して、急先鋒っていうかね?(笑)

相談者:
はい

大迫恵美子:
強く言ってるのはどなたなんですか?

相談者:
2人で、長女と、三女は、組んでます。

大迫恵美子:
うん

相談者:
どっちかいうと。

大迫恵美子:
その2人が、ま、「施設から出したい」っていう風に考えてるだけなんですね?

相談者:
そうです、そうです、そうです、はい。

大迫恵美子:
じゃ、「自分達が引き取りたい」と言っている、ね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
ま、長女の方あ、に、焦点を当てた時に、

相談者:
はい

大迫恵美子:
そのお、お義母さんは「長女の家(うち)には行きたくない」と、言ってることは、長女の方、認識してるんでしょ?

相談者:
知ってます。

大迫恵美子:
うん

相談者:
そうですね、うん。

大迫恵美子:
それで、お義母さんが、

相談者:
うん

大迫恵美子:
あ、「行きたくなくない」と言っている、ということになるとね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
結局お義母さんと長女の、間の話になってしまうわけでしょ?

相談者:
はい

大迫恵美子:
それをね?
そこはそれとして、置いたら良いんじゃないんですか?

相談者:
ああ、今までもね、そういうの、で、もう、み、例えば1週間、あの、みえ、「看るよ」って言って、連れてくともう、本人が、3日、2日経つと、家(うち)に帰りたくなるので、途中で迎えに、行くっていうことが、多かったんですよ。

大迫恵美子:
うん

相談者:
要するに本人が気を遣ってくると疲れてくるので、「もう家(うち)へ帰りたい」っていうのが、多いので、今回も、まあ、ほんに、あのお、長女がね、引き取って、三女の方が、デイサービスへ、通所、して、あ、あの、2人で協力して看ればっていう話が来てるんですけども。
あのお、主人が、その、長女の家(うち)へ、そんなずうっと泊まるということは、今までの経緯からして絶対、途中で「帰りたい」って言う、日が来ると思うし、何で家(うち)へ帰れないの?っていうことになった時に、また揉める、と思うんですよね。

大迫恵美子:
あのお、ですからね?
伺ってると、例えばその、話し合って分かり合うとかね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
そういう、レベルの話ではなくなってるように思うんですよ?

相談者:
あ、そうなんですね。

大迫恵美子:
うん

相談者:
もう4回も、はや、話し合ってきて・・

大迫恵美子:
あの、4回も話し合うってね?

相談者:
あはい

大迫恵美子:
そのお、要するに、「会議」とかっておっしゃってるので、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの、非常に何て言うのかな?
あの、切り口上(*)の話でね?(笑)

(*)切り口上:
きりこうじょう。改まった、堅苦しい、形式ばった

 

相談者:
はい

大迫恵美子:
えー、もう、そこで、話がつかないと、おー、も、決裂してしまうような、場を設定しちゃってるので、

相談者:
はい

大迫恵美子:
あの、曖昧に終わらすことがもう出来なくなってると思うんですよ。

相談者:
ええ

大迫恵美子:
だから、それはね、今、あの、親戚同士なんだから話し合ったら?とかね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
そこは、あの、相手の気持ちを受け入れたら?みたいな、あのお、お話では、とても解決できるような、段階じゃなないように思うんです。

相談者:
あはい

大迫恵美子:
そうすると、みなさんね?
かなり切羽詰まった、状況の中で交渉し合ってる、割にはね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
最後のとこ、ちょっと曖昧にして、うやむやにしてるような、

相談者:
うん

大迫恵美子:
感じがして。

相談者:
はい

大迫恵美子:
なんかそんなにね?
あのお、話が進んでしまってるならば、多分、あなたとあなたのご主人の取るべき態度と、いうのは1つしかなくてね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
「自分達は、もう無理だから、」

相談者:
はい

大迫恵美子:
「施設に入れたんですよ」と。

相談者:
はい

大迫恵美子:
「もう自分達は引き取れない」と。

相談者:
はい

大迫恵美子:
「これはもう大前提ですよ」と、

相談者:
はい

大迫恵美子:
いうところからスタートするしかないですよね?

