請われる再雇用。当たり前の日常に30年積み上げた大きさに気づかず転職に揺れる

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
はい、よろしくお願いしまあす。

大原敬子:
はい、あのね?

相談者:
はい

大原敬子:
わたくしはね?もし間違えたとしてもね?

相談者:
はい

大原敬子:
こんな見方を人はするんだっていう、角度で、

相談者:
はい

大原敬子:
聞いていただきたいんです。

相談者:
はい

大原敬子:
でいつもわたし無意識に喋った言葉。

相談者:
はい

大原敬子:
そこに本音があると思ってるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
あなた最初にですね?

相談者:
はい

大原敬子:
「もうじき60歳」とおっしゃったんです。

相談者:
はい

大原敬子:
もうじきっていうことは、

相談者:
はい

大原敬子:
怒りの言葉なんですよね。

相談者:
はい、うーん

大原敬子:
今回のこの相談は、

相談者:
はい

大原敬子:
感情で動いてる行動だってわたしは思ってるんです。

相談者:
は、あー

大原敬子:
つまりね?、30年間ずうっとベテランで動いて来た。

相談者:
はい

大原敬子:
働いて来た。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが、カチンって辞めようかと思ってる言葉は、

相談者:
はい。&#△

大原敬子:
「給料の」、

相談者:
はい

大原敬子:
「は、このまま」と言ったその言葉に・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたはすごく、反応したような気がすんですね。

相談者:
はあ

大原敬子:
なぜそういうことを言えたかと、いうと、

相談者:
は、はい

大原敬子:
あなたが非常に・・自分はやって来たっていう・・自己ってものをすごく持ってるかん、いらっしゃる方なんです。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
その、裏付けとして・・

相談者:
はい

大原敬子:
お子さんの年齢はおっしゃったんですけども、先生が訊いたときにね?

相談者:
はい

大原敬子:
「男の子も女の子も孫も何でも関係ないんです」

相談者:
はい

大原敬子:
「それはもういいの」と。

相談者:
はい(苦笑)

大原敬子:
「今はわたしだ!」っていう、そこにあなたの勢いがあるんです。

相談者:
はい(苦笑)

大原敬子:
だから先生も、

相談者:
はい

大原敬子:
本来なら・・ちゃんと、35歳で、

相談者:
はい

大原敬子:
「これはご長男ですか?」とか、訊くんですけども、

相談者:
はい

大原敬子:
訊かない。

相談者:
ああ

大原敬子:
あまりにも「はい。早くして」って感じの性格ですから、あなたが。

相談者:
はい

大原敬子:
その、吐き捨ての性格が・・30年間働いんたんです。

相談者:
はい

大原敬子:
「もうじき60、歳になるのよ」って、つまり「わたしは、この会社で30年間」・・

相談者:
はい

大原敬子:
「骨を埋めたのよ」って。

相談者:
はい

大原敬子:
「なのに、給料このままで?」

相談者:
はい

大原敬子:
「やってくれ?」っていう、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの感情があったように気がするんです。

相談者:
はあ、はい

大原敬子:
それが・・発端で、今日のご相談で、いろんな理由はつけてますけれども、

相談者:
はあ、はい

大原敬子:
わたしは、感情と思っていますけども、これ間違えてますか?

相談者:
あると思います。

大原敬子:
そうですか?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
そうすっとね?・・60歳で、

相談者:
はい

大原敬子:
感情的で、ある選択をしたときには、すべてが、思い通りに行かないんですよね。

相談者:
あーあー

大原敬子:
つまり、劣等感を持ってます。もう年が、あるっていうこと。

相談者:
はい

大原敬子:
逆に言えば、60歳で、ここまで働いたのに、

相談者:
はい

大原敬子:
こういう扱い方をするかって怒りもあるんですね。

相談者:
あー、はい、はい

大原敬子:
だから、感情的な・・

相談者:
うん

大原敬子:
自分の、仕事の選択は、

相談者:
はい

大原敬子:
物凄く怖い。昔から言うんですね。

相談者:
うん

大原敬子:
60代の分岐点は、

相談者:
はい

大原敬子:
天国か地獄かっていうんですね。

相談者:
うん、うん

大原敬子:
わたしはこの言葉忘れられないんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
ええ!?
昔はね?

相談者:
はい

大原敬子:
あ、60っていうと、も、そろそろ、年かなと思うけれども、そうじゃなくって、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの今後の人生を・・その感情で作りますよってことを、今、わたしはこの年代で分かって来たんですね。

相談者:
ふうん・・

大原敬子:
それを・・頭に入れといてほしんです。

相談者:
はあい

大原敬子:
そうしますとあなたの今日の相談は、

相談者:
はい

大原敬子:
この会社・・

相談者:
はい

大原敬子:
いたいけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたがさっき、「いや、すべてわたし1人です」って不満を言ってますけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
不満だったら30年間いないんですね。

相談者:
うーん

大原敬子:
いいとこもあったんです。

相談者:
はあい

大原敬子:
ただ1つ・・あなたはね?
「30年間も働いてくれまして」・・

相談者:
はい

大原敬子:
少し、「ほんの少しですけど」ね?

