言語・非言語の乖離が大きい夫に妻がとった非言語コミュニケーションのXデー

テレフォン人生相談 2021年7月10日 土曜日

Xデー: 重大事件が起こる日、作戦決行日。英語にはなく日本だけの俗語。

 

言語とは言葉そのもの、非言語とは言葉以外のもの全て。

例えば、お礼を伝えるとき。

「ありがとう」が言語で、
表情、声質、媒体(対面、メモ、電話、手紙、電子メール)やタイミング(すぐ、時間置いて)や場所が非言語。

言葉が同じでも、非言語によって相手の受けとめ方は全く違ってくるし、私たちは日常的に非言語を駆使していることが分かる。

非言語には感情が宿る。

ビジネスなんかだと、もっと意識して、もっと積極的にノンバーバル(非言語)コミュニケーションをとりましょうなんて言われる。

手書きのメモを添える、とか、
雨に日に営業に行く、とか。

最近はこの非言語コミュニケーションの割合が昔よりも減ってきていて、それはこれからも加速していくだろうということ。

言うまでもなく、ITの浸透。
コロナによって一段と進んだ。
テレワークは非言語の余地を減らす。

陰キャやコミュ障にはいい時代が来たと言えるのか?
逆にノンバーバルを使いこなせるコミュ力がより大切になるのか?

話しが逸れた。

今日の相談で、妻が夫に伝えたかったメッセージは「離婚したい」ということだが、非言語コミュニケーションに使ったのが、代理人を立てた行為。

これで決意が伝わった。

 

つまり非言語は、言語では伝えにくい「思い」を伝える機能なのだけど、もしも非言語と言語が食い違っていたりすれば相手に与える印象は、分かりずらい人、油断ならない人、心がない人など、ネガティブなものばかり。

これを指摘された相談者。

でも相談者の「し方がない」って言葉にすべて集約されてると思うんだけどね。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 男54歳 一人暮らし 妻49歳 別居中 息子大学4年生

今日の一言: 言語的メッセージと非言語的メッセージが違ったときは、真実は非言語的メッセージにあります。

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