テレフォン人生相談 2021年7月1日 木曜日
揉めたときは言うまでもなく、そうじゃないときでも裁判所を通しておくと(公証役場でもいい)、履行されない場合に直ちに差し押さえ手続きに進めるというのがある。
不動産を始めとする現物の差し押さえは換金までに面倒が多くて嫌になるけど、給与の差し押さえは書面の送達だけで完結。
てか、誰しも所属先に不払いを知られたくはない。
相手が公務員やエスタブリッシュメントな企業に勤めていると、匂わせるだけでヤミ金の取り立て並みの効力がある。
離婚当時、妹なんかほとんど乳飲み子。
2人の総額たるや優に1千万円を超えたハズなんだけどねえ。
フム。
葬式には呼ばれまい。
事後連絡は代理人からの書留郵便。
内容は、配偶者または子が全てを相続する遺産分割協議書への署名依頼。
応じるか、法定相続分を主張するかはアンタの自由。
であれば、まだいい方で、この父親なら遺言を残すかもしれん。
言うまでもなく全てを妻とその子に譲る内容。
この場合は連絡すらないかも。
もっともこの場合、アンタと妹の取り分は本来の半分の12分の一に減ってしまうものの、それは遺留分といって遺言書よりも強い権利。
請求の期限は亡くなったことを知ってから一年、または亡くなってから10年だから覚えておくといい。
もっとも、遺産を名目上ゼロに見せることだってできなくはない。
今アンタが目立つことはその動機になるだけ。
相談者: 女53歳 夫53歳 娘26歳 両親は4歳のときに離婚 4年前に母は他界 父は 80歳ぐらい 妹がいる