相談者:
はい

大原敬子:
あの、「昇給しますから」ったら、あなたは納得しちゃったはずなんです。

相談者:
はい、かもしれない、そうですね。

大原敬子:
「あたしの評価はそれ?」

相談者:
は、はい

大原敬子:
「分かったわ」

相談者:
はあい

大原敬子:
「じゃ、出ようかしら?」
「今だったら、鍵もわたしが開けるでしょ?」

相談者:
はい

大原敬子:
「全部わたしじゃない?」
「今、わたしが『辞める』と言ったら、」

相談者:
はい

大原敬子:
「相手はどう思うだろうか」という、感情の意地悪です。

相談者:
あーあはい

大原敬子:
向こう、愛情込めて・・「まだ、60歳、お若いですから」ね。

相談者:
はい

大原敬子:
「働いてください」って言ってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
自分の器と位置?、すごくわたしは30年間、責任が・・

相談者:
はい

大原敬子:
信用が、

相談者:
はい

大原敬子:
「60歳でも」って言われたんだなと思う人と・・

相談者:
はい、はい

大原敬子:
「え?、30年間働いて、」

相談者:
はい

大原敬子:
「給料もこのまんま?、じゃ辞めてやるわ」

相談者:
ふん

大原敬子:
ていう人と、あなた人生の道はどうなりますか?

相談者:
はあ、そうですねえー・・だいぶ変わって来ます。

大原敬子:
すごいでしょ?

相談者:
はい

大原敬子:
そうすっとね?、あ、30年間、わたしがいて、役に立ってほしいと思ったんだ。

相談者:
はい

大原敬子:
良かったって。
もし普通だったら・・鍵も、いろんな人が来ててね?

相談者:
はい

大原敬子:
すべては一切わたしは任されてなかった場合に・・

相談者:
はい

大原敬子:
わたしはもっと早く辞めたかもしれない。
分かりせんよね?

相談者:
はい、はい

大原敬子:
そうなると、今あなたは、ここまで来たんですね?

相談者:
はい

大原敬子:
そうすっと、わたしは、この30年間、何を得たか。
年齢は関係なくして、責任と信用という・・

相談者:
はい

大原敬子:
人間として最も大事な本質な部分ですね?

相談者:
はい

大原敬子:
を、あなたは、ここで培ったんですよ。

相談者:
はあい

大原敬子:
それを感情のあまりに、「はい、辞めます」と思ったときに、全部崩れちゃう。

相談者:
ふうーん

大原敬子:
それを、選ぶのはあなたです。

相談者:
はい

大原敬子:
分かりますか?

相談者:
分かりました。

大原敬子:
あのね?

相談者:
うん

大原敬子:
わたし、いつも祖母の話をするんですけども。祖母がね?

相談者:
はい

大原敬子:
一瞬見て・・

相談者:
はい

大原敬子:
気持ちがいいとか・・

相談者:
はい

大原敬子:
こうしてやってあげたわって、そうら見てご覧、きっとあの人は悲しい目に違いないってね?

相談者:
うん・・はい、はい

大原敬子:
自分の心に向き合わないで、

相談者:
はい

大原敬子:
他人の感情を・・

相談者:
はい

大原敬子:
こうしたらこう思うだろっていう感情になったときに・・

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの存在は、すべて無くなるんだって言われたんです。

相談者:
ふうん、はい

大原敬子:
わたしはあなたがご立派だなと思ったのは・・

相談者:
はい

大原敬子:
この30年間・・

相談者:
はい

大原敬子:
たぶん仕事も真面目だったと思うんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
オーナーも、責任者も、鍵を渡してるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
それは、あなたはなんともないと思うかもしれないけども。

相談者:
はい

大原敬子:
今のご時世、あり得ないんですね?

相談者:
うーん

大原敬子:
それをあなたは、何でもないっていう、日々の生活やってるんですね。

相談者:
はあ

大原敬子:
その日々、なんでもなかったことが・・すごく大きなことのご褒美が・・

相談者:
はい

大原敬子:
働いてほしいってことなんですよ。

相談者:
あーあ、は、そうですね。分かりました。

大原敬子:
だから、

相談者:
はい

大原敬子:
「もうじき60歳になって」、この言葉はですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
「会社もね?わたしの価値を認めない」っていう、反抗ではないかということを、わたしは言葉の始めに感じたんです。

相談者:
あー、はい

大原敬子:
いかがでしょうか?

