嫁VS小姑。認知症94歳の姑を巡るメンツを賭けたバトル
(再びパーソナリティ)
柴田理恵:
あたしもほんとに先生のおっしゃる通りだと思います。
相談者:
そうですね。
柴田理恵:
うん
相談者:
はい
柴田理恵:
そこはあの、きちんと、あの、冷静になって、
相談者:
はい
柴田理恵:
「家はちゃんとできないよ?」っていう、そのことがね、
相談者:
はい
柴田理恵:
もしかしたら、あなた世間体のこと考えてるのかな?とも、ちょっと思うんですね?
相談者:
ああー
柴田理恵:
つまり、義妹さん達に全部任してしまうと、
相談者:
うん
柴田理恵:
長男である、あのお、あなたのご主人、
相談者:
はい
柴田理恵:
それからもしくはあなたが、「『あの嫁が追い出した』みたいな悪いこと言われるんじゃないか?」っていう風に思って、
相談者:
うーん
柴田理恵:
そういう風に心配なさってるのかもしれないんだけど。
相談者:
ああ、はい
柴田理恵:
でもね?
ほんとにこの世の中っていうのは、あの、このおー、高齢のお年寄りの問題っていうのは、みなさん抱えてて、
相談者:
はい・・
柴田理恵:
みなさん、その、いかに大変かっていうことは分かってらっしゃると思うので、世間体気にしない方が良いですよ?
相談者:
はい、分かり、うん、分かりました。
柴田理恵:
はい、はい
相談者:
はい、ありがとうございました。
柴田理恵:
いいですか?
はあーい、失礼しまーす。
相談者:
はい、お忙しいところすいません。
柴田理恵:
はい
相談者:
失礼しまーす。
柴田理恵:
はい
(内容ここまで)
認知で、足がおぼつかない。
この2つの条件が揃うと、どうしても施設が選択肢として挙がってくる。
なぜって、24時間の監視が必要になるから。
施設では、昼間はスタッフの目の届く場所が定位置。
夜はベッドの周りにセンサーマットが敷かれ、一人でベッドから出ようものならステーションのアラームが鳴る。
自宅で同じことが出来る?、義妹タッグ。
365日いー♪(AKB48)
とはいっても、義妹タッグの真意がどこにあるのかがイマイチ。
親孝行したいんだったら、それこそ毎日でも面会に行けばいい。
何かしたいんだったら、例えば着替えは自分たちで回収して、洗濯して届けるようにすれば、経済的にもすごく助かるハズだし。(*)
(*)経済的にも助かる:
施設料金は多くがオプションになっていて、着替えの洗濯もその一つ。
その浮いた分を、別のオプションに廻すことで、お婆ちゃんの暮らしをランクアップすることだって可能だ。
会議とやらをするんなら、オールオアナッシングじゃなくって、こういう建設的なアイデアを出し合わないといけないのに、60女どうしのアラ探し合戦。
「義妹たちは介護の苦労が分かってない」って言ったってねえ・・
だって、預かった経験もあるわけでしょ。
それも泊まりの。
じゃ、少なくとも介護のイメージはそんなにピントを外してないと思うよ。
なのに、
「なんかあっても最期まで看る」
義妹タッグがここまであんたに言う、言わせる何かがあるんじゃ・・
あのね、こういう相談で、カネの話がまったく出てこないことがすごく不自然なの。
施設のグレードは?
お婆ちゃんの年金と保険でカバー出来てるのか?、足が出てるのか?
これまでの年金の管理は?
お婆ちゃんの財産はいくらあって、オープンになっているのか?
実家の名義は?
実際はここら辺で誤解やら、不透明感やら、感情のいき違いがあるんじゃないの?
今日の相談みたく、あんたがテーブルに載せようとすらしないからだ。