相談者:
それも言ったんですけども、「それでもね、経験、してみたい」とかっていう・・

大迫恵美子:
いやいや、だからね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
その、「手を引く」という意味は、

相談者:
はい、もう一切・・

大迫恵美子:
え、「長女の人がね?」

相談者:
はい

大迫恵美子:
「引き取るならばどうぞ」と、

相談者:
はい

大迫恵美子:
言うことしか、ないんじゃないですか?

相談者:
はい、あ、ああ、最後にはね?

大迫恵美子:
ええ

相談者:
ああ

大迫恵美子:
で、お祖母ちゃんが土日、まあ、3日もいてね?「やっぱり家(うち)に帰りたい」って。

相談者:
うん

大迫恵美子:
「それはでも、家(うち)は引き取れませんよ」と。

相談者:
はい

大迫恵美子:
そこをはっきりね?

相談者:
ええ

大迫恵美子:
決めてしまえば、

相談者:
ええ

大迫恵美子:
そのお、今の段階でね?
「いや、どうせ長女は失敗する」、とかね?

相談者:
うん、うん、はいはいはい

大迫恵美子:
「どうせお祖母ちゃんは帰りたがる」とかね?

相談者:
はい、はい

大迫恵美子:
「だから嫌だ」とかって、何にも言う必要ないじゃないですか?

相談者:
ああー。
私はまあ、そのね、一緒に暮らしてきたので、

大迫恵美子:
ええ

相談者:
お義母さんの性格分かってるので、「ああ、可哀想かな、この年齢になって、もう10歳若けりゃね、きっとそういう、あれも、まあ、ん、経験も有りか」と思うんですけども。
ちょっと変化があるだけで認知症の、症状が凄い、混乱が出ているの、で、「こうやってえ、またここで混乱させたらあ」、とかって思うと、「本人のためには良くないのにな」っていうのが、うん、んー、先に私が頭に、よぎっちゃうので、それが悪いんですかね?やっぱり。

大迫恵美子:
あのね、そこでね、要するに、曖昧な口出しをしてるっていうことですよ。

相談者:
うーん、あ、そういうことですね。

大迫恵美子:
要するに、「失敗するわよ、失敗するわよ」って横から言ってるだけでしょ?

相談者:
はいはい、はいはいはい

大迫恵美子:
で、そういうことを言われるとね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
向こうの方も、まあ、意地もあったり、いろいろ感情的なこともあって、

相談者:
うんうんうん

大迫恵美子:
い、しなくても良いことしたり、ゆ、言わなくてもいいこと言っちゃったりっていう、風になるだろうと思うんですけど。

相談者:
はいはい、はいはい

大迫恵美子:
でも、そう、やってね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
「何よ。ちゃんとやるわよ」って言いながらも、

相談者:
うん

大迫恵美子:
お兄ちゃんが口を出している、限りはね?

相談者:
はい

大迫恵美子:
「いざとなれば、お兄ちゃんのところが引き取ってくれるかもしれない」と思っちゃうんですよ。

相談者:
ああ、そうですね。

大迫恵美子:
そうするとね?
「『ほうら見ろ、お前失敗しただろ、しょうがない、家(うち)に引き取るよ』っていうことが、あるんじゃないかな?」って思うので、

相談者:
うん

大迫恵美子:
だから、あえてやっちゃうってことはあると思いますよ?

相談者:
うーん、それ・・

大迫恵美子:
もう、自分が失敗したらね?

相談者:
うん

大迫恵美子:
もう今更老人ホームに入れ直す事もできないし、

相談者:
できないし、はい。

大迫恵美子:
で、お兄ちゃんは引き取らないとなったら、

相談者:
はい

大迫恵美子:
「嫌だ」とか「帰りたい」とか、言って、る、お母さんをずうっと自分のところで引き留めておかなきゃいけないと。

相談者:
宥めなきゃ、そうなんですよ。
そう・・

大迫恵美子:
それをほんとにできるのか?ってことを真剣に考えると思うんですよ。

相談者:
やっぱりそうですね。
うーん・・

大迫恵美子:
だから、その、自分はね、もう手を引くということならば、

相談者:
うん

大迫恵美子:
余計な口出しも、やめた方が良いですよ。

相談者:
ああ、そうですね。
分かりました。

(再びパーソナリティ)


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