相談者:
そうですね、はい、ありましたね(含み笑い)、はい

大原敬子:
あなたは今、人生階段上がってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
一歩一歩。

相談者:
はい

大原敬子:
さっきあなたが感情でやった場合には、

相談者:
はい

大原敬子:
あるところで、道が3つも4つもあるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
すると・・今まで歩いて来た道はね?

相談者:
はい

大原敬子:
どうしようもないわ。

相談者:
はい

大原敬子:
で、今日の相談は、さっきまではですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
でも、え?右の道?左の道?中央?

相談者:

大原敬子:
なんだか分からないで来たんです、今。

相談者:
あー、そうで、はい

大原敬子:
でも、わたしは、あなたの今、話を聞いたときに・・一歩一歩階段上がってるんです。

相談者:
はい

大原敬子:
階段は着実ですよね?

相談者:
はい、そうです。はい

大原敬子:
あなたがあ、あの歩いてる、以上は・・階段は、から落ちないんですよ。

相談者:
はい

大原敬子:
自惚れると落ちますけどね。

相談者:
はい

大原敬子:
あなたが・・今日お考えになるのは・・どっちですか?

相談者:
まっすぐ行きます。

大原敬子:
階段上がって行きますか?

相談者:
はい

大原敬子:
良かった!

相談者:
ありがとうございます。

大原敬子:
よくここまで築き(気づき?)ましたね?

相談者:
はい

大原敬子:
ちょっと、このご専門、加藤先生ですから伺いますね。

相談者:
はい、はい

大原敬子:
先生お願いします。

相談者:
はい

(再びパーソナリティ)


「請われる再雇用。当たり前の日常に30年積み上げた大きさに気づかず転職に揺れる」への8件のフィードバック

  1. サラリーマンの世界では60才位に役職定年を迎えるところがあります。仕事、給料が多少減ります。
    そんな年代なのに、相談者は今まさにエンジン全開で何処かへ飛び出していく勢いでした。回答者の先生はそこをやんわり指摘されたのかなと思いました。

  2. どっちにしろ遅いリスタートならば、とりあえずあと2〜3年現役ままの給料が頂ける今の会社に留まってもいいのでは?
    もちろん、お金の心配なんかないのよってのならば新しい仕事探しもいいでしょう。職場の人間関係に悩んでる人からすると、たった一人の環境って羨ましいでしょうね。

  3. 多くの企業で採用されている60歳到達後の定年嘱託再雇用制度では、給与水準が30%~40%減になったり、または給与規則で60歳到達前に既に57、58歳時点で下げられたりする中で、同一水準でのオファーを受けている相談者は、相当恵まれていると思われる。
    ましてや慣れた仕事であること、煩わしい人間関係を考慮しなくてよい単独で行う仕事であること、ある程度責任を任されていることなどを考えると、心の問題は別にして、こと条件面に限っては、転職という選択肢はまずあり得ないと思う。

  4. え⁇どんな会社?
    鍵を使って開けて、その後何人か従業員くるけどすぐに現場?に行く。
    その間1人で事務処理して、一度従業員帰社すぐにみんな退社、そして最後に鍵をかけて帰る。そういう社会生活30年、うーむ⁉︎
    それとも、誰もいない一室でただひたすら作業?
    相談者の選択より、仕事内容の方が気になるのですが。

  5. 仕事内容、私も気になった。銀行の役所内出張所?工事会社の事務員?
    なんにせよ、氷河期世代で職場転々とした自分には30年近くも勤められるのが羨ましい。

  6. 働きやすかった職場が人間関係が悪化し、派遣だったのですぐ辞めれましたが、その後1人で任される仕事に着いたら、今までのストレスは何だったの?というくらい楽で。1人の職場万歳ですよ!もちろんそんな仕事滅多にないのですが。わたしだったら辞めないで、休みに人と接する趣味とか探すかな!

  7. 私がいた職場も、まさにそんな感じでしたよ。
    建設関係の下請けの会社です。事務員は私独りだけ。
    朝打ち合わせが済むと社長以下数人の社員が、現場に出かけるので
    朝から夕方まで独りで、役所への書類作成やら経理やら一人でこなしていました。今は携帯で、連絡を取り合うので会社へは滅多に電話もかかってきません。夕方、現場の人が帰社しない時には、鍵をかけて
    帰りました。
    20年あまりでしたが、今年、もうそろそろいいかなぁ?と思って、
    辞めたい旨伝えたら、社長からは続けて勤めてほしいと言われましたが、思い切って1月末で退職しました。
    後悔はしていませんが、辞めた途端に、このコロナ禍で外出も自粛。
    とほほ。

  8.  私も同じような職場に一人だけの会社に勤めていました。鍵も同じく任されて。ありがたいといえばありがたいですが、なくしたら?と思うと辛かったです。突発的な事故も一人で対応しなきゃいけないし、泥棒が来たら怖いな……って怯えてました。60過ぎても同じように働けるかというとちょっと考えちゃうかも